三室山 (播州一の高峰)
山麓より三室山を見上げる

千種町河内地区より三室山を仰ぐ
◆【山行日時】 2002年2月16日  快晴
◆【コース・タイム】
駐車地点=5分=県立青少年野外活動センター=40分=登山口=1時間15分=ロック・ガーデン=45分=三室山山頂

=15分=ロック・ガーデン=27分=登山口=23分=駐車地点
◆【正味歩行時間】 3時間50分

patagonia



◆【詳細】
山頂部に到達すると雪原の彼方に扇ノ山〜氷ノ山の大展望が待っていた。
扇ノ山〜氷ノ山
東尾根を従え大きな氷ノ山と青ヶ丸、仏ノ尾、扇ノ山
『道の駅・ちくさ』の先のカーブを曲がると、初めて白く雪をかぶった山が姿を現す。播美国境・岡山県下最高峰、後山だ。

千種町は四方を山々に囲まれた町だが、その中でも最も北に位置し兵庫県下では二位の標高を誇る三室山。登山口である三室高原へは千種川沿いにもう少し遡らなければならない。
千種町市街地を抜け松ノ木フィッシングセンターを過ぎると、やがて正面に冠雪した三室山が大きく見えるようになる。

それにしてもいい天気だ。ここ最近では珍しく快晴だ。去年、新緑時も快晴だったので、この山とは近頃どうも相性がいいらしい。

チェーンを巻くのが面倒なので野外活動センター手前、T字路突き当り(『三室山登山口』の大きな標識あり)に駐車し歩き始める。
野外活動センターから登山口へと延びる林道を歩くようになると、樹間からは山頂方面が見え隠れする。
山頂方面が見え隠れ
林道からは山頂方面が見え隠れする
無積雪期のことを思うと約、倍の時間を要し、ようやく登山口に着く。

しばらく沢沿いの登山道を進んだ後、やがて沢を離れジグザグにスギやヒノキの植林帯を急登。西の後山方面や、ちくさ高原スキー場が見え出すと、ようやく高度を稼いでいることを実感できるようになる。

この付近の植林帯では枝打ちされた枝も積雪の為すぐそこにあり、歩行の妨げとなって大変歩き辛い。赤テープも雪の下になってしまっているのか、それも見当たらず先行者の足跡が唯一の頼り。
さらに急登し、岩が現れだすと、ようやくロック・ガーデン。
ロック・ガーデン 樹林帯を行く
ロック・ガーデンもこのとおり 樹林帯を抜けると更に積雪量が増す
(画像の人は神戸からのNさん)
樹林帯を抜けると、これまでにも増して積雪量が増す。ツボ足と木々の枝で、ここでも歩き辛い。
少し我慢して登ると、眺望が利くようになり展望が広がるようになる。
日名倉山と後山方面 野生動物の足跡
後山〜船木山(右)と日名倉山 雪原に野生動物の足跡
鎖場付近の急斜面を慎重に通過し、すっかり雪の下となったパラグライダー滑走場を過ぎると、間もなく尾根に出る。
山頂へは、ほんの少しだ。
沖ノ山〜東山
中央右よりに大きな東山、左に沖ノ山と手前、くらます
山頂からはこれまで見えなかった北面を含め、大展望が広がる。
もちろん、天候次第だが、県下では五指に入る景観だ。
氷ノ山 藤無山方面
北には県下最高峰、氷ノ山 北東側、藤無山方面
のんびりしたら、下山しよう。
河内地区を俯瞰
パラグライダー滑走場より河内地区を俯瞰する
尾根を外れ、鎖場を慎重に通過すると、やがて植林帯の下りとなる。植林の枝を気にしながらグングン下ると沢音が聞こえてきて沢沿いを下るようになる。林道終点の登山口は間もなく。
林道を下れば野外活動センターへ出て、ほどなく駐車地点に着く。
◆【ワン・ポイント・アドバイス】
湿雪のラッセルに少々難儀したが、神戸からのNさんが先行してくれていたので、随分助かった。
ちなみに、新雪のラッセルを余儀なくされた彼は、山頂まで私よりも約、一時間長い、四時間を費やしたらしい。

この場を借りて、お礼を言っておきます。
「ありがとうございました。と同時に、お疲れ様でした。」


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