REPORT  19

2006.05.02 hide MEMORIAL DAY (はまゆう会館)   papa
        

横浜のホテルを7時に出て、衣笠はまゆう会館に向かう。とにかくすぐ近くの駐車場に入庫したい。遠いのはしんどい。7時40分お目当てに入庫。はまゆう会館に通じる道路は、駅方向への人の流れがほとんどで、会館方向へ向かう人はまばら。
 8時、はまゆう会館には、正面入口から20名ぐらいの人が待っている。相棒は会館の周りを写真撮影、私は「並んでるんですか」と声かけた人の列らしき最後に並んだ。朝の静かな雰囲気が漂う中、いつもとは違う話し声や笑い声に、散歩のご老人も奇異な目を向けている。すでにガードマンが道路の要点に立ち、周囲の住人には何事かという気持ちが生じたことだろう。衣笠駅方向から来る会館正面には「hide MEMORIAL DAY 2006.5.2〜3 FILM GIG mini MUSEUM」と書かれた、イエローハートを抱えたチェック衣装のhide写真の看板が掲げられている。右下にhideマーク、その中にhide with spread Beaver、下にMay 2,2006と書いてある。
 8時15分、松本裕士氏が来る。会館の開場がまだらしく、すでに到着していたスタッフと正面入口の楠の木辺りで待機している。8時18分、取材カメラを持ったカメラマン、マイク係、ディレクターらしき人が到着、列から出てきた女性スタッフとしばらく話す。5分ほどしてから、道端でカメラの準備をして、楠の木の方で待ち人に加わる。MEMORIAL DAY参加の若い人が来たのかと思うと通り過ぎてゆく。私服の通学者でこの上に中学校があるらしい。まばらに到着する人は、取材や関係者で、挨拶や打ち合わせのささやきポーズが見受けられる。来た時は、霧雨模様だったが、それも止み、やや明るい灰色がかった空となってきた。松本裕士氏は、両手をズボンポケットに突っ込み、道の真ん中で開館待ちをしている。こんな時間を利用して、一人ずつ声をかけ、もしMEMORIAL参加者が来られてたら、「朝早くからありがとうございます」の一言でも挨拶すればいいのにと思う。hideミュー閉館日だったか、雨模様の朝から並んでくれた人の入場が開始された時、門の入口におりながらお客さんに背を向け、植木にみずやりをしていた姿、そんなことは横のスタッフの任せ、自分は来場者に笑顔で対面すべき時ではないのかと思ったが、人の機微の感覚が読めてない様に思う。
 8時30分、開場したらしく、松本氏以下の関係者が入り、列も動き出し並んでいるらしい会館前の人も入館して行くので、自分達も入れるのかと列に続いて動いていった。正面入口まで進むと「あなた方はまだです」と制止。入ったのは集合のかかった本日のスタッフ達で、後に残ったのはたまたま「並んでおられるんですか」と尋ねたお二人と他に二人、合計6人であった。
 おあずけを食った形で取り残されたが、楠の木の向こうには簡易トイレが4つ、花束を積んだ軽トラがその近くに停車中。スタッフが入った正面入口にはガードマン。その手前にマイ椅子で座った。中をのぞくとMEMORIAL DAY 2006 mini MUSEUMの入館時間を記載した黄色い立て看板。その看板向こう、一段下への階段辺りに「hide MEMORIAL DAY 2006 mini MUSEUM」の横長看板。8時41分、ガードマンの連隊(11人)が到着、崩れた列を簡易トイレの方向へ引っぱって行く。8時48分、関係者の方が「裏のホールが開館されるので、あちらへ回ってください」と言いに来てくれる。椅子をたたむのに手間取り、6人から少し増えた人数(10人ぐらい)の最後を追った。ホール前へ回ると階段を上へ上がって行く。献花式の屋上へ行くようだった。屋上階段を上り切り、前進をして左折れすると、スタッフの方が整列で並び、どうぞどうぞと祭壇最前に案内されるままに整列のスタッフの前に進むと、前方にhideの献花台、花に囲まれた今日のMEMORIAL hideのパネルが祭壇の中央に飾られている。8時52分頃から厳粛な雰囲気が漂う中、正面を向く我々の右手側の松本氏が挨拶。『今日はありがとうございます。8回忌となります。黙祷したいと思います(1分間ぐらい黙祷)。・・・』。簡単な挨拶であったが、厳粛さに圧倒されその後は思い返す事が出来なかった。只、来ていただく皆さんの為に喜んでいただけるよう、スタッフの皆さんは頑張って下さい という意味の事が話されたのがかすかに残っている。その後、今日の参加者の1列目の4〜5人が献花をし、続いて2列目の我々も献花をした。厳粛さとカメラ撮影も行われ、何よりhideの目前という緊張が、献花の動作をぎこちなくしてしまった。引き締まった5分ぐらいの式が終った。開館がまだなので下で待ってください、写真を撮られる方は撮って下さいとの案内で10名ぐらいの一般参列者の多くは写真を撮っている。相棒がカメラ撮影しているテレビ局名を聞くと、日本テレビで、夕方4時45分からの「リアルタイム」という番組で流すかもしれないとの事であった。

式典は10分ぐらいで終った。階段を降り、ホール正面の入口へ。スタッフに聞けば左端の入口がグッヅ売り場の入口になるというのでそこで待つことにした。9時19分、入口ドアの中、入り口に、グッズ販売の商品・値段を記載した一覧表立て看板が引きずり出されてくる。30分ごろ、献花の花束カサブランカを持ってカサブランカさんが来られる。ひとしきりお話をする。40分、献花式にいた日テレのクルーがインタビューよろしいですかとやってくる。「何処から来ました」『大阪からです』とかいう簡単な打ち合わせをして、カメラが回り、同じ質問からインタビューを受けた。「hideさんはあなたにとってどういう存在ですか」とかhideにまつわるインタビューであった。10時25分、GIGの整列が会館前の歩道を、登る方向に整えられる。45分、GIGの入場が開始される。そのすぐ後から夕立のような土砂降りの雨。グッズの売出しが10時30分と聞いていたので、それを買ってGIGに入場と考えていたが、40分になっても始る気配もなく、相棒一人グッズを並び、自分はGIGに入ることにした。
会館のドアを入って、簡単な入場ゲートの手すりがあって、直線で進んだ所が大きなホールとなっていた。キャパ500〜600の容量で勾配がかかった客席からステージが見下ろせるような見やすさ。ステージ中央には巾6〜7mのスクリーンが吊り下げられ、ステージ両側にはスピーカー、hideの音楽がかかっている。『D.O.D』、『DOUBT』、『(不明)「・・・何もない、花にささる風に・・砂に・・・」の歌詞の曲』、そして『フローゼンバッグ』の途中、11時03分、ライトが落される。
 スクリーンには、仔豚人形のドラムのマンガ映像、仔ブタのアニメが映し出される。筋書きは分からないが、仔ブタの女の子がいろんな場面に遭遇、危機を逃げ切ったり、生活を楽しんだりと言うアニメが繰り広げられる。豚サブレ、piggyの入荷、2人(二匹の仔豚)で食事を頼めば仔豚の丸焼き、バンドに精出す模様、ハートマークに5つのロケットが突っ込む、バラの館を仔ブタちゃんが歩く、bar清、こうもり仔ブタの・・・つかみようのない筋書きのアニメが終るとhide 2nd GIGが始る。hideが会場にジャガーで到着。サイエンスGO GOの舞台裏、今からステージに行く姿の真っ赤なヘアー、長い暗い通路をトロッコで進んで行く。『今からステージへ飛び上がる』と指差し、ジョーのドラムでステージに飛び上がる。迷彩服の俊敏さで(1)『POSE』を歌う姿、(2)『Hi-Ho』PATAをいじる。2階のチロリン、裸のねえちゃんの踊り、そのシーンの合成されたいろんな場面。(3)『D.O.D』の場面と思いきや『Beauty&stupidde』で皆が踊っているシーン。『遊びたりねぇよー』『遊ばせろ!』。(4)『D.O.Dのテーマ曲』、ドリンク・ダイの曲。『どうもありがとう。シコシコ作ってた頃、こうなること少しも思っていませんでした』で(5)『MISERY』。迷彩服、イエロー、オレンジ服の場面がつぎはぎされて『どうもありがとう』。(6)『TELL ME』。終って『どうもありがとう』、光の中へ飛んでゆくシーン、そして白くなって消えてゆく。消えたスクリーンに歓声の音。94年のライブ映像で(7)『不明』。スピーカーを持っていて、風船の会場風景。「ウッ」のかけ声、「愛してます」。(9)『ロケットダイブ』が流れ、プロモの映像に、一部ライブ映像がはさまれる。
「1996年、hideによって企画されたMIX LEMONeD JELLY 決定  COMING SOON」の文字が現れて、照明がつき、GIGは終る。11時51分。
〜つづく〜

間違えた所もたくさん有ると思いますが、最後まで読んで頂いて有難うございますm(__)m