鈴鹿・御在所藤内沢3ルンゼ


山行日:平成16年1月31日から2月1日
参加者:CL雲水・SL敏夫さん・明宏さん・公男さん・富子さん・ひろみさん・武子さん(7名)

 朝5時半集合が、目覚ましのラジオに気づかず起きてビックリ5時25分であった。
 シマッタ!!リーダーが遅れるとは前代未聞、服を着替え車で役場へ走り10分の遅刻、皆さん済みませんでした。
 なんやかんやで結局30分遅れで稲美町を出発、第二神明・阪神高速・東西名阪を走り9時に菰野9時半蒼滝駐車場到着。
 装備を調え裏道コースで藤内小屋へ向かう。昨年と違い雪が多い。蒼滝の水量も少ない。  登山道にも雪があるがアイゼンを使用することもなく藤内小屋到着。
 軽い食事後ハーネスを着けヘルメットをかぶると身も引き締まる。11時半雪訓を兼ねて藤内滝へ出発。
 ウサギの耳から見上げる前尾根と中尾根、その間に雪を纏った藤内沢が望まれ最高の登山日和、天気も上々、ワクワクする。
 昨年一緒の公男さん、菅さん、武子さん、二十数年ぶりの敏夫さん、今回初めての明宏さん、ひろみさん、 賑やかなメンバーが揃い楽しい山行である。
 藤内沢出合を過ぎ1ルンゼ出合でアイゼン装着、やはり雪が多い。 藤内滝も昨年より雪が詰まり巻道の氷柱も多い。私がトップでザイルを着け登る、 氷柱の間が狭いので身体がすり抜けられるか心配でしたが何とか潜り抜け上部でビレーを取り、 初めてのひろみさんをサポート全員無事登り切る。
 滝上部をトラバースし少し登ると前尾根P5フランケ下に到着、振り返るとV字渓谷から四日市市が望める。 このあたりで傾斜40度位、氷柱もまだ発達していない。
また少し登り2ルンゼ出合からすぐコウモリ滝に到着、昨年と違いほぼ雪で埋もれていた。
期待していた氷瀑は見られず、アイスクライミングとはならなかった。 ここでもザイルを出し左ジェードルから登り出す、20米ほど上の灌木帯でビレーを取りザイルをフィックス。 後続はタイブロックやプルージックで確保し登る。
 上部から雪のブロックを落としながら尻セードで3名が降りてきた、迷惑な奴らだ。
私のすぐ上でうろうろ下降点を探しているようだ、この下は滝、巻道は右と教えたが暫くして戻ってきた。 急で降りられないと言う、装備を見るとリーダーらしき男はアイゼンとピッケルを持っているが、 女性は土踏まずに小さなカンジキだけ、服装もハイキング仕様、もう一人の男は6本爪アイゼンだけ、 ザイルも無い。
こんな装備で無謀な奴らと思ったが、このままでは降れないのでザイルを使って滝下まで降りてもらった。 時刻も2時を過ぎたのでここから我々も降ることにした。右岸巻道を降るのだが傾斜45度以上あり将に垂直、 後ろ向きに一歩一歩アイゼンとピッケルを利かせて降り後は尻セードを交え快適に滑り降りる。藤内沢出合まで戻り休憩。
 テストス岩下は快適な斜面になっているので、本日の目的である雪訓をこの場所で行う。
最初は女性3人でのコンティニアス、ザイルの結び方や持ち方、パートナーが滑落した時の対処の仕方を勉強し、 実際に滑落を止める訓練に移る。
 スタッカットでのピッケルを使った確保体制(スタンデイングアックスビレイ)を作り確保者と滑落者に分かれ2組で練習。
始めてのためピッケルが抜けて引き込まれたりして何度も死んだ方、私のように重量のある男を一発で止める方など、 初めてにしては上出来の訓練となった、これからは安心してトップを行けますね。
 翌日も快晴。遅めの朝食を済ませ8時出発。日曜のため登山者が多い。小屋からアイゼンを着け登り始める。
先行者が居るためラッセルはなし、藤内沢へ入る。先行パーティが藤内滝下で装備を着け準備中、先に行かせてもらう。
昨日の訓練の成果か、ここではザイルなしで登り切る。
上部は昨日のトレースが消えて真っ新な斜面を登る、なんと気持ちが良いことか。
わかんなしでも潜ることもなく快適そのものである。コウモリ滝も一応ザイルを出したがほとんど必要なく全員楽に登り切る、 やはり訓練の成果である。更に登り3ルンゼとヤグラ沢出合で休憩。
後から続々と続く登山者、目的は鋸岩のアイスクライミング、ここでトップを交替し先に行ってもらう。
目の前にP2やぐら、P3と連なる前尾根の岩稜、更に四日市の町並み、真っ青な空、風もなく穏やかな天気本当に素晴らしい雪山です。
 先行パーティのトレースを辿り鋸岩到着。暫しアイスクライミングを見学。
明宏さんにピッケルとバイルを渡しICの感触を味わってもらう、いかがでしたか?。

 最後の急斜面を登り切り国見尾根に到着ほんの少しで御在所岳頂上。
360度の大パノラマ、北に藤原岳・御池岳・霊仙山・伊吹山、南に鎌が岳、遠くは大台か。 残念ながら樹氷は全く無いが無風快晴。昨年は吹雪で何も見えずただ寒いだけ、 すぐに降りましたが今回はゆっくりと30分休憩。
 トイレも暖房トイレ、自動販売機も動いています。六甲山上と変わらない賑やかさでした。
 11時10分下山開始、国見峠から裏道を降るが登山者が多く何度も停滞する。
ウサギの耳で全員が揃うのを待つため暫し休憩、振り返れば前尾根に藤内沢、満ち足りた山行に感謝。
 小屋に戻り精算を済ませ下山。蒼滝駐車場14時到着。来た道を帰り稲美町へは予定時間の18時到着解散。
今回も素晴らしい天気に恵まれ、素晴らしい仲間と楽しい山行が出来ました。
お付き合い頂きました皆さん有り難う御座いました、又行きましょう。

  一寸したハプニング

 ウサギの耳で、一寸したハプニング、明宏さんが居ない?待つこと30分まだ見えない。ひょっとして事故でも。
元気な富子さんに空荷で偵察に行ってもらうが人影なし。 峠を素通りして国見岳に登ったのではないか、としたら国見尾根を降るか戻って裏道を降るかのいずれかと思われる。 探すにしても2方面から探すことになる、女性3名で藤内小屋へ戻り先に降りていないか確認し、 すでに降りた敏夫さんと合流し対応策を協議することにして、もう暫くここで待機。
なお待つこと暫し。下から口笛が聞こえる、そして当の本人が現れた。
やはり、国見尾根を降ったとのこと、何とかトレースが在ったようで疾風のように駆け降り小屋へ戻れたとのこと、一安心。
明宏さんだから良かったが、力のない人の場合なら不安と焦りで道を外しついには遭難に繋がるハプニングである。
パーティのラストを歩く方はやはりセオリーどおりリーダーかサブリーダーが適任です。パーティにおけるオーダーの重要性を再認識したハプニングであった。


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