2005・6・5     DAHLIAコンサート 中京競馬場。   papa

なぜDAHLIAが中京競馬場に来るのか、いきさつはよく承知しないが、都合がついて行けるのであればさっと行って来るというお気楽主義でいるので、今回もイベント開始16時35分中京競馬場メディアホールを目指す。道すがら、その訳を聞くと、当日は『愛知杯イベント「愛・地球博デー」』の催しの一環として、DAHLIAコンサートがあり、其の他川原麻衣トークショー、モリゾー・キッコロショップ開催、魔法戦隊マジレンジャーショーが企画されているらしかった。
 3時中京競馬場に到着。場所は伊勢湾岸自動車道豊明インター近くでR1を北へ少し入ったところ。もう少し早く着いて、すぐ近く(時間で5分もあれば)にある桶狭間古戦場を見たかったが、想像だけにした。今川義元が京へ登る道がこのR1として、休憩のためにそこから100m(古戦場への表示距離)南へ入ったところで背後の崖から突進してきた織田勢に歴史を変えられたそのポイント近くを通っただけでも、ちょっと満足。あたりはやや起伏のある土地柄で、昔は林や森林の一帯として奇襲作戦にはうってつけだったかもしれない。今日は、自分が奇襲してきた、しかも大阪から出陣とは、「お主も好きよのう」と笑ってる兵どものあきれ顔も想像できた。
 事前の問い合わせでは、今日はG3レースの開催で、間違いなく駐車場は空いてるとの太鼓判。が、西入場門近くは全滅、東入場門の大駐車場も見渡す限り、満杯状態であった。レースを諦めた人などがぽつぽつ帰る空きを探して何とか駐車。東入場門入口で入場券200円/人を買う。帰りがけの人もおり、大きな通路は左右を交互に反対向きの流れがすれ違っている。両端には花壇が整備され、少し行くと大きな馬場が見渡せる小高い丘があって、きれいな競馬場のすがすがしい全景が目に飛び込んだ。その前方には大きなスタンドがあって、スタンドの建築物の中通路をずっと先に行ったところにメディアホールがある。2階の通路へ上がる階段や建物通路にはたくさんの馬券などが散らばる中、通路床にすわり込み新聞や競馬専門誌を頼りに真剣な予想をたくましくしている競馬ファンの方々がたくさんおられた。さながら大学受験前の駆け込み勉強の風景に似ていた。競馬をしない自分には、独特の場かと思っていたが、遊園地の家族ずれやカップルのような若い人がほとんどであった。
 メディアホールは、2階通路を相当行った所にあった。建物の3〜4階を吹き抜けに、小さなステージを取り囲む半円状の形状に10列ぐらいの座席がぐるっと取り囲み、後ろには3重の観客席が階上へ重なっている。ステージ後ろには大きなテレビジョンが設置されていて、場内レースの模様や東京競馬場の模様が中継放送されていた。メディアホールでのシート探しの3時半頃には、その「愛知杯」のレースが始まって、すぐに2分13秒のレースは終った。シートは、空いてるが新聞紙がかけられていて、実際空いてるのか否かがわからない。レースが終る毎に人の出入りが少しずつあって、当方レースが終る毎に少しずつ前にシート替えを繰り返す。「愛知杯」が終るとすぐに東京競馬場G1レース第55回「安田記念」の中継が入った。3連単?で46万の大穴が出たらしかった。4時位から半時間、疲れとシートの安楽さで眠っていたようだ。「稲村ヶ崎」12R“審議”と言うアナウンスで意識が戻ると、時刻は4時半、ステージには男性2人のスタッフが出てきて、機材にしゃがみ込んでなにやら作業。あと5分で始まる。ステージ前にはさっきまでなかった青テープの仕切りが渡されていて、ガードマンがその中に入って警備するようである。客席も満員状態で、階上の席からも人の手が飛び出ている様子から、上も満員のようである。35分「愛・地球博ディーイベント、レース発走の兼ね合いで、トワイライトコンサートを5分ほど遅らせる」とのアナウンス。
 45分ごろ、テレビジョンに「まもなく I'll be your love   DAHLIAトワイライトコンサートが始まります」の文字。しばらくしてそれが消えたテレビ画面に薄く楽譜がめくられる映像が次第に鮮明になって、「Yoshiki sysmphonic concert 2002」の文字と共に指揮するYOSHIKIの大きくタクトを振る姿が30秒ほど映し出される。画面はステージに並んだ弦楽四重奏の4人の伴奏者が映ったかと思うと同時に、透き通る声で歌う「I'll be your love」が流れ、DAHLIAがステージ右より登場、愛・地球博のテーマソングを歌う。両手でマイクを持ち、視線を前へ横へ上へまんべんに振りまきながら、微笑み顔にジェスチャーも可愛く添えて、感情入れは瞳を閉じ、客の合図に手をひらひら振り返し。胸には十字のペンダント、リストリングがきらきら輝き、ところどころ絞りの入ったワンピース風の半ミニ姿。終ると司会が出てきてこの歌を歌ったDAHLIAを紹介。一際大きな拍手。曲はなじみ深い皆さんだが、こんなにも可愛いステキな方が歌って下さってたと紹介して「みんなの前で歌ってみてどうですか」と振ると『うーん、ちょっと緊張しました』と日本語で。話は後ほど詳しく聞くとして、このあと「メリー&ジャズトリオ」とのコラボレーションになるコンサートをお送りするとの事で、DAHLIAも歌の準備に入る。ジャズ演奏が始まり、DAHLIAともう一人の歌手(メリー)との掛け合いのジャズ歌謡ショーが5分ほど続く。メリーのやや気合の入った顔つきに比べ、DAHLIAのニコニコ笑顔がジャズの明るいムードにマッチして、穏やかな明るい雰囲気を放ってくれる。5分ぐらいの曲だった。メリーに称えられ、DAHLIAは右袖に下がって、続いてメリーが歌う1曲があって司会が出てくる。「レースの方は十分楽しめましたか、お顔の色がよろしいかと・・」と場をつかみ、川原麻衣を紹介。モリゾーと出て来て、トークショー、表彰式の出席やレースの話をする。DAHLIAも一緒に出て来ていて、衣装も白うろこに覆われたワンピースドレスに着替えてる。川原からDAHLIAに話を移して「I'll be your love を歌っていて、いつもどんな気持ちなんでしょう」と尋ねるとDAHLIA『とっても美しいメロディーと歌詞があるから・・』と日本語で言った後英語で(通訳)『歌っていてもホントに気持ちがいいですね』と返事。(司会)「ハワイご出身で、現在はロスアンゼルスにお住まいで、本日はロスアンゼルスからお出で下さったとの事でありがとうございます」DAHLIA『うーん、いいえ。遠いの、遠いですけど』。(司会)「名古屋にはもうけっこうな回数いらっしゃってるとの事で、名古屋の印象はどうですか」(D)『名古屋、大好き』。(司)「食べ物は口に合いますか」(D)『いつも山ちゃん、毎日、毎晩』
(司)「山ちゃんというのは、手羽先で大好き?」(D)『大好き』と応える。「一気に親近感が湧きますよね」と言って、川原とDAHLIAの2人は万博つながりで、何度か一緒に仕事で会ったとの事。「DAHLIAさんが実はあまり地球博をゆっくりとご覧になってないと聞いたのですが・・」(D)『うーん、あした、いろいろなパビリオン見るつもりです』と。司会が川原にパビリオンの話などを聞き、「DAHLIAさんも明日ゆっくり見物できる感じですか」(D)『そうしたいです』。「名古屋が大好きというDAHLIAさんなんですが暑くなかったですか」(D)『いいえ。ハワイ出身だから暑いお天気が大好きです』。「本当にステキな歌姫なんですが、最初にこの歌を歌う事が決まった時、どんなお気持ちでしたか」(D)『うーん、このような大きな機会、しかも万博と言う皆さんが来られる機会で、テーマソングを歌う機会を得られたことに、ドキドキしましたし緊張しました』。「レコーディングの際はどんな感じだったのでしょう」(D)『うーん、YOSHIKIさんがレコーディングしてくれたのですが、YOSHIKIさんは厳しいと言うことで有名で、私の耳にも入っていたので、そういった意味でも緊張してたんですが、とてもいい具合にレコーディングが出来て、よかったです』。「日本語の発音なんかもお奇麗ですよね」(D)『(急にうれしそうに)そうですか』「ずいぶん練習されたんでしょうか」(D)『えー、はい。勉強しました』「今は私達が話してることも理解されてるんでしょうね」(D)『ハィ、ハィ、頑張ってぺらぺらになりたいです』。「ちょっと聞きましたところによると名古屋弁なんかもマスターしたいと・・」すかさず(D)『皆さん、ありがただね』。司会がこれからのDAHLIAさんの活躍や万博の成功を話して最後にDAHLIAさんのメッセージをお願いしますと言うと(D)『万博のテーマソングを歌わせて頂いてるということに、すごく私自身誇りを持つておりますし、皆さんも名古屋で、この愛知地区で万博が開かれてることに誇りを持って頂きたいし、皆さん、是非万博に足を運んで頂きたい』と話す。司会が〆に入り、皆でこの「I’ll be your love」を合唱するとして、再びDAHLIAがこの歌を歌った。終ると、司会が皆さんに礼を述べ、DAHLIAを含めステージ上の人は下がって、このコンサートは終った。5時19分。


間違えた所もたくさん有ると思いますが、最後まで読んで頂いて有難うございますm(__)m