2004.9.18 HEATH 初台DOORS papa
RATSの8月29日をもって活動休止とする発表は、以外であった。「バンドは奇蹟である」と言う友人の言葉がまた思い出された。そのHEATHが、活動休止後2回目のステージに立つのが初台DOORS。応援も兼ねて参戦してきた。
6時オープン6時半スタート。5時半過ぎ、DOORSに着いた。新国立劇場の超高層の建物が向かいにそびえ立っている。DOORS入口近くで待とうとその体勢に入るや否や、ここは民家の入口でもあり公道なので、国立劇場の方で待ってくださいと入口に立つスタッフ。50分から点呼しますとのこと。すぐ近くにKEIO出入口があり、その影で待った。50分行きかけると「あれは、何の集団」と連れに話す通りすがりのご婦人。10番単位1列の列でもう並んでいる。当方12,13番は端から2列目。10列以上が並んでいるようで、何の集団は相当膨らんでいる。6時過ぎ、1列ごとに入場。初めてのライブ会場、12〜13段の階段を地下に降りると小さな踊り場で小さな受付。チケを出し、300円のドリンク代を支払い、パンフをもらう。さらに20段ほど回り階段状に下りた所がライブ会場。200〜300のキャパというところか。フロアから1m高ぐらいにステージがあって、ステージ前は人一人通れるぐらいのスペースがあり、手すりが固定されている。ステージも間口10m奥行き8mぐらいか、幅広いステージ。ホール天井も4〜5mと高く、開放感がある。薄暗いライトが灯され、ロックのBGMがしきりにかかっている。せっかくの早番なので、その手すりHEATHのまん前に場所をとった。今日はメモも出来ないなとは思ったが、8月7日大阪ミューズもこの位置だったので少しの慣れもあった。HEATHはおかしなファンが来出したと思ってるかもしれない。
DOORS入口のTODAY'S
LIVEの立て看板には「DEAD or @LIVE Vol.4」とタイトルがあって、その下に今日出演のバンドが上から「heath BAND 、
ハムレットマシーン、 WARP 、 HEARTS 、 The ZERO
MH2、スペシャルセッションあり」と書かれてある。HEATHはトップで出て来るのかなぁと思ったが、実際は下からの出演であった。スタート時間には、ホールはゆったりとした満員状態。かすかにスモークが天井に立ち込め出した。空調もよく効いている。37分、ステージライトが青色に変り、オープニングバンド『The
ZERO
MH2』が始まった。3人グループでギターがボーカルもこなしている。活気のある歌声、好感の持てるステージング。ギター兼ボーカルはいわゆるイケ面の相。半時間のステージ。機材の入れ替えがあって、次『HEARTS』のライブ。これも3人グループで、ギターがボーカルを兼ねている。そのボーカル、目をつむってマイクに歌いかけるが、発声が弱く、声がのらない。まして弾きポーズがゆったりとして、イラチが来る煮え切らないステージ。ロックは、気合を入れて、圧倒しまくって欲しいと思うが、低空飛行に終始。3バンド目は、機材の入れ替え時、スタッフがたくさん出てきて、いろんな準備をしだした。ステージ前には、CAUTIONと印刷された黄テープを立ち入り禁止の状態に張り巡らし、回転灯をやたらステージ各所に配置。ガスマスクを被った黒衣装ギターや黄衣装のドラムが自分の持ち場の準備に動いている。それだけでどんなステージかと内心興味が湧きあがる。黄ずくめの派手な衣装、頭は小さく縮み上げた結あいヘアーが乱立、めがねを手書きしたボーカルが飛び出して来たが、もひとつのれなかった。途中「ほとんど、WARPを知らないと思いますが、楽しんでほしい」とのMCが、なんとなく客心をくすぶるような喋りで、MCひとつで乗れない気持ちが変化したように思えた。4番目は『ハムレットマシーン』で、ギターとシンセ(?)とボーカルの3人組。細面のボーカルが、ロング皮コートに皮ズボン、網シャツを着て派手なアクション、色っぽいダンスも入れながら、良く通る声で歌う姿は、好感が持てた。シンセはもっぱら効果音やリズムを担当、ギターが旋律を作り、ボーカルの歌声を聞かせるのがメインのバンドにみえた。簡単な踊りとロックの振り、ナイスガイのボーカル、記憶にのこるショーであった。
いよいよHEATH
バンドである。ほとんどの客は、HEATH目当ての客のようで、最前は人の密度が急に増し、圧力が感じられる。ステージにはマイクが4本立っている。HEATHも歌う?。9時50分、真っ暗なステージにメンバーが出てくると、「HEATH!」「ひーちゃん」のかけ声。クロス十字のプリントの入った黒Tシャツ、皮ズボン、短ブーツ、最初からアクションも派手に飛ばしている。十字のペンダントが胸元に踊っている。2ギターがステージ両側にいて、HEATHとボーカルがその中を勤めている。HEATHは中央左。マイクに向かってボーカルの歌に添える囃しのかけ声を勢いよく歌っていた。2曲やって、ボーカルからバンドの紹介。HEATHバンドは、各メンバーが寄り集まって出来たものらしい。所属バンドも述べていたが、よく聞き取れなかった。HEATHバンドのHEATHと紹介されて『こんばんわ』と挨拶した。ボーカルが、「自分はよくHEATHに似てると言われるので、今度は同じメイクで出ようかと・・」と言うと『同じに・・』とか言ったが、HEATHの話はそこまでだった。あと3曲同じような勢いでステージを勤めた。RATSの影響はどうかと心配していたが、全く心配なかった。むしろ色っぽい感じがいつもより出ていて、目当てのファンにはたまらないステージであったように思う。10時20分までの半時間のライブであった。
5分の休憩後、「スペシャルセッション」。HEATHバンドのドラムと左ギター、オープンステージThe
ZERO
MH2のイケ面ギター、ボーカルがハムレットマシーンのナイスガイ、それにHEATHの5人がステージに立つ。ボーカルは網々シャツに黒ショールを襟巻きに出てくるし、HEATHは上半身裸で登場。色っぽく魅力たっぷりの2曲をやった。10分のセッションで10時35分終った。すぐにアンコールコールが湧き上がったが、スタッフが機材をしまいかけると、その声も弱く消えていった。
間違えた所もたくさん有ると思いますが、最後まで読んで頂いて有難うございますm(__)m