◆【山行日時】 2007年2月11〜12日
くもり(山頂部は終始ガス)
のち晴れ
◆【山行概要と画像】
小屋泊で夕陽、朝陽の撮影をもくろんで登山口を歩き出したのは昼過ぎだった。(12時20分)
かろうじて二合目まではつぼ足で歩いたが、これからは傾斜が増すのでアイゼン装着する。
雪は締まりサクサク歩けるものの高度を上げても展望が利かないのが残念だ。
四合目、六合目で休むと以降は次第に急傾斜を歩くようになる。
八合目からはほぼホワイトアウト。コンパスを120度に合わせるがトレースや目印の竿があるので凝視しなくても歩ける状態だ。氷ノ山のそれに比べればなんてことはない。
木道沿いに歩けば、やがて難なく避難小屋に着く。(15時)
先着は八合尾根を登攀した福岡の4人パーティーと呉からの単独のカメラマンの方の5人。のちに大休峠方面から縦走してきた3人パーティーが到着、今夜の宿泊者は計9人だった。
いずれもこの時期ならではの目的を持った人ばかりのように見えた。


翌朝になってもガスは晴れなかった。
日の出直後より山頂に出向きシャッターチャンスを待つも、一瞬、槍尾根や烏ヶ山、二ノ沢を見ただけにとどまり剣ヶ峰を見ることはできなかった。
10時半頃まで粘ったがここからのショットはあきらめ、下山することにした。


上がってくる人から「八合目までは晴れていましたよ。」と聞いたとおり、下るほどにガスが切れてきた。
同行していた呉、市場さんとともに別山沢源頭で長らく粘ると、別山や三鈷峰、剣ヶ峰がようやく姿を現せ、反対面には眼下に大山放牧場も時折、見ることができた。



北壁の雄姿を見ながらグングン下ると、いつしか六合目。元谷への分岐を見た五合目からはブナの樹氷を見ながらの下り。

正面、ブナ越しに豪円山や眼下に大山寺集落を見ながら下るようになるとやがて下山する。
いつもの食堂で『大山おこわ定食』を食したあと、博労座よりシャトルバスに乗り込み槙原駐車場へ。

見上げれば雄大な大山が見渡せた。天候に恵まれなかったが、小屋では快適に過ごせたいい山行だった。
ペンション村の
雄峰ペンションでしばらく談笑したあと家路に着いた。

荒天下に限らず好天であっても雪山では充分な知識、装備をもって臨まなければなりません
なかでも地形図、コンパスはどのような状況においても最重要な必須アイテムです
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