◆ こんなもの見つけました特別編3  箱木千年家 (神戸市北区) ◆

 神戸市北区山田町衝原(つくはら)にある、国指定の重要文化財「箱木家住宅」を紹介します


 箱木家住宅 (箱木千年家) <写真拡大>

 この箱木家住宅は室町時代前半に建てられたと推定され、現存する民家と しては日本最古のもので、通称「箱木千年家」と呼ばれています。
 左側にある離れは江戸時代中期に建てられたものですが、江戸時代末期に 主屋と離れを合体する工事がなされて一つの建物になっていました。
 どんどダム工事による移築解体調査にあわせて元の状態に分離して復元 したものです。
 軒先は目線程度で低く、少し背をかがめて入る格好になります。外見的には軒が低いので 屋根の占める割合が大きく、屋根部分だけを見ていると大型の縦穴式住居を想像してしまいます。


    土間から見たおもての間

 床の板張りの板はかんながけではなく、ちょうな?で仕上げたのか スプーン状の窪みが連続していて、板一枚作るのにも大変な手間が想像され、 先人の苦労が想像されました。
 間口に使われている柱は当時のもので、面取りの幅が広く、古い時代の タイプだそうです。  


  土間から見た台所、奥側には納戸があります

 台所もおもての間と同じく板張りでスプーン状の窪みが見られました。 おもての間、台所とも土間に面しています。
 どのような料理をどのように作っていたのかを想像しようとしたのですが、 イメージとして浮かんできませんでした。


   おもての間から台所側を見る 

 おもての間と台所の間は板の引き戸で仕切られるようになっています。


    おもての間の天井部分

 おもての間の天井は、細い竹のようなもので、すだれ状に作られており、 いろりの煙が抜けていくようになっていました。  


  かまどと竹が格子状に組まれただけの小さな窓 

 土間は案外広く感じました。かまどは形は異なりますが、子供の頃に使っているのを見 ていたことがあるので懐かしく感じました。
 土間には小さな窓が二つあり、格子状に組まれた竹が入っているだけで冬の寒さを想像して しまいました。そんなことを考えているとガラスのありがたさを感じずにはいられません。