REPORT  4

2004・10・13  GELLONIMO 大阪MUSE    papa

6月に続く今年2回目の大阪GELLONIMOライブ。大阪ミューズには6時に到着。電話での前売りは出来ないとのことだったので3階事務所へ。「GELLONIMOチケット2枚お願いします、予約してません」と言うと、「お名前は?」と言う。名前を告げると、予約入ってますとのこと。Miyabiさんが、気を利かしてくれたみたい。今年3月、ひょんなことから、新宿のお店に偶然お邪魔した縁で、ライブを見させていただく事になった。9月にお店にお邪魔した時、10月ミューズ待ってますと言ったのを覚えてくれていたんだろう。
 4階会場は、まだ開演前のくつろぎ状態。フロアに腰下ろした若い女性がほとんど。どっちかの壁際を好むねずみのごとき習性の人間(我々)としては、そこさえ空いていればいいんだが、ぱっと見、残念の状況。ステージへの視線をさえぎらない場所を探した。6時8分、にぎやかなBGが途切れ、ライトが落とされてオープニング。5人組のバンド「Duel Jewel」(と思う)。Voが「行くぞ大阪!行くぞ大阪!」と叫んで、大音量のライブが始まった。Voの笑顔と軽快な振りに、前列3〜4列は、横手振りで合わせて行く。「ヤッ!ヤッ!ヤッ!」とVoの引き寄せポーズに合わせ、前列は頭をステージへ振り出すアクションでリズムを合わす。バンドにはバンド特有の振り付けがあって、ここもそういう独特の楽しい振り付けの部類。2曲目は激しい曲で、前列1〜2列は、凄まじいヘドハン。去年辺りから、ダイナミックなヘドハンを見かけるように思うが、そのバンドの勢いと言うかエネルギーが感じられていい。MCをはさみながら、「今日はプレゼントある」とかいいながら「今から作る」とか、上げては下げるお遊びで和ませる。「時間が短いので、全力で付いて来て下さい」と3曲目をやり終え「大阪、ありがとう」と叫んで終った。32分。
 ステージ幕が閉まっていて、次のバンドのならし弾きが聞こえる。46分、幕が開き、薄暗いステージにスモークが渦巻いて流れ出し、聴いた音楽が流れ出した。GELLONIMOの『BLOOD MUSIC』。短い入場曲として、メンバーの登場を盛り上げ、客の期待を引き出す雰囲気がある。エキゾチックな衣装をなびかせながらBa.優乃、Gu.AKIRA、Dr.荒姫がこぶしを上げて登場。激しい演奏の中、Vo.雅(Miyabi)が登場。『大和魂』に収められてる『THE EYES』を叫び出した。白塗りの顔面にメリハリのアイライン、口紅。逆立ちだった赤紫のヘアーが、もだえ訴える歌い方に揺れている。MiyabiのHPには、最近のバンドの状況やライブの感触が書かれていて、大阪遠征ではいいライブが出来そうな手ごたえを感じていたが、気合の入った気力満ちたりた感じが伝わってくる。白塗りの顔面、ライトが落とされると蛍光のように輝き出し、暗いステージ空中に顔面が浮遊する演出は、新しいアイディアであった。2曲目も、すきのないつなぎを経て始まった。12月発売の『言霊(ことだま)』に収められる曲なのか、CDには入ってない曲。終るとMC『はい、どうも。きもい??。大阪の皆さん、今日バビロンに呼んで貰ったジェロニモと言います。バビロンのリーダーと旧知の間で誘ってもらって、今日大阪、あす名古屋と。今日はじめて見た人、どうぞ、どうぞよろしく(拍手)。4月に『大和魂』出して、6月に大阪来て以来の大阪です。来年2月に大阪のどこかに出ると思います。『大和魂』は、いじめとかに負けないように・・・。『言霊』と言うのを12月に出します。12月に、アパッチジュニアの集会をやります、東京に来られる方、また寄ってください。』。MCで静かになった会場にギターのイントロが流れ出す。ステージは青の照明。イントロの最後が終るや否や,破れんばかりの衝撃音。頭を振り上げ、ゆっくりと周りをにらみつける形相で首を振る。「サラビア、サラビア」「オー」と繰り返されている。AKIRAのギターの早弾きが凄まじい曲のテンポをさらに追ったてて行く。かなりのスピード感がある演奏は、聴き応えがある。『どうもありがとう』に続いて、間髪を入れず次曲、黄色の照明が激しく揺れて、AKIRAのギターが先導する激しい伴奏の中、白塗りの顔面がリズムを刻む。早い曲回しの中で、Ba、Guが1回転。『ラスト、行くぞー!』と叫んで『No!ーー』と搾り出すような叫び声。もうここまで体力を相当使い果たしてる気配。大きく揺れ、よたつきながらの歌い姿。それでも激しくヘドハン、パフォーマンを繰り出しながら、「I say I say I say」「No! No! No!」と勢い良く、ハモって行く。エネルギーがほとばしり、はじける魂の粒。7時16分、燃え尽きた大和魂は、大きな余韻を残して、ステージを去っていった。
 6月のステージから4ヶ月、引き締まったライブであった。特に間延びがなく、間髪を入れず次に移って行く演奏は、気合と言うか充実を感じた。時代に流されない音楽を目指されてるGELLONIMOのメンバーやリーダーMiyabiさん、とことん自分達の音楽を突き進んでください。



間違えた所もたくさん有ると思いますが、最後まで読んで頂いて有難うございますm(__)m