MEMBER'S  PAGE  TOSHI(5)
   
中学校で(怪我ですぐやめたテニス部の次に)ブラバンに入ってバンドを始めたことが“転機”になったという。バンドはYOSHIKIと『小学校ん時から『やろう、やろう』っつってたんですよ』。『たまたまキッスの話とかその頃からしてたんですよ、『中学になったらやろうね』みたいなこと言ってたんですよ』。そのキッス、別の本によるYOSHIKIいわく『小学校6年のときにキッスを、ナント家族全員で観にいって、そのときにピーター・クリス(Ds)に感動して一生ついていこうと思った』(『ロッキンf』No.157p88)。またTOSHIも(ロックを本格的に聴き始めたのはの問いに『小学校の4年の時に、キッスを聴いたのが最初。その前にビートルズとかも聴いていたけど、やっぱりキッスの影響の方が大きいな』(『同』p92)。『ヨシキはもう小学校ん時からドラム持ってましてね、で僕はギター弾けたんですよね』。『中学1年ぐらいからスタジオに入るようになって』『たまに、文化祭があるとか催し物があるという前にちょっと練習するだけですけど』。最初のステージは、『中学2年の終わりに予餞会で、初めてロック・バンドで演奏』、ギターを担当し『キッスやりましたね』。うーん、そうかそうかとうなずく記述なんだろうが・・・。TOSHIがキッス聴いたのがS50年頃(10歳)、YOSHIKIがS52年頃(12歳)。その時代にキッスを観る(聴く)環境は、音楽的に先を進んでた家庭じゃないんだろうか。ましてドラム持ってるっていくらしてるか知らないから読み飛ばしてしまうけれど、当時のお金でも20万ぐらいはしてるはず?。もう環境が違いますね。TOSHIのバンドをやりたかった理由『恰好良いなあ』。僕のなりたいものっていう小学何年生かに書いたものに『ドラマーになりたい』って書いて、『いつも財布の中に入れて持ってたの覚えてますね』。TOSHIもドラマーになりたかったんだ!。キッスのドラムが煙を吐きながら光り輝き上昇して行く部分は確かに圧巻であった。その中で演じるパフォーマンスの光景は、YOSHIKIのドラムソロに彷彿とさせるものがある。TOSHIだってきっと憧れた光景に違いない。  YOSHIKIと同じ高校に進学。『腐れ縁』とのこと。クラブは、たまたま“クラブの時間”が“バレークラブ”で、『レシーブ上手い』と褒められ、『その気になっちゃって』入部。が、『憎たらしくて憎たらしくてしょうがなかった』。『坊主にされちゃって』『しごかれまくり』『やめるって言いに行くんですけど、説得されてやめらんないんですよ』。今お前がやめたら・・と言われると“『和』”を考えてしまうと。人数少ないし『1人やめると結構痛いんですよね』『しょうがねえな』となってしまう。『やっぱり性格なんですよね』。思い切れない・割り切り出来ない“優しさ・気遣い”が、ここでもあるような気がいたします。