REPORT 10
2005・10・16 NAOTO Produce "TAIJI NIGHT 〜沢田泰司の集い〜" 西九条ブランニュー
papa
hideミューラスト以来、雑用に追われっぱなしの毎日。TAIJIのライブまで相当あると思ってたがいつの間にやら当日。TAIJIが言う第二の故郷大阪、その西九条ブランニューには5時半到着。環状線のガード下2階にあるライブハウスへの階段付近には、時間待ちの人影がまばらに点在と言う所。入口には17時40分から点呼する張り紙。10分ぐらいの間に40〜50人に急増なった人の中には、東京からのいつものメンバーもおられて、40分より5番単位で点呼が始められ、2階ライブハウス入口より2列縦隊の列が作られた。話によるとTAIJIは12時20分ごろタクシーで来て楽屋入りとのこと。入り待ちで待っている時も、ライブハウス関係者よりしきりに付近での立ち止まりを制止され、場所を変えつつ苦労したとのこと。交通にも商店にも全然支障のないところのように思われるが、何回か来たブランニューはフロアにいつもテーブルとイスがあってゆっくり見れたが、今日は人が多いので取り払われてるとのこと。入場者が多い今日は事故とか警察沙汰を特に警戒してるようであった。
6時オープンで入場。チケとドリンク500円をパンフに変え、33・34番のチケット番号で入った時には、間口5mほどのステージ前には2列の人垣が作られている。左端か?右端か?と迷ってる間に3列目まん中辺りに到着してしまい、邪魔な荷物を股下に挟んで、ここを居場所と決めた。ステージへの視界が開けていた偶然もあってしめしめと思っていたが、話し声でほとんどかき消されたBGの中、46分ごろステージ幕内でギターの試弾きが数分あって、57分ライトが落とされ、開幕してNAOTOが出て来てTAIJIを呼び込んだ瞬間、人津波が一気に押し寄せ、視界が閉ざされ、左横の相棒は向こうに右隣の人が前に一瞬の変動。俺の視界はなんだったのか。ライブ中も顔はステージ一心に見つめつつ、肩から下は居場所確保のせめぎ合い意地の突っ張り。本来懲りるはずがなぜか結構面白かった。微妙な心理作戦、力の駆け引き、押し圧力に身をゆだねての場所取り、変な快感にはまるかも。ただし、ヘドハンで振り回す髪が俺の顔をビンタし続けたのには結構痛く参った。
57分の幕開きと同時にNAOTOが出て来て、はじめる前の注意をのべた。まず押さない様に。TAIJIからのプレゼントはスタッフが持ってゆくので道を明けて下さい。オークションやりますが皆参加してほしい。・・(東京では?)ら王とハートの戦いみたいで、俺の思ってるハンマープライスにはならなかった・・・落札された方は裏に回ってやり取りして、あと元に戻してあげてください。東京に続いて大阪も聞き分け・・。プレゼントあたった人、ねたまない事。よろしくお願いします。じゃ、行きますか、皆で呼びましょうね。「TAIJI!!」。黒い衣装のTAIJI、ステージ右側より、不自由な感じでゆっくり出てくる。ステージ中央にイスが用意されていたが、NAOTOがここでは後ろ見えないですかと尋ねて、ステージ鼻の1段高くなった所にイスを移して前に出て来てくれた。客とすれすれのそこに来るとTAIJI客相互から握手を求める格好になり、TAIJIの手めがけて大きな人盛りになった。自分も出してみたら運良くTAIJIの手とタッチできた。ひとしきり握手の盛り上がりが済むと、TAIJIが『あの、こうなるとは思ってなかった。会いたかった、皆、ありがとう、うれしい』と開口一番。NAOTOが引継ぎ、一歩下がって押さない様に、怪我するとライブ中止になるかもと引かせて、行きましょうかとなった。東京のライブステーションではTAIJIに聞きたい事アンケートで書いてもらったが、日常茶飯事の内容だったので今回はNAOTOが質問を決めたとのこと。(1)「ベースを始めたきっかけは?」 TAIJI『もともとギタリストだった。ディメンシア、サーベルタイガー、]の3大ゴミバンドと言われた中で、ベーシストが欠けたのでやりかけた。音人のような感じで奥が深い・・・』(2)「昔、レイという名前だったか、そしてTAIJIに戻った?」TAIJI『クールジョーも昔松本ただしでクールジョーに・・』「悪口言わないで下さい」『合法的な悪口だ』(3)食べ物の質問したようで、TAIJIがそば食べたと言うと関西ではうどんとかの話になって、冗談のやり取りでおもしろかった。TAIJIは、今日は舌も滑らかに饒舌で、すごく気分も体調もよさそうな感じが明るく漂っていた。12分頃から、プレゼントコーナーになった。今回は通し番号が付いてないのでTAIJIさんに決めてもらいますとなって、後ろまで見えるように場内照明が点灯されるとTAIJI『おー、一杯いるんだなぁ、おー』と感嘆。@最初はネックレス。NAOTOがもって、誰にしますかと言うやとたんに、右前から「はーい」と大きなかけ声。TAIJI『その人』。A次はブーツベルト。]の時のやつとのこと。皆、いっせいにはーいと声と手を出してアピール。TAIJIのテンガロハットをコスした左後ろの男の人に。B次もブーツベルトでDTRの時のもの。一斉のアピール。今度は後ろからとのことで、後ろで両手を挙げてる人。C指輪。エジプトの・・・。遠い所から来てる人となって、鳥取の人が名乗り。続いて北海道と声がかかり、2人でじゃんけんした結果、鳥取の人が受け取る事になった。TAIJIの私物とのことで拍手して終る。TAIJIが選ぶプレゼントは機先を制して目立つようアピールすれば当たる確立大なりと教訓。続いてオークション。東京では10万近くないしは以上とかの高額だったので静かに見るつもりだったが・・・。オークションは、今日出演のメンバーが持ってステージに登場という形で始まった。源ちゃんが一つ目をもってきてくれます。皆で呼びましょうとのことで「源ちゃん」。@一つ目はステージ用上着。『昔の]知ってる人は分かると思うが、エンドレスレインがチャートに登った頃(ベレー帽かぶってた頃)に着ていた物で、私服バージョンの服』。黒い生地に襟辺りに唐草模様のような刺繍が施されている。いくらからとのNAOTOの呼びかけに『5円』。東京ほど競り合う事もなく、2万円で落札。A2品目のプレゼンターは黒ちゃん。皆で呼ぶと黒の革ジャン。『俺が、]入る前から着ていた革ジャン。ちょっと着てみる』といってそこで着込む。『ハーレーのバッジも付いてるし、女の子でも着れる』・・という説明で、出てきた時からなぜか、なぜか食指が動いてしまった。財布を確かめるとそれなりに入っているので相棒に合図してオークションに初参加。『6円』から始まったが22000円で落札。相棒さんが裏に出向いてゆく。B3品目は源ちゃんがもってくる。『ウイークエンドの時のブーツ。武道館の時の。片方しかなかった』。黒革の中に水色系の革が模様されているショートブーツで、少し使い込まれた感じ。『7円』から始まって22000円。C4品目は『大阪城ホールで履いてた靴。1個しかない。]の時に使ってた』。『8円』から始まって、せり上がり中、コーラを口にした。黒革?の中に茶色の革で模様が作り出されている一品で、ハーフブーツに見えた。20000円。『俺が持ってるもの、いっぱいあるが、オークションのお金、医療費にあてたいんだ。そういうものに還元したいんだ』とオークション最後にTAIJIが話す。いっせいに大きな拍手。プライドを考えれば言いにくいことだったろうに、目頭が熱くなった。一時代を築いたTAIJIがよもや正直な心情をみんなの前で吐露したことに、すがすがしい生き様を感じた。今日の明るいおしゃべりや雰囲気と言いにくいこともすらっと言ってのける心情、TAIJIは確実に立ち直って進んでいる、努力しているという印象を強く感じた。NAOTOがオークションはこのぐらいにしてライブの用意をします。一旦幕をしめますと話して7時35分、プレゼントオークションは終った。終わり掛けに戻った相棒は、手ぶらで帰ってくる。あとでTAIJIが革ジャンにサインを書き入れてくれるとのことで、再度行くとのこと。
45分よりライブ。TAIJIはイスでベース。NAOTO(Ba)、源(里村源太郎、Gt)、ドラムはイエスキリスト風の堀江(堀江睦男)、ボーカルは泰三(花屋泰三)で激しい曲風に場内は波打って行く。残念ながら曲目は全然知らないので申し訳ないが、大いに乗れる曲であった。ボーカルもはちきれる高音をジェスチャーでしぼり出していた。3曲目はバラード。4曲目にベースが変わる。6曲歌って泰三が下がる。7曲目はTAIJI
、源、ドラムの3人で演奏のみ。24分から32分までの演奏中、TAIJIの一人ベースも大分あって、聞き応えあった。32分『やりたいんだけど、やれないんだ。ごめんな』といってTAIJIは抱えられて出てきた方に下がっていった。その後ドラム堀江さんも47歳になりとNAOTO、源の2人トークが始まった。源さんは関西初めてのライブとのこと。ハリハリ鍋とホロホロ鍋を間違えていたとか(俺もよく知らんが・・)、源さん青森の出身で、東京では笑っていいともで覚えた標準語で話すとか、NAOTOは変な大阪弁になってるみたいなことしゃべり、青森では笑っていいともは夕方4時からの放送で12時以外の放送の方挙手とやったが誰もなし。TAIJIのレッスンどうでしたとNAOTO。ベースソロ用に曲を作ったとのこと(さっきのベースソロの話らしい)。39分、ドラムの別の人(SATOSHIという人かな?)でてくる。40分TAIJI
出て来る。2人の会話を混ぜ返す。で曲目は俺の大好きなhideのロケットダイブ。歌った後、『hideミュージアムは、とっくに閉館されてもよかった。皆の熱意でここまで続いた。hideの気持ちを汲んで歌ってゆこうよ』と言って、『ピンクスパイダー』をもう1曲歌う。TAIJIが前に進んでみんなにタッチ。メンバー全員が出て来て]風にステージ鼻で鎖を作って万歳。9時2分、終った。
8/12の目黒ライブステーションの時は、時間ももう少し短かった様で、不完全燃焼の気持ちが残ったが、今日はよかった。これからは名古屋、北海道といろいろ行くようなことをTAIJIが言っていたので、期待したい。次は名古屋あたりかと勝手に想像できそうな勢いを感じるライブであった。終ったあと革ジャンに書くサイン名を楽屋前で関係者に伝えた。しばらくして白のサインペンで書かれた「ENDLESS
DREAM」の出来立てほやほやサインをスタッフが持ってきてくれた。こすらないよう大変だったがいい記念になった。
間違えた所もたくさん有ると思いますが、最後まで読んで頂いて有難うございますm(__)m