2004 ・3・21 The Sounds From Bottom〜PreachingChapTbyTaiji Sawada
イケベ楽器池袋TAIJIベースクリニック  papa  

1時40分にイケベ楽器池袋店に行くと、「2時ぐらいから店前の歩道に並んで頂く予定」との説明。ブラブラ喫茶店を探しながら、車まで戻った時点で2時前。またイケベへ。2時でも誰も並んでおらず、裏通りを一周して戻って来る頃は2時10分、3人の方が並ばれていた。チケ順に並ぶとの事で5番6番の位置につく。2時20分「今日は本人に、手紙とか直接渡せないので、何か渡すものあれば階段下の箱の中へ入れて下さい」との説明。路上には「4F OM STUDIO Todayz 沢田泰司イベントはこちら」のプラカード持参した店員さんが立たれている。2時30分先頭より前におられた10名ほどの方が入場してゆかれる。楽器等の購入者の方と思う。すぐに1から10までの番号の入場が告げられる。4階まで細い階段を上がる。4階へ上がる階段前で、チケを渡し代わりに紙袋を頂く。中はキラーギターのパンフとクリニック記念の機材紹介およびTAIJIのサイン入りピックが1個入っていた。4階のスタジオは、4〜5坪程の15cm高のステージとそれに連なる縦長の10坪ぐらいの客席。先の入場者がステージ前にスタンディングで立ち並んで後に続く。一横列6人が並んで後ろにつながってゆく状態。マイク2本、天井は簡単な照明機材。音調機材も両端の細長スピーカーとステージ上に3〜4の機材。黒の背色で薄黄色の照明が弱く天井に灯っている。BGには軽快なロック調の音楽が流れている。45分「本日は沢田泰司のベースクリニックにおいでくださってありがとうございます。3時開演ですので、しばらく本人登場までお待ちください。携帯はマナーモードに。喫煙は辛抱」とのアナウンス。2時57分スタッフがベースをステージへ持って現れる。ベース一つの出現で、人の首が動かされる時間前の期待感がにじみ出していた。ちょうど3時、BGの音楽が鳴り止む。一呼吸置いて次が始まると、期待がここから一曲ごとにそぎ取られて行くのだろうとふと思った。が、かかっている曲はHIDEの曲であることに気付いた時より、今日は趣向を変えてきたなと思った。これなら待ち時間に不満をためる人はほとんどいないという読みが主催者にあるのだろう。3曲ぐらいかかったところで「お待たせしております。本人もうじき到着すると思います」のアナウンス。4曲目、3時15分、スタッフの方が今日のセットリストをステージ床に貼りに出て来る。5曲目「日本の横須賀市から来た松本秀人さんです。はりきってどうぞ」のラジオに続いてHIDEの曲が流れてゆく。3時20分、スタッフがベースのチューニングに現れ、衝撃音を2,3打ち上げ、立て掛けて下がって行く。ふと見ると天井の鈍く付いていた照明が消えている。3時26分後ろから「まん中あけてください。今登場しますんで・・」と入場のあと、キラーギターの社長さんがステージに立ち、「皆さん、今日はご苦労さんです。TAIJIのThe Sounds From Bottom 〜Preaching Chap.1にようこそおいで頂きました。司会を務めさせていただくジョージ東です。立ったままの1時間ですが、背の低い人は前に来るなり協力してください。パーツがいくつかありますが、TAIJIも立ったままで、魂の入った演奏をしますので、ガッツの入った演奏します。リハビリ中ですが、今年からエンジンかけて、バリバリ練習やります、皆さん、応援の方、よろしくお願い致します。(横向いて)もういいかぁ〜・・もうちょっと延ばしてくれ・・(正面向きなおして)ベースの弾いてる人は?(会場で挙手あり)始め]では、ギターでしたが、]加入よりベースに変えてテクニックは抜群です。では拍手で迎えてください(拍手でTAIJI迎える)。TAIJIが急に前の人にタッチをし出す。にこやかに微笑んで入場曲の終るのを待つ。そしてパンチの効いた曲の演奏が始まった。もう目の前での演奏に誰しも感激したに違いない。同じリズムの繰り返しを、低音のはじける音を織り交ぜながら、軽快なリズムで演奏を続けてゆく。この弾き方の技法はきっと何とか言うんだろう。肩をすくめたり、前後に体を泳がせながら、右手の手のひらを親指小指を軸に激しく半回転を繰り返しながら、4本の弦を自在に弾いてゆく。8分間の迫力ある演奏。TAIJI『あのね、ここんところで見られると少し緊張するんだよね、できるものも出来なくなっちゃう。後ろの方、今やったのがチョッパー。ベースをやっている人?(はーいと言って4〜5人)チョッパーやる人いるの?・・(以下うまく書き取れず)・・いるんか聞いたのは、ヒュージョンよりか、それから影響受けるんだけど、]CLAMATIONの曲のベースのフレーズをインパクトに弾くんだ。次、ベースは地味な・・と言うのがあって、派手にしたいなと思って、ギター機材なんですけど・・渡辺さん・・・(渡辺)「今日のシステムは、TAIJIさん機材にこってます。」(TAIJIに戻る)音に個性を持ってほしい。聞いただけで誰の音かこだわってほしい。・・(以下、TAIJIより機材の説明とかひととおりやってくれ、音の合わせ方とか詳しく説明してくれたが、ベースをやる人には理解が出来たに違いない。私には意味不明であった。128まで音色出るものをTAIJIさんが入念にしてくれたとかの説明もあった。10分弱の説明。次はソリューションかけたサウンド。ギターでやってくれる(高く振動するような音。弦の振動音が強い音)3〜4分の実演。次のファーストハイの弾き方は、勢いよく弾くピッキングはギターのピッキングでする。次はクリーントーンでのタッピング。椅子に座って、指を力強くはじいてゆく。中指、人差し指、中指の順で、タッピングして移動してゆく。使用してるドラムの説明。アドナリン(?)99個入ってまして・・(アドリブで弾く実演。アドナリンはリズムの伴奏。それにベースをかぶせて、曲を作ってゆくやり方を説明。10分ぐらいやってくれる)『質問ある方』とTAIJI。「ピッキングの時の力の入れ方」の問いに『いいこと聞くね』と言って『ベースは腕で弾かなくて手首で弾く。』弾く位置もそれぞれ弾いて実演しながら音出して説明してくれる。フィンガリングの時の用途も説明。そして『中指、子供の時にケガして短いが、フェニックスクリミナルですか、これでメゾレーを弾きたいと思います』と言って、4時20分、]のWORLD ANTHEMがかかり、終ると(]の)ドラムだけの伴奏にTAIJIの]の曲のベースが弾き始められた。これは将に目の前での]のTAIJIの在りし日そのままの演奏、今日最大のクライマックスと思われた。約10分の演奏。]のいくつかの曲のベースの響きは私にも聞き取れた。TAIJI『おいしいフレーズを並べてみたんですけど・・』との事であった。その後ベースのインパルスとフェニックスの違いを実演説明。前者はカリカリ音、後者はヘビーメタル系に向くとの事。『なにか引いてほしい曲ある?』の問いに客席より「ボイスレス、サイレントジェラシー・・」と声かかる。そのたびに『あー、今放っちゃった』『あー、きのう売り切れちゃった』『もうやめよう、過去のことは・・』と適当にあしらいながらの受け答えは、見事なおかしさがあった。次にフリートークとの事で「音風のライブは?」の問いに『初夏になる』。そして急な展開でステージで一緒にやる人の挙手となり、一人の青年がステージに上がり、TAIJIのインパルス持ち、TAIJIはフェニックスを持って2人でセッションが始まる。『勇気あるこの青年に拍手を』と呼びかけて演奏が始まった。なんと、今までTAIJIが出していた音は、青年のインパルスからは出てこない。条件は全く同一のはずなのに、歴然とした音の違いに、これがプロとアマ、いやTAIJIとそうでない人の違いかと気付かされた。5分間のセッション。『勇気ある彼にもう一度拍手』と言って2人握手。『まさかこんな展開になるとは・・じゃどうしますか。今後の活動を知らせます。今、レコーディング中で、6月ぐらいに出ると思います。たぶんHideミュージアムでやります。ちがった面をお見せできると思います。・・・場が持たないやと言いながらまた機材紹介してもらいます』と終ったが、スタッフがしかけた説明を制して社長が出て来て、「TAIJI君、どう?。TAIJI君には、キラーギターもいろいろお世話になってます。ブランクがあったんですけど、とにかく応援しようと思ってここまで来ました。これから全開でやります。応援お願いします。応援してください。またライブでお会いします。集まってくれてありがとう。日々精進したいと思います。これで閉めさせていただきます。ありがとうございました」と挨拶。4時44分であった。今日のベースクリニックは、今までで一番であった。TAIJIの魅力が人柄と言いベースの技術と言い、うまく出し切れたいいライブであった。後ろで十分見えなかった人がおられた場合を除けば、雰囲気最高のいいベースクリニック。これなら何回でもやってもらいたい。


間違えた所もたくさん有ると思いますが、最後まで読んで頂いて有難うございますm(__)m