REPORT  9

2005・10・23   LADIESROOM LIVE 「SEX 千葉 ROCK'N ROLL」   papa

千葉LOOKと言うライブハウスはよく聞く名前で、どんな所のどんなライブハウスかと興味があった。千葉への首都高湾岸線を走っていると、いつか見た風景が時々出てきて、「なんでだー」と不思議に思ったが、3月にYOSHIKIで成田に行った時に通ったんだと思い出しながら穴川ICで下りて千葉市街への案内通り進んでゆく。古い車でカーナビもなく、地図で確認しつつ進むが、今日もやっぱり間違えて、鉄道の高架を超え変な所に出てきたと思ったところは、JR千葉駅の西側辺り、LOOKのすぐ近く辺りであった。駅前大通に出て、すぐ左折。千葉県観光物産のビルの横の駐車場に入れる。4時頃であった。すぐに一人で偵察に向かう。平日夜は賑やかな飲み屋街になる(今日は日曜休みらしい)通りを進むと、ライブの音源が漏れている。音源の建物を回るように進んでゆくと、線路に面してLOOKの入口らしい建物の入口があるが、「ここは入口でない」と書いてある。裏手に回るとたくさんのチラシが張ってあり、そこが入口。中からは「Wonderful Tonight」のリハが聞こえて来てる。場所は確認、JR千葉駅からも5分ぐらい、私鉄の駅もすぐ前にある好立地。ただし女の人には通路を選びたくなる看板も付近にたくさんあった。すぐに相棒の写真の付き合いで再度来たが、まだライブ待ちの人は数人と言う所。近くのコーヒー店「カフェ・デ・グレコ二番館」にはいる。出た後は時間まで車で休憩。
 6時オープン、6時半スタートであったので、5時50分LOOK前に行く。たくさんの人が入口あたりから遠巻きに密度を薄めて待っている。53分、10番単位で整列をはじまり、90番までがLOOK入口側の歩道。91番以降が反対側の歩道に整列しなおす。6時過ぎ、入場。入口を入ってすぐに受付。ドリンクはビール500円、ジュース類は300円で、相棒の後ろでチケットの半券を相棒手渡してくれたが、ドリンク券がないのでおかしいと思ったが、右へ進んでパンフをもらいフロアにはいると相棒はもういなかった。結局ドリンクは半券にスタンプが押してドリンク券になっていたが、そんなこととは知らずドリンクなし。最後尾の照明操作機材の前に位置どったが、キャパ200ぐらいの広さで天井が低く圧迫感があり、ステージも天井低くそうであった。
 6時半過ぎ、悩ましい音楽がなってメンバーが登場。JUNの頭のヘアーが上下に揺れて動き。持ち場に進むのがかろうじて見える程度。ステージ高もフロアーから30〜40cmぐらいしかないような、しかも客席ステージの仕切りもなさそうな感じ。ライブが始まったが、もう全然見えない。気を利かして百がステージ前のアンプか何かに乗って、手を天井についてくれるときのみ見える。今日は音楽だけを楽しむことにした。1曲目はたぶん『身も心も』かな。8つの白い制止の照明がステージ後ろでついている。2曲目は強いストロボ、百が伸び上がり、天井に手を付いて見渡すように眺めている。百の素晴らしい高音の発声が「すごい!」の思いを改めて呼び起こす。4曲やってMC『千葉、千葉。何年ぶりだ。・・・だから千葉イヤだって言ったんだ。千葉にはバカなやつがいるらしい、松嵜とか・・・後ろ、見えるかよ。見えなけりゃ、じゃ金返せよ・・・(早口で意味も不明)』。6曲目『地獄のドライブ』やって小休止。その合間客より今はやりのレイザー・ラモンの「フォー」のかけ声がかかり、大笑い。7曲目『君と』から始まって、10曲目『Baby』11曲目『また瞳そらすけど』かな。以後バラードで進んで、そろそろ全開モード16曲目『Dance!!inn the back』17曲目『SEX,SEX&ROCK’N ROLL』。MCがあって『ソープランドに売っちまう・・』。18『LITTLE PIECE OF HEAVEN』21『HEY GIRLS』22『NIGHT TO NIGHT』23『ROCKING HOUSE』24『GET DOWN』と怒涛の如く攻め続けて、一旦ステージ下りる。時間はちょうど8時半。小休止もあったが2時間ぶっ通で、中身満載のライブはそうない。客に息つかせないステージングは、さすがと思う。3〜4分の合間、JUNへの「HAPPY BIRTHDAY TO YOU」のコーラスが何回も繰り返された。出て来たJUN『感動してます』。同じくGeorgeも『感動してます』。百の蝋人形にしてしまうMCがあって2曲やってステージ下がる。アンコールの手拍子と大合唱。3〜4分後出てきて、12/29の渋谷のライブ決まった事。百、告知すると『他人行儀になる・・蝋人形にしてしまう・・』と。そこで2曲やってステージ下りて、また出て来て2曲。2曲目はGeorgeがボーカルで百がギターで遊んでいた。再度ステージ下がって最後のフィナーレはいつもの2曲で締めくくって9時15分終った。George『楽しかった』とケツ見せ興業。しかもマイクにはりつけてるピックのテープをもぎ取り『後ろにまわせ』と最前に投げ入れたとのこと。今までそんなことなかったのに、よっぽど楽しかったのだろう。後ろで見ていた自分にも今日のライブは勢いあり、躍動的なライブで素晴らしかったと思った。今はマニアックのファンしか参戦してないが、この雰囲気にひとたびはまればそうは抜け出せないブラックホールの引力を発揮してきてるように思う。来年はもう少し多くやるかもしれないこと、百がMCで言っていたが、メジャーへのきっかけが出来れば、百のあの高音は誰しも度肝を抜くし、あの楽しさは比べるものがないように思うのだが・・・、そう感じるのは俺だけかなぁ。



2005・10・30    「SEX 埼玉 ROCK'N ROLL」HEAVEN'S ROCK さいたま新都心 VJ-3   papa

埼玉新都心へは、中央道で紅葉を楽しみながら行く予定でいた。名古屋に入ると南の方から暗雲が北へ広がり出し、スカッと晴れた紅葉も期待だおれになりそうな心理の暗雲も生じて、名神小牧JCT、暗雲の敵は横須賀にありの如く、東名を一路、横須賀に向かってしまった。同じ東京を通過するのなら、そこまで行ってるのなら、今時点を確認しておきたいと。hideミューは、ドーム2階部分がなくなって、破壊はさらに進んでいた。館内の暗室展示を下りる赤い回り階段も2つに切断され、2箇所に転がっている。もう今度来る時(11/19)は全てなくなってるんだろうか。岸壁の釣人は今日も大賑わいで楽しんでいるが、少し波立つ岸辺の海底は、今日は見えなかった。
 横須賀から埼玉新都心のライブ会場隣のパーキングまで1時間20分で行ってしまった。日曜昼の首都高はがら透き。ライブは会場を探す前に駐車場を探すのが大変だが、今回は見当をつけてるライブ会場の隣になるだろう駐車場があって、即入場。ほとんど止まってない広い駐車場のライブ会場に近い方にバックで駐車。横には横浜ナンバー1台と2台の品川ナンバーだけが止まっていたが、3時という時間にお客さんは誰も止めてないはず。HEAVES ROCKを確認する為に車を降りると、もうリハーサルの音源が聞こえている。念のため交差点角のHEAVEN'S ROCK正面に確認しに行ったが、間違いなく、後でホールに入ると車の後ろとステージの後ろが背合わせになってる位置関係で、運転を誤って突っ込んだらステージに突入と言う近距離に偶然止めていた。品川・横浜ナンバーはたぶん・・と思った。周りは再開発象徴の高層マンション・高層ビルがそびえ、まだ建築等再開発はこれからも続くような場所。ライブ場はその開発地区の広い道路の交差点に2階建ての建物としてある。ライブだけの用途しかないような建物で、いずれ隣の駐車場との合同で大きなビルが建てば、地下にでも入るまでのつなぎに建てられてるという感触。喫茶店も周りになく、300mぐらい南のJR北与野駅(JR大宮駅一つ手前)周辺にはあった。
 5時半過ぎに横の通りに出て、時間前のライブ待ち。45分、辺りに待っている人にスタッフが、1〜50番までは車道寄り、51〜100番まではその後ろへ並ぶよう指示。6時オープン6時半スタートと言う今日のライブ、出足にぶくその番号まで並ぶと、後は残り少ない人が列から漏れてるだけ。6時になって10番単位で入場。10番内の順序は前後確認されず。入るとドアの左でチケット確認、ドリンクはチケの半券が早や代わり。パンフをもらい、カメラチェックもなく、その平面で奥のライブフロアへ。やはり、最近出来たライブ場らしく、天井も高く、ステージもフロアから1mぐらい高いし、ステージ空間の広さは幅といい、天井は2階に吹き抜け大きな洞穴の様に開放感が溢れている。1週間前の千葉LOOKとは対照的な、どこにいてもよく見える構造になってる。キャパも400ぐらいの容量。たぶん入場時のお客さんの集合具合から考えると、楽にライブを楽しめる雰囲気。後ろ側向こうの壁際で観戦することに。スタートまでの間は、軽い音楽に浸され、回りの空間も十分あって快適な時間。それでも時間前になると、ホールは触れない程度に万遍なく満員状態になった。
 6時40分前、「イヤャーヤ・ヤンー、イャイャイァ・・」とテーマソング。スモークの薄モヤの中、左手よりJUNがオッスのジェスチャーで現われ持ち場へ、続いてNAOが手を振り、GEORGEが無愛想に出て来る。楽器をセットした頃合を見計らって百が登場、瞬間に演奏が始る。百の顔も他のメンバーの姿もステージ照明の高度も十分で鮮明によく見え、透明感さえあってスカッとしたステージが広がった。1曲目は「身も心も」。意地悪そうな視線にあえぎ絞り出すマイクパフォーマンスを入れて歌う。2曲目もバラード。前の客のサングラスを取り上げ、サングラス姿で歌う。似合うとも似合わないとも言いかねる。3、4曲目もバラードで、マイクをあの部分で持ち上げてはにやついている。全然曲名わからず。5曲目、たぶん「Angel」。終るとMC『1週間ぶり、久し振りもいるだろうが。今日はよく見えるだろ。こないだの分も含めて金返せ。意味わからなくてもいい、えーもう何もない、お前ら蝋人形にする!。ここの店長、最低だから気をつけろよ。お前ら4000〜5000円で買ったんだろ。俺らは2000円でうっとるのに・・』。6「不明」7「地獄のドライブ」8「君と」が終ると、百、ステージから奥に入ってゆく。明るいライトに照らされた長い伴奏は、ステージの奥までよく見え、JUNの力みなぎったドラミング、NAOの引き締まった顔の演奏、GEORGEの小刻みなリズム動作の演奏。伴奏の終わりごろに百も出て来る。9「不明」10「月と太陽」11「Baby」12「また瞳そらすけど」13「不明」客が持ってきた矢印の小道具、前に当てて喜んでる。歌詞を忘れたのか後ろの歌詞カードへ慌てて確認しに行く。歌いながらも上目ズカイの不確かな表情。14「I’m Crazy」。終るとストロボが炸裂15「Damage」。いよいよ後半部の怒涛の如く突っ走る客との掛け合いライブへ入って行くようだ。まだまだ素人の俺には、客を巻き込んだLADIESの醍醐味という時間がなんともいえない。16「JET COASTER」。終ると百、ステージから奥へ。上半身もろ肌を脱いだGEORGEがその間MC『おい、人生は短いぞ。あっと言う間に40だぞ。行くぞー!お前らー!行くぞー。もっともっとー』。言い終わるや17「Dance!!in the back』。GEORGEが前後リズムをとって揺らすロングヘアーが波動のように揺れている。勢いに乗った場内、18「Wild One」、NAOがステージ中央へ。ものすごく楽しんでるようなパフォーマンス。帰った自分の持ち場でも、首を揺らし一人世界の真っ只中。GEORGEは横揺れリズム。]の初期、並びメンバー横揺れのシーンを彷彿。百、マイク突き立て。19「SEX SEX &ROCK’N ROLL」20「不明」。合間に百、JUNを指差して『Mr.知らないやつ』。21「Access」ステージ後ろの9つの白ライト、ストロボ、四角黄ライト、場内照明の点滅で雰囲気も沸騰。22「HHC」23「HEY GIRLS」24「NIGHT TO NIGHT」25「ROCKING HOUSE」やらせろ、やらせろ、やらせろー。いつもあけるズボンのチャック、『チャックがしまらねえ、でかすぎてしまらねぇ』と百、大慌て。26「GET DOWN」激しいGEORGEの横揺れ。百の胸元、汗でシャツの黒ずみ。8時38分熱湯の元栓が止められた。
 すぐに軽い手拍子、その手拍子にのって「ハピーバースディ、トューユー」が繰り返され「ディア、NAOチャン、ハピーバースディ、トュユー」が終ると、また初めから繰り返された。3分ぐらいでNAOが出て来て『どうもありがとう。今年こそは、ちゃんと誕生日、割引で温泉にでも行こうかと・・。JUNと沖縄に行こうかと・・。ミュージシャンは温泉とかに行かないと言うんですが、別に意味はないんですが・・』と言ってギターソロの演奏。そのうちJUN、GEORGEも出て来てアンコールナンバーが始った。1「BIG BOOBS AND BUNS」続いて2「SEX DRIVE」。終ると前の客とタッチ。一言言った後に『Iカップものども』と続けて下がってゆく(50分)。アンコールのかけ声と手拍子が続く中、2分ぐらいでJUN、GEORGE、NAOが出て来る。GEORGEはくわえタバコの用意、百は着替えたTシャツがよじった上にギターを抱え、直そうとしきりにたぐっている『シャツ逆さま。すまん、Iカップとか言ってバチが当たったかな、着替えた方が言いか』と言い終わるや、JUNが曲を始めてしまう。よれたままに演奏。1「Call man」。終って慌てて脱いで着替えるが、どうも合っていたらしく『合ってんじゃねか。ショッカー(?)みたいにバチが当たったかな』。2曲目はGEORGEが歌う。百がギターで遊んでいるようで、しっかり曲の伴奏の中に効果音が入ってゆく。おう、なかなかうまいヤンケという印象が持てた。9時4分終ってすぐにアンコールのかけ声と手拍子が始る。「フォー」のかけ声が不意に起こったが、今日はタイミングが悪く、受けなかった。アンコールコールと手拍子がそのきっかけにさらに大きくなり5分、GEORGEが両手を挙げて出て来る。皆も出て来て1「Wonderful Tonight」。終ると百『言うの忘れてた。12/29ライブやることに。今年は何を歌うんだい。29日は客が入らない日だがお前らの協力で・・・。もっと面白くない話でも笑える練習をして来い、蝋人形にしてやる・・・』。2「SWAPPING PARTY」。説教タイムにはGEORGEの頭にハロウィンの髪飾りが客から奪った百がさす。ミッキーのミミの部分がかぼちゃの面になっていてかわいく似合っていた。ぱぱっと言って怒るパターン。物まねタイムは、何を物まねしようかと詰まっていたが「デニーロ、デニーロ」のかけ声。ブルースウィルも声がかかり『似てるのは、ハゲだけだ。昔、物まねしたが全部自分になった』と笑わす。百『こんなだらだらして終っていいのか、このAカップどもめ。じゃねー』と終った。9時23分。
 すぐに帰る。美女木JCTからが外環、大泉IC下りて環八。これが工事中で大渋滞。井の頭通りへ迂回するとスイスイ。うまくR20の首都高永福ICへ乗れた。この頃は意識もはっきりしていたが、交通量も少なくなるにつれ、意識も・・・。小仏トンネルに入る時を最後に記憶がなく、次に目覚めたのは「須走り料金所」の文字。とんでもない所へ来ていた。中央道大月インターからそれて東富士五湖道路に入って、しかもその終点の料金所。2001年11月、YOSHIKIのFMfujiラジオ出演の時、山梨エリアだけの放送を録音しに中央道双葉SAに行った時、行きに初めて通ったこの道、深夜富士山の東を通るこの道は通行車両も皆無で、闇と霧の不気味な道路に富士の霊界を感じたその道路を、霊に導かれてここまで来たのかと鳥肌が立った。よくもまあ別の世界に導かず料金所に導いてくれた事か。しばらく行くとあと5キロで東名御殿場ICの表示には、かつてない長時間の記憶の空白に冷や汗も冷や汗。高速の渋滞にトラックが突っ込んで大事故になるあの長距離運転手もたぶんこんな不意な空白に襲われていったんだろう。意識は“意識なく”なくなってゆくという恐ろしい体験、深夜運転の方はくれぐれもご注意を。次回からは東京出てすぐ2〜3時間先に寝てから帰ることにした。hideのライブも早く向こうで見たいが、いつでも行ける向こうの世界の前に、一度行くと戻れないこっちの世界をもう少し楽しみたいですから。(生まれ変わり方法もある?前世は何々とか?今度は人間に生まれ変わるとは限らない・・・やっぱし行ったら戻れないと思う方が無難かな・・・)



間違えた所もたくさん有ると思いますが、最後まで読んで頂いて有難うございますm(__)m