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P02   エアコンの取り外し  y-326
ガス回収・ポンプダウンの仕方
エアコンを移設、又は取り外しの時、ガスの回収
ポンプダウンは欠かせません 
応急運転(試運転)のボタンを確認 

まず室内機側の前面パネルを開けて応急運転(試
運転)ボタンがあるかを確認します。

無ければ室外機配線接続部のカバーを開け応急
運転(試運転)ボタンがあるかを確認してください。

それでも無ければ、室内機全面パネルを開けて
サーモ(温度センサー)を指で掴むかドライヤーで温
めます。

サーモ(温度センサー)は基盤側にあります黒いマッ
チ棒の先みたいな形をしてます。

暖房運転ではポンプダウン(ガス回収)は出来ませ
ん、気温の高い夏場はリモコンで温度を最低まで下
げて行うこともできます。

ガス回収・ポンプダウンの仕方

応急運転(試運転)やサーモを温めて運転の場合
も、冷房運転でポンプダウンを行います。
(暖房運転ではガス回収はできません)

まずマニホールドゲージを用意します。
マニホールドゲージがあるほうが目で確認出来便利
です(無くてもできます)

室外機側配管接続部の左下(赤丸)のサービスポー
トがあるのでナットを緩めて取り外します。
(太い銅管が接続されている方です)
 サービスポート部(室外機)
サービスポート 
次にマニホールドゲージの低圧側(青色左側)(Lo)
とサービスポートを付属のチャージホース(青いホ
ース)で接続します。

接続の時、配管内にはガスが充満してますので素
早くチャージホースを接続します。
(少しガスが出ますが大丈夫です)
噴き出すと非常に冷たいです手袋を使用 

チャージホースにはゴムパッキンが付いているので
締めすぎなくても大丈夫です、ガスが漏れてないか
だけ確認してください
(マニホールドゲージのバルブは閉めた状態にして
おきましょう)

接続が完了したら、写真のサービスポート手前の
バルブ(弁)の六角ナット2つを外してください。
2分の液管(細い銅管側)バルブに六角レンチで
バルブを完全に閉めてください。

2分の液管(細い銅管側)のバルブを閉めたら3分の
ガス管(太い銅管側)のバルブに六角レンチを差し
込んでおきましょう。

用意が出来たら応急運転(試運転)ボタンを押し冷
房運転を開始します。

マニホールドゲージの低圧側(Lo)のバルブを開け
て圧力をよく見ておきます
(高圧側Hiは全閉の状態です)

マニホールドゲージの圧力が0MPa(0Kgf/㎠)になっ
たら3分のガス管(太い銅管)のバルブを全閉にし
ます。

3分のガス管(太い銅管)を全閉したら運転を停止し
マニホールドゲージを取り外します

後は2つの六角ナットを元通りに締め付けます

マニホールドゲージが無い場合は、冷房運転を開始
しサービスポートの液側(細い銅管)のバルブを閉め
コンプレッサーの運転音が重たく変化するまで運転
しガス側(太い銅管側)のバルブを閉めガスを回収し
ます。

約2~3分程度の冷房運転でガスは回収できます
マニホールドゲージ