大台山系 石が平谷


2005年6月5日(日)
参加者 CL:雲水・公さん・富さん・敏さん(計4名)

 今シーズン最初でもあり、足慣らしになる沢をと考え、まだ冷たいので泳ぎが無く、 難しい滝が無い事が条件の沢として、大台北部薊岳に直接突き上げる大又川支流石が平谷を選んだ。
 2週間前大鏡池から、新緑とシャクナゲの綺麗な薊岳・前山・明神平を歩いたとき、 薊岳頂上直下に深く切れ込んだ沢を詰めてみたいと思ったからである。
 始めの計画では、沢登り体験コースと銘打って全くの初心者を対象に沢登りの楽しさを知ってもらおうと言う企画でしたが、 まだ水が冷たく時期尚早なのか応募者が無く、やむなく経験者だけの沢登りに変更と相成った次第であります。
 稲美町を4時に出発し、第二神明・阪神高速・南阪奈と乗り継ぎ橿原からR166を大宇陀へ抜け 大又の奥石が平谷出合の少し上流に車を置く。
早速沢支度を整え下流堰堤から丸木橋を渡って入渓。
 天気予報では快晴のはずでしたが生憎の曇り空。薄暗く、小滝が続く沢で、傾斜はないが岩盤はよく滑る。
慎重に足を運ばないと釜に浸かる羽目になる。
沢沿いには杣道が切れ切れに続いており、周りには植林された杉が林立、曇り空と杉林のため薄暗い沢登りとなった。
昨年の台風の影響か倒木や流木がやたら多い。以前なら苔むした綺麗な沢であったと思われるが、 今は全く別の沢となってしまった。
 公さんと敏さんは水に濡れるのがいやで徹底的に巻き登る。 富さんと私は水に濡れるのも構わず直登、それ程冷たさは無く、久しぶりの滝登りを楽しむ。
ゴルジュの小滝を幾つも越え本谷最大の15m滝に着く。ここは流石に直登は無理、左岸を大きく巻く。
なおも小滝が続きガイドにあった三俣に着く。
左からは大木の根元から勢いよく水が噴き出している、これが沸き滝でこれより上流は水も涸れルンゼ状である。
沸き滝の水を汲み中央のルンゼを選び岩登りを開始する。
石が平谷1 石が平谷2
ガスの中の沸き滝にて いよいよ薊岳頂上へ

頂上直下から下りてきていると思われる尾根が近づきここで靴を履き替える。 この尾根にも植林され、作業に使う踏み跡を伝い登り続ける。
斜度は40度を超え四つ足の状態になり這い登る。頂上直下は絶壁のため少し右か左に避けないと行き詰まってしまうので、 右上を目指して這い登る。
ガスの間から上空が明るくなり頂上が近いことが伺える。更に登ると植林が無くなり天然林となる。
下草もなく、ずり落ちそうになりながら薄明かり目指して登り、岩の間を抜けると登山道に出た。
そこは薊岳頂上から西へ10分程の稜線、一投足で頂上到着。4時間少し掛かったがほぼタイム通りで登れました。
 前回は素晴らしい展望に恵まれたが、今回は雲の中、一般のハイカーに混じって簡単に昼食を取り、そそくさと下山開始。
明神平経由の計画でしたが前回と同じでは芸がないので、石が平谷と太鼓胴谷を分ける尾根を下山コースにと思ったが、 後半部の傾斜が急過ぎて、大鏡池経由で降ることに変更。
シャクナゲの花は既に終わり、更紗ドウダンツツジが満開の岩尾根を下り大又へ下山。 車を回収するため林道を戻り、やはた温泉で汗を流し、来た道を帰る。

今日が鮎の解禁日とあって四郷川や高見川には鮎釣りの人々が釣りを楽しんでいた。
 今回の沢は、流木と倒木で谷が荒れ面白味に欠ける沢であった。
大峰や大台の沢も昨年の雨や台風で近年にないほど影響を受けたようで、 元の姿に返るには随分と時間が掛かる事でしょう。
 今シーズンも楽しく安全に沢登りを楽しみたいものです。

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