2006・09・01 hide presents MIX LEMONed JELLY 2006 12th
papa
MLJの年輪も'96年から1年毎に11回目を通過、1年1回の歴史は積み重ねた重みを感じる。1年で数える年齢が1日で数えるようになったら、ちょっと面食らう。昨日11回目のMLJ、今日は12回目である。年をとると日の経つのが速いと言うが、これからは2倍のペースでMLJは回数を積み上げてゆくのかな。
安ホテルに泊まったが、8月からチックアウトが1時間延びて11時となったらしい。8月までに予約を入れたので、チェックアウト10時と認識していたが、エレベーター前に張り紙。朝の1時間延長はものすごく得した感じがした。そんなハプニングが今日のMLJにも起こることを期待し、CITTA横の立体駐車場に近距離移動。雨模様であった。知人の当日券を買い求めに3時20分、CITTAに出向いた。入場を仕切る手すりに10人ぐらい並んでいて、3時半の発売開始を待った。定刻に発売が始り、入口ドアに接して内側に事務用机が用意され、手すりから1名が進んで机で買い求め、終るとまた1名が進んで買い求めると言う、混乱対策が万全になされていた(?)。私の順番が来て机に進むと、机後ろにINAがスタッフと立ち話をしている。昨日の帽子を被った姿そのままですぐに分かった。今日の
and more
はINAかと思ったが、会場にいたはずなのにこれ以後姿は現さなかった。昨日あれだけ圧力を感じたINAファンがいるのに、もったいない。買って帰る後ろには15名ほど当日券を求めて並んでおられた。
4時20分ごろCITTA前へ。雨模様と言うことで向かいの建物の地下駐車場が待機場所。ここに入って辺りの状況から去年もここに入った事が思い出された。open30分、Aのチケットから呼び込み。昨日と同じBとばかり思っていたら、チケがCになっていて、早く気付いてよかった。Bのチケは300番まであったが、後ろの方はほとんど入場者なし。C−41,42を含む10番単位がコールされ、地下駐車場出口でチケ確認がされ、CITTA入口へ。500円とドリンク券引き換え、カメラチェック、パンフと流れて、ホールへ。DJの予定がないので特設前はやめ、ステージが見える位置を重点に、中ほどの手すり最前壁際を選んだ。入場するとステージどん帳上のスクリーンには、hide(の替え玉のようだった)の白装束の映像が都会の場面に薄く二重写しに現われ、もう一人の相棒(男)との2人が魔物と呼ばれ、都会の中をさまよい歩く。都会を歩く現代人からもみくちゃにされ、手錠がかけられ、町の横断歩道を2つの葬列が2つの棺(ひつぎ)を引いて行く。審判にかけられて2つの棺が燃やされると十字架の炎が上がり、映像が回転してゆく(あらすじが読めなかった)。スクリーンには「セスとホルスはhun。その時すべては無に帰った。ぼくらはあなたが必要とする限り存在する」の文字。よくわからないところに意味があったのか。5時20分頃からMLJの歴代出演アーティストが表示され、軽い乗り(編曲されてるような)の『バクテリア』の音楽がかかっている。start5時30分、キューピーの単独画面の上に『hide
presents MLJ 2006 12th』の文字。次に出演者の表示(事前の案内では hide La'crma
Christi Phantas magoria R*A*P 杉本善徳 サディ スペシャルセッションバンドYellow
Fellow(Vo.:Kanoma、G:猛飛(彩冷える)、G:HIRO(Wizard)、Ba:seek、Ds:規明(KuRt)
and more)となってたが、最後にカイズファミリーと出る。Yellow Fellowのことか。終ると場内暗転。
今日は東海林さんの司会もなく、特設ステージのDJブースもひっそりしている。盛り上がろうとする華やかさがややなく、イベントは自律進行と言う感じ。スクリーンにカイズファミリーと出て、ステージの幕が開く。セッションバンドではあるが、普通の男性5人組のバンドに見える。ステージのセットは昨日と変わりないが、ステージ後方に吊るされているhideの大きな肖像は、昨日のever
freeのプロモ肖像から94年のhideのファーストソロツアーのライブジャケットの写真、そうレッドヘアーに黒制服金ボタンの正面を見据える厳格な感じの肖像。視線の焦点は客席をまともに見据えてる。カイズもそれに合わしたような黒の格調高い衣装に身を包み、2曲やってMC。しかしよく聞き取れず。「hideさんの残してきた」と言う一節があり、hideとの関わりもしゃべっておられたと思うが、「1曲歌わせていただく」と言って『ミザリー』。速いテンポの勢いあるミザリーであった。5時53分終る。次への進行はスクリーンがもっぱら引き受けている。カーテンが下り、暗転の中スクリーンにはhideの歌う姿。1曲目『Beauty
&
Stupid』。フロアでは、帰る人の流れも出来たが、カイズお目当てのファンの移動のように思われた。スクリーンには、小さなテレビと洋服かけの前で歌うhideが映っている。2曲目は『限界破裂』3曲目『LEMONed
I
Scream』。レモンに埋もれるhide。
6時9分、スクリーンにサティの文字が出て幕が開く。男性5人組。1曲2曲とステージを駆ける荒々しいライブ。ステージをストロボが射る。わめき、叫びの騒々しいステージンの3曲目。客席中央の1/3がこぶしを突き出し呼応する。4曲目は立て乗り。端の客以外は立て揺れに上下する。切れのいいVo.の声量が心地よく、乗れる雰囲気が満ちていた。5曲目hideのナンバー『Beauty
& Stupid』。なかなかうまい。終るとベースが弦を引きちぎって下がってゆく。6時33分終了。暗転、スクリーンが下りてきて『DICE』。両壁のスクリーンを含め3面のスクリーンに投影。2曲目、レモンが転がり出てきて『バクテリア』。3曲目『POSE』は、場つなぎ的に編曲されたドラム音を強調した曲としてかかった。6時48分、スクリーンに杉本善徳の表示。幕が開き、男性5人が登場。いきなり『DICE』。自曲の2曲目をやってMC「ハィ、どうも、杉本よしのりです。はじめての人は始めまして。以外はこんにちは。ちょっと待って、カンペを見ます。今日はしゃべる事をまとめてきました。いつもそれてしまい・・・そこは拍手いりません。しゃべり出すと・・どの話聞きたい」と言って(1)どんべいの話(2)昨日のアサピー(3)きさき君のベースの弾き方(4)しゅうせいさんのなんで俺を殺そうとの項目を挙げ、「どんべいの話。10年位前、大阪の厚生年金にhideのライブを見に行った。前の方で見ていたら物がステージからいっぱい投げられて、僕のところにどんべいが投げられて、取り合いになって、僕のところにアゲだけが残った。hideにあこがれ赤毛で行ってた僕は、アゲだけもって帰ってどうしたか。水なら記念になるが、2枚のアゲで食った」。続けて「きさき君のベースの弾き方。きさき君と9年の付き合い。ベースの弾き方が、手首をそれ返ってゴソゴソ弾く弾き方で、それだけですが、楽屋では盛り上がってますが、このまま行くとあまりよくないので、どんべいの話、始めました。(なぜか手拍子)のらん!。『DICE』聞いてもらって関係者の9/27発売の〜聞いてもらいました。水のみたいな。9/27シングルカップリングの甘党聞いてください」
3曲目[甘党」演奏。MCの方が印象深く、曲の方は影薄く、裏のMCが表になった感も無きにしも非ず。歌い終わってMC
「こんな所でMCとはイヤな雰囲気。hideさんが下に降りて来る。hideが鼻に包帯を巻いていた件で、ガゼット(?)も鼻に包帯巻いてた。しゅうせいさんがなぜ俺を殺そうとしているか。hideの曲を今日カバーさせてもらえるんですが、『DICE』をやろうと思ってたんですが、しゅうせいさんも『DICE』やりたかったみたいで、入りで殺すことになってたんですが、誰も来ていなかった。昨日のアサピー。サディ好きな人?。別に手を上げなくていいです。そのサディのアサピー。夜中の2時ごろ「アーよしのり、アサピー腹減った、ちょっと来てくれ」。俺は渋谷、彼は新宿。用事片付けて行くと「そろそろ眠いから寝るわ」。なぜ彼は俺を呼んだか、周りにスタッフもいるのに。君達は真剣に話を聞かない。学校での校長の話も聞かなくて来ましたが・・。11月29日大阪ミューズ。持ち時間も来ましたが、hideさんの偉大さは、俺達カスのバンドが彼を思って活動している訳で、残り2曲。杉本自身もギターを抱えての“熱弁”で終るとピックを客席にほりこんで下がった。7時22分。
スクリーンが下がってhideの映像。1曲目はzilchとの曲のプロモか。2曲目は『オブラート』。3曲目はХJAPANのFilm。hideのスナップ写真が出てくる。『ロケダイ』の映像。後ろのかかっている曲は『バクテリア』の編曲バージョンのようだった。スクリーンにはPhantas
magoriaのメンバーの写真が出る。7時37分黒コスチューム男性5人組。厳つい黒ではなく、女装を意識したヴィジュアル系のコスチューム。入場者の大多数が女性の本日、その大多数がこのバンド目当てか。ステージのVo.の一挙手一投足に手首踊り、右手引き戻し、両手バンザイ手のひら踊りで反応。1曲2曲とそんな状態。Vo.も歌いながら手の踊りを続けてる。軟体的な手拍子、その踊りがまた決ってる。MC「今日はhideさんを振り返り、MLJ2006こんなすごいイベントに参加できて光栄です。メンバー全員今日は楽しんで、hideさんに影響受けてバンド始めたので、それくらいhideさん大好きと言うことで、ぼくら最後まで楽しんでゆきたいと思います。hideさんに届くように演奏したいので、幻想曲エターナルサイエンス」としゃべって3曲目をはじめる。「最後に僕達で編曲したオブラート」。ベースが大きな立ち弾きのバスに楽器を変え、ナイトクラブ調『オブラート』。うまい。「最後まで楽しんでください」と全員で手を広げて上げる。8時08分終る。
スクリーンが下がり、1曲目代々木体育館の『POSE』。2曲目『ロケットダイブ』のプロモ。3曲目はhideのスナップ写真が映しだされ、バックの音楽に『ラッシー』が流れていた。
スクリーンにR*A*Pの文字が出現してステージ幕が開く(8時23分)。パンチの効いた曲がかかりだし、赤のつなぎの服を着た一人が出てきてビラを客席にまき、中央マイクの所にある台の上でパフォーマンス(音楽にあわせたダンス)。2〜3分のショータイムが済むと後ろに下がり、青のつなぎを着た一人が出てきてビラ、同じように中央の台でパフォーマンス。終るとピンクのつなぎを着た一人が出てきてビラ投げ、中央の台でパフォーマンス。終ると3人がステージに等間隔に並び、そろいのアクションでダンス。短いダンスが終ると、ドラムがすっーと持ち場に着いて、男4人組の演奏が始った。ややハスキー声で1曲2曲と自分達の曲を演奏、MCにはいる「僕達がRAPです。まさか僕達に出演依頼が来るとは思いませんでした。ありがとうございます。先ほど僕達がまいたのは、発売のステッカーです。川崎の町に張ってください。新聞ダタになれば僕らは手配人です。hideさんの周りのミュージシャンと一緒に・・・、タクさんと一緒にやったり、hideさんのイベントに参加させてもらえ、光栄です。そこで1曲宇宙人がやるのが『ロケットダイブ』」と始った演奏はうまかった。終ってMC「『ロケットダイブ』最高にすてきな曲です。3人でRAPですから、3人の宇宙人と1人の地球人のコラボ。hideさんのライブに集まってくれたみんなに、幸せが訪れるようにこの曲を贈ります。始った4曲目は歌詞がほとんどなく、かけ声と手を振り動かす曲だった。8時47分終る。
暗転してスクリーンが下りて、1曲目裸婦の女『ピンクスパイダー』。2曲目『TELL
ME』。3曲目はhideの動画のスナップ映像が映しだされ、バックには『レモネードアイスクリーム』の曲(編曲気味)が流れる。ステージのカーテンが開き、スクリーンにはYellow
Fellowの文字(9時05分)。一番最初の出たカイズファミリーがYellow Fellowと思ったが、こっちがスペシャルセッションバンドのゲストらしく、そうするとカイズは
and more かと考え出したが、どうでもよくなった。1曲目は「うそつき」のかけ声から『DOUBT』、2曲目は『TELL
ME』でhideのテンポよりゆっくりの『TELL ME』。hideナンバーばかりやってくれるセッションバンドは大歓迎と思うや、後ろのhideの肖像が目を輝かせ、光放って客席を見つめているように見える。MC「さっきも話してたんだけど、ユニークと言う言葉が合う人だ。リスペクトを込めた人が、いろんな○を見せてくれ、音楽で遊んでくれた人、竹内と話したときに、俺らだけで音楽で遊ぼうよ。hideさんが音で遊んでくれたように、俺たちも音楽で遊ぼうよ。今日出演のバンドは全てhideの曲をやってるじゃないか。Хの曲でhideの曲、原曲でユニークに・・・」で始った3曲目は『ジョーカー』。原曲とは大いに異なる『ジョーカー』であった。MC「音楽は・・楽しい。残り時間も少ないので、ここらから上げて行きたいと思う」。4曲目『ピンクスパイダー』は、激しく、乗りのりで原曲に近かった。「最後はハメはずす」と『D.O.D』。「さあ、ドリンク持って来て持ってきて」と言うと、ワゴンに載せられたお酒のビンが運ばれてきて、ベースが「ミトリッシ(メモはこう読めるが・・)」と言って飲む。ドリンク・ダイのかけ声。次はドラム、「ピンクスパイダー」と言って呑んだようで、お酒のカクテルの名前のようだった。3人とも呑む。同じくドリンク・ダイのかけ声。「それじゃ、俺も」とVo.が黒いビンのお酒を塩ビコップに一杯ついでのむ。「これぐらいで終るのではない、次!」。ドラムがコップについで呑む。ベースもコップについで呑む。Vo.もついで「だれか俺と一緒に呑む者は」のかけ声にギターが応じたが、会場からは「ヒロシ!ヒロシ!」のかけ声。「誰か梅酒ロックの人」の声に会場へ渡されたようで、Vo.と会場飲み干して、「次、竹下」で2つのコップを手渡され、ステージ鼻で飲みながら、後ろへ。「そろそろ、行こうか」で最後に思いっ切り、D.O.Dののりを激しく歌う。「遊びはとことん楽しまなくっちゃ」。メンバーは酔っ払いの状態で引き上げた。9時37分。
大いに盛り上がった。hideの曲で気分が盛り上がりお酒が入ってさらに盛り上がった。メンバーも一気飲みに近かったので楽屋に戻って酔いがさらに進行したに違いない。身を挺して楽しませてくれたことに感謝。この楽しい場面が終ると熱気が急速にしぼみ、さらに出口への大きな人の流れが出来た。Yellow
Fellowの盛り上がりはその人気に裏打ちされて進行していたようだ(メンバーを知らないのですまん)。スクリーンが下りて、アメリカでのzilchとのプロモが映る(ったようだ。はっきりわからない)。2曲目はスーパーでの買い物車が出て『ミザリー』。3曲目はhideの映像スナップが短く場面を区切って流れ、バックには『POSE』の編曲バージョンが流れていた。スクリーンに
La'cryma Christi のタイトル。21時53分始る。本日のメインは La'cryma
とばかり思っていたが、さっきの人の流れで会場はだいぶ空いたように感じた。これは以外だった。La'crymaも一時の人気に陰りがさしたか、ステージに出てきたメンバーの衣装も凝った衣装ではなく普通以上と言う程度だった。1曲やって、やはり聞き応えがあるように思えた。Vo.のMC「きのう北京から帰って着ました。ニイハオ。マクリマクリスティ、中国語気持ちいい。hideさんのライブに喜んで呼んでもらえて、直接面識ないんですけど、hideさんの前でライブやれるのはとても嬉しいです。俺達の新曲、こないだ出たばかりの、聞いてくれ』。新曲に会場は聞き耳態勢で、手を振り出す人も中央の一団ぐらいで、激しい曲の割には会場は乗りきれていない。3曲目、客席も乗ってきた。半数以上が手を送っている。テンポよく会場も熱っしてきた。おわってMC「気持ちいい?俺達はとても気持ちいいぜ!。イベントと言うことで残りあと1曲です。長い間待ってくれて、他のお目当てのバンド見て、hideさんの曲、ゆきます」。始ったのは『ミザリー』。聞き入っていたのか、メモにコメントがない。「サンキュー」で終る。
ステージカーテンが下がる。薄黄色のライトが天井に点灯してフロアをほっとする色で包む。スクリーンが下がり、アンコールのかけ声と手拍子も発生。「それではスクリーンにhideを紹介」との事。昨日の映像と同じ4人の黄色い防疫服が登場、瞬時の変身からhideの『POSE』へ。『バクテリア』『ミザリー』と続いて、花火の映像、2回のhideの両手Vサイン、花火が終って帰るシーン。そのスクリーンにスーパーが上がってきた『hideは音楽を愛し 仲間を大切にし 何よりもファンを楽しませることを忘れなかった 今日この(瞬間)に一緒になった そしてこの会場に(参加)してくれた MLJはhideが残してくれた 大切なイベントです
このことを忘れないで また会いましょう hide Birthday 2006 12
13」。最後に今日出演のバンド名がアップ。レモネードのロゴマークが流れて22時43分終る。
ライトがつく。「ヒロシ!ヒロシ!」のかけ声と手拍子。すると会場後ろにスポッライトが当てられ、1階の最後尾、台に乗った上半身を出して「お疲れ様でした。ありがとうございました。10年やってきました。昨日11回目、今日が12回目と言うことで、2日間に渡ってバンド関係者の皆さんありがとう。ホント、ホントばかりでこれからも続けて行きたいのでご協力お願いします。大きなイベントにしたいのでよろしくお願いします」と挨拶。2日間のMLJはこれで終了、会場を後にした。(9/1完)
間違えた所もたくさん有ると思いますが、最後まで読んで頂いて有難うございますm(__)m