◆【山行日時】 2006年3月25日 快晴
◆【コメント&画像】
これまでに何度出向いたか分からない氷ノ山だが、今日ほど素晴らしい光景を提供してくれた日はなかった。
リフトトップまで上がった時点で東山〜鳴滝山や扇ノ山、青が丸がこれまでになく鮮明に見え、また、まれにしか姿を見せない大山も何時になくくっきりとその白い山容を現せていたことからその予感はあった。
この後、三ノ丸から氷ノ山に向かい稜線を歩いている際には、右手、遥か彼方にうっすらと白い影が見えた。
正直、驚いた。伊吹山地か加賀の白山だろうが、この方向に山影を見たのは初めてのことだった。
あまりの眺望のよさに目の前に広がる光景もいつになく新鮮に映り、登山口近くではアイスバーン状態だった雪の状態も稜線では時間の経過とともに次第に緩み、滑るにも格好の状態になりつつあった。
山頂南で横行谷へホンの短く滑り込んだら、山頂からは神大ヒュッテへ向け滑る。
雪はいくぶん緩んだものの、それでも表面は未だクラスト気味で、腕が悪いのも手伝って緩斜面にもかかわらず転倒。しっかり乗れてない証拠で、ちょっと悲しい。
誰もいないヒュッテ下で昼食を摂りながらのんびりしたら、再度、山頂へ登り返し、山頂・避難小屋でコーヒー・ブレイクのあとは氷ノ越えへ向け滑る。
眼下の八木川源頭の斜面は潅木が少しあるものの、あたかも「おいでおいで」をしているようにも感じられたが、氷ノ越えへの登り返しのことを考えると・・・、ほぼ夏道通しで氷ノ越えへ向かう。
峠からは夏道の小さな谷筋を下り、最後に植林帯を滑ると車道に出た。
八木川源流への滑り込みが出来なかったことだけが唯一の心残りだったが、あとは大満足の山行だった。
大山より来られた同行のYさんも、初の雪の氷ノ山にしてこの上ないツアーに満足げに当地をあとにされた。
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ブナの森より大山遠望 |
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三ノ丸を行く雄峰さん |
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三ノ丸北方より白山方面、大遠望 |
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山頂より神大ヒュッテへ向け滑降 |
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神大ヒュッテへ向け滑降 |
◆【ワン・ポイント・アドバイス】
荒天下に限らず好天であっても雪山では充分な知識、装備をもって臨まなければなりません
なかでも地形図、コンパスはどのような状況においても最重要な必須アイテムです
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