社町・西光寺山(単独)

2005年9月16日
鴨川の郷9:48 二叉分岐10:13 尾根(600)11:27 618.2P11:43 昼食 12:00S  672P12:30 西光寺山頂12:48 13:00S 618.2P13:31 南向尾根下降 尾根(600)14:49 鴨川の郷15:38



 以前に数曽寺山塊を婆婆岩まで縦走し鴨川の郷へ降りたので、今回はP327から北へ尾根を辿って西光寺山までを単独で試みた。 突然決めた山行なので植田さんにメールで計画を送り了解をもらう。
 鴨川の郷に車を停め遅めの出発。松茸のシーズンとなり予定のルートへは入山禁止のロープが張り巡らされトラブルを避け尾根と平行した沢をルートにする。 この林道はあまり人が通らないのかやたらと蜘蛛の巣が多い。
 道が狭くなってくると、これでもかと蜘蛛の巣が張り巡らされている。うっかり油断をすると顔中蜘蛛の糸だらけ。金色と黒色の縞模様の黄金蜘蛛は、 虎の縞模様が特徴でその糸も黄金色しているので光をすかしてみるとよく判る。小枝を拾って行く手を払いのけながら進む。 それでも何度か顔から頭まで蜘蛛の糸だらけになる。林道は次第に細くなり枝やシダを掻き分け進むようになる。
  源流部になると道は不明瞭になり、細い流れを利用して行く。次第に傾斜がきつくなり、植林地帯を抜けると標高600位の尾根に登り着いた。 高みを更に登ると赤いテープが有る小さなピークに着く、どうやら目的の尾根に乗れたようだ。コンパスで方向を確認し尾根伝いに進むと標高618.2米の四等三角点を確認。 辺りは全く視界無し、腰掛ける岩を見つけお昼にする。暫くすると尾根上にある分岐点に着く、東側への下山道が有るようだ。ここを過ぎるとテープがやたらと多くなる。
  折角の薮山を楽しもうと来たのに全く余計なテープが多すぎる。なんでこんな所に必要なのかさっぱり理解に苦しむ。 こんなテープを当てにしなくては来れないなら、ハッキリ言って薮山登山の資格無し、読図力を着けてからにして貰いたい。
 余計なテープに導かれP627に着く。ここには大きな石柱が在り、洞ゲ山西光寺ナンとかと彫ってある。昔はここにも西光寺の境内だったのでしょうか。 一旦降り登り返すと西光寺山頂上に到着。東屋があり頂上からは南と東が遠くまで見晴らせる。平日の昼過ぎ誰も居ない山頂で暫し憩う。
  秋の日は短い、降りに手間取ると暗くなり麓まで降りられない事も考え引き返す。三角点までは全く問題なし、 標高600米からの分岐点から左に尾根を降り途中から今朝来た谷へ点線が描かれている。 このルートを降ろうと考え微かな踏み跡をたどる。幸いなことに所々テープが巻いてある。 踏み跡を目で追いながら降るが地図上の右の谷に降りる道は全く藪の中ついにルートが無くなる。
  無理矢理に降るが、植林地帯の割にはシダや下草が絡みつきオマケに急傾斜、必死に突破を試みるがどうにもならない。 ルートを変えてみるがどこでも同じ、全くお手上げ状態。暗くなる前に元の場所まで戻らなければ山中で一夜のビバークとなってしまう。水もあり食料もOK。
  でも遭難騒ぎだけは勘弁願いたいので、ここで確実な場所まで戻ることに決め、今度は急傾斜の藪の斜面をシダやみ木を掴み必死に体を持ち上げる。 下りではよく見えたルートも反対の登では全く判らない、メチャクチャなルート取りでひたすら上を目指す。 降るとき、今後の目印にとピンクのテープを木に括り付けていたのを発見、正規のルートに戻れたことが確認出来た。 苦労してやっとスタート地点の600米まで戻る。
  一時間ほどのロスタイム、暗くなるまでに沢を降り切らなくてはならないので、残していたポカリを飲み干し飛ぶように植林帯の涸れ沢を慎重に降る。 暗いので足許がよく見えない、慌てて浮き石を踏まないように慎重にしかも素早く行動。登るとき所々石のケルンを積み目印に置いてきたのが役に立った。 やっと傾斜も弛み踏み跡もしっかりしてきた。これで最大の危機は回避できた。杣道を辿り広くなった林道を鴨川の郷まで戻る。
  初めてのルートを降りに使うのはやはり慎重に行動しなければならない。今回は植林で従来からあった杣道が消え失せてしまったのであろうか。 早めの決断で確実な場所まで戻ることが出来たので大事には至らなかったが、もう少し遅い時間であったら戻ることが出来たかどうか疑問である。 やはり出発は早くしなければいけない。低山の里山と甘く見たことが原因、反省。


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