REPORT 9
2005・6・23 machine 難波 BIGCAT papa
machineライブは初めてだし、そもそもmachineも良く知らない。スプレビやhideのフィルムGIGでなじみのメンバーが出るので、も一度見てみたいという衝動に動かされ、観戦となった。当初予定のhideミューでのライブ観戦がだめになり、急遽BIGCATのチケを購入。JOEのドラム、久し振りに見られると言う期待が膨らむ。
5時半BIGSTEP4階、ライブ会場前に到着。30人ぐらいの人が、すぐそばの階段下へ、並んだり腰掛して待っている。係員が「整理券順に呼びますので、その辺で待っていて下さい」と指示。チケ販売窓口横が空いていたのでそこで待つ。しばらく経って階段ホール両側に立ち並びかけた人に「片方の階段へ寄るよう」指示。販売窓口には、「05
6/23(Thu)machine tour '05 LOUD ON SUPERB! machine open/start
18:00/19:00」のA3の案内ペーパーが横並び2枚張り出されてある。45分にはチョーク書き同じ内容のキャンパス風黒板がフェンスで囲われた入口前に立てかけられる。47分には改めてチケ販売窓口側の階段へ寄って待つよう再度指示。販売窓口から下へ4〜5列の縦列が出来る。偶然にも先頭の位置になってしまった。来た時にはここがいいように思ったんだが・・。50分過ぎ、和歌山から来られた貴志真由子さんがエレベーターから出てこられた。人のざわめき話し声、一帯はにぎやかな笑い声がホール階段へ反響している。54分、拡声器のスタッフが出てきて「ハィ、片方の階段に寄って・・入る順はファンクラブ、夢番地、店頭、ぴあローソンe+の一般・・」と案内するので、偶然の先頭もチケは一般最後(ローソン97、98番)なので意味なく、1階下がって3階の踊り場で待つ事に。階下に下りると、拡声器も良く聞こえず、どうせ最後なので緊張もゆるんだ。6時過ぎ、入場が開始された。5人ずつぐらいの細かく区切った呼び込みで、まばらに抜ける入場空きの階段へ順次詰めあがって行くので、大きな集団の後ろは空いては列の縁を引き上げて行く。10分ごろに順番が来た。残っているのはあと20人前後。会場ホールに入ると後ろは空きの方が目立つ感じで、容易に前から1/4ぐらいの位置、左フェンス側に進めた。フェンス横のスペースには貴志さんご一行がおられ、お母さんと先日のレモネードカフェ訪問の事など、ご挨拶。7月の東海林さん、shiroさんのトーク&ライブの話など聞かせていただいた。6時半になると、後ろの方も人が埋まって来て、7〜8割の状態に。久し振りのBIGCATは大きく感じた。天井も高く、ステージも広く奥行きがあり、照明の数もだいぶ多い。両側のスピーカーからはスローペースのロックが音量を押さえて、人の会話の後ろを流れている。真っ黒なステージとは対象に、フロアは明るく照明されていて、ステージ前に押し寄せる波状の10列ぐらいの後姿を照らし出し、その後ろはゆったりスペースで立ったり座ったりの待ち風景の前姿を照らしてる。45分には、ステージ右でスタッフがなにやらしだす。その辺りにある機材の光が黄色の列になって点灯している。ステージ中央にある機材のモニターが1個か鈍く帯でともってるのに比べ、異常に明るく列をなしている。50分ごろから、ギターの調音があったり、スタッフも複数人が仕事をしだす。スピーカーからは、ギターにボーカルを合わせた曲が、音量厚く大きくなって盛り上がって行く。フロアーの観衆も全員が立ち上がってステージへ向き、臨戦態勢でメンバーの登場に準備を完了。ステージ両脇下にもスタッフが立ち始め、観衆の中からメンバーを呼ぶ声が甲高く上がる。話し声がスピーカーの音量に届かず打ち消されて行くと、7時、ステージにはごく薄くスモークが立ち込めだし、機材の黄色の光の帯が、ステージの闇を神秘に演出し出す。スモークはフロアー客席にもあふれ出し、人の熱気か、上昇気流にあおられて天井へ急ぐように駆け上がってゆくものもあれば、少し前の人の影を薄く被うものもある。
7時6分、スピーカーに突然の衝撃音。
ステージ下から立ち上がる照明が薄グリーンのスモークを通して、扇の筋を天井に開放している。ドラムや機材が下からの光に反射して輝く中、オレンジの照明に変るとメンバーが登場。拍手とJOEと叫ぶ声が交錯し、さらにスピーカーが音量を上がる。Vo.のHAKUEIが左より手を挙げ登場、そしてドラムの強烈な連打音が入ってライブは始まった。1曲目(曲目は以後全てわからない)からすぐに観客は縦のりに波打って、手を差し出し、リズムに乗って上下を繰り返してる。Vo.HAKUEIは、色っぽく化粧して、なまめかしく視線を投げかけてくる。声も良く通り、ペニシリンのヴォーカルを張っていただけあって、ヴィジュアルもボイスも良い。Chirolynのヘアーはすだれ流し。Kiyoshiは黒髪、黒衣装。JOEは、ドラムへの一挙手一頭足に魂をこめ、引き締まった顔面を少しそらして、叩く振動に体をしゃくりながら強烈なリズムを打ち出している。2曲目、上着を脱いだVo.の両腕にはタツゥーが渦巻いている。時々は客との掛け合いのかけ声。掛け合いと重いリズムが、客の頭を揺らしている。18分3曲目。ストロボの光線が連射し、JOEの軽快なリズムに大きなかけ声。照明の交錯がスモークの中に突き刺さり、Vo.マイクを右手に掲げ片足をアンプにかけ、激しく体をゆすって客への挑戦。Chirolynも思いっきりのヘドハン。4曲目、小刻みなビートに乗ってドラムがリズムを合わせて行く。低い音程のボーカルの入り。ゆったりと客も体を動かしている。うつむきChirolynの髪が下に垂れている。「チロ、チロ」とかけ声が繰り返されて、大きく激しく客の手がステージめがけて投げ出される。「チロ、チロ」と繰り返される。5曲目、JOEのドラムがきびしく音をはじき、重い重音が流れる中、強い音のバラードと言うゆったりとした曲調。JOEのドラムの破裂音、低い重音とVo.のよく通る声が曲の活性を生み出している。終ると一気に駆けてきたステージは、しばしの休憩。メンバーはステージにいながら汗を拭き、のどを潤すペットボトル。とても引き締まった良い入りの5曲であった。そして始めてのVo.のMC『大阪、久し振りです。machineです。6〜7本目、あと東京1本。非常に楽しいツアーです。楽しくない?。大阪の皆さんもゆっくり楽しんで下さい』。短いMCでも好感が持てた。6曲目、ギターの音を効かした入りに、Chirolyn、Kiyoshiもランニング姿。気付けば全員がランニング姿で、JOEの引き締まった顔つきのドラミングは、見ているだけで楽しい。暗転してJOEのドラムが流れる中、ギターの音が入り、そして大きな流れになり、曲が盛り上がってゆく。Vo.の語るような歌声、静が終わり動に入るとJOEのステック回しがあって、そして静のヴォーカルが入ってゆく。次第に大音量で激流になって行く。静と動が何回か繰り返され、一点真っ白な照明がVo.を照らすと客の手送りが投げかけられて行く。終ると時間は7時51分。7曲目に入る。大きなリズムと「時代を・・」と言う歌詞、Kiyoshiの「ウォー」と言うかけ声が入る。8曲目、縦のりのすぐ起こる曲。HAKUEIがステージ左へ、前のファンが手を差し出してゆく。「ウォーオー」とKiyoshiのかけ声のがなり。8:03終ると小休止。9曲目、ドラムの音とヴォーカルの声が流れてゆく。Chirolyn『私がChirolynです』。こぶしを出して『大阪、元気ですか。元気ですか、大阪。大阪、めっちゃ好きやねん』と景気付けをしてベースも入ってゆく。これも縦乗りの良い曲。Kiyoshi上半身裸となり、HAKUEIとChirolyn掛け合いのセッション。客とVo.が掛け合ってゆく。KiyoshiがVo.の横へ出てやや後ろのVo.が背中越しに2人セッション。10曲目、ラップ調の曲調。右手上げ、Vo.ステージ中央で飛び跳ねている。KiyoshiとVo.の掛け合い。11曲目、Vo.客の掛け合い。JOEのステックの2回転。Kiyoshi、Chirolyn合わせ弾き。12曲目、Chirolyn、ステージ袖で両手に力を込め下から上へ突きあげ、あおってくる。客もこぶし突き上げ呼応ししてゆく。JOEも一緒に歌ってドラミング。13曲、乱雑な曲。Chirolyn、Kiyoshiドラムに寄って向かい、ヘドハン、横揺れ。Vo.の叫ぶ歌い方。叫ぶ毎に客は手で合図。Vo.がステージ前でしゃがみ込み、Chirolyn、Kiyoshi狂ったように弾いている。8時32分『ラスト行くぞー』。両手をかざしてリズムに泳いでいる。波に乗るような・・。Vo.とKiyoshi二人向かい合って笑ってる。KIyoshiが早口ラップで歌い、ストロボがはじけて、Vo.が手を挙げ下がっていった。8時37分。
すぐアンコールのかけ声、JOEを叫ぶ声援。アンコールの声援が次第にリズムを作り、手拍子を伴って大きくなってゆく。スタッフがKiyoshiの立ちマイクを調節している。JOE、Kiyoshiを呼ぶ声。少しアンコールのかけ声がばらついたと思うと、大きくゆっくりアンコールの声が大同統一されて一つの声援に集合されてゆく。42分、突然の照明、そしてVo.以外のメンバーが登場。Kiyoshi『大阪、暑いぞー』。JOE、Kiyoshi、Chirolynの3人がドラム前で向かい合い、曲を始めた。少し置いてKiyoshiステージ前に進み、メンバー&スタッフの紹介。続いてChirolyn、Kiyoshi2人が中央で合わせ弾き。3分ぐらいの曲を終えたところでHAKUEIが出て来る。マイクをはずしてハンドにし、客と果し合いのような荒れ狂う曲。2曲目、たたきつける様な早い歌い回し。曲回しの流れに乗って客も荒れ放題。3曲目、踊り狂う太鼓のリズム。Kiyoshiのがなり囃子声。Vo.の叫び。ペットボトルを口に含み。かぶりの客に吹きかぶせる。飲みかけのボトルが2本、下手投げの気を使って客席に投げ込まれた。アンコール一幕はこれで終った。8時58分。
アンコールがすかさず巻き起こる。それに併せる声が加わってだんだん大きくなる。もう一回のステージがありそうな雰囲気だったが、「以上をもちまして、本日の公演は終ります」のアナウンス。もう一回、同じアナウンスが繰り返されて、諦めた客の向きはステージを離れ出した。9時2分。
全体を通して迫力ある引き締まった良いライブであった。JOEのドラムは、やはり見ごたえがあった。Chirolynのライブに専心してる真剣な演奏姿が、ミュージシャンの本領を見せていた。ややもするとコメディアンかとも見間違っていたが、今日はそんな素振りはなかった。Kiyoshiのギターもよかったし、随所に曲のかけ声を入れているその声が、激しい曲調にマッチしていた。そしてVo.HAKUEIのイケ面と通る声、色っぽさは非常によかった。このVo.とJOEのドラム、Chirolyn、Kiyoshiのメンバーのmachine
なら、ファンは今回より増えるこそあれ減る事はないと納得に近い感じがした。このメンバーならまた行きたいと思う。
間違えた所もたくさん有ると思いますが、最後まで読んで頂いて有難うございますm(__)m
