REPORT  1

2005・5・19   和歌山レモネードカフェ        papa


季節の仕事も一段落した頃合になり、気になっていた貴志家プロジェクト=和歌山レモネードカフェに行くことにした。実は3月に、開店前の内覧会にお伺いしたのであったが、本番営業中ではなく、今回が正規営業中初めての宮中参内ということで気持ちもhideミューに行くような楽しさがある。
 北大阪からだと道のり約90キロ、1時間半の所要時間で到着。阪和道和歌山ICからR24に入り、その道をまっすぐ直進(西進)し、和歌山城公園手前の屋形町交差点を右折。そこは屋形通りと呼ばれその先500mぐらいの市掘川を越えると築地通りに名前が変わるとすぐに、左右に商店街のアーケードが見える。左が「本ぶらくり丁」、右が「中ぶらくり丁」になる。レモネードカフェは右側「中ぶらくり丁」を50mぐらい入ると左側に大きなレモンのモニュメントを目印に新装開店の真新しい装いで通りに面している。お店の東にはJR阪和線和歌山駅、西には南海本線和歌山市駅があって、共にぶらくり丁に通じる道が駅の近くから延びているようなので、鉄道でも両駅から10分ぐらいの位置にあるようだ。
 平日の11時半に到着。内覧会の時は駐車場が築地通りに見当たらず、路駐であったが、今日は正規の訪問?なので駐車場に入れようときょろきょろと探していたら、市掘川を過ぎて左に一時預かりが見えた。確認するとOKなのでぐるっと回って来る途中、築地通り一つ西側の裏通りにはたくさんの100円パーキングがあり、しかも近くにあってびっくり。レモネードカフェでも割引駐車場が用意されていたが、もう入れた後なので次回は先にレモネードカフェに駐車場聞くべしと記憶。
 大きなレモンの下には、間口5mぐらいのお店の正面があって、左には大きなショウウインドウが設けられ、その前、通りには休憩用のベンチがクロスを敷いて置かれてあり、ウインドウの中にはテーブルに座ったマネキンが本物のメニュー(実際に今日のメニューをいくつか並べてある)を前に休憩している。私もさっそくベンチに腰掛けてしまった。マネキンテーブルの傍らにはイエローハートのギターともう1本サイン入りのギターが立てかけられている。誰のサインかわからなかったが、聞くとスプレッドビーバーのギターKIYOSHIさんのサインで、開店の祝いに送られたものだった。テーブル下には、タウン誌「agasus」に紹介されたレモネードカフェの記事も案内されていた。テーブル上にはhideの写真が掲げられていて、「1997,12.31 AT TOKYO DOME」の添え書き。ウインドウの中は明るく照明されていて、暖かな感じが通りに漂っていた。通りの反対側はゲームセンターやCDショップ、本屋などの若者シフトのお店で、やや騒がしい音楽が溢れて来ているが、ゲームに疲れ、CD選びや立読みに疲れた人も含め通りを通る人には、ここは一息つける憩いの場所になって行きそうである。ショウウインドウの右側はお店の入口になっていて、入口手前には写真入の本日のメニューの一覧が立てかけられてある。これは真由子作の案内メニューらしく、いろいろ思案をめぐらせた案内板には来て頂くお客さんへの心のこもった招き作品に見えた。入口右側には、本日のランチが洋風のショーケースで実物展示されていた。このショーケースは、開店時扉のように開く設計で、アイディアが感じられた。人通りはそう多くはないが、ベンチに腰掛け、これだけのことをメモしている間にも、カフェには何人かの人が入って行く。明るい装いの雰囲気が、入りたさを誘うように見える。10分ぐらいは座っていたんだろうか。相棒さんは、周辺やお店の写真を撮っている。店の前で、用もないのに腰掛けてる人がなかなか立ち去らないので、ご主人が覗きに来られた。「いやー、どうも」と言って、てれ隠しの愛想笑い。ちょっと正面で営業妨害しすぎたか??。
 入口を入るとすぐ右側に、真由ちゃんのグッズが飾られている。ずっと前に、当方もねずみさんをいくつかお願いした事があったが、これは真由子さんが難病にもめげず、W自立した生活をする為の自分の仕事”と認識してるもので、日々の闘病にもめげず、W自立を考えた自分の仕事”をする意欲には、声援を送りたくなる。Tシャツ(黄・白)、トートバッグ、ミニタオル、キーホルダー、コースター、メモ帳、バンダナが定価も添えて案内されている。「レモネードカフェ オリジナル Wよーせーさん”グッズ」と掲げられていた。「Wよーせーさん”」とは真由子さんがhideちゃんをイメージして描いた人物画のイラスト。さらにその奥にはもう一つのショーケースが並んでいて、ねずみさん(大・中・小)、缶バッジ、フローティングキャンドル、ブリーティングも値段と共に案内されていた。
 店内は、奥行きのある明るい店内で、天井や壁、テーブルは薄クリーム色の配色を主に、柱を装飾レンガ、天井梁も薄茶色にアクセントをつけ、テーブルの椅子には、黒とオレンジの背被いが交互にかけられていて、テーブル合間の観葉植物の緑とコントラストが際立ち、カラフルな明るい店作りになっている。照明も花形の咲き集う照明が店内をクリーム色に明るく照らし出して、暖かさが充満している雰囲気。左半分が厨房、右がお客さんのテーブルになっていて、若い店員さんがすぐに来てくれた。昼時でもあり、日替わりランチを注文。ランチを頂いた後、勝手なお客で2階でデザートを頂くと言うことになった。店内に入るとすぐに左に2階への階段があって、その一段高い階段踊り場には、いくつものお花が飾られている。黒い配色のシックな階段を2階へ上がるとすぐ前にスクリーンが備えられている。小さな格子模様の黒い壁の色彩、ほの暗いホール空間の作りは異次元への味わい。ステンの丸テーブルも、丸いつや出しが無数に光り、同じくステンのしゃれた椅子共々、薄暗い天井に光る照明を反射して輝いている。スクリーンは営業ではなく、個人が趣味で楽しむ範囲での映像投射であるとのこと。リクエストは個々にお願いすれば、その範囲で楽しませていただける。壁には、真由ちゃんお好みのポスターやバンドのお店応援サインが飾られていて、その中にRa:INのサインも飾られていた。まだまだ増やしたいとのことであった。ゆったり空間に5脚の丸テーブルが光り、気がつけばステンドグラス風な照明が階段を照らし、テーブル上の天井には、小さな丸照明が埋め込みで輝き、一点シャンデレラ風の照明が繊細な光りの放射を投影している。相棒はスノーハニーと香りに凝った紅茶、我輩はぜんざいとグレープフルーツジュース(めちゃくちゃ)。甘党としてはこれもありますよと言われれば仕方なくぜんざいに落ちてゆく。お店も昼間の一段落になったと上がってきてくれて、お父さんは真由子さんを迎えにお家に帰られ、長くお母さんと1時間半もおしゃべりをして3時になった。もうすぐ真由子さんが到着するとおっしゃってくれたが、時間もだいぶ過ぎたのでまたの機会にお話することにして今日はお暇した。お話には、このごろの真由子さんの毎日の元気が、お店のことに大いに連動しているかもしれないとおっしゃっておられた。でもWその元気”は、とんでもない努力の積み重ねであることと知り、心にこたえた。遥かに気の遠くなるような毎日の努力、そんな知らない部分を垣間見て、命をかけてW毎日を闘っている”という言い方が決して大げさでない真由子さんの頑張り、ちょっと真似できないと思った。この自分に「甘たれるんじゃない」と叱りたくなるような対比の毎日が彼女に続くかと思うと、少しでもお店から元気が湧き出るように微力ながら応援して行きたい気持ちになった。

間違えた所もたくさん有ると思いますが、最後まで読んで頂いて有難うございますm(__)m