REPORT 12

  2011,04,24   東日本大震災 Toshlチャリティーコンサート in 大阪  大阪国際会議場(グランキューブ大阪)メインホール    papa

 会場の大阪国際会議場は、中ノ島を西の方に進めばある。かって知ってたる大阪なので、今日は余裕。リーガロイヤルホテルの隣と言うことは、ToshIは、公演後宿泊するんだろうか。5階のイベントホールで、外ドアを入った中のフロアも大変広く、大きな会場だった。1時30分には開場されたが、ホールには入れず、フロアで待機。50分ごろホールへの入場となった。中は、バイオリン主体のクラッシックが静かに流れ、音響のすばらしい事がすぐにわかった。今日も、すばらしい歌声が聞けると期待が膨らむ。
 2時25分、ブザーが鳴った。ホールの照明は消えないが、クラッシックのBGMは鳴り止んだ。30分、2回目のブザーが鳴り、照明が消えて行く。ステージ後ろの背景が、水色系に変わり、天井の小さな円形照明も水色系の照明がつく。楽団員5人が入場。33分、ToshIが左袖から登場。T「皆さん、こんにちわ。今日はチャリティコンサート、ご参会下さいましてありがとうございます。急遽決めたコンサート、参加ありがとうございます。あの震災からいろんなことを考えてきました。自分の知人が気仙沼にいますが、連絡をしたときに、徐々に物資や食事が届くようになったが、皆を元気付けたり勇気付けたりするもの、歌やエンターテイメントが必要と彼が言ってくれました。彼はたくさんの経営のお店、十数店舗流されましたが、家族だけは一命をとりとめました。・・・これからその子供達の心のケアも必要。彼は教育委員会の仕事もしていて、学校に行ってる間に、家も流された子供もいたりします。これからどう自分達も支えたり、喜びとなるようなもの、是非届けてほしい。ToshIさんも歌ってほしい。自分はその時、何をしたらいいのか、無力さも感じましたが、とにかく行動する事とコンサート始めました。今日は皆さんの力を一つにして、元気、勇気を届けるよう最後までやります。いろんなこと考えながら、最後までよろしくお願いします」。で、ピアノが始まり、『エアポート』@が始まった。「メモリー、メモリーグッバイ・・・今はもう忘れない  信じてた事を嘘のように  歌う事さえもわすれない  必ず見つけるよ  本当に大切な出会い  だから人は旅に出る  悲しみに別れつつ  せつない思いを・・・メモリーグッバイ・・・   目覚めた朝に知ったこと  信じられない嘘ばかりに  歌う事さえも失った時は  戻せない夢はるか  遠く消え去ってゆく  だから人は旅に出る  ごまかし見える毎日断ち切り  その日嘘と一言いえなかった  本当はいつも言えなかった  だから人は旅に出る  全てを失いこころ決め  必ず未来の・・・メモリーグッバイ・・・メモリーグッバイ・・・メモリーグッバイ・・・ウーウー・・・オーオー・・・」(音響よく歌詞を追加できたが、まだ不完全)。T「最初の曲は、エアポートと言う曲です。次は先日1月にXJAPANのYOSHIKIと、ToshIフューチャリングYOSHIKIの大きなディナーショーやった時のCDに入っている曲、『愛する人よ』A聞いてください」。43分始まる。大きなホールの静寂の中に、ToshIの朗朗とした声が響き渡ってゆく。鳥肌立つ感触が湧き上がる。「いつかは綺麗な花になる・・」からバイオリンが静かに入り、「見えますか・・」からピアノ、バイオリン等の演奏が強さを増して、終わりへと進んだ。曲が終わって、ピアノも弾き止んだ後もToshIの姿勢が終わったままで動かず、しばらくじっとしている。T「えーでは、今日一緒に演奏してくれてる人、紹介します。オーケストラアンサンブル金沢です。ファーストバイオリン坂本久仁雄さん、セカンドバイオリン ボン・フューズさん、ビオラ石黒やすのりさん、チェロ大沢あきらさん、コントラバス今野じゅんさん、すばらしいオーケストラの皆さんです。ファーストバイオリンの坂本さんとは、最近はよくアレンジ、編曲の活動と、いろんな所を回り、音楽を作り、いい友として、活動してもらっています。次の曲は『春の息吹』Bと言う曲で、武士ジャパンというCDの中で、僕もいろんな事があって、過去との決別として作ったアルバム、新生ToshIの武士ジャパンの中に入ってる曲、春の息吹、聞いてください」。
49分始まる。ToshI、ステージ前へ出てきて歌う。手を空中で泳がせ、リズム的な音頭を取り、指揮者のように手を動かしながら歌う。黒上下に、白い薄く柄模様の入った長いマフラーが首元から下がり、ペンダントは小さな銀色十字架。53分終。T「春の息吹でした。じゃぁここで、ゲストに来てもらっていますので、紹介したいと思います。(左袖を探るように見て)いるんですか?いる?いますねー、いますねー。パーカッション叩いています、シンヤー!」で、パーカッション叩きながら出てくる。客に手拍子を求めて、しばし演奏(1分前後)。T「もう一人のゲスト、紹介したいと思います、ヒース!」。幕間でベース音を出しながら、ヒースが左から登場。ToshIはこの間、幕間に入ってしまっている。シンヤの定位置辺りで、2人でセッション。その最中にToshIも出てきて、手拍子でムードを上げ、T「この時は、立ってもいいことになってる」と促すと、客は全員総立ちとなって、手拍子を合わせてゆく。「ワン、ツー、ワンツー、ワン・ツー・スリー・フォー、も一度繰り返して、55分『武士ジャパン』Cガ始まった。ステージ後ろの背景色がオレンジ系などに変動したが、天井の照明は、変化をせず。会場広く、且つ音が響かないような構造上、盛り上がるムードが全体に充満しない感じがする。ToshIの歌の声はよく通っているが、楽器の音がも一つ跳ね上がらず、音響の良し悪しもこういう時は逆効果か。岐阜・金沢では、吸い込まれてしまう音じゃなく、反響こだま返しのような賑やかさがあったが、反響がシャットアウトで音源だけの音量でこだま相乗効果は低かった様に思った。「ヘィー、ヘィー、ヘィヘィヘィ」とかけ声、客席へも求めてゆくと呼応のかけ声が還る。「カー、アー、アー・・」と、こぶし突き上げ、客席と一体となって盛り上げ、「ワン、ツー、ワンツー、ワン・ツー・スリー・フォー」のかけ声、マイクを突き出し、そして歌詞をこま切れに挟んでゆく。客席から手拍子が自然と湧いて、「サムライ・・・」と歌い、ヒースの所に行って体をつける。声がよく通って「サムライ、サムライ、サムライ・・」と繰り返し、かけ声を上げ「ありがとう」と言うと、「シンヤー!」、シンヤ、飛び上がって楽曲の終止を着地で打つ。ヒースが袖に下がりかけて、再びステージ中央へ。T「地元大阪なので、何か一言」と声掛けすると、ヒース「地元と言っても、兵庫やし」客「どこやー」ヒース「尼崎」T「今日は、尼崎から来てくれてどうもありがとう」ヒース「一番近いやー」T「太鼓持った人、シンヤ!、シンヤも関西出身で?」シンヤ「いやいや神奈川県です」T「何か、関西の皆さんに一言」シンヤ「熱い、熱い、会場を作ってくれてる皆様と思っています」T「それじゃ、次の曲は、えーっと、大丈夫かなヒース。ノイズ混じるかな(ヒース、ベースを抱え込み、アンプも操作しながらいじくっている)、このまま行っちゃうか」で、3時5分『STAND BY ME』Dが始まった。今日は英語の歌詞で歌う。3人のギター、ベース、太鼓の演奏を交え、「ダーリン、ダーリン・・」の調子のいいところは認識できたが、あとはさっぱり。「スティ・バイ・ミー・・・」を7〜8回繰り返して「お前達の声、聞かせてくれ!」と挟み、「スティ・バイ・ミー」を2〜3度繰り返し、客の歌声を求める。客の歌声の時は、ToshIステージ前に出てきて、もっと返して来い という様なポーズ。「スティー、バイ、ミー」とゆっくり、大きな声、強く長い発声で終わる。3時10分。T「シンヤ、ありがとう。ベース、ヒース!」で2人下がる。客も今までの興奮から着席へ。着席の擦過音が場内ざわめいた。3時11分、ピアノの最初を強く音だしして『Forever  Love』Eが始まる。特に声の音響がいい。バイオリンが、しみじみ感、魂揺さぶる。「Forever  Love   Forever  Dream・・・」から、ピアノ伴奏を止め、ハンドマイクを持って、力一杯歌う。そこに限界を超えての発声があったのだろう、その後の声に乱れが生じたが、熱演すばらしく、あえて感情表現セーブせず、突き進んだ感じだった。T「えー、XJAPANのフォーエバラブ、聞いてもらいました。続きましては、まだリリースしてない曲です。ふるさとから遠ざかって、幾歳月過ごしました。久しぶりに家に帰った時の心情をつづった曲ですが、数年ぶりに帰った家には、父も亡くなっていませんでした。『なごり雪いつまでも』F聞いてください」。3時18分始まる。最初のピアノ伴奏、なぜかいつもより長く感じた。「遠く永く長い旅を  していたような思い出ひとり  家路を急ぐ  何年ぶりか懐かしい景色流れ流れ行く  角を曲がると白い家がそこに見えるはず  『お帰りなさい』  母は静かに立っていた  『今 帰りました』  僕は声を詰まらせた  寒い日の夕暮れ  春はまだ遠い  ウーウーオーオー  いつまでもいつまでも  このまま時が止まればいい  全て昔のまま  何年経っても懐かしい思い  めぐり巡ってくる  家族と過ごしたテレビの部屋には  父はもういない  『元気にしてたか』  母の全ての思い  『ごめんなさい』  僕の声は聞こえない  長い夕日映る  あなた ただ窓から(?)  ウーウーオーオー  台所に立つ母の背中には  小さく・・・・   帰らなくてはと言えない僕は  涙止まらない  言葉に出せず  元気でおふくろ  帰り道切なく  長い雪舞う(?)  ウーウーオーオー」(まだまだ不完全)。楽譜を移動しながら「なごり雪いつまでも。では次の曲は、ファーストバイオリンの坂本さんと2人でやってみたいと思います。『雨音』Gと言う曲」。27分始まる。「・・・・・私は今ここに帰りました  どうかお願いを聞いてください  私に本当の愛をください  私に本当の夢をください  私に美しい思い出ください  私に美しい心をください」と、しみじみ、しみじみ歌う。そしてバイオリンの間奏が一本のバイオリン弦から琴線を揺するように、流れ出す。ピアノもなんとうまく弾いているのだろうと意識新たに呼び覚まされる。独りピアノに戻って語るように「冷たく落ちる雨音聞いて やっと昔に戻りました」。ピアノを強く弾きながら「あれから時は過ぎ去り  私は全てを無くしました 」ピアノやや緩め「 どうか思いを知ってください あなたはいつも明るくいてください  あなたはいつでもそばにいてください」バイオリンも入って「あなたは私の光でいてください  あなたは私の全てでいてください」ピアノのみしんみり「あなたは私に笑顔でいてください  あなたは私の(声かすれる)全てでいてください」バイオリンとピアノの間奏、バイオリンの音色が強く響く。そして35分終わる。T「雨音でございました」と言って、黙って歩き左袖へ帰ってゆく。その姿をスポットライトが照らしている。
 ここで司会が出てきて「これから今日出演されてるアーティストの方と話したいと思います。皆様もご存知かと思いますが、XJAPANのヒースさん、続いてルナシーのシンヤさん、いくつか質問させて頂きます。お2人は、今日急に決まったコンサートの思いについて聞かせてください」ヒース「突然ToshIさんから連絡があって、是非力を貸してくれないかと。是非やりましょうと」シンヤ「何かしたいという気持ちばかりが先行している自分に、ToshIさんから電話があり、是非協力させてもらいますと」司会「災害に遭われた方へのメッセージ、お願いします」ヒース「日が経って情報が入りにくくなってくるかと思いますが、被災地にはまだまだ手の差し延べを待ってる人がいますので届けたい」シンヤ「うちの事務所の社長が神戸出身で、御家族が災害遭ってる為、災害後3〜6ヵ月後ムードがなくなる時、一番辛い。そんな時を見て何かやって行きたい。これは東北の震災じゃなく、日本の震災として、忘れず頑張って行きたいと思います」司会「この後夜の演奏も楽しみにしています。シンヤさん、ヒースさんでした」。40分終わる。
ToshI、すぐに出てきてピアノへ座る。楽団員の方を見てアイコンタクトを取ったように見えたが(違うかもしれない)、楽団の演奏が始まり、ToshIのピアノが続いて始まって『Endless Rain』Hが41分始まった。歌詞が始まると、楽団の演奏は消え、ピアノのみとなった。「記憶のバラ・・」からバイオリン(楽団)が入って、ずっと続き、コントラバスの低音が心地よいアクセントに聞こえた。2番目と言えるか「The dream is over」の歌詞から、ピアノの小さな伴奏で歌う。その続きの歌詞が「声にならない 言葉を繰り返しても 高すぎる 灰色の壁は」と言う、ToshIの境遇を歌う最近の歌詞に通じるものがあり、特に思いの共通する部分に何かを感じていたのかも。「過ぎ去った・・」からバイオリン、繰り返しでは再びピアノのみで、そのまま終わって行き、終わりを少し強く終止を打った。47分終。T「エンドレスレイン、XJAPANの曲、聞いてもらいました。えー、では今度は、先ほど申しましたToshIフィーチャリングYOSHIKIのコンサートのタイトル曲、2人の初めてのシングル曲、その『クリスタルピアノのキミ』Iと言う曲、聞いてください」49分始まる。はじめバイオリンが入ったが、歌詞からToshI一人のピアノ演奏で歌う。「あの時と同じステージ・・・」から「何があってもこわくないから」までバイオリン・ピアノで伴奏。「今日で終わりにしたい その言葉に下を向いていた・・」からピアノのみ。「だけど神様はいたんだよ・・」から坂本さん一人のバイオリンが「新たなるスタート」まで付き添い、「あの時と同じフレーズ・・・」から「思いのままに」まで5人の演奏が加わる。「何もかも全て同じ・・」からピアノのみ「もう誰も止めること・・」から5人、曲の終わりまで行き、最後ピアノと坂本さんのバイオリンで終わる。55分終。T「えぇー、クリスタルピアノのキミでした。(楽譜を移しながら)、では最後の曲となります。まだリリースされてないですが、新しい新曲、演奏したいと思います」。4時ちょうどに始まったのは『星空のネプチューン』J。最後の方の歌詞が、今まで書ききれなかったが、今回、ちょっと書き足せたので書くと「・・・とわに輝く惑星は 夜空のネプチューン  夢に見たよ天王星の 時を越えて刻む 生涯一度の思い 胸に秘めて  ガラスのような世界に 降りしきる星○○○(ひかり) この広い銀河系 星空のネプチューン」。終わってT「今日はどうもありがとうございました」と言って、ステージ左袖まで歩いてこちらを向いて、三度礼、幕内に消えた。客の手拍子が始まり、すぐにスタッフがスタンドマイクを持ってToshIが礼をした場所辺りに置き、司会が後を追って出てきて、詩の朗読。終わるとToshIが静かなホールに靴音を響かせて出て来、、ピアノの出だしを強力に、全員の伴奏『春の願い』Kが始まる。8分終。終わるとT「今日はどうもありがとうございました。演奏はアンサンブル金沢。ゲストはヒース、シンヤ、ありがとう。春の願いと共に、皆さんの願いと共に生きて行きたいと思います。これからも御支援、よろしくお願いします」。ToshI、ステージ袖まで行き、小さく三度の礼。4時10分終わる。 
 

間違えた所もたくさん有ると思いますが、最後まで読んで頂いて有難うございますm(__)m