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<えひめAI−2を作る>

環 境浄化微生物としてテレビでも紹介のあった「えひめAI−2」を作って見たいと思います。
まずは培養するのに1週間ほど35度の温度が必要だそうです。
小生は昔、熱帯魚を飼っていた事を思い出したので屋根裏から飼育装置を取り出してきました。残念な事に水を入れる容器にひびが入っていたので容器だけは別 な入れ物に 変えました。これで後は熱帯魚用のヒータが動作すれば発酵装置の完成です。
(これ以外の発酵装置として、ヨーグルトメーカー・電気あんか・こたつ・テレビや冷蔵庫の裏側の熱利用・風呂・ほっカイロ等があります。)

画像1)
保温の為に発泡の箱を使っています。また、水漏れすると火災にもなりかねませんのでビニール袋を敷いて水を入れ、水漏れが無いことを確認してから使用して います。黒い筒はヒータ保護用の入れ物です。

080624(画像1)

A.一次発酵
<初 日>
さて、発酵装置が準備出来たので後は必要な材料を用意します。

材料は、家庭内で揃う材料ばかりです。
・納豆:1粒
・ドライイースト:2g
・ヨーグルト:25g
・砂糖:25g
・水:450ml
まぁ〜後の残った材料を誰が食べるかが問題になるかな?

さて、これを基準に必要な量を作れば良いだろうし、作った後はこれを種として培養することもできます。
小生はドライイーストの一袋が6g入りだったのでこれらの材料を3倍して作ります。

画像1)納豆です。
画像2)ドライイーストです。
画像3)ヨーグルトです。

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画像4)砂糖です。

080625b(画像4)

ドライイーストが顆粒状になっているので先に大きな入れ物に入れ、よ〜くドライイーストを溶かしてからペットボトルへ入れ、その後、他の材料を入れまし た。後は良く混ざるようにペットボトルを持って、よ〜くシェイクしました。
(注意:発酵するのでペットボトルのフタは緩めておいて下さい。破裂します。)

画像5)上にたまっているのは押し上げられたヨーグルトのように見えるのだが・・・

080625d(画像5)

すごい発酵ですね。見る見るうちに真ん中のペットボトル(画像5)に溜まったヨーグルトが口まで溢れ出てきます。また、中から泡がたくさん上に上がってい ます。ま た、ペットボトルがほんのりと温くなっています。
う〜ん、どのくらい溢れ出るのかわからないので慌てて2リットルの容器1本に全て入れ変えました。

画像6)大きいペットボトルに変えました。
画像7)上の方は泡泡にまみれています。
画像8)透かしてみると泡がたくさん上の方へとあがっています。

080625e(画像6)            080625g(画像7)            080625h(画像8)

<2 日目>
朝見ると、昨日の泡泡は随分と収まって、ペットボトルの縁にちょこっとひっついた感じになっています。

画像1〜3)納豆は1〜2個浮いているようですが・・・

080626(画像1)            080626a(画像2)            080626b(画像3)

温度計で縁についたヨーグルトを落とした後、かき混ぜました。せっかく沈殿していた物が再び浮上してきました。

画像4)余計な事をしちゃったかな?ビール見たいになりました。(笑)

080626h(画像4)

<3 日目>
かき混ぜるのをやめちゃったので随分と透き通った感じがします。底にはヨーグルトらしき沈殿物があります。

画像1〜2)上の方には押し上げられたヨーグルトらしき残骸はありません。
画像3)外に取り出して見ると納豆が上から下へと沈みかけていました。

080627(画像1)                 080627a(画像2)                           080627b(画像3)

<4 日目>
ペットボトルの底にはヨーグルトらしき物や納豆が沈殿しています。

画像1〜3)この液中に色々な微生物がいるとは信じられませんね。

080628(画像1)                 080628a(画像2)                 080628b(画像3)



<6 日目>
さて、そろそろ一次発酵を終了します。酒のようなパンのような臭いがします。ぼかし肥などを作っておられた方はこの臭いは良く分かると思います。

画像1〜3)透過性は28日とあまり大差ありません。使った砂糖は真っ白でないため、多少色が付いているようです。

080630(画像1)                 080630a(画像2)                 080630b(画像3)

画像4)この試液はpH4までしか測定出来ませんが、一応、測ってみました。舐めるとちょっと酸っぱいです。

080630c(画像4)

B.二次発酵
分量が足りれば一次発酵で製作終了です。
これからの作業は「えひめAI−2」を簡単に増やす事が出来るので 紹介します。

<初 日>
さて、今までの分を1次発酵として今度は2次発酵を行います。作り終えた一次発酵液は冷蔵庫に保存しました。

2次発酵の材料は、
一次発酵液:50ml
ドライイースト:2g
砂糖:20g
水(お湯):450ml
同じくドライイーストの袋詰め(6g)を基準としたので材料はそれぞれ3倍しました。

画像1)砂糖とお湯を混ぜた物にドライイーストを追加しました。(お湯は手で触っても熱くない、ぬるま湯程度です)
画像2)一次発酵した物を量って
画像3)良くシェイクした物が右側です。左は一次発酵で完成した物です。

080701(画像1)            080701a(画像2)                      080701b(画 像3)

画像4)一次発酵のときのように泡が出ています。
画像5)保温しながら2次発酵を進めます。
画像6)今の時点では、pHは5を示しているようです。

080701c(画像4)            080701d(画像5)            080701e(画像6)

<2 日目>
一次発酵の時に見られた沈殿物や上に浮いている物体はヨーグルトだけでは無さそうです。

画像1)一次発酵のときのように沈殿物が見られます。
画像2)全体です。
画像3)上の白い溜まりは無くなりました。

080702(画像1)                 080702a(画像2)                 080702b(画像3)





<8 日目>
ちょっと色が濃くなっているように見えるのですが・・・臭いも酸度もOKのようです。これで2次発酵が終了しました。
案外、簡単に培養出来ちゃいます。

画像1)沈殿物もあまり変化が無さそう〜。
画像2)全体です。
画像3)透き通った感じがします。

080708(画像1)                 080708a(画像2)                 080708b(画像3)

画像4)水の酸度です。pH7くらいです。
画像5)2次培養液です。一次発酵と同じ様な酸性色を示しています。

080708c(画像4)            080708d(画像5)