技術資料室
D05 メッセンジャー施工  y-326

亜鉛メッキ鋼撚線を一般的にメッセンと言う
1.クリップはワイヤロープに適合したものを必ず使用する
2.アイ部分には原則としてシンプルを使用する
3.クリップの取り付けは下図のようにU字側をワイヤロープの端末側にする
  クリップのUボルトが張力のかかる方に当たるとワイヤロープが型崩れを
  起こし強度が低下する
4.一般的にクリップの取り付け間隔はワイヤー直径の8倍を目安とする
5・下図のシンプルのアイに最も近いクリップは、シンプルにできるだけ近づける。
  また、クリップの終端末部のワイヤーロープの長さはワイヤー径の6倍以上とする
6・シンプルが丸形の場合、または、鋼管等に巻き付ける場合は、最初の
  クリップが近すぎるとクリップに押し広げる力が加わり破損しやすくなる為
  径の1.5倍以上としなければならない。
7.クリップの締付トルクはメッセンの直径で決まり、締付過ぎに注意
8.切断部分はテーピング処理を行う
9.客先の指示により緩み確認の為マーキングを記すこともある

参考1図2 グリップの取付方法

 
 

・亜鉛めっき鋼撚り線 (メッセンジャーワイヤー) 一覧表

品名断面積
(mm2)
構成
(本×mm)
撚線径
(mm)
100Mの重量
(Kg)
1Kgの長さ
(M)
保証破断力(t)
125Kg/mm2 90Kg/mm2 70Kg/mm2 30Kg/mm2
135 7×5.0 15.0 109.00 0.917 15800 11400 8850 3790
110 7×4.5 13.5 88.20 1.134 12800 9200 7160 3070
90 7×4.0 12.0 69.70 1.435 10100 7280 5660 2430
70 7×3.5 10.5 53.50 1.870 7750 5780 4340 1860
55 7×3.2 9.6 44.60 2.240 6470 4660 3640 1550
45 7×2.9 8.7 36.60 2.730 5310 3830 2980 1280
38 7×2.6 7.8 29.40 3.400 4270 3080 2390 1020
30 7×2.3 6.9 23.00 4.340 3340 2410 1870 805
22 7×2.0 6.0 17.40 5.740 2520 1820 1420 605
18 7×1.8 5.4 14.10 7.090 2040 1470 1150 489
14 7×1.6 4.8 11.10 9.000 1620 1160 906 386
10 7×1.4 4.2 10.40 9.600 1240 890 694 296
8 7×1.2 3.6 6.27 15.950 910 655 510 219
5.5 7×1.0 3.0 4.35 22.980 632 455 354 154