トップへ
技術資料室
   A14  NFBの選定(例題) y-326
 
 
 選定例  
NFB 0  NFB 1  NFB 2  NFB 3  NFB 4.5  NFB 6 
 NFB技術資料
p72 表5.4参照

より選定

NFB定格電流
125A

短絡電流
40KAゆえ

NF250-HW
(遮断容量50KA)
125Aとする

NFB250AF/125AT

NF250A-HW 125A
選定
NFB技術資料
p77.表5,10参照

より選定

NFB125AF/75AT

NF125-SW 75A
選定










 始動条件から
MBは選定できず

NFB技術資料
p77.表5,10参照

より選定

短絡電流10KA
ゆえ

NFB125AF/60AT

NF125-CW 60A
選定



始動条件から
MBが選定できる

NFB技術資料
p76,表8,8参照

より選定

短絡電流5KA
ゆえ

MB50-SW 16A
を選定






 
 NFB技術資料
p99.5.7.2参照

安定時入力電流
6A×10灯
=60A
始動電流を考慮し
1.5倍して
60×1.5=90A
50A 2分岐とする
遮断容量7.5KA
から
NFB63AF/50AT

NF63-SW 50A
選定



 NFB技術資料
p73.5.2.2参照

負荷電流は
10kw/200V=50A
NFB定格電流
×0.8≧50A
とすると
NFB定格電流
75A

短絡電流10KA
ゆえ

NF125-CW 75A
選定



           
チェック     
 NFB 0 NFB 1  NFB 2  NFB 3  NFB 4 .5  NFB 6 
 電線:W0
電動機全負荷電流
の和×1.1
85A×1.1=93.5A

38㎟の許容電流は
113Aゆえ
93.5A<113Aで可



NFB定格電流≦
電動機全負荷電流
の和×3=225A
電線の許容電流
(金属管配線)×
2.5
=113A×2.5≒283A

NFBの定格電流125A
は255Aより小さい値
であるから
電技上からも良好
電線:W1
電動機全負荷電流
42A×1.25=52.5A

22㎟の許容電流
80Aゆえに
52.5A<80Aで可




NFB定格電流≦
電線の許容電流
(金属管配線)
×2.5
=80×2.5=200A
ゆえ
75A
NFBで良好




 
 電線:W2
電動機全負荷電流
28A×1.25=35A

8㎟の許容電流
42Aゆえに
35A<42Aで可




NFB定格電流≦
電線許容電流×2.5
=42×2.5=105A
ゆえ
60A NFBで良好







 電線:W3
電動機全負荷電流
15A×1.25=19A

2φの許容電流
24Aゆえに
19A<24Aで可




NFB定格電流≦
電線の許容電流
16A MB
で良好








始動電流と始動時間
50A 5min間であり
良好


6A×5台=30A
30A×1.5倍=45A




電線およびNFB定格
50A分岐回路の
電線の太さは
14㎟であり
14㎟の許容電流
61Aであり
45A<61Aで可





 
電線およびNFB定格

電動機等がなく
NFB50A以下ゆえ
電線は14㎟で良好





NFB定格電流≦
電線許容電流
ゆえに良好

NFB定格電流≦
機器定格電流
×1.3
であるから電技上
からも良好 




    
電線:W0 

電動機の幹線の太さ (内線規程3705-6)

1)電動機に供給する幹線の太さは、1310節(電
圧降下)及び1340節(許容電流)の規定を考慮し
かつ次の値以上の許容電流のある電線を使用
する事。(解釈170)

①その幹線に接続する電動機の定格電流の合
計が50A以下の場合は、その定格電流の合計の
1.25倍
 

その幹線に接続する電動機の定格電流の合
計が50Aを超える場合は、その定格電流の合計
の1.1倍


2)前項でいう電動機の定格電流の合計として
200v3相誘導電動機については、定格出力1Kw
当り4Aとすることができる。
  

(注)回路電圧が上記と異なる場合は、電流は、
回路電圧に逆比例して変化するものとして扱う。

3)1項の場合において、需要率、力率などが明
らかな場合は、これによって適当に修正した負荷
電流値以上の許容電流のある電線を使用するこ
とができる。(解釈170)


電線;W1~W3 
電動機用分岐回路の電線の太さ 
(内線規程3705-4)

連続運転する電動機に供給する分岐回路の電線
は、過電流遮断機の定格電流の1/2.5(40%)以上
の許容電流のあるもので単独の電動機などに電
気を供給する部分には次によること。

電動機などの定格電流が50A以下の場合はそ
の定格電流の1.25倍以上の許容電流のあるもの


②電動機などの定格電流が50Aを超える場合は
その定格電流の1.1倍以上の許容電流のあるもの


電灯および電力装置などを併用する幹線の太さ
(内規3705-7)

電動機と電灯、加熱装置その他の電力装置に併
せ供給する幹線の太さは、1310節(電圧降下)及
び1340節(許容電流)の規定を考慮し、かつ次の
各項による事。

1)電線は、低圧屋内幹線の各部分ごとに、その
部分を通じて供給される電気使用機械器具の定
格電流の合計以上の許容電流のあるものである
こと。
 

ただし、その幹線に接続される負荷のうち、電動
機又はこれに類する始動電流が大きい機器の定
格電流の合計が他の電気使用機械器具の定格
電流の合計より大きい場合は、たの電気使用機
械器具の定格電流の合計に次の値を加えた値
以上の許容電流のある電線を使用しなければな
らない。

①電動機の定格電流の合計が50A以下の場合は
その定格電流の合計の1.25倍。
 

②前記①において、50Aを超える場合には1.1倍

(注記)溶接機の定格電流の算定は3330-1(分
岐回路および幹線)による連続等価電流値を用い
ることができる。

2)1)の場合において、需要率、力率などが明らか
な場合は、これらによって適正に修正した負荷電
流以上の許容電流のある電線を使用することが
できる。


電灯電熱回路

電圧変動、周囲温度の変化、負荷電流のバラツキ
などを考慮して NFBの定格電流は負荷電流に対
し10~20%の余裕を持ったものにすることが望ま
しい。

NFBの定格電流If=(1.1~1.2)×負荷電流


水銀灯回路

水銀灯の一般形は、安定時入力の約1.7倍の始動
電流が約5分間流れる

     NFBの定格電流If≧1.7×(安定時入力)
              (If≦100Aのとき)

     NFBの定格電流If≧1.4×(安定時入力)
              (If>100Aのとき)

フリッカレス形あるいは低出力型は特に始動電流
が流れないので電灯電熱回路と同様に考えてよい