REPORT 6 

2005・4・28&5・1  BLACK TICKET(LADIES ROOM GEORGEの新バンド) 目黒鹿鳴館     papa

TRAXの鹿鳴館のライブは、半信半疑であったが、やはりステージに登場であった。本来はこのBLACK TICKETを見に鹿鳴館に来たのであった。とりあえずは見ておこうと言う好奇心からの行動である。
 28日は、4バンドの登場でオープニングがTRAX、BLACK TICKETは4番目であった。3バンド目の調子のいいSMOKY CHILDと言うバンドがMCで『次のバンドどないか、チラッと下見、すごい時代遅れのヘビメタのスタイル』と宣伝したので、どんな装束で登場かとにわかに期待がもてたが、8時34分突然の幕明きで登場した衣装は、どうと言うことはない、ふつうで奇をてらう感じにはとても見えない、ごく普通の衣装であった。メンバーはLADIES ROOM のGEORGE とJUN、ボーカルが440、ギターがジョリーのえばかん(EVAKAN)。もちろんLADIES以外は知らない。で、GEORGE曰く『はじめてケン以外の「こいつだったらベース弾いてもいいなぁ・・・」って歌唄いに遭遇したよ』というボーカルは、小柄だがなかなか声量があり、特にMCの声のよさ(皮肉じゃなくて、この声のよさからいえばGEORGEの“遭遇”も納得と言う意味)は格別であった。ギターもその風貌からバンドのイメージ作りに体で寄与すると言う体型いでたちで、ブルーのナイトガウン?(5/1は黒に変わった)に山高帽のつばをひしゃげたものをかぶり、太目の体に愛嬌ある顔つきのギタリストであった。ボーカルはどこかで見たような顔だがなぁーと記憶を辿ると、あの“猿岩石”の丸い方の顔の子とよく似ている。それが、ステージの中央ボーカルの定位置にいて、右手はマイク、左手が子猫がじゃれあうような動作で動く。小柄だから可愛くそういう風に見えてしまうのかも知れないが、ヘビメタのもっと荒っぽい乱暴さとは距離があるようだ。
 28日は4曲の披露(9時2分終了、アンコールなし)、5/1は7曲披露(8時41分から9時18分。すぐアンコールでさらに2曲。9時30分終了)。曲は始めての披露(全て新曲、あたりまえだが)なので曲名もわからないが、曲風はLADIESの楽しいのりの感じで、Vo.の歌に、Ba、Guが声を添えてゆくと言うパターンの乗りのいい曲ばかりであった。いずれの日もGEORGEは最初から全開で、自ら縦乗りリズムに乗りながら、体でリズムを作り出すアクションで体力限界まで弾きまくっていると言う感じで、このバンドに自分の思い入れがどれほど強いかが見うけられた。ギターも自由自在のパーフォーマンスというテクニックであった。GEORGEの話によると、『ガキの頃からの夢だった海外で活動するためのバンド』で、海外へ打って出て勝負するという“勝負”に出たみたいだ。6月の21〜23(不確かです)ぐらいに香港ツアーが決まったと告知していたが、さっそくの海外遠征、頑張って来てもらいたい。
 急にGEORGEが海外遠征バンドを作り、しかも実際に日程に上ってきたことに、なぜかと言う疑問が出て来る訳で、そこには今までのいきさつを考えるとあるものと連動しているようにも見える。『冬前後にはアメリカ西海岸ツアー予定だ』という予告もあり、今回のTRAXの鹿鳴館シークレットライブが“急”にあったり、一連の動きの元にある進行状態を考えると、謎の答えが見え隠れするようにも思えて、今回の『BLACK TICKET』のとりあえずの観戦となった。全くもって勝手な予断に終始しているんですが、これも楽しい予想の範囲で、“想定内”の事が現実になるかどうかは私個人の楽しみと言う所ですので、皆さんはゆめゆめ本気にしない事。



間違えた所もたくさん有ると思いますが、最後まで読んで頂いて有難うございますm(__)m