REPORT 12
2006・07・30 TAIJI(D.T.R) 渋谷GUILTY papa
長雨も終わりやっと梅雨明け。抑鬱された気分の毎日で、本日はよっぽど参戦を中止しようかと乗らない気分であったが、hideのチョロQ引取りがあったので、やむなく東京に出向くことになった。TAIJIのステージもただ見て帰るつもりでいた。気分が反転したのが、ステージ前でライブを待ってるとき。横の人と話す機会があり、偶然その人がENDLESS
DREAMに遊びに来たことがあり、TAIJIの大阪西九条ブランニューのレポを読んで助かったと言ってくれた。さらには海外のダニーさんより「楽しんできてね」の伝言があったと言う話を聞いて、前回渋谷0−EASTでダニーさんを待った記憶も甦り、自分もそうである様に簡単な記述でも様子がわかると嬉しい、何でもいいからちょっとしたことを残す意味で書いておくのもいいかな・・・と気分が反転。・・・が、いつものレポの立ち居地ではない。チケの順番が早く、見るだけのつもりでステージど真ん中まん前にいる。いつもは一番後ろ、壁際でしこしことメモして帰っていたが、場所を移すのもいまさら・・でメモは成り行きに任せ、反転の気分にかけることにした。
GUILTY店頭のチケ交換が3時からだったので、外回り(チョロQ引取り)を終えて、2時ごろ、GUILTY前に到着。入口にはライブを祝福する花束が置かれ、そこを中心に数十人が思い思いに待っている。時間的にTAIJIの入り待ちを待ってるのかもしれない。GUILTYの場所が確認出来れば、次は駐車場。4月頃だったか近くのマークシティでのPATA(Ra:IN)のラジオ放送のときは、セルリアンタワーの駐車場を利用したが、今回はすぐ近くにPがあり、確認しに行くとOKだったのでそこに止めた。50mの至近距離。ライブ場のチケ換えして戻って休憩したいので1階のどこかに止めさせてと頼むと快く求めに応じてくれた。GUILTYはPATAラジオ放送で見ていた西に抜けるマークシティの通路先を左に折れたところにあるらしく、通路先は道玄坂に当たっているので、ここからでも渋谷0−EASTは行けそう。いつもはR246を渋谷駅へ回り込んで行ったが、ここからだと手前の神泉町交差点から道玄坂に入れば行けるわけで、地理の勉強もしてしまった。一回覚えた道順はこういう事がない限り、あほのひとつ覚えに繰り返す。3時からのチケの交換は相棒が行った。なかなか始らないので催促もし、グッズも催促して発売してもらったらしい。限定21組のTAIJIのスナップ写真にピック5個入りグッズは、限定だけに自慢顔で帰って来た。
5時半過ぎ、GUILTYに出向く。横の通路の擁壁に腰掛する列が出来ている。順番の列ではないと言うのでその辺で待つことに。張り紙があって各75番までのチケの人は6時からの入場、75番以降の人は6時半からの入場と告知されている。6時前、ぴあ25番までの人は入口へとのコール。続いて店頭予約25番までの人は入口へのコール。どうも同時に番号順に入るらしい。GUILTYの店頭先行発売の意味がないらしい。地上平面から10段ほど下がるとGUILTY入口。その階段に2列の帯。ドアの向こうではグッズの店開きの準備、店内の丸テーブルを外に出したりと忙しそう。入場を仕切る責任者も出たり入ったり。6時少し遅れて1番から5番までの人の入場をコール。整然と入るようで足下は急いでいる。ぴあの人は受付でドリンク代500円を支払ってるロスが出来、店頭の人は交換時に支払済みなのですっと入る時間差で、同番号は奇しくもここで店頭先行の実が上がった格好になった。ドリンク券はGUILTY名入りの白のピック。ドリンク飲まなければ500円のピックとなるが、氷ばかりのカップドリンクならピックの方がましで、ドリンクに引き換え飲んでる人は終ってからもそう見かけなかった。
先頭から6〜7番目の入場で、TAIJI前のステージ左端から人が並んだので、自分の位置はステージ正面中央となった。こんな前は初めてである。よく見えるだろうが、それ以外の困難もありそう。ステージ前にはレザー生地の分厚いカーテンが下げられ、逆U字の手すりがステージに接して並んでいる。目の前には濃緑のカーテンが鼻先をつつきそう。目をつむり、ロックの場内ミュージックを聞くしかない。時折会話が挟まれる。そして先ほどの気分転換の会話となった。DTRのことも聞かれたが、まったく知らないと言った。知ってるのはTAIJIとかすかに竹内だけ。7時スタートだったが、7時15分ごろにステージ内で調整音がしだした。7時20分暗転。ウォーのかけ声。ファンファーレの様な音楽が始る。2分ぐらいそのテーマ音楽がかかっていたのだろうか、相当長く感じた。カーテンが開き、メンバーが出て来ると途端にものすごい後ろからの圧力。手すりに押さえつけられ、後ろの女性はいやだろうがくっついてくる。俺は構わないがお気の毒なことと思う判断も余裕もすっ飛ぶぐらいの押さえ込まれに肋骨が悲鳴を上げている。おまけに小さなレポ様メモノートを持った手は、十分な抵抗力を持たない。押されるままにライブが始った。目の前には竹内光雄、その左にTAIJI。メンバーはタンクトップのグッズ黒シャツを着込み、ドラムのみグッズ白Tシャツ。TAIJIの入場姿は杖もなくややぎこちなさは残っているがベースの演奏姿に違和感はない。いつものテンガロハットに飾り物。かっこよさが光ってる。竹内のタンクトップの上に羽織ったロングの薄上着の飾りの縫い目の糸が揺れている。ステージ鼻には今日のセットリストの紙が置かれ、メモしたいが後ろの圧力には抗しなければならず、しかも揺れる手では何を書いてるのか分からず。激しいストロボ光線から始った1曲目、リストには1行目「SE
ピンクフロイド→サークル」と書いてある。2曲目「BORDER LINE」3曲目「SHAKE
MORE」。ここら辺りに来る前に、もう汗が噴出して、後ろから延びる手で帽子は脱げる、めがねは飛ぶ、肋骨はきしんでいる、俺の我慢も限界に達した。おとなっしくもてあそばれて場合じゃない!。大きく体を反り返らせ、ステージに片足をかけ、後ろへぐいっと押し返し、自分から体を音楽に載せて揺らした。このとき、ライブで過激に踊っている無法者の心理が初めて分かった。結構楽しいじゃん!!。手すりをもって揺すりたくって立て揺れの波の原動力になったかのように乗ってみた。圧力は軽くなり、気分も乗り乗りになり、荒々しい部分で制している圧力は、たぶん周りの迷惑に変ったんだろう。その部分は申し訳なかった。無法者になって無法者の心理が初めて分かった。無法者の方が断然楽しい!!。迷惑を最小限に楽しさを最大限には自分を超えても非常識を超えない境界が落とし所。4曲目「IDO」。終ると押さえた低音で竹内MC『熟成したDTR。・・(メモが判読できず)・・皆さんに会えた。むかしMC苦手でした。最近MC好きになって、長めになってしまいます。10年前のMC見てると、偉そうなMC。竹内、反省しました。やっぱしFamilyだな。10年前から竹内はこの日を待っていた』。竹内の熱演は、3曲目ぐらいからその滴り落ちる汗にも出ていた。ステージに汗を振り落とし、熱く熱している。ステージ鼻に出てくるときは、俺の頭が股間に接し、頭の上で歌い、マイクコードが当たる。後ろから伸びる手が、両耳をいたぶり、後ろへ抗してる自分はまるで竹内のガードマンにでもなったかのよう。5曲目「Side
By Side」6曲目「KILL TRAP」7曲目「ALL PHENOMENA'S REALITY」8曲目「Dr.&Ba演奏しながら、1 time 〜5time
スタート SO WHAT(曲間メドレー紹介ラスト竹内紹介コール→ドゥビー)−MC ソングコール」とリストに書かれている。9曲目「ODIC FORCE TAKE
1 KEY 癒やし系→AG持ち替え−MC
ソングコール→カウント泰司から」。ここまで熱く飛ばしてきた感じだったが、ひと息入れるような幕間があり、TAIJIもここまで立ちっぱなしで演奏を続けてきたが、後ろに置かれていた足掛けのついた背高の椅子に初めてかけた。8時10分であったので、50分もの間、自力で立ち、演奏し続けたのは素晴らしい回復力。誰からも抱えられることもなく、ステージを務められたことはTAIJI自身にも大きな自信になったに違いない。そして竹内が静かに『DTRのメンバーを結びつけた曲』と言って紹介したのが10曲目「VOICELESS」。静かに感情込めて歌い上げた。終ると竹内『この曲に関して新しい曲が・・3部作に・・』の話。バラードタイムになったので、圧力もなく、つかの間の安息が来た感じ。次の曲の紹介で竹内『DTRで富士山に合宿に行った時に、いつもおそいTAIJIが起きてきて・・、寝起きのビールに気持ちいいねとか話しているうちに、弾き出したベースにギターが入って出来た曲』「EMPTY
ROOM」と11曲目紹介。何ヶ月か前、テレビで富士五湖にバンドの合宿所があって、都内から無名のバンドが合宿に来るというNHK?の番組やっていたが、富士山の合宿とはそこだったんだろうか。12曲目「RUNNING
WITH THE WIND」。竹内『今夜の風を感じてくれよ。・・・』。13曲目「I
BELIEVE。サンプリング打ち込み→Ba入ってスタート』。14曲目「CYBERNETIC
CRIME(ライブバージョン)」。激しいストロボ光線で終る。控えに戻るメンバーはステージ前でタッチ。8時52分。
すぐにアンコール催促のかけ声。バンド変ればアンコールの掛け声も違って、DTRの場合は『DTR!
DTR!
DTR!・・・」と手拍手を入れて繰り返す。9時ちょうど、全員が出て来る。TAIJIはテンガロを脱いだブロンド長髪で出て来る。「〜EC1〜シンセ金属音からドラム SAY
IT LOUD」と書いてある。2曲目は「DUEL
BEAST」。一旦終る。この間にDTRのかけ声で、「DTR--------------------!」の長いかけ声があり、あまりの長さに「おおおーーー!!」の喝采が起こる。9時10分2回目〜EC〜が始る。竹内一人出てきて『大衆酒場みたい、結構くたくたで楽しいです。やっぱしDTRのライブは楽しいでしょう。すてきでしょう。また見たいと思うでしょう。メンバーを呼び込みます。明日のこと、考えるんじゃねえぞ』。清水が呼び込まれ『再始動のこのライブに会えたみんな、ありがとうございます』。ドラム高橋『ええーありがとう。昨日は花火大会でしたが、今日はDTRとみんなの花火大会だ』。次に竹内『今までDTR始って一滴もお酒もめなかった者が、一番飲めるように』と紹介された藤本が出て来る。次にTAIJIが紹介され、くわえタバコで登場『・・・I
LOVE
YOU』。このメンバーでみんなにあえてDTRが始るのは嬉しく思います、と竹内が言ったような(メモはごちゃごちゃ)。最後黒田『声がつぶれています』。竹内『それだけ、今日にかけて来たんでしょう』。「BE
FREE」を演奏。最後にメンバー全員がステージでバンザイ。竹内『10年間、取り戻した感じ。9月、また遊びにおいで』で終る。9時28分。
今日のライブは熱気があって大変よかった。落ち込んでた気分が回復、また来たいと言う気持ちになった。DTRのことは何にも知らなかったが、この復活がいつまでも続くように願いたい。
間違えた所もたくさん有ると思いますが、最後まで読んで頂いて有難うございますm(__)m