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<ニン ジンの栽培について> |
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<畑の準備> ニンジンは土の中に入って育っていきますので、やや深めに耕耘しておきます。また、大きい石ころなどは先に取り除いておきます。 種まき直前の堆肥施用は「又根」の原因となるので早めに施肥しておきます。 画像1) ・ニンジンの栽培用の畝を準備します。この場合、2条植えとしますので畝には筋が2つ入っています。 ![]() <種まき> ニンジンは筋蒔きしますので畝に筋溝を作ります。溝が出来たら種を蒔く前に如雨露で溝に合わせて軽く灌水しておきます。 先に灌水することにより溝の周りの土が底に落ち、比較的、溝底が平らに落ち着いて仕上がります。 また、筋溝は出来るだけ凸凹が無いように水平になるようにしてください。偏ると水の流れで種が流されたり、発芽にムラが出ます。 溝が出来たら溝に沿って種蒔きを始めます。コーティング種子は説明書の間隔通りに、裸種は軽くてちっこいので扱い難いですが、器の中に種を入れ、親指 と人差し指を使ってパラパラって蒔いて行きます。慣れるまでは蒔き個所にムラが出来て大変ですが・・・ ・ 覆土は好光性の種子なので薄くし、覆土した後は軽く鎮圧して土と種子の馴染みを良くしておきます。 覆土後は新聞紙などを被せて乾燥や雨で叩かれるのを防い でやります。 ニンジンは吸水性が弱いので発芽まで乾燥に注意します。 画像1) ・コーティング種子は説明書の間隔通りに種蒔きします。 画像2) ・裸種はパラパラって蒔いて、出来るだけ団子にならないように均一に蒔きます。 画像3) ・覆土後は新聞紙を被せ、その上に新聞紙が飛ばないように寒冷紗で覆っています。 ![]() ![]() ![]() <間引き> ほぼ1週間〜10日くらいで発芽してきます。発芽すれば新聞紙などはこれからの生長の邪魔になるので取り去ります。 裸種のニンジンからはたくさんの芽が出てくると思いますが、間引きは一度に行わず、本葉6〜7枚までを2〜3回くらいに分けます。これは元々、ニンジンは 発芽から初期の生育が悪いので「友育ち」と言って隣同士を競争させて生育する力を引き出し、友育ちで負けた生育の悪い苗を引き抜く「間引き」を繰り返して 大きくするためです。 そのため一般的な作業としては、 本葉2〜3枚の頃、込みすぎた所を間引く。 本葉4〜5枚の頃、2回目の間引きを行う。 本葉6〜7枚の頃、最後の間引きをして株間を揃えます。(最終株間はそれぞれの品種にあった株間にします) また、生長が遅いので周りの雑草が良く伸びます。雑草に負けないように除草を忘れずにしてください。 画像1〜3) ・生長に合わせて順次、間引き作業を行います。 ![]() ![]() ![]() <追肥と土寄せ> 発芽初期の頃、苗はヒョロヒョロして生長していますので風や雨で直に倒れちゃいます。 そのため、根元に軽く土をふりかけて苗を落ち着かせます。 その後、 ・追肥は間引き後に生育を見ながら、肥切れしないように行います。 ・土寄せは追肥と同時に中耕も兼ねて行います。 ・ニンジンが大きくなって露出すると変色したりするので肩が隠れる程度に土寄せを行います。 画像1) ・発芽初期の頃はひょろひょろしていますので根元に軽く土をふりかけて落ち着かせます。 画像2) ・段々と大きくなってきますので、間引きと同時に追肥と土寄せを行います。 画像3) ・この様な露出した状態では変色したり、根元を虫に囓られたりします。 ![]() ![]() ![]() <収穫> 品種によりますが、播種後110〜120日頃に収穫します。しかし、着色・肥大の良いものは間引き収穫が出来ますので適宜収穫します。 採り遅れるとかえって肥大しすぎて根が割れたり(裂根)します。 余談ですが、ニンジンの葉っぱは「ふりかけ」や「天ぷら」にしても美味しく頂けますのでお試し下さい。 画像1〜2) ・適宜、大きくなった物から収穫します。 画像3) ・採り遅れると・・・割れたりします。 ![]() ![]() ![]() |
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