北アルプス 真川渓流釣り沢登り


2005年6月10日〜12日(日)
参加者 CL:義晴さん・征一さん・吉則さん・明宏さん・一典さん・武子さん・真司さん・ひろみさん・雲水(計9名)


三木小野IC21:23→草津SA22:40→有峰林道ゲート4:00 6:00→折立6:45→車止めP→入渓地点7:35→ ヤクシ沢出合11:10→車止めP14:00→亀谷温泉15:00 15:45→立山IC→草津SA→稲美町21:30

 神戸FACの今シーズン最初の沢登りは、北アルプス薬師岳山麓折立を流れる常願寺川支流真川源流の渓流釣りに参加しました。
 イワナ釣りを兼ねてというかメインが渓流釣りの沢登りです。私にとっては初体験である渓流釣り、果たして上手く釣れるでしょうか。
 2週間前CLから渓流釣りの道具一式と仕掛けを作るよう連絡が入る。一式を揃えるとなると値段もピンからキリまで、とりあえず安物で揃える。 一典さんも明宏さんも初めて、仕掛けの作り方を教えてもらい、小さい物が見えなくなった今仕掛け作りにも一苦労。
 これで本当に釣れるのか半信半疑で当日の夜を迎えた。稲美の5人は名神の草津サービスエリアで待ち合わせ一路立山ICを目指す。 有峰林道入り口でゲートが開く6時まで仮眠。ゲートが開き折立に入る。まだ時期が早いのか車の台数も数台、登山シーズンには時期尚早なのか登山者はいない。
 林道を数分走り車止め近くに駐車。荷物の分配をすませ出発、前日までの雨の為か水量が多いようだ。
右岸から左岸へ林道を歩き終点間近の入渓し易い場所で沢支度を整えいよいよ遡行開始。
 川岸を飛び石伝いに遡る。雪解け水の割には冷たさは余り感じられない。
 天気が悪いせいか沢は暗く、岩も濡れて滑りやすい。 片手に竿を持ち足許に注意を払いながら慣れないスタイルでの遡行は難しい。

真川3 真川2
ヘツリを交えて岩を越え 渡渉を交えての遡行

 昨年来たときよりも水量が多いそうで、釣りにならないのか誰も釣れる気配がない。  私も挑戦したが木に糸を絡めてしまいこれを外すのに一騒動、終いには針が切れてしまい万事休す。
 出がけに買っていた餌を忘れ、ズボンのポケットに入れていた仕掛けの入ったタッパごと渡渉の時流してしまった。  これでは全く話にならない、とうとう諦めて沢登りに専念する、ベテランでも今ひとつ成果がないのだから仕方ない。
 ハゲ谷出合を過ぎ、ヤクシ沢出合も過ぎ、相変わらず小雨の降る中遡行を続けシンノ谷出合少し手前の右岸高台のテン場に到着。 テント2つ張り、荷物を置き身軽になって今晩のおかずを求めてベテラン組は釣りに出かける。
 ただじっと待っていても仕方がないので、女性陣と焚き火の準備を始める。  幸いなことに、すぐ傍に焚き火の跡があり、燃え残った太い木が数本、これを火床にすれば火を熾せる。
 女性陣に薪を集めてもらい、ほだ木と小枝とに分け、ダケカンバの皮も沢山集めて準備完了、後は全員が揃うのを待つだけ。  5時を過ぎても雨はやむ気配はない。沢登りに来て濡れた衣服を乾かすには盛大に焚き火をするしかない。 太古の昔から焚き火は人々に勇気を与え猛獣から身を守る手段であったが、今も変わることはない。 じっと火を見つめているだけで何かしら心が安らぐのは、祖先から受け継いできたDNAのなせる技でしょうか。
 少し雨も小やみになり、全員が揃うまでには火を熾そうと取りかかる。着火剤も無く濡れたダケカンバの皮に火が付くか少し心配だ。
学生時代ワンダーフォーゲル部で何度も経験したのだが、マッチ一本と新聞紙一枚で濡れた薪に火を付ける訓練を思い出し、 ライターとダケカンバの皮で火を熾す。何とか火が付き夕暮れが近付くまでには燃え上がり面目を保つことが出来た。
真川4 真川1
イワナの居そうな所では竿を出す ヤクシ沢出会いにて

 本日の献立は、イワナと野菜の天ぷら、イワナのみそ汁、イワナの塩焼き、そしてイワナの骨酒。  釣ったばかりのイワナを焚き火で焼き、熱燗の酒に入れる。香ばしい匂いが辺り一面に漂う。  沢登りで一度はやってみたかった「イワナの骨酒」。やはり上手い!。
 六人用テントに9名が入るとさすがに狭い、晴れてたら焚き火を囲み一段と盛り上がるのだが致し方なし。
 雨も上がり焚き火を囲み釣り談義に花が咲く。濡れた衣服も乾き夜も更けたのでお開き。テントに入り寝袋に潜り込むと、 夜中長距離を走り、増水した沢を遡ったので疲れてすぐ夢の中、朝までぐっすり眠れました。

翌朝は晴れ。雲一つ無い青空が広がり素晴らしい天気だ。消えた焚き火を着火剤で再び熾し、 昨夜残ったご飯をフライパンで炒めチャーハンを作る。
イワナ入りみそ汁で朝食を済ませ、 再びイワナ釣りに上流へ釣り上がる。釣りのポイントや釣り方を見学するためCLについて行く。
水量も一晩で少し引いたようだ。シンノ谷出合を過ぎなおも本流を遡上、雪解けの川岸には水芭蕉の白い花が咲き、 二輪草、エンレイ草、蕗のとうなどが咲き、針葉樹も新芽が雨に洗われ一段と鮮やかである。
、  沢も源流の様相、滝もなく穏やかに流れ、淀みやトロ場で竿を振ると見事なイワナを釣ることが出来る。 残念ながら私にはまだまだ無理のようだが、コツと経験を重ねれば私にも釣れるかも。
上流を見上げれば、残雪を纏った寺地山から北の股岳への稜線が見えてきた。10時を過ぎたのでここから引き返す。
 テン場へ戻り、イワナを手土産に荷物をまとめ沢を降る。昨日と違い晴れ渡った空の下真川を降る。 水流も日の光にキラキラ輝き、雪解け水も冷たさを感じる事はない。ヤクシ沢出合を過ぎると更に川幅が広くなり、 渡渉繰り返し入渓地点へ戻る。靴を履き替え林道を車まで戻り、亀谷温泉に直行。 汗を流し午後4時半立山ICから稲美町へ9時半到着解散。
 初めて渓流釣りに挑戦したが、片手に釣り竿を持っての沢登りは思ったより難しく、慣れるのにかなり時間が掛かることでしょう。
新しい沢登りを経験でき、ますます沢登りが好きになりました。同行の皆さん有り難うございました。

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