栽培基本用語の解説
1.第1次試行期(戸惑い)
部屋の窓辺明るいところに
メタルラック・吊りワイヤーを置いて
その上にティランジアを放置していた。
週に2,3回ミスティング(株の表面がしける程度)して、
なお、ソーキングを月3〜4回くらいの間隔で、
1回あたり、8時間していた(夜中いっぱい)。
この室内育成法で、蒸れに弱い株は昇天していたように思う。
(昇天株、例えば、ベリッキアーナ、マグヌシアーナ等)
春から秋は、ラックを外に出し、同じ栽培法をとったが、
次第に水が多いかなぁと思い出し、
週に2回のミスティング(株の表面がしける程度)と
月3回の一回6時間のソーキングに変更。
水好きなブッチーの状態がよくなるかなと試験的に
木製の蓋の上に載せて置いておくが、
気が付いたら腐っていた。

2.第2次試行期
この経験から、以後、
「ソーキング、水を残すと禍根も残す」という格言のもと、
残り水は必ず株を腐らせるという信念から、
株元に生えてきた根や株元そのものを持って、
ティランジアを振っていた。
これを、「チラ遠心力脱水育成法」と呼ぶ。
この脱水は人力とはいえ、実に確実であったが、
根が切れて空高く、飛んでいく株もたまにはあった。

3.ソーキングを利用した暫定完成期
これ以降、少しでも風通しを悪化させるものの上に
置く等という生育法をやめ、
「メタルラック360度空気サラサラ放置一辺倒方式」へと傾倒していく。
子供が出来て、仕事も帰宅が遅くなると、
夜のミスティングでティランジアの状態を
見ることも時間的にままならなくなる。
そして、数が多くなるに従って、
必然的に6時間もソーキングするのが困難になってきた。
12時間あっても、これだと2サイクルしか回せない。
そこで、ミスティングを全くせず、
月4回のソーキング1回4時間限定の
「4の4省エネチラ遠心力脱水併用
&メタルラック360度空気サラサラ放置法」
が完成したのであった。
これを1年通したが、案外調子がよく、株を枯らさず、
維持することは出来るようになった。
「ソーキング、数が増えると重労働、ボウル、バケツの次は浴槽」

4.ソーキングしない栽培方法
4-1.温室利用期(冬場)
更に株が増え冬を越す必要が出てきたとき、部屋の中には、
我が子破壊ダーが怖いもの無し状態で、暴れまくっていた。
部屋の中に吊していた、デュラティーを破壊ダーに
引っ張られた写真がメールで送られてきたときには、
胸の前で十字を切ってデュラティーの冥福を祈りながら、
温室自作への覚悟を決めたのだ。
試行錯誤を繰り返しながら、結局、以下の栽培法で冬越しした。
「様子見ながらミスティング360度回転式扇風機強風、絶対内緒」方式。
温室の中で一晩中、強風扇風機を回すなどという電力浪費が、
もし、ばれてしまったら、
とても家にはいられなくなるのである。
ミスティングの後は、温室内が曇るという
極簡単な自然現象により、回転する扇風機隠しに成功し、
僕の生命は救われることとなった。
実際には、2 or 3日に1回程度ミスティング、
少し水溜くらいでソーキングなしで運用した。
これも奇跡的に上手くいった。(2005年冬)

→ 2006/03追記
現在はもう少し、間隔が長くなり4〜5日に1回程度の
「水道水、直接ファインミスト放水ジャバジャバ作戦」をとっている。
温室の中の扇風機は、水まきした日は強風、
その他の日は微風で運用。
肥料は使いたいが、霧吹きが大変なので月1回程度か。
ビニルを2重、3重に張り巡らせているので、冬場の遮光はなし。
日焼けしやすい多肉系のティランジアは、
温室の奥の方にしまい込んでいる。

4-2.ベランダ放置期(夏場)
夏場(5月〜10月)は、温室からビニルをはずし、
ベランダ放置栽培形式をとっている。
西側or南側のベランダに、遮光ネット(50%程度)を張り巡らせ、
「ソーキング無しのちょっと水溜、3日に1回ミスティング」
(※真夏では、水溜した株も朝方には溜まり水が無くなっている
程度が望ましいと思う。夏場の水溜は命取りになる可能性大。)
(360度回転式扇風機強風もミスティング日の夜中スイッチオン
早朝スイッチオフで運用している)

5.まとめ
総じて、銀葉系以外は多少水を貯めて育てても、
空気の動きさえあれば、よく育つ。
緑葉系はずっと水溜しても大丈夫な株が多い。(真夏以外)
銀葉系は水溜しない方が無難。
更に毛深い銀葉系(T.mitlaensis,T.tectorum etc.)は
水少なめできれいに育つ。
多肉質な株は日焼けしやすい。
ティランジアの栽培で水やり、温度、湿度など
大切なファクターは色々あるんだろうけど、
空気さえ動いていれば、結構いける。
以上、栽培方法について何か参考になれば、これ幸い。(^_^)v