REPORT 16

2011.08.18  Toshl Feat.YOSHIKI スペシャルコンサート&ディナー 第2弾 〜真夏の夜の夢〜   papaさん

 ToshIとYOSHIKIのスペシャルコンサート&ディナー第二弾、「〜真夏の夜の夢〜」に、この夏の楽しみを抱いていた。残念ながらサマソニは盆の避けられない行事の為、欠席をやもを得ず、ディナーショー含む3日間を何とか確保、胸膨らむ東京であった。前日夜の車での出発から、わずかな仮眠を経て東京のショー会場近くのホテルに朝十時ごろ着き、チェックインの手続きだけ済ませて、部屋に入れる2時までホテル内喫茶で休憩、食事も済ませ、もうこれ以上喫茶での長居は迷惑だろうと、フロント前のソファーに腰掛けてすぐ、「お客様、お部屋、早く掃除させましょうか」と尋ねてくれる。そんな事でホテルのご好意で早々と入室、着替えて、本日の会場のザ・プリンス パークタワー東京に1時40分に行く事が出来た。4人の方が、待っておられた。ホテルの東エントランスから入って、B1へのエスカレーターを降りると、清掃員の方らしき2人が、「もう待っておられますよ」と声かけしてくれる。どうしてそのショーに来たことが、わかったのか、不思議であった。服装でわかった?。その後の開場までの、スタッフや業者の動向も一応はメモしたが、どうでもいいことなので割愛。ただ本日は、5時ごろから、「警視庁」と腕章を巻いたカッターシャツの人が2人、並んでる通路の向こう壁で、立った。その他背広姿の捜査官らしき人が数人出入りする。何か変な予告があったのか、いつもと様子が違うのであった。開場前の注意広報の中に、グッズ3千円以上お買い上げの方の中から抽選で、ToshI・YOSHIKIとの握手券が当たる と言うくだりがあった。グッズパンフも配られたが、その効果的なグッズは小冊子のトーク本とプログラムぐらいか。6時5分入場開始。チケットの半券を切っての入場のその入り口に、入場者を撮影するカメラが2台、回っている。クロークで荷物を預け、次の入場関門は手荷物検査。これがまた入念にも程があるという感じの厳しさ。どうも何かあったに違いない。手荷物検査からディナー会場へ。1月と同じ所のホールだが、今日はテーブル数が少ない。最前列が10人掛け丸テーブルが6基、それが後方へ3列。プラチナで約180人前後。比例するように各SS・S・A席も少ないかと思う。ディナー会場のBGMは、ToshIのチャリコンの歌が流れていた。食事中に、ToshIが挨拶に来るステージは、正面に設営され、前面約5m奥行き約3m高さ40cmぐらいで、白いピアノ(クリスタルではない)が左向きに(右側に鍵盤がある)置かれている。左向き?、これも初めてであった。いつも(前回も、チャリコンも)右向きに置かれていたが、なぜだろう。ホールへの参加者の出入りが、正面左側からの入場となっている。ピアノ左向きとは、ピアノの演奏時、前方に入り口が目視できるスチュエーション、このピアノ向きは、警備の関係だろうか?。丸テーブルには、中央にワインが入った縦長赤茶の紙袋が10本、席の前には、料理を乗せるデッシュ、その左右にフォークナイフ類3本、デッシュ向こうにスプーンなど5本、ワイングラスが右に3つ(水、ワイン、シャンパン用)、パン用小皿など、こまごまと置かれている。椅子の上には、参加者への土産グッズ(白Tシャツ、CD(『春の願い』)、発光ライト、パンフなど)が置かれていた。席に着いた人たちは、グッズ売り場やその他のことで、席から離れていく。グッズ売り場では、ひと悶着あったらしい。トーク・プログラム2冊でネットでは¥6600円、ここでは¥10000円。結局ここでは握手券が付いているとの事でその値段とのこと。ウエイター「料理をお持ちしましょうか」と来てくれるが「皆がそろうまで」と食事が遠慮勝ちになった。大体の人が戻ってきて、6時25分、料理運ばれ、食事開始。料理のみ携帯写真OKとのことだったが、後で、場内撮影禁止とか放送している。どっちだい?。4品目のデザートが運ばれた頃、7時12分、ToshI登場。T「皆さん、こんばんわ。今日はようこそいらっしゃいました。お食事も始まりましたか。もうデザートまで行ったんだ。もっと盛り上げようと思ったんだが、ワインは行ってる、赤ワイン・・。三國さん、呼びましょう」で三國シェフも壇上に。三國さんとのトークは、前回のデザートで、クリキミのチョコレートデザートで、これ以上のものは出来ないという話に、三國さん腹立って、今回それ以上のもの、星空のネプチューンを用意した(ソフトボール大の球形の中に、フルーツをプリン生地の上に配置してあリ、上からナイフを突き刺して、割って食べる)。T「僕が、レストラン三國に行った時に、もうデザート、準備してくれていて、パカーンと割れるもの用意してくれていました。先週8月10日、三國さんの誕生日だったんです。三國さん出身の増毛町でパーティを開いた。ゲストで参加しました。前日の8/9にも、三國さんのご実家に伺いまして、そしたら庭が海で、緑がない(砂浜)。5000人にも満たない増毛の人、町長から全員来てくれました。それではワインで乾杯しましょう。(乾杯) 三國さん、またお仕事頑張ってください」でシェフ下がる。T「ToshIフィーチャリング YOSHIKIの赤ワインを用意しましたので、土産でもって帰って下さい。今日は絶対にオンタイム出始めます。すでに時間押してます。YOSHIKI、まだ来てないというか、帰っちゃったんです。何があったかわかんない。彼と長く付き合う方法は、あまり詮索しないこと。で、まず1曲と言うか、1曲しかしませんが、今年は色んな事が起こりました。前回のToshIフィーチャリングYOSHIKIの楽曲、『愛する人よ』歌います。(7時20分頃〜25分まで。すばらしい歌声であった!。終わって拍手) ありがとうございます。じゃ、この後は、時間なくなってきましたが、時間どうり始めますので、ワインと料理楽しんでください。ワインもフランスワインが好きですが、来月から南米ツアーもありますが、ワインは南米チリから取り寄せました。また後ほど」。26分去る。すぐコーヒーが出てきて、7時半ごろには食事終了。45分食事会場を出る。
ショー会場は、ここの出口を出発、直進して(約30m)右折、入場してきた通路交差点へ戻り、さらに突き進んで(約60m)右折、直進した(約30m)所に入り口がある(距離数は大体な計測)。相続図でいう親からAB子供2人の、親から入場、Aのディナー会場へ先に行き、Bのショー会場へ移動と言う構図。入場交差点を少し過ぎた所に、ToshI、YOSHIKIに送られた花束が置かれている。4時8分に開場待ちの前を通って行った真紅のバラの花束、進行方向の最初に飾ってあった。100本ぐらいはある。「YOSHIKI様  数時間後にお会い出来るのを楽しみにしています」のメッセージカード、しかし送り主の名前はない。SUGIZO と GORDIE EVERTANMENT(代)長谷川裕氏がそれぞれ2つ(ToshIとYOSHIKI双方に)。ToshI様へ 名古屋美香・由香、同弁護士犬塚浩、同(株)ソリッドアライアンス(代)河原邦彦の3つ。ToshI Feat.YOSHIKI様で、すみれ組友の会、同広島支部の2つ。
 7時58分ショー会場に入る。入り口入ってすぐ左前方が席であった(A-4列 10番)。見渡す所、だいぶ余裕がある座席の並び方。中央にステージがあり(10×5mぐらいか)、クリスタルピアノが45度の斜めはすっかいに2台、対に置かれている。ステージは、白布ですべて覆われ、アンプなども白く包まれている。座席は赤いオレンジ系の金枠を持ったビロード生地の椅子、それが取り巻く中央に純白のステージ、その上に光る双対のクリスタルピアノ。赤白光の概観。着席後、そんな概観を見渡し胸厚く焦がしているが、開演8時を過ぎても、始まるにはお客の入場が完了してない。時間があと少しかかりそうだ。ToshI希望のオンタイムはパストタイムの通常へ移った。ステージ下では、カメラ撮影用の移動カメラが2台、スタッフが移動試運転をしている(ステージ向こう側も)。ステージを挟んで、向こう座席の後方に、楽団の椅子がステージ高で作られてある。スモークの発生装置が、いずれもピアノ演奏の背中側のステージ側面にあり、わずかに蒸気を吹き上げて活動。8時7分、細おもてのスタッフが、楽譜をToshIの演奏ピアノ(向かって右)の楽譜台にセット、残りを右手側にあるドリンク台に置いた。注意事項のアナウンスが繰り返され、BGMには『星空のネプチューン』が流れている。8時10分ブザーが鳴る。アナウンス「本日は、Tosh Feat.YOSHIKIスペシャルコンサート&ディナー〜真夏の夜の夢〜にご参加下さいましてありがとうございます」、そして注意事項として、カメラ・ビデオ・テープレコーダー等の撮影・録音禁止、違反行為あれば公演中止させていただく場合あり、緊急避難は係員の指示、ペンライトは星空のネプチューンで使用、「あとしばらくお待ち下さい」。お客が少ない分、会場の威圧的なムードに押されて、皆大声では話せず、わずかな話し声が聞こえる静けさ。16分、スタッフがステージこちら側の階段から靴を脱いで上がって、ToshIピアノへマイクをさす。開場前、Tシャツ姿で緊張顔で会場指示していた顔であった。17分、2度目のブザー、拍手が湧き、ナレーション「こぼれ落ちる光のなかで、クリスタルな夜をあなたに、最終回最後となるToshIとYOSHIKIの・・・こんな素敵な夜がかつて2人にあっただろうか」の放送。えっ!“最終回最後”の言葉、さらっと語られたが、聞き捨てならぬ言葉じゃないか と私自身はその後も今もこだわっている、嘘だろう?。19分ToshI、ステージ向こう側、楽団ステージ左のドアから入場、中央ステージへ。純白のスーツに、胸ポケットには黒い生地に光り輝く粒の入ったスカーフが腰辺りまで垂れ下がっている。ToshIのピアノへ着席、20分ToshIピアノによる@『春の願い』が始まった。クリスタルピアノに純白の衣装、上からその一点にスポットライト、光線の中をスモークが立ち迷うように上昇、ToshIの澄んだ声がバイオリンとハーモニーして会場を包み込む。惚れ惚れする光景、待ちに待った瞬間であった。「あなたを守って 春の願い」と歌詞の最後を力強く歌って、1曲目終わる(25分)。終わると会場内消灯、会場ホール四周の壁には、静止した星空の夜景が映しだされた。暗いうちにピアノ演奏が女性に代わって、A『星空のネプチューン』始まると、楽団上空の大きなミラーボールが回り出し、止まっていた星空が回り出す。照明に照らされたToshIは歌に専念、こちら側を正面に、右手はリズムを取る様に、或いは指揮をする様に、顔右側面を動く。前半が終わると、1回転して会場を見晴らし、再びこちら側へ向いて歌い継いで行く(注ーA席側が正面のように2日目も歌ったが、何のことはない、A席後方の側壁2階に、ToshIを正面から撮影するカメラがセットされ、撮影されていた為であった。1日目は自分の背後の事、わからず)。左手はマイク、右手が指揮者のように動くも、ほぼ定位置で歌い終わった(29分まで)。終わってT「皆さん、こんばんわ。今日は、えー1月に、近くて話しにくいですね、今日は、ToshIフィーチャリングYOSHIKIのコンサートにようこそ。座席が近くて人も少ないですね。これはチケット売れなかったんじゃなく、テレビカメラ17台入れて、ばっちり撮りたいと思います。最後までよろしくお願いします。・・・僕、キミマロちゃんと言われるんです。失敗は、顔だけでいいです。今日は皆さん、次の曲は初めての曲です。前回のToshIのDVD、皆さんに買って頂いた中に、CDを入れたB『なごり雪いつまでも』を聞いてもらいたいと思います」。32分始まり、女性ピアニストが続いて演奏、会場は暗いが、ToshIの所にスポットが当たる。胸ポケットのスカーフがキラキラと、黒の生地の中に光り、右手が顔の横で、手を開いたり閉じたり、指揮のように動く。チャリコンのように、自分の伴奏がないので歌に集中。しかし、ピアノ演奏者の早さに合わせてゆくので、やや感情のタメが臨機応変、自在に出来ず、一本調子な所もある様に感じる。おふくろとの別れ際の所を特に強く歌って終わるとスポットライトも消えた(40分)。薄暗い中、ピアノの女性が楽譜を持って下がる。T「『なごり雪いつまでも』でした。えー、今日聞いて頂いた『星空のネプチューン』、CDやっと出して、前から企画あったんですが、メッセージとストーリーもつけて、皆さんに、見て聞いて頂いた事と思っています。この数年間、日本の国にも個人的にも、たくさんの事が起こりましたが、多くの曲を作ってきました。コンサートもその一つですが、C『春の息吹』と言う曲、聞いてもらいます」。43分始まる。オレンジ系の照明ライトがクリスタルピアノに当たり(会場全体がその色に変色)変色するが、ToshIには無色のスポットライト、白い衣装が輝く。伴奏はバイオリン演奏団がした。歌がやや早いテンポで進んでいるように思う。力みなぎっていると言うか、収録に力んでいる感じ。45分終わる。
終わるとすぐに背後のドラムが鳴りがした。背後の壁際に小さなステージが設営され、ドラムとシンセが置いてあったのは、入場時に気付いていた。ドラムと言えば・・・しかし、しょぼい、その妄想はありえない・・・と期待はすぐにしぼんだ。それが急にけたたましく鳴り出したので、置かれていた事を思い出した。ステージには、背中に「武士」、胸側に「ToshI」と白抜きの黒のTシャツを着た10人ほどの若者がステージへ上がり、こぶしを突き上げ、ToshIの発する掛け声とともに、乱舞、「イェー!イェー!・・」とはやしたてた。かけ声が繰り返される中、D『武士ジャパン』のToshIの発声で、さらに勢いよくかけ声とはやし、こぶし突き上げが勢いづき、ToshIがステージで笑いながら歌詞を歌ってゆく。手前に一人、向こう側に一人、左端に一人の3人がギターを持ち演奏、残り7人が右手を振り上げ、歌にあわせて手拍子やこぶし上げの空を突く動作を繰り返してゆく。会場内のお客も総立ちで、ヒートアップ、ToshIも客席にマイクを突き出したり、ステージの若者に絡んだりと楽しそう。終わったと思ったら、またかけ声が始まって、歌詞が始まる。ステージの中にいる面々には、チャリコンの受付などをしていたスタッフも含まれている。ToshIチームのメンバーと言う所か。55分終わる。終わったと思ったら同じ乗りでまた始まった。しかし『武士ジャパン』ではなさそうだが、乗りは同じ。「男の・・」と歌ってる。面目ないが、私、普段は違う世界に埋没しているので、こんな曲聞いたのか、聞いても記憶に残っていないのか、イヤイヤわからない、ヤバイ。終了後の小さな飲み会で尋ねてみた。E『男のプライド』って言う曲。まあ、自分には新曲って言う所で、思わぬ掘り出し物(なんとも頼りない話)。57分終わる。T「次の曲はF『エアポート』を聞いてください」。57分の始まりで、伴奏は背後のドラムとシンセ、ステージ上の3人のギター、それにバイオリン楽団が取り持った。大音量の中で歌われる『エアポート』、しかし歌声が打ち消される事はないが、音の多さにしっとり感がない。大音量過ぎて、ToshIの声が、生きてこない。『星空のネプチューン』『なごり雪いつまでも』『春の息吹』に、この『エアポート』、チャリコンのようにToshIのピアノだけとか、わずかなバイオリンやコントラバス、ビオラ・チェロなどのシンプルな伴奏が、グッと心に迫るものがあった。私にはチャリコンの歌が、ToshIの最高の歌唱力が発揮できたステージに思え、それと比べる今回の歌声は、雑多な伴奏がよけ前に感じてしまうのである。9時3分終わる。ステージのギターが下がってゆく。T「えーっと、段取りはどうなったっけ」と言って、ドリンク台の楽譜をいじってる。T「あー、ここで特別ゲストを呼びましょう。呼んでいいですか(スタッフに確認)。XJAPANのYOSHIKIさん!」と呼び込んだが、なかなか出てこない。T「まだ?まだ?(スタッフに)。OK !ハイ、YOSHIKI!」で楽団左下の扉から入場。楽譜を挟んだファイルを胸に抱えて、ステージに登場(9時5分)。いつもの黒スーツ上下に、赤黒まだらのショールを首から垂らしている。2人握手。Y「暑いね、今日、派手やね」とToshIの胸ポケットのスカーフをさわる。2人、それぞれのピアノへスタンバイ。お客の一際高音連呼の「YOSHIKI!」の叫び声に、YOSHIKI反応「どこから、声、出してるんだ。今度、We are X のかけ声に」と苦笑い。まだ叫び続けているその声に、「ハィ」と打ち切り声でなだめるToshI。T「じゃ、G『クリスタルピアノのキミ』」。8分始まる。こっちのピアノでToshI。向こうのピアノで、こっち向きのYOSHIKIの演奏。ToshI、YOSHIKIのピアノ連弾も、様になってきた。自然な2人のコラボレーション、絵になるなぁ。「あの時と同じステージ・・・」からバイオリンが入り、ミラーボールが回転、会場内星空の運行が映し出される。「でも神様はいたんだよ・・・」から坂本さん一人のバイオリン。「あの時と同じフレーズ・・・」から全員のバイオリン。2人のピアノ演奏は、黙々と続き、そしてまたミラーボールが回り、最後までそのまま行く。歌う歌詞が終わるとミラーボールも止まり、ToshI・YOSHIKIにスポットライトが当たって、静かに終わる(14分)。終わって明るくなり、Y「何?、緊張する。東京ドームだと一番前でも、向こうの壁・・・」T「YOSHIKI、緊張する?」Y「あまり、緊張しない。サマソニ来た人」で一斉に客「ハーイ!」。ToshIの方のピアノへ移動しつつ、Y「知ってる、さっきのディナーの丸いボール、ガチャっとにぎりつぶしちゃった」T「じゃ、どうする」Y「次の曲は、XJAPANの英語バージョンで歌った・・アルバム・・狼少年・・」。早口でよく聞き取れず、メモ不可能状態。どうもこの曲を今度の世界アルバムに入れるとの事で、今までアルバム、出す出すと言いながら、なかなか出ないことについて、狼少年みたいに嘘言ってるみたいだけれど、今度は間違いなく出すという意味から、T「この部屋の端から端までの間でレコーディングするとしたら、あと何cm(で完了)」。YOSHIKI、自信ありげに力強く「5センチ!」。端から端まで20mぐらい、その過程のなかであと5センチで完了と臆面もなく強く出た。その言い張り方が、子供っぽく、人なっこさが溢れてた。Y「この曲は、やっぱり説明すると、ジーンときちゃう。昔は、歌詞はわからなかったが、このごろ歌詞わかるから・・・・サマソニ、爆発したね。裏の話だが、今は人間丸くなったからいいが・・・」。昔だったら、暴れまくって壊してたと言うことだろうが、聞き取れない。T「じゃ、やりましょう」。20分から、H『Tears』のバイオリンの伴奏が始まる。歌詞が始まって、YOSHIKIのピアノ伴奏が入ってゆく。バイオリンも再びそっと入って、ToshIの歌声とバイオリン、低音のコントラバス、ピアノの調べが流れ行く。YOSHIKIは、こっちのToshIのピアノなので、手元のピアノを弾く指使いがよく見える。背のYOSHIKIに向かい合うようにToshIが歌い、ゆっくりとYOSHIKIのピアノの周りを動き、会場のみんなに目を向けてゆく。そしてYOSHIKIの背後からピアノの楽譜をのぞき歌って、間奏、ToshIドリンク、間奏が終わってもYOSHIKIの背の所で2番の歌詞へと入ってゆく。高音部、ToshIの声がすこしかすれる。27分終。立ち上がったYOSHIKI、向こうのピアノへ行きかけると、T「YOSHIKI、譜面、片付けて」と言うと、Y「そうだね」と戻ってくる。Y「普段、何もしないからね」T「次の曲、なんだっけ」。YOSHIKI、返事はせず、話始める「ロンドン公演で、楽譜の所に、蚊がいて、どけ、どけ、と言ってたんだけど・・大阪で、進行上のミスがあって、Xのコンサートって、ホント大変だよね。どこまで持つかわからない。スタッフがボタン押すの、間違えたの。ToshIも俺も命かけてやってるんで、間違えるなって。ドラムは、両手ふさがってるから何も出来ない。ToshI、昔の仕返しで、このごろキンキラキンで(たとえば今日の胸のスカーフ)肌に触ると痛い。えび反りの本番の時に来るとよけいさわる・・」が、両手ふさがって何も出来ないということだった。Xのコンサート大変だと言う部分で、この箇所かどこか忘れたが、Xって、会場に来て音出すまで、来るのかどうかわからない とか、フランス公演は現地に行って始めてチケットが売れ始めたとか、どこの部分かわからないが記憶に残っているので、ここに書き残しておこう。後でダブったら、ゴメンね。YOSHIKIの全米ラジオの話になって、ToshIのオールナイトニッポンの話へ。hideとYOSHIKIが呑んでたら、ToshIの放送があって、じゃ応援に行ってびっくりさせよう とか話して、(話の展開が聞き取れなかったが)、結局、ラジオ自体がなくなっちゃった・・と言う話へ行った。色んな話を、YOSHIKIが次々と話してくれ、聞き取れない部分は憶測で推量したりで会話のつじつま合わせのパズルを楽しんでいるような、また過去の事実にいい及んだ時の、あの時は実際はそうだったのかと新たな理解に結びつく事もあり、非常に興味深いひとときであった。まあ、YOSHIKIが自発的にこれだけしゃべると言うのは、ToshIとのステージが楽しくてしょうがないという証左でもあろう。2人は今までの歴史上最高に良好な関係だから、「譜面、片付けて」と言われてから、これだけしゃべる事はないだろう。ToshI「じゃ、一応これで、YOSHIKIさよならのピアノです」。36分I『Forever Love』が始まる。YOSHIKIのピアノとバイオリンが入って、ToshIが歌いだす。右手マイク、左手が顔の横に動く。節が変わってマイク持ち替え。ゆっくりとした歌調でYOSHIKIのピアノが流れてゆく。会場ホールの側壁には、雪の結晶の模様が投影される。向こうのピアノのYOSHIKIの左そばで、ToshI歌う。40分終。立ち上がったYOSHIKI、楽譜を片付け、ドリンク台に置いて、客席へ小さく手を振り、ステージを降りた。
ToshIが自分のピアノへ座り、「じゃ、皆さんのお陰で、2回目をするとは思ってなかったんですが、たくさん来てくれ、もう1回との声を聞き、1年後やれればと思ってたんですが、9月から南米ツアーも始まり忙しくなるので、(サマソニで)帰るのでやろうかと言うことでやりました。サムライジャパンのCDの中に入ってる曲、J『雨音』と言う曲、一応最後の曲、聞いてください」。44分始まる。ToshIのピアノ演奏のみで静かに始まる。ゆったり、ゆったりと思いを込めて歌詞が歌われてゆく。バイオリン楽団は、いつの間にか坂本さん一人を残していなくなっている。自戒・自責を通して彼岸から戻ってきた心境を切々と歌う歌詞には、応援するファンやYOSHIKIへの切実な願望がほとばしっている。その心境を搾り出すように思いを込めて歌詞に託す心情が、さらに歌を迫真の域へ向かわせてる。心情をつまびらく「私に・・・下さい」の歌詞の最後、「私に 美しい 心をください」の部分には、バイオリンの哀調の伴奏が寄り添った。次の段落から再びピアノの伴奏で歌いついで行く。ToshIの最近の歌は、こうして一人で、自分の伴奏に思いを重ねて歌うのが、しんみり、訴えるものがあるように思う。「あなたは・・・でいてください」の最後の「あなたは 私の すべてでいてください」にもバイオリンが入った。曲のエンディングにもバイオリンが入って、ピアノと共に終わって行った。53分終。T「どうもありがとうございました」と言って、こっちへ礼、向こう側へ礼をして、ステージから降りた(54分)。                                      
 会場暗くなって、手拍子が始まる。ずっと手拍子が続いてゆく。57分、うっすらと黄色いライトが薄明かりにともり、58分ToshIが現れる。黒のモーニング姿に着替えてる。T「この後はプレゼントコーナーがあって、ハイ、YOSHIKIです」で、YOSHIKI登場。ステージへの階段を上がって最上部のところでつまずく。Y「何、オークション」T「まずは、プレゼント抽選。今日来てくれた人に3人、プレゼント。今日、くじ引きのシンヤ、いません。この前のXJAPANのTシャツ、YOSHIKI、サイン入れてくれる」。黒、白のTシャツにパンフを、スタッフがステージ上でかざす。抽選箱の中に、手を突っ込んで一枚目を引く。S-L-18。YOSHIKIがピアノ(YOSHIKIの)の上に置かれた何か(メモか、サイン入れるTシャツか)を見て「ToshI、18日、間違ってる」T「今日、18日だよ」と念を押す。2枚目を引きA-R-45、3枚目はA-R-33。T「次、チャリティへ行こうか。被災地に入って、学校にピアノなど送る活動、考えてますが、ToshIさん、サングラスひょうがら、YOSHIKIさん、ドラムステック。XJAPANバックステージと写真。一応¥1000円からで、落とした人、ここで写真撮ります」で、客席、あちこちから声がかけられる。2000→5000→1万→10→15→20→25(落札)。Y「上に上がる、下に降りる」T「上に上がってもらう」。落とした女の人がステージに上がってきて、TYの間に入って写真。この女性、明日大きな額を落札するのであった。ポラロイドが出てきて、TYサインして、2人が女性と握手。次は、Tはサングラス。Yは今、現に着ているシャツ。YOSHIKI脱ぎに一旦会場外へ。そしてすぐに脱いだシャツを持って戻ってくる。シャツを脱いだ素肌の上にスーツ上着を直接着て戻ってきた。上着の間から動いた拍子に乳首がのぞく。、シャツは汗でぬるぬるとか言ってる。15→25→35→40→45→50→55→60→65→70→72→80→85→90→100→101→103→110→120→121→125→ここでToshIがシャツをかいで「すごい、いい匂い」と気をそそる→130→135→136→140→150→160→161→170→172→ここでYOSHIKIが「ピアノみたいに、恐ろしくなってきた」→180→185→190(落札、この時点で10時15分)。どこまで行くかわからないので、かけ声が途切れた所で「そこで」とTが切った。Y「本当、ぬれてるよ」。ステージに上がってきた女性に、YOSHIKIシャツを羽織るように着せてあげ、3人でポラロイド。済んでYと女性握手。少し長く(5〜6秒)握手。その間の一瞬、別の手がYの髪の毛を触った。T「YOSHIKIの写真、大変なんだから。1500枚とって、使えるのは3枚ぐらい。次、YOSHIKIの試作品があるんで出す」。Y「アジアツアーの、どこでも好きな所にペアーで招待、さらにXJAPANの楽屋でメンバー全員と写真を撮る。飛行機代も出る。XJAPANのワールドツアーのコンサート、どこでも好きな所、ホテルも取っとく」。10→30→40→50→100→110→130→150→200→250→260→270→280→300→305→310(落札)。女性を真ん中に3人写真を撮る。Y「どこか、まだ決めてないですか」「でもサマーソニック、良かった」。この女性のお母様もステージに登壇。4人で再度写真。お母様がクリスタルピアノの話をしたようで、Y「新品なんで、しっくりこないです」とお母様に返事(25分)。T「YOSHIKI、もう1個、抽選したいのですが、グッズを買ってくれた人のなかで3人、個室で写真を撮る」で抽選。940、856、27が当選(因みに当方は、609、610、621の番号の札であったが、かすりもしなかった)。この抽選の間にYOSHIKIがピアノをつま弾いてくれ、T「YOSHIKIのBGMとは」とおそれ多いと言う面持ち。T「じゃ、この後も、僕自身もそうですが、いろんなことが起こりますが、XJAPANの活動もそうですが、信じられない事が起こる、こういう時こそ・・・・」Y「痛みを持った人は、その分だけ、周りの人を・・・頑張りましょう。このメッセージを皆に」でYOSHIKI、ピアノを弾き始める。K『I will be your love』愛知博のテーマソングが29分始まった。懐かしい曲。ダリアさんが当時公式テーマシングを歌って、愛知博前のイベントで歌っていた。名古屋オアシス21や松坂屋、大阪紀伊国屋書店前の広場などへ聴きに行ったのが想い出される。「明日を照らし この道に光が差す 涙で心ぬらして来たね そんな思いを過去に捨て 失っていた気持ちを探そう 振り返らずに 嫌がらずに・・・・あふれ(だす)思いをあしたに 信じればこの世界に この愛が明日を照らしてる この道に光がさす・・・」35分終。Y「この曲は、2005年愛知万博に使った曲」T「5年経って、こうして歌えるなんて、5年前は音信不通だよ。まさかこんな所で歌えるなんて」Y「ヨーロッパツアーで、ベルリンでインタビューしたんだね。Xのビデオの収録も兼ねて、インタビューしたんだけど、メンバーの出会いからラストライブまで、ラストライブから今までのことのインタビュー、なんか(すごい)んだよね。ToshI、人の前で食べるの好きだよね。(うちの)お母さん食べない様に。XJAPANって演奏始まるまで、アメリカエージェント、信じない。フランスでも、フランスに行って切符売れた。ToshIと2人で世界ツアー回ってると、信じれば夢は叶うというのは本当で、2人で世界の扉開けてる、いやたたき壊してるんだけど、皆に感謝してます。永遠の夢、終わらない夢。(公演後)シャワー浴びたいが、4日間でベルリンから4箇所やった。シャワーあるか、言ってられない。コンサート会場のシャワーでバスに乗って、着いたらコンサート、そんでシャワー浴びて・・・ベルリンのソーセージうまい。ベルリン終わって、ノートンまで15時間」T「YOSHIKI、バスに乗るなんて」。Y「ヒース、パスポート忘れたんだよね。ノートンについて、あっパスポートないよ!まあいろいろありますが」Y「(バス移動で)スギゾー、PATAが絡んでくる。YOSHIKI、結婚した方がいいよ。バスだから逃げられない。世界ツアーやれること感謝します。日本でもやりたいね。俺たち、解散する年に取られちゃったんだよね。最後にこの曲やりたいです。45分L『Endless Rain』が始まる。YOSHIKIのイントロ、ToshIが歌を載せてゆく。2人にスポットライト。途中からミラーボールが回り、バイオリンも入って重厚なEndless Rain。2人、顔を見合わせ、肯き合う。次の章の歌詞へ曲が移る。客席に向かってToshI、はなばなしく歌い上げてゆく。客のコーラスがToshIに取って代わり、ピアノの伴奏に合わせてゆく。ToshIは客席へ笑顔を向け、ステージを歩いてゆく。ピアノが小さくなり、自発的な客席の歌声が少し続き、ピアノのボリュームが大きくなり、また小さくなって、ピアノが終わりの所に入るとToshIの大きな発声のEndless Rain と終止を打って終わる。10時52分。T「どうもありがとうございました」.YOSHIKIとToshI、2人礼を視線を合わせてしたのち、ステージを後にした。10時53分終了。場内ライトがついて、「本日は、御来場、ありがとうございました・・・」。ToshIとYOSHIKIの掛け合いの話は、誠に楽しい。次々話題があらぬ方向へ飛び出してゆくYOSHIKIのフォーローを、ToshIは、余裕を持って、裁いてゆく。歌なし2人のトークショー、そんな企画、あってもいいのではと思う。     (ディナーショー1日目、完)


間違えた所も有ると思いますが、最後まで読んで頂きまして有難うございますm(__)m