蛇渕の滝と那岐山〜滝山

滝山との稜線上より見る那岐山(中央)
◆【山行日時】 2008年10月4日  晴れ時々くもり




◆【概要と画像】

10月になりようやく残暑も少し落ち着いた感なので、涼やかな風に吹かれながら眼前に横たわる那岐山をの〜んびり見ようと車を走らせた。

蛇渕の滝入り口近くの第三駐車場は満車。少し下方の道端の空き地に駐車する。

車の台数に反し人影はなく、皆、早々に山に向かったようだ。

時間も時間だったが、どういう訳か足が蛇渕の滝に向いた。
蛇渕の滝は車道からでも短い階段を下ればすぐそこなのだが、これまでに一度しか足を向けたことがなかった。

過去に見た記憶はほとんどなく
「こんなに立派な滝だったかな〜?」

水量も豊富で、それなりに見応えがあった。(画像を見る

那岐山へはCコース経由で歩く。
しばらく植林の荒地を歩くと林道を横切り、山腹を歩くようになる。
(途中にある水場の水量は思いのほか少ない)

笹原を縫って歩くようになると間もなく標高1,000メートルに位置する大神岩。
この岩の上に立てば南に広がる日本原高原を一望することができるが、今日はあまり見通しが良くなく、素晴らしい景観とはいえなかった。

ここからは尾根筋の広葉樹帯を進む。林を抜けると一気に展望が開け、笹原の中を歩くようになると稜線は間もなく。
左手には滝山への稜線が、また右手には山頂が見える。

稜線に出ると山頂方面へは向かわず西の滝山方面へ歩を進め、滝山手前のビュー・ポイントまで歩き、目論みどおりここで昼食とする。

ほのかに色付きはじめた木々や稜線部の緑濃い笹原とその中を縫うように延びる登山路。
奥に横たわる那岐山を見ながらのんびり昼食をとる。

日差しはきついものの吹き渡る風は心地よい。歩いている最中は真夏のような暑さに汗が吹き出るが、さすがは10月。
歩を休めたり木陰に入ると涼やかな風を感じることができる。

滝山では地元、駐屯地勤務の方としばらく話し、この方とその後も行動をともにした。

那岐山に戻ると、毎度のことながらとても静かな那岐山がある。

というのもこの山は今や人気の山なのだが、総じて那岐山山頂を訪れるだけで下山する人がほとんどで、縦走した後に山頂を訪れると時間的にどうしても14〜15時頃になってしまい、お陰でこれらの人たちは下山済みということになり、静かな山頂にありつける。

事実、今日も山頂には一人の人が居ただけだった。

下山もCコースで。

下山するとすでに駐車車両は皆無で、我が愛車だけがポツンと一台だけ取り残された感じで駐車してあった。

約束どおり同行だった自衛隊の方をR53、滝山登山口のローソンまで送り届けたあと家路に着いた。

久しぶりの那岐山は人気の山にもかかわらず、とても静かな山歩きだった。

蛇渕の滝 蛇渕の滝
蛇渕の滝 蛇渕の滝
登山路より山頂方面を見上げる 大神岩からの眺望
登山路より山頂方面を見上げる 大神岩からの眺望
8合目付近の登山路 リンドウが可憐に咲いていた
8合目付近は樹林帯の登山路 稜線手前にリンドウが可憐に咲いていた
稜線直下より旧三角点を見上げる 那岐の家付近より見る滝山方面
稜線直下より旧三角点を見上げる 那岐の家付近より見る滝山方面
那岐山山頂(左)と那岐の家 次第に滝山が近くになり大きくなる
那岐山山頂(左)と那岐の家 次第に滝山が近くになり大きくなる
緑濃いササ原の向こうに那岐山 ビューポイントにて
緑濃いササ原の向こうに那岐山 ビューポイントにて(本日稜線上で出会った唯一の二人)
滝山をあとにする前出の二人 ナナカマドと那岐山
滝山をあとにする前出の二人 ナナカマドと那岐山
那岐山山頂 登山口
那岐山山頂 今となれば登山口からでも山頂方面を望めるようになってしまった


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