三室山より雄大な山容の氷ノ山を見る

三室山より見る扇ノ山、陣鉢山、青が丸、仏ノ尾と氷ノ山 東尾根の奥に三川山のスカイライン
◆【山行日時】 2007年6月16日  快晴
◆【コース・タイム】 
林道途中・駐車地点=10分=林道終点付近・登山口=55分=三室山山頂

=45分=登山口=10分=駐車地点
patagonia


◆【概要と画像】

新緑の三室山から氷ノ山を見ようと車を走らせた。

三室高原まで来ると、かつてあった野活センターの面影はなく、真新しい宍粟市市民の森の標柱の側面に跡地であることを記された表記に見れるだけで、建物は何もなくなってしまっていた。

林道をもうしばらく車を走らせ、小さな広場に駐車。
この駐車地点は野活センター跡から車でならわずかな時間で来れてしまう場所で、歩いてもそこから15分ほどのところだが、ずいぶん得した気分だ。
歩き出すと、かつてはひどく荒れていたこの付近の林道は、センター撤去工事の際に頻繁に工事関係車両の通行があったからか、あるいは工事終了後に整地されたからか、ずいぶんきれいになった印象を受けた。

しばらくすると、センター閉鎖に伴い撤去されたのかすっきりとした貯水施設跡の登山口に着く。

登山道を沢沿いにしばらく歩くと沢を離れ左上し、植林帯を抜け、再度右手に沢音を聞きながら急登する。
『千種川支流 河内川源流』との標柱を見ると倒木もある植林帯を行く。

大きなジグザグを描きながら歩くと、やがて右手に展望の利く地点。
後山〜駒の尾山や眼下に河内集落や千種川に沿った集落が見える。
遥かに見えるのは家島諸島や小豆島だろうか。この見通しの良さに山頂からの展望にも期待が膨らむ。

ロックガーデン近くまで上がると、きれいな花を付けた樹々があらわれだした。本数は少ないものの、流石、野生のドウダンツツジは立派なもので、家に咲くものとは花のひとつひとつの大きさ、色合いがずいぶん違う。
名前は解らないが白い花を付けた樹もある。

ロックガーデン上部で潅木を抜けると展望が利くようになり、周りの景色を楽しみながら歩く。
ツツジの咲く熊岩上でしばらく展望を楽しんだら、山頂へはあと少し。ブナも見て、滑空場付近からはササを縫って短く歩くと三室山山頂だ。

山頂からは期待通りの大展望
正面に見える氷ノ山の雄大な山容は云うに及ばず素晴らしく(表題画像)、北西に見える東山もそれにも負けず劣らず立派な山容を見せている。
登山口方面の南面が見えないだけで、他の方向では見事な景観がパノラマとなって広がっていた。

過日、高御位山からこの三室山を見たが、今日はここからその高御位山が夢前の明神山の右手に微かに見えているほどの見通しの良さだった。
河内集落より三室山を見上げる 野活センター跡地の植栽地と三室山
河内集落より三室山を見上げる 野活センター跡地の植栽地と三室山
沢沿いの新緑 千種川源流方面を示す標柱
沢沿いの新緑 千種川源流方面を示す標柱
植松山、日名倉山と千種川の谷 後山〜駒の尾山
展望所より植松山、日名倉山と千種川の谷 遥かに瀬戸内方面 同、日名倉山と後山〜駒の尾山
白い花を付けた名の知れぬ樹 雪彦山〜明神山稜線と遥かに高御位山方面 手前のコブは竹呂山
白い花を付けた名の知れぬ樹 雪彦山〜明神山稜線と遥かに高御位山方面 手前のコブは竹呂山
熊岩のツツジと中ショウダイの稜線 遠景は雪彦山方面 サラサドウダン
熊岩のツツジと中ショウダイの稜線 遠景は雪彦山方面 サラサドウダン
北東側、藤無山、須留ヶ峰、三久安山方面 南東側、手前に中ショウダイと植松山、雪彦山、明神山方面
北東方向、藤無山、須留ヶ峰、三久安山方面 南東方向、手前に中ショウダイと植松山 奥に雪彦山、明神山方面
鳴滝山、東山と手前、くらます 山頂西のドウダンツツジの樹と扇ノ山
北西方向、鳴滝山、東山と右手、くらます 山頂西のドウダンツツジの木と扇ノ山
山頂のブナの木 ブナ
山頂に伐り残されたブナの木 熊岩上部のブナ


山頂から見た沖ノ山〜東山〜扇ノ山〜氷ノ山のビデオ・クリップ

◆【ワン・ポイント・アドバイス】

前述のとおり、林道は普通車でも途中まで乗り入れ可能

この日のように絶好のコンディションに恵まれれば、山頂で初めて目にすることができる氷ノ山の雄大さに、きっと感激するだろう


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