MEMBER'S PAGE HIDE(3)
きょうは、ヒデが]に入る“瞬間”のお話。『練習を見に行ったんだ
よね 最初。で、そこには全員いて』(注:この時はパタではなく17
歳のヒデが上手いと思ったギタリスト)。最後にYOSHIKIに電話入
れたときに一度練習見に来てよとなったんでしょう。練習のあと、
皆で呑みに行ったんだって。ところが、『まあ、ずうっといろんな
話題でお茶を濁しといて』『それまでね、暗いのね、結構。ヨシキと
は結構喋ってたんだけど、みんな暗いから、『俺、来たのまずかっ
たのかなあ』とか結構思ってたのね』『みんなも聞きたかったんだ
ろうけど、その雰囲気ではなかなか聞けなくて』。で、『『ヒデち
ゃんどうすんの?』ってヨシキに言われて『入るよ』って簡単に
言っちゃったの。異常に簡単に言っちゃったのね。そしたらなんか
大騒ぎになっちゃってね』『入るっつったら途端にみんなさ、『おり
ゃー!!』っつって呑み始めちゃってさ、いつもの所謂]状態に
なっちゃってさ、俺の方がビックリしちゃってさ』『それで、俺も
なんか楽しくなっちゃってさ、やって行けるなと思ったの』。これが
入る“瞬間”のドラマ。たぶん入るか入らないかは、決めずに練習
見に来たんだろうと思う。YOSHIKIは顔見知りで、“友達”という
認識があったけれど、当時の]の評判や音楽性の違い、人の
忠告など消極的なものばかりが目立っていたから、入る決意忠告
忠告見に行ったんだろうと思う。記者のなんでそこで「うん」と承諾
したのの質問に『わかんない。それは未だにわかんない』瞬間的
な反応だった。ところが、前回かいたYOSHIKIの人間性って奴
です か『なんか話聞いてるとやっぱり]よりもヨシキの存在
の方が大きかったかのかな』『なんか任せられるなあと思ったから
ね。器的に。人間的な器で。だから、俺が入った理由っていう
のも、わかんないけど多分そういうヨシキの器だったと思うんだよ
ね。器に惹かれるっていう部分だったと思うの』。鳴りを潜めて
ヒデの“ 入るよ”の一言を待ち望んでいたTOSHIやTAIJIの心境も
よく出てるし、その一言でばら色になったメンバーの心境もよく
出てる。ヒデの加入の瞬間は、]が火の玉になって走り出す
瞬間でもあったのだろう。
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