三ノ丸〜氷ノ山(〜神大ヒュッテ)

氷ノ山山頂間近、スワローテールボードを引っさげハイクアップするNくん
◆【山行日時】 2007年2月4日  くもり・ガスのち快晴



◆【ツアー概略画像】
今シーズン初めて氷ノ山を歩き滑った。

ガスに覆われた山頂部を見上げながらリフトを乗り継ぎリフトトップに下り立つと、先行の二人が準備されていた。
一人はリフト乗車前、パトロール本部でも短く声を交わしていた宍粟市Sさんと、もう一人は顔を見合わせて思わずびっくり、昨年、ハチ北で会って以来ここ氷ノ山で会うこと数回の神戸Sさんだった。

久しぶりの再会に嬉しくなり意気揚々と歩き始めた。

相変わらず山頂は顔を見せてくれないものの、時折はガスが谷から稜線に向け上がり天気予報どおり回復の兆しも見える。

ブナの森から三ノ丸付近でも視界はそれほど利かず、いつもの氷ノ山らしい。
らしくないのは付近の景観。いくら立春とはいえ寒さは今が本番。ここにきてもネマガリタケの先端や潅木が雪面の上に出たままだから例年の春先の様相だ。
このままだと今年はこのまま春を迎えることになるかもしれない・・・。

その後、山頂に着くまでにガスが晴れることはなかった。
「小屋で昼食をとって、様子を見ましょうか。」

もくろみは大当たり。食事をしている間ににわかに外が明るくなりかけ、終わったあと外へ出て見ると見事な景観が広がっていた。

準備が出来たら山頂南で出会っていた姫路からのボーダー、Nくん、Kくんも一緒に神大ヒュッテへ向け滑る。
普通ならすんなりそこに着けるのに、今日はひっくり返るばかり・・・。
ここでもササの頭が出たままで多少気にはなるものの、上手く滑れないのは決してこのせいではないはず。
お陰で初対面のNくん、Kくんには醜態をさらけ出してしまった。
「ま〜、実力はこんなものか。。。」

神大ヒュッテ付近のブナは樹齢が古いので青空に映える樹氷は特に素晴らしく、一見の価値ありだ。彼らは二度目の氷ノ山らしいが一度目は募集ツアーだったようで、いわば今日が初めてといってもいい。
その彼らが感嘆の声を挙げてくれたので、誘ったこちらとしては何とか面目がたった。

短くブレイクしたら山頂へ向けハイクアップ。

山頂ですっかり晴れ上がった360度のパノラマを楽しんだら往路を引き返す。
山頂南斜面を慎重に滑ったあと、モンスターを見てしばらく歩くとワサビ谷ドロップポイントの3番標識に出合う。
ボーダーの彼らとはここで別れ、Sさんと二人は三ノ丸へ。

振り返れば傾きかけた陽に照らされた氷ノ山が素晴らしい。
ササに足を取られないように慎重に滑っても、やはり・・・、「ボテっ!」
「なんで、こうなるんかな〜。」
自問自答しながら、あとは直滑降でブナの森へ。さすがに、これなら大丈夫。

ゲレンデで滑ればそれなりに滑れる(つもり)のに、あれだけ転げまくるのはBCでの滑りがいかに難しいかがわかる。
それにしても今日の雪はこれまでになく難しい雪だった。

山頂より北方を見やるNくん、Kくん 山頂より三ノ丸方面
山頂より北方を見やるNくん、Kくん 山頂より次第にガスの晴れる三ノ丸方面を見る


Kくん Nくん
山頂より神大ヒュッテへ向け滑降 神大ヒュッテへ向け滑降

神大ヒュッテとブナの樹氷 山頂避難小屋と鉢伏山
神大ヒュッテ(右下)とブナの樹氷
山頂避難小屋と鉢伏山

ブナの樹氷と山頂部 三ノ丸方面を見ながら歩く
ブナの樹氷と山頂部 三ノ丸方面を見ながら歩く


氷ノ山を振り返る 氷ノ山をバックに歩行するSさん
氷ノ山を振り返る 氷ノ山をバックに歩行するSさん


◆【ワン・ポイント・アドバイス】
荒天下に限らず好天であっても雪山では充分な知識、装備をもって臨まなければなりません
なかでも地形図、コンパスはどのような状況においても最重要な必須アイテムです


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