MEMBER'S  PAGE  TOSHI(7)
   
TOSHIの感性には、清らかさ、清潔さに引かれるものがあるのだろうか。初恋は幼稚園の時で『自分を引っぱってくれるタイプが好き』『そういう性格の女の子が好きでねえ、幼稚園の時初恋した子にも毎日俺いじめられてたんです、その子にだけはいじめられてたんですよ』。小学校高学年ごろよくやるスカートめくりとかオッパイを触るとか『僕、絶対出来なかったです、あんなこと、もう恥ずかしくて』。中学2年の時、恋したものの『すぐふられちゃったんですよ。・・付き合い始めてから今度はお話が出来なくなっちゃったの、恥ずかしくて(笑)。それまでは平気でお話したり電話かけたり出来たんですけど、付き合い始めたらもう、とにかく正面切って会うことが出来なくなっちゃったんです。』。「付き合ってください」「いいですよ」という儀式を境にして、突然敬語になったり、人に冷やかされると関係ねえよなんて『知らんふりして』。冷やかされた時に、俺付き合ってんだよ何が悪いんだ の一言が『そんなこと絶対言えないんですよ。そんな強気な発言出来ないですからね』。うぶで純情純朴、恥ずかしがりやな中学時の恋も、記者の経験則(他人行儀な交際してると3ヶ月が限度)の通り、3ヶ月して『その人が他の男と歩いてるところを見ちゃったんですよ』『凄く信じてたわけですよその子を、その人ってもう純白なものだったじゃないですか?勿論手も繋いでなかったし何もしてなかったし。・・・全てのものが崩れ去りましたね、自分の中の綺麗なイメージが全て』。そんなグレてやろうかと思うほどのショックを受けたものの、女性に対しては『未だに潔癖なイメージっていうか、潔癖症ですよ』『今でもバージンじゃなきゃ駄目って心の中にありますね』。さらに女性に潔癖を求めるばかりか自分自身も、誰かと付き合ってる時は絶対他の女となんか付き合わない?の問いかけに『一途ですよだから凄く。やっぱり好きになった女は大事にするっていうかね』。高校になって新しい恋が出来たが『やっぱり純でしたね』。  まあ、これは大多数の男に共通する傾向であってTOSHIひとり特別なものではないし、女性だって大多数は純白で綺麗なイメージのとおりだと思う。恋愛でもTOSHIは、“普通人”そのままであって失恋の痛手を被っていたのは、舞台とはまた別の親しみを覚える。近くにいるようで近寄りがたい現実、遠くに行ってしまった現実、何事にも真面目な人柄が見えるだけに才能を発揮する機会がなく、時が過ぎ去るのがうらめしいですね。