麻生山、仁寿山
奥山より麻生山

奥山集落外れの小さな池と麻生山

◆【山行日時】 2003年2月15日  快晴

◆【コース・タイム】

奥山八幡神社=約30分=麻生山=約30分=仁寿山=約20分=八幡神社

◆【正味歩行時間】 2時間も見ておけば充分

◆【詳細】

姫路バイパスを西から東に向け車を走らせていると、姫路南ランプを過ぎ車線が二車線から三車線になるのと同じ頃、左前方にアンテナをいっぱい立てたホンの低〜い山が見える。

姫路市南部に居住する人ならご存知かと思うが、北部の人となると、はや「それどこの山〜?」なんて疑問が聞こえてきそうなほどのローカルな山なのだが、どっこい標高200メートルにも満たないこの山を馬鹿にしてはいけない。ここのアンテナは姫路市民にとってなくてはならない存在で、テレビやラジオ放送中継所として日々お世話になっているとっても大事なものなのだ。

また自身にとっては、この山を見ない日はないと言っても過言でないほど馴染みの深い山、その山こそ仁寿山。

ところが、そんな縁の深い山なのに「何時から登ってないのだろう?」。

前に登った時を思い出すにも、頭の中をかなり紐解かなければならないほどずいぶん昔のことになってしまっているではないか。


春間近、ポカポカ日和に誘われ、すぐ東のもう一つの名低山、麻生山と共に登ってみた。

八幡神社東の池より麻生山
きれいな三角錐の麻生山

仁寿山 岩場より東望
岩場より西望、仁寿山 同、東望

麻生山へは奥山集落、八幡神社脇を抜け山頂を間近に望みながら少し進み、民家が途切れる所の登山口から登り始める。
本来の登山路は山腹東を巻くように付けられているが、今回は正面に見える岩場もある本来は登山路ではないルート(特に決まったものがあるわけではない)で山頂まで登ってみた。
ルート上は雑木に覆われてはいるが、それらは概して背丈の低いものであり山頂が間近に見えていることや背後の眺望が利くので、特に問題は無い。

ただ、野バラのトゲには少々苦戦させられた。それでも、本来の登山路を経由するよりも少し長めの約30分で無事山頂着。
山頂からは播磨灘を間近に望める
南、眼下には白浜町市街地や播磨灘が広がる

山頂からは播磨灘を間近に望め、いかにも名低山の名にふさわしい眺望を呈してくれる。
いくつもある大きな岩に座り眺めれば、大きく広がる海や街並みがのんびりした光景を提供してくれるのとは対照的に、手前を横切るバイパスを行き来する沢山の車は動きが激しい。

南側から望んだ際、見事な三角錐の形を見せるこの山も、実は山頂部は南北に長い。北側が一段低くなった感じとなっていて、そこには八幡神社の奥宮(?)もある。

南北に長い麻生山山頂部
仁寿山方面より麻生山

しばらくのんびりしたら西の仁寿山へ向かおう。

足元に気をつけながら下ると、やがて十字路に出くわす。直進し道路を横切ると仁寿山への登り。

大きなアンテナ施設まで来れば、もうそこは仁寿山だ。

麻生山、高御位山方面 大きな反射板と姫路市街
アンテナ施設と麻生山
後方は高御位山
仁寿山からは書写山や姫路市街地が見える

ここからでも麻生山や彼方に高御位山を望めるが、南のピークまで足を延ばせば一直線に延びるバイパスや、これまでは見えなかった飾磨や姫路市南西部臨海部の街並みも望むことができる。

高速で往来する車の排気音が一段と賑やかになるのがタマに傷だが、麻生山山頂同様のんびりした光景を楽しむことができる。

姫路バイパスと飾磨の街並み 御旅山と市川河口
仁寿山・南ピークより西望 同、御旅山、市川河口付近南望

来た道を十字路まで戻り右折すると、すぐに車道に出る。
のんびり歩き、集落を横切ると八幡神社に着く。

奥山集落外れの池より仁寿山
仁寿山

◆【ワン・ポイント・アドバイス】

ちょっと時間がある時、逆に言えば余り時間がない時に登れるのが、この辺りの低山の魅力。

見通しの良い時には六甲や淡路、小豆島はもちろん、南遠くに四国、北には氷ノ山も見ることができる。


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