REPORT 3
2003・05・23 BlueLand 町田PLAY HOUSE &
2003・06・21 BlueLand 大宮Hearts papa
2003・05・23 BlueLand 町田PLAY HOUSE
神奈川県町田市?のライブ会場PLAY
HOUSEはなかなか見つからなかった。どんなライブでも、最寄の駐車場かホテルに狙いを定めて行くのに、今回は地図の携帯ミスで混乱とやけくその果て、「ぽっぽ町田」のPに諦め入庫となり、逆方向に押し出された感じ。東京は怖い!混乱の前兆はもっと前にもあった。BlueLandのHPにチケット予約のメールを送ってもどうしてもつながらないのである。遂にPLAY
HOUSEに直接電話して、予約にありつけた。当日5:30にライブ会場にてチケゲット。会場はJR町田駅南出口すぐ先の通路を西へ入ればすぐのところと後でわかるのは皮肉。境川を隔てた向こうは、子供には分からない大人の世界と思われる建築群が数多く見えた。大きな鯉が水面に泳いでいた。
この日BlueLandの出演は3番目(トリ)。この頃になると観衆もホール一杯になり、このバンドへの期待の大きさを物語っているように思えた。機材の準備・調整も終わり準備に励んでいたメンバーも持ち場に付いたまま、KITAHARA(Gさん)さんの『イェー!』のアピールと同時に、さわやかな音源が会場に流れ出した。KITAHARAギターの高音・ひきつけ音をタメとして重音のリズムが、インディーズ]調の音源を刻んで行く。初心者の脳裏には錯覚を覚えるぐらい見事な音質を作っていた。曲の開始に合わせてステージに登場したボーカルMizukaの声が、忍び込むように曲に乗って行く。リズム感がありアップテンポな曲の走りである。間奏にはキィーボードのさわやかな音源をはさみ、曲の聴かせ所ではドラムの連続ビートがクライマックスを告げている。ギターKITAHARAのソロともいえるギターテクニックの披露には、唖然として聞き入ってしまった。高速・高音・急転回のはじけ・ほとばしる音源弾である。1曲目はインディーズ]調とKITAHARA高速弾に度肝を潰されたまま終わった。なんと言う曲か不明。MizukaMC『こんばんわ。町田戻ってきました。えー今日も時間が短いので、乗りに乗って楽しんで下さいね。じゃ、次の曲<Against
Destiny>』。重低音のギター音からリズムを作り、掛け声一発全開リズムになる。Mizukaの歌声が張り出す。KITAHARAの指の魔術師の如くギター音が駆けめぐる。ドラムのテンポも心地よい。ドラム音にまつわりつく音源もいい感触で紡ぎあっている。やっと聞く耳が慣れてきた2曲目であった。MC『ありがとうございます。今日は一段とノリがいいですね。あと残り2曲ですが、私たちも全開バリバリやりますからね。じゃあ次、来週28日、今日は23日ですからあと5日後水曜日、Strange
HeavenというタイトルでCDがリリースされます。そのCDのタイトルでもあります<Strange
Heaven>』。しっかりとしたリズムを確かめるような入り。まさしく]を彷彿とさせる音調だ。少しバラード的な曲調でありながら、ロック調にも感じとれる微妙なニュアンスがあった。聞き入っていた。MizukaMC『ありがとうございます。みなさん楽しんでますかー!。楽しんでますかー!。サンキュー。今演奏した曲で私たちBlueLandは、プロデビューと相なりました。(拍手!)(KITAHARA)『もっとくれー!』『もっとー!』(イェ−!)これからBlueLandはロック界に、ロック界に、勝負をかけます!よろしくお願いしまっーす。ではBlueLandのメンバー紹介します。ベース!来週誕生日だそうです、Haruhisa。つづきましてキィーボード!音作りの名人Ryuです。そしてニュードラマ−、ご覧頂きますように、へビィーでタイトなリズムを刻んでくれてます、ソウタローです。そしてギター!世界のギタリスト、KITAHARA YOSHIHIRO
!。(KITAHARA)『またまたいつものパターンで、最後に俺たちのアイドルのMizukaでーす!』よろしくお願いしまーす!。じゃあそうこうしてる間に最後の曲になっちゃいましたが、(えーーっ!)えーって私も残念なんですけどね、次の曲は我BlueLandのバンド名と同じ名前の曲です。この曲はドラマティックでメロディアスなサウンドを、みなさんに堪能していただきたいと思います』。キィボードの音色が流れ、ギターのイントロが入る。ドラムとギターの和合音がなぜか]調に聞こえてくる。一瞬の沈黙。(KITAHARA)『セーブしてるなよ、おとなしいぜ!』。そして大音量が放たれ、Mizukaの歌声が音量に抗して響き渡って行く。間奏には、音を自由に操るKITAHARAのテクニックギターメロディーが走り抜ける。大地を踏みくだいて行く重量感のある曲調。ギターのイントロに続く最大限の音の競演を一瞬に放ってライブは終った。アンコールの声。まもなくKITAHARAがステージに現れ『今日は、特別、ちょっと僕だけ最後に一言。今日は本当にありがとうございました。先程も言ったように5月28日BlueLandのファーストマキシシングルCD『Strange
Heaven』が全国有名CDショップにて発売されますので、買って下さい!。それから僕はきのう、アルバイト首になっちゃいました(笑)。アルバイト募集してますのでHPの方に書き込んで下さい。今日はホントにありがとうございました』。
ひとなっこいリーダーである。アルバイト首もあっけらかんと話せるおおらかさがいい。数少ない昔の]の音源に、今新たなバンドがこころの渇望を満たしてくれようと産声を上げようとしている。いい音質とギターテクニックは、聞く人のこころを捕らえて放さないと思う。いいライブであった。
2003・06・21 BlueLand 大宮Hearts
関東地方は、真夏日となり、ライブ会場大宮Heartsもその熱気を引き継いだ盛り上がりであった。この日4番目の登場のBlueLandは、気合い十分、垣間見る笑顔の中に十分な準備をやり終えた自信が覗いているようでもあった。9時前BlueLandの透き通るテーマソングが流れ、高い金属音と雑然とした混濁音を区切りに
『Masquerade』の前奏が快調にすべリ出した。ドラムとギターが切り刻む音の中へ、Mizukaの絶叫のような『・・大宮!』の掛け声とハイテンション、ヒートアップな気合いが容赦なく伝わってくる。ギターの速弾きを合図に、ヴォーカルが歌い出す。曲にあわせて観客も、小刻みな立て乗りでリズムに乗ってゆく。順調な大宮の滑り出し。キーボードのさわやかな音源が入ると、少し安堵が流れたかに感じられる。Mizukaとドラムの音源が一体となって大きく盛り上がりを作って行き、聞かせ所へと突入。渾身の声をとどろかせて頂上部を走り抜いてゆく。気合い十分のMizukaは、間奏に自ら掛け声をはさみ、士気を鼓舞しているかのようであった。KITAHARA速弾ギターが客を満足させるや、再度聞かせどころのヴォーカルが響き渡り、印象深い第1曲は終わった。『サンキューベリーマッチ!(すごくハイテンション。イェー!。拍手)こんばんわ!(こんばんわ!)(さらに力を込めて)こんばんわ!!(大合唱でこんばんわ!!)サンキュー!。今日は大宮、初の参戦、最後までBlueLandよろしく!(イェー!)オーライ!。じゃ、次の曲『Shout Again』(?)スピリッツ カモン!。震える低音のギター音から小刻みなギターのリズム音が押し出してくる。はねるバネ音が入ると同時に、Mizuka『カモン!』の一声。盛り上がり調の音源が続き、Mizuka『ウワァー!』のかけ声。リズムが力強く増してゆくと同時に多層の音源が付け足されて、大音量のリズムが出来上がってゆく。高音から下がる変った歌い出し。体を預けるのに心地よい振幅の少ない重音リズムに遠慮なく乗って行く。曲中にKITAHARAギターをはさみ、ドラム連打音と変化めまぐるしいギター音がかぶせ合いを繰り広げてゆく。疾走する機関車のとどろき音にヴォーカルとギターが相乗りしてるという感じ。Mizuka『サンキューベリーマッチ!(イェー!いいぜ!)ありがとう!(最高!!)皆、楽しんでますか!(イェー!)もっと楽しんでるかー!(イェー!)サンキュー!。ではここのライブハウスは初めてということなので、BlueLandのメンバー、紹介したいと思います。イェー!(イェー!)。ベース、Goga
Haruhisa!(イェー!拍手)。続きましてキィーボード、Ryu-!(アピール演奏)。続きましてドラムス、Soutarouです!(ヒュー!イェー!)。それから我BlueLandのギタリスト、Kitahara
Yoshihiro(アピール演奏)。そして私、ヴォーカルのMizukaです!(イェー!)よろしくお願いします!(イェー!)サンキュー!。つぎの歌なんですけれども、先月の28日、マキシシングルがリリースされました。その中から、ひとつ、皆さんに聞いて頂きたい曲があります。『Love&Fear』。ドーンと音速を超える衝撃音を繰り出しながら、キーボードの清涼音をミックスした力強いテーマ曲。フェイントをかけた曲変化からギターが高速で走り出す中、Mizukaの歌声がギターの陰から意表をつく歌い出し。押さえ気味の歌唱とは逆に、伴奏はダイナミックに攻めてくる。テンポのドラム音、ベース・ドラムの重厚さ、ギターの高速走り抜け、合体音がMizukaの歌唱性をひときわ際立たすという曲。(拍手、いいぞー!いい!)『ありがとうございます。皆さん、楽しんでますかー!(ヤァー!)ありがとうー!!。私も、超たのしんでますー!!(イェー!拍手!)えーと、残念ながら次の曲で最後の曲、なってしまいましたが(えー!早い!そんなん早いー!)、次の曲は、たぶん、かなり重みのある曲で満足して頂けると思います(オッー!)『BlueLand』。バンド名と同じ曲です』。キーボードがゆったりだが確実な音を拾ってゆく。闇を引き裂く衝撃音が響く。ギターイントロが確かめながら入ってくる。夜が明け、活動の始まりを告げる希望に満ちた音源を、満たしてゆく。一瞬の静寂(イェー!)、そしてギターイントロを叩きのめす怒涛の音源がとどろく中、Mizukaの声量いっぱいを羽ばたかせた歌声が、大地に響き渡ってゆくかの如きの歌い出し。躍動的な演奏。観客もかけ声をかけながら伴奏に体を揺らしてゆく。悠久の大地のダイナミックな躍動、生命のたゆまない営みを連想させる生命力溢れる力強い楽曲。間奏はまばゆい光の色彩をギターで表現するきらびやかなまぶしい舞い弾き。命あるものの共に喜びをたたえ合うという歌声。一呼吸の沈黙。つづく最大限のとどろき。ドラムの3連発の終始音。Mizuka『どうもありがとうございました。これからもよろしくお願い致します(イェー!)。またお会いしましょう(イェー!拍手!)』
気合いに満ちたライブは終わった。観客の反応をみれば、いい心象を焼き付けたように思う。今日出演のバンドは皆、確かな技量もあり、レベルの高さを感じたが、BlueLandも余す所なく自分たちの力量を発揮したように思われる。順調な曲運びだったのだろう、ベースとギターの向き合わせ弾きに笑顔がこぼれたのは、満足を表す表情に違いない。こことばかりのライブへの思い入れの凄さを、大宮のライブの中に見た。終始ハイテンションなMizukaのMCから、大宮に賭けたメンバーの熱き思いを汲み取れると思った。25分弱のいいライブであった。
間違えた所もたくさん有ると思いますが、最後まで読んで頂いて有難うございますm(__)m