REPORT 8 

2005・8・26   MIX LEMONed JELLY 2005(5th STAGE) hide MUSEUM    papa


前日台風11号が関東直撃コースに変わり、東名通行止めの区間も出て来たのを心配しながら、やっと夏休み宿題(7/20〜8/20レポ)の提出準備を終えて寝た。8/26日は、AM3時に起きて4時までに名神に入る予定の通り起き、心配して真っ先につけたニュースは「台風11号は神奈川県横須賀沖の東京湾にあって・・・」と放送。被害の無いことを祈り出発。富士川SA迄直行。浜名湖辺りから路肩に強風で落ちた葉っぱや小枝が見られたが、東に向かうほど空も晴れてきて、台風一過は難なく訪れているように思われた。天空に張り付いたような高い雲が薄墨色に掃き流されて、富士山も遠くから左前方から正面へと変わる変化が見透かせ、今日のかくれんぼは俺様勝ちという天気。1時ごろには横須賀に到着。ダイエーで休憩。さらにホテルで6時半まで休憩、7時過ぎhideミューへ。
 ライブはすでにだいぶ前に始まってる為か、門から向こうまで誰も姿が見えない。例のごとく写真を撮りながらカフェラへ。hideミューも台風の被害はなさそうで、落ち葉や樹木の被害、建物の損傷も皆無のすがすがしい姿を、照明に向けている。本館の円形ドームは、中から発光する夜光虫のようにひときわ大きく輝いて、さぞ海上からは黄色い巨大な夜の生き物が波間を動いてる眺めかと想像。カフェラの中は、ガラス越しに腰を下ろしたライブ待ちの人、クロークの荷物の置き場所、受付、グッズ販売のテーブルやスタッフでひしめき合ってる感じ。受付を済ませた後、奥の扉に向かうその道は、満員電車の中を移動している困難さ。扉の中も満員状態で、ちょうどライブの入れ替え中の休み時、まだら模様の空きの中へ進入した。ステージ幕が閉められた前に、スクリーンが下りていて、hideのライブ映像がライブのつなぎ時間を満たしている。
 今日の出演は、エクスタシィ軍団で、たぶんTOKYO YANKEESの次にLADIESROOMが最後で出てくるはずの予定で来た。LADIESの出演は8時過ぎとのファンクラブの予告があったので、一つ前の出演を逆算して来たが、7時半から始まったバンドはDUSTAR-3(と思う)と言う初めてのバンドで、メンバー3人、ヘッドマイクをした行動的なバンド。ステージでのパーフォーマンスも多彩で、客乗せもうまく、ファンも相当いるらしく、ヘドハンやハンド応援に相当数が応じて勢いを感じた。ボーカルを主に勤めた左のベースは、金属製の良く通るしゃがれ声に聞こえ、特徴あるボイス。この他の出演者は、YOUTHQUAKE、ラヴィアンローズの計5バンドで、DUSTAR-3が終わると急に渦巻きが起こったかのような客の入れ替えが生じ、幕が閉められてスクリーンが降り、hideのライブ映像が半時間ほど続いた。Damage、50%50%、オブラート、D.O.Dのライブ映像。
 8時半過ぎ、スクリーンにいろんなバンドのフラッシュ映像がまばたきのようなスピードで現れ、最後に止った文字はLADIESROOM。時間的に最後と言うことは、YOKYO YANKEESはすでに出演済みということ。あの首筋に血管を浮き立たせた歌い方を見たかったのに残念。ステージ幕が開いた空間には、白い照明にスモークが漂い、悩ましいトランペットの旋律がヌードショーの始まりにも通用できる雰囲気で鳴り出し、くすくす笑いもちょっと聞こえる中、ジュンが出て来、メンバーが続いて登場。Georgeはカウボーイハットに白の綿シャツ、NAOは白ワイシャツで肩から手首へ2本のストライプ。百は黒下地に縦じまのシャツ姿。いつもと同じ。4曲ほどやってMC。百「横須賀、3年振りか。さっき2日酔いで車で寝てたら、hideさんが上からのぞいてて、よく寝れなかった」「残念ながらなくなっちゃうので、そこらぶっ壊してもいいや」「どうせお前ら、黙ってなめてりゃいいんだ」と例の冷やかし自嘲のさむーいトークで客の突込みを呼び込みながら次曲へ。Georgeは帽子をとり、ロングヘアーを垂らし頭のヘッドハンはいつもと同じだが、会場の広さか百の声は反響がセーブされた生声のような響きで、後半5曲は台風で洗われた風景のような変わった新しさ、いつもと違う曲感を感じた。9時15分、いつもの定番も無く、メンバーは演奏を終えて袖に隠れた。すぐにGeorgeはアメリカ国旗風の格子パッチが入った長袖にジーンズベストを着て登場。マイクを持って「今日は黙ってやってるエクスタシーも、たぶんこれが最後かな」とかhideの思い出みたいなことをしゃべりだして「いつも説教ばかりでいろいろ大変だったなぁ」と述懐。「正規のエクスタシーじゃないから、変わったもの先輩の古い曲をやりたい」といって、俺の相棒「梅ー」と梅さんをステージに。普通の人と同じ梅さんが、挨拶して、今から始まる全員の打ち上げイベントのメンバーを一人ずつ紹介、ステージに呼び込む。ジュンはすでに帰ったとの事。今日のバンドのほぼ全員がそろったところで、イントロから始まった曲は「紅」。出だしぎこちなさを感じたが、直ぐにエンジンは快調に走り出し、各バンドのボーカルがマイクを引き継いで歌ってゆく。Georgeも必死な様相で客席に向かって歌っているが、その表情は感極まる表情も垣間見せていて、エクスタシー一応最後という瞬間とこれに続く長い軌跡の思いがこみ上げているかのようだった。そして驚くのはマイクを引き継いだ百の紅。Toshiの歌い方にしか許容の範囲を見出せない]ファンにとって、Toshiにこんなにも近く明らかに許容の範囲に入っている歌い方であった。良く通る声、高音の伸び、百の歌には脳裏に残る紅の曲のイメージそのままを辿ることが出来るような一部分を垣間見た。さらに]の曲を歌うなら、Toshiの歌うイメージを再現できるようにも思った。これは思いもよらぬ新たな発見。最近ライブで「I'LL KILL YOU」とか急に言い出していたが、いくつかの曲を今日のために練習していたのかもしてない。たぶん百は、「I'LL KILL YOU」の単純だが大胆な曲にほれ込んだのかも。いつか歌ってくれるかも。9時40分イベントは終わった。全員がステージ奥に下がって、片付けが始まったステージにGeorgeが出てきて、ひとり「hide、バンザーイ」と叫んだ。感極まるシーンだった。私は、10時に閉まる駐車場が気になって直ぐ出たが、なおも残ったファンのアンコールコールにGeorgeと梅さんが再度登場「今日は本当に楽しかった。俺たちもじじになるが、お前たちもばばになる・・」と和ませて手を振りながら下がったとの事。ステージ前にいた相棒さんには、下がるGeorgeと梅さんが、ステージ奥の隠れる所まで手を振っていたのが見えたとの事。車を外に出し、戻ったカフェラ前、一番手前の白いワゴン車に梅さん自身も出てきて機材を乗せていた。「梅さん」と相棒声をかけたら、こっちを向いてにこっとしてくれた。スタッフが閉門しますのでお帰りくださいと次第に押してきたので帰ることにした。10時は過ぎていた


間違えた所もたくさん有ると思いますが、最後まで読んで頂いて有難うございますm(__)m