REPORT 12
2005・9・17&18&19 hide MUSEUM THE FINAL hide FILM GIG hide MUSEUM papa
2005・9・17 hide MUSEUM THE FINAL hide FILM GIG(1日目)
8月26・27のMLJの後、9月に入り我が家の農作業(趣味道楽遊び)が繁忙極まりない稲刈りに突入。大体20日ぐらいまで忙しい。そんな最中に9日のhideミューRa:IN、今回のFILM
GIG 3
DAYSの日程が入るなど、通常は考えられない。これもhideミュー最終となれば無理に無理を重ねて段取りを調整、やっとやっとたどり着いた17日の初日。16日は仲間の付き合いで愛・地球博に行き、20万人(を越したらしい)の中を歩き疲れての11時帰宅、本日4時前出発の強行軍。着替えも風呂もめちゃくちゃの最近だったが、今ホテルの休憩(18日8時)は、この秋に訪れた始めての人間らしい生活のようなひととき。昨日のレポを思い出すままゆっくり書ける時間が有ると言うのは、頑張ったご褒美のような珠玉の時間かな。
東名の休憩中に、ふとしたことからチケットを確認。初めて(時間など忘れてしまってる)オープンが4時、スタート5時がわかって慌てた。6時ー7時のいつものライブ時刻で、3時にホテルチェックイン、5時に出てhideミューへ、の余裕が吹っ飛んで、慌てた。その甲斐あってhideミュー前を1時40分頃通過。門前には、多いと言う感じのお客さんが歩いていて、瞬間に覗かれた中の様子も向こうまでお客で埋め尽くされ、噴水辺りの所に列があるように見えた。さてはレモショの順番待ちの列かと想像。とたんに目の前には、うみかぜ公園駐車場へ入る車の列が大通りまではみ出し並んでいる。「あちゃー」、予想してない時に予想が外れるのは、こういう慌てた日に多い。ホームセンターへ直行。3階の屋内駐車場に止めて、休憩と準備。トイレもウオッシュレット、マクドもあり有難い(店は迷惑かな?)。約1時間の空ショッピングを終え、うみかぜ交差点で相棒は降り、100円pへ入れてhideミューに着いたのは3時過ぎ。たくさんのお客さんが詰め掛けている。レモショ前には入口を少し離れた所から順番待ちのお客さんが約30人ぐらい門方向へ折れ曲がって並んでいる。噴水前のベンチやその辺りにも腰掛、休憩のお客さん。前方のカフェラ前や岸壁の方向も行き交う人や塀に寄りかかるお客さんで多そうな感じ。相棒はhideミュー2階でスタンプを押してる最中と言うので階段を上がりかけると踊り場左側に一団の人の塊。今日のスタランプは、館外のポール際、住宅展示場向いて並んだ先に机が置かれいて、階段手前で折れ曲がって並んでいる。こちらも20人以上は順番待ちの様子。直ぐに2〜3人後の順番まで来ていたのでそのうちスタンプ完了。それからトイレ待ちに変わったが、これがなかなか出てこない。階段から見えるいつものスケボーの練習広場で今日は何か競技会が開かれているようで、小さな赤い丸テントが3〜4つ、彩りよく立てられている。競技の進行や競技者の動作をアナウンスする声が、hideミューにもよく届いている。トイレも大渋滞のようだ。そのうち階段を下りて待っていたが、レモショの順番待ちは噴水を超えて門側へ延びているようだったし、hideミュー2階のベランダには、手すりをほぼ埋め尽くす人が並んで、見下したりはるか遠くを眺めている。やっと出てきて30分、カフェラ前に行ってみる。スタッフが「チケットをお持ちの方は、海側ウッドデッキでお待ちください」と案内。ウッドデッキには岸壁手すりやカフェラ外壁に沿って、入場待ちの人がまだ多くは無いがもたれ・腰掛・腰おろしの待ち姿。50分には呼び込み開始するとのスタッフの話であった。相棒は海側手すりに腰降ろして待つことにして、私はスケボーの練習場で何の大会か偵察に。普段のスケボー練習のベンチや手すり、踏み台や障害物を並べて、スケボー選手が競技している。スケボーの大会であった。スケボーは、hideミューに来ると何時もここで何人かの人が練習していて、興味本位の上手を競っているのかと思っていたが、大会の練習をまじめにしていたんだと始めて気づいた。普段の練習機材と同じものが競技者の前方に並べられていて、失敗すると始めに戻ったり、あと何秒とか、ルールに乗った正規の競技会がなされてているようだった。ちなみに一人に聞くと横須賀市のスケボーの競技会との事であった。駐車場一杯の原因はこの競技会に依るのかも知れない。hideミューウッドデッキに戻ると、相棒がいない。男と言うのは、一瞬にして全体を見渡せないので、一度目標が無くなると個別に視線を移動して探すが、その時間「黙って・・・何処へ行った…もう・・馬鹿もん」とつぶやいている。カフェラ外壁で椅子に腰掛け、手を振っている。いつものテーブル椅子が片付けられていて、椅子が段積みされているのを拝借。回りもそうしてる人が何人かおられるので、戻すならいいかと自分も椅子がけで待つことに。今日の天候はすがすがしく、大空には大きな唐草模様を描いたようなうす雲がたなびいている。釣り人、岸壁で待つGIGの参加者、そしてコスをしたファンそれぞれの時間のすごし方は穏やかに見えたが、岸壁手前を勢い良く戻る釣り船が割る波しぶきが波間をかき乱すように、どこかにGIGのざわめきが感じられた。
3時55分より、Aの1、Aの2と言うように、一番ずつの呼び込みが始められ、カフェラ入口前に並んでゆく。10番まで行って1番から10番までの方と締めくくって次のAの11、Aの12とまた10番続けてゆく。自分の番Aの25番で並んだが、先頭から8番目ぐらいの位置で、まだ会場前に到着してない人が多いようだった。50番まで呼んだところで少しの合間があって、4時過ぎ入場が開始された。
チケットを確認、半券をちぎって残りを返す時に、今回の記念の缶バッジがついてきた。予告も無かったので、ちょっと嬉しくなった。ドリンク500円を払って券を貰い、次にパンフを受け取ってカフェラに入場。ステージには、2m四方ぐらいのスクリーンが、両側をアングルで固定されて設置され(いつもの吊り下げ式とは違う)、フロアー中央PSYENCEの文字がある円形模様の最前辺りに、5mほどの手すりが設けられていた。前への圧力止めらしい。私は、外側壁の搬入扉のくぼみに入ったが、誰もはじめは見向きもしない。入場者は、まず中手すり前、スクリーン手すり前、中手すりの内側の順に埋まっていって、そこが前後に大きな帯になると回りに人垣が連なって膨らんでゆく具合に、館内を埋めていった。館内の照明は、スクリーン辺りが暗く、中央は頭上の小さな照明で適度な明るさ。トイレ入口上部に掲げられているCD等発売時のポスター7枚、ここだけ明るく照明されていた。帰りのドリンク交換まで気づかなかったが、私のいた頭上にもポスターが掲げらており、同じような明るい照明が当たっていたのだろう。入場時からhideの曲がかかっている。壁にもたれてhideの曲を聞きながら目をつむっていた。4時半ごろ、目を開けると前にはドリンクの長い列が出来上がっている。行列に始まり行列に終わる日となるらしい。4時35分、場内ほぼ満杯の様子。ドリンクの列はスクリーンとは反対の方向に向いて1列縦隊を形作っている。4時55分、ドリンクの縦隊もわからなくなり、5時開演まじかとなり、スクリーンへ向いた顔が整然と並んでいる。hideの曲は同じペースで鳴り響き、何の前触れも無いがそろそろらしいと言う雰囲気。5時、場内一瞬に暗転。スクリーンには
hide MUSEUMのラストのFILM GIG
のタイトルと日付けが出て、直ぐにGIGの映像に。スプレビのピストルうちのシーンから始まる去年のGIGと同じシーンが繰り出されてゆく。印象的な2人の黄色いロボット風のフェイスをがぶった人影が、投光機を操作してるシーンから1曲目のPOSEへ。場内もスクリーンにあわせた照明を、限りあるライト類で必死に点滅させている。レモンが転がって、2曲目Bacteria。スクリーン下に見える客の動きと同じ動きが場内にも繰り広げられている。3曲目、レーザー光線DAMAGE、4曲目BEAUTY
&STUPIDと適所に照明のライトを点滅させながら進んでいった。5曲目限界破裂、スクリーン両側には、水玉模様のシルエットが回っている。カフェラサイエンスのシーンから6曲目FLAME。照明の色変え、場内を照らしてる。7曲目Hi-Ho,そしてJEOのドラムシーン。同じように会場にも拍手が沸きあがる。DAIの熱唱からHi-Hoの続きへ進んでゆくと、風車の回転照明がスクリーンの周りを回り、「Hi-Ho」と歌うシーンでは、スクリーン上の4つの明るいライトが派手に曲に合わせてついた。ロナリザ登場でミラーボールが回転。8曲目拡声器LEMONed
I
Scream。9曲目、PATAを捕まえて「あなたの心の犬を探しましょう。犬は心の中にいるぞー」でLASSIE始まる。ストロボの照明が場内に。チロリンの歌があって、10曲目MISERY。点滅照明やスクリーンの明るいライトの照明。11曲目TELL
ME。点滅照明と天井の光線ライトが回っている。終わるとPSYENCE A GO
GOのトラックのシーン、ツアースナップ。この時点で7時過ぎ。12曲目ERASE。スクリーン両側でプロペラのように照明を回している。13曲目DOUBT。スクリーン両側で水玉模様の回転、照明の点滅。14曲目OBLAAT。15曲目D.O.D.。スクリーン両側風車の回転照明と場内点滅照明。16曲目DICE。スクリーン両側水玉模様の回転、場内ストロボ。そして17曲目GOOD
BYE。目が泳いでいるhideのアップ。歌が始まっても照明は無く、暗転の場内にただ歌声のみがなり続く。後半より青だけの照明が点灯。帰る空の色を作り出し、その中でhideの歌が続いていった。去年のGIGの時は、何時までも青空のシーンが続いたが、今回は無くてスクリーンには、hideミュー閉館の挨拶や5年間の感謝、今後もhideへの愛顧などのテロップが下から上がってきた。ヘッドワックスオーガナイゼイション、hideミュージアム スタッフ一同と最後に上がってきてGIGは終わった。7時58分。ドリンクの列に加わり長く時間がかかった。出るとスタンプの列がカフェラの外扉まで続き、さらに預けた荷物の列がウッドデッキ前に続いていた。立ち去るのを惜しむかのようにたくさんの人がそこかしこにいる。レモショ前には、始まる前とは反対に列がhide
ミュー側に伸びていた。
2005・9・18 hide MUSEUM THE FINAL hide FILM GIG(2日目)
午前中、この秋に訪れた初めての安息を楽しみながら、レポを書いていた。11時前にホテルを出て、hideミューへグッズを買いに行った。11時ごろに行けばそんなに混んでないはず。ダイエー前まで来ると、前方にhideバスが走っている。2年前に一度、横須賀中央駅前で見たが、それから何回も横須賀に来ていたが見ることは無かった。「まだ、走っているんや・・」と感慨ものであった。早速、後を追いかけた。しばらく走って横須賀中央駅の方に右折、バス停に止った所で後ろにぴたり。写真をとって出ようかと思った車線に次の只のバスが侵入、hideバスとで囲まれてしまった。「邪魔になるなぁ」と思ったが、バスの運転手はもっと邪魔に感じていたのかもしれない。hideバスは後ろから走ってきて、2年前初めて見た中央駅前の跨道橋の下を左折して前進、国道へ出るまでの道を右折していった。バスも大事だが、グッズも早く行かないと・・・とhideミューへ。門前にはもうたくさんの人が訪れていた。11時過ぎと言う時間の無人の門前が嘘のような最近の光景。11時15分前後の到着だったと思うが、相棒一人が買いに行った。前方のうみかぜ公園Pは、すでに車の渋滞で大通りへ今日もはみ出ており、自分は近くで待つことに。グッズ売り場は、噴水辺りまで並んでいたらしいが、すぐに入店が出来、ちょっと多めに買ってレジを済ませて出たらしいが、待ってる方もそう長くは感じなかった。連絡を受けてhideミューへ迎えに行くと、門前で写真を撮る人の中に肩から下げたグッズ袋の獲物が重そうな、写真に夢中の相棒がいた。乗せてすぐのうみかぜ交差点を右折、セブンイレブン前の次の信号で止ると、向こうにhideバスがまた止っている。信号がこっちの右折が出て、反対が青になるタイミングで、hideバスは次の信号が変わるまで止っているはずだったので、右折後すぐにハザードで停車、相棒さんが写真を撮りに走った。日に2回も偶然に遭遇するとは今日のいい縁を感じてしまう。ダイエー前から横須賀中央駅、どこかを回ってうみかぜ公園に走ってくるルートが想像出来る。12時過ぎホテルへ戻った。3時まで休憩。レポの続きを書いていた。下手な考え、休むに似たりでなかなか書けなかったが、2時半過ぎ一応書き終わった。慌てて出る用意をして、どこかで食事。国道沿いにDelly'sが有って入る。3時というのに店内は超満員。最速のメニューでお願いした(スパゲティー)。慌てて食べて、半過ぎhideミューへ。住宅展示場の交差点で相棒を降ろし、100pへ。hideミューに着いたのは3時50分。門前まで来ると列が外にはみ出して伸びている。門の入口も、その並ぶ人で半分ふさがっている。「えー、何の列???」と思い、そこにいるスタッフに聞くと「hideミュージアムの列です。コンサートの方は、この先カフェラ前へ進んでください」。“hideミュージアムの渋滞が門の外まで並んでる”・・5年前の開館時は整理券入場だったが、その後こんな光景は無かったんじゃないか!。凄いことが起こってると目を見張った。さらに門の先すぐに、レモショの列が平行して並んでおり、2〜3人の幅を持った太い2筋の列がhideミュー奥へ、それぞれの思いを果たそうと続いてる光景は壮観だった。
脇の垣根沿いにカフェラ前へ進むと、ギターモニュメント前やウッドデッキも入場待ちのお客さんで混雑している。昨日より、時間前の人数ははるかに多い。相棒はどこか見えないので携帯すると、すぐ近くで聞き覚えの着信音が鳴った。そこに和歌山の東海林トークショーで会った人が見つけて来てくれた。話しかけると呼び込みが開始され、A-1,A-2と昨日と同じ要領で始まったが、入場する人が少ないのでそのうち5番単位の呼び込みに変わり、相棒のA-25は一人、私のA-28も一人で、カフェラ前に並んだ30番までの人は6人であった。一人ずつA-50まで呼んだ所で昨日は入場開始だっが、5番単位の今日は、すぐにカフェラへの入場が開始された。チケと缶バッジが最初で、500円とドリンク券が次で、最後がカメラチェックとパンフを渡してくれて中扉へ。昨日最前に位置どった相棒の話を聞いて、我輩も今日は最前に挑戦した。スクリーン正面は昨日外壁の辺りから見てる感じとだいぶ異なる。小さく見えたスクリーンは、縦4m×横5mぐらいはありそうだ。ステージ一杯に鉄パイプのやぐらを組んで、ステンかアルミサッシの枠に固定するようにスクリーンを紐張りしている。昨日はカフェラトイレ上しか見えなかったが、後ろの壁伝い周回にhideのCD発売時のパネルなどが張り出されていて、一際明るく照明され、生前のhideの息吹が感じられる。パネル数は30枚以上ありそうだった。スクリーンは、塩ビ系の材質のように見える白い半透明材で、後ろから映像を照射する仕掛けのようで、照射の光源がスクリーン後ろで明るく輝き、最前はまぶしく感じられる。30分頃には後ろのお客も満杯に近いような入りに見渡される。それまでスクリーンにはヘッドワックスのロゴと会社名が静止で映し出されていたが、30分過ぎからレモンのレモネードの絵、5分ほどして肉太Lのロゴの下にLEMONedの文字、さらに下に発音記号。太Lが揺れる様に動いている。43分、hideのロゴがスクリーン左上より小さく飛び出してきて、弧を描きながら中央へ大きくなりながらUターンして割れる映像、50分、hide
with Spread
Beaverの黄色い三角マークが中央でゆっくり回る。58分、hideのアラビア風文字が大きく薄く現れては、焦点を合わすようにくっきり少し小さく鮮明に変わる映像、そして5時、昨日と同じく突然の暗転。今日のタイトル「hide
MUSEUM THE FINAL hide FILM GIG」と日付け、日付が逆回転で遡って、1996年10月20日の「hide solo tour
PSYENCE A GO
GO」のタイトルへ。そしてpresentsとして、ピストル射撃のメンバー紹介へ。トロッコのような乗り物が木造の坑道を進んで、ステージ花道に迷彩服のhideが飛び出して@POSE。今日はスクリーン最前で、いつもはスクリーンの半分ぐらいしか見えてないのとは大違い。大画面の大迫力で視線にさえぎるものがないという開放感が素晴らしい。今まで見ていた同じ映像でも、はっきりみるといろいろと見間違っていたようだ。新しい発見が出てくる。定位置のように一点で見続けるのは、一面しか見て無い様に反省した。これからは機会が有れば多彩な視点から見るよう心がけねば。ABacteria,BDAMAGEと続いて、お客のボルテージが上がったところで、MCのごとく「お客さん、今日で終わり・・・」と一息つく。9年前のライブに何の衰えも古さもない。斬新な衣装や歌い方の身動き、パーフォーマンスが曲の激しさにマッチして、楽しくもあり見ごたえもある。96年はhideのライブのことなど、知る由もない最悪の環境の中にいたが、その環境さえなければこの素晴らしいライブに参戦していた可能性無きにしも非ずと一抹の口惜しさ。でもその後、十分FILM
GIGに参戦出来たことは、口惜しい思いを幾分かなだめてくれている。すぐ後ろでは、hide、PATAと叫ぶ声、そう大きくは聞こえない。大音量の大画面が、悲鳴など圧倒してしまうかのよう。CBEAUTY&
STUPID、D限界破裂、そしてカフェラサイエンスのお店。店長松本のご挨拶は、ツアー中、お客さんをカフェラサイエンスのお店に来てくれた人とみなして、おもてなし。その発想がユニーク。お客を楽しまそうと言うアイディア。EFLAMEは少し神妙な曲だが、FHi-Ho、GLEMONed
I
SCREAM、HLASSIEは楽しく愉快なおどけた曲の感じ。YOSHIKIがロックにピアノを持ち込んだように、hideはロックに明るさ娯楽楽しさを持ち込んだようで、今までにないジャンルを作り出したように感じる。IMISERY、JTELL
MEの透き通ったような曲の美しさ、当初hideの音楽を良く知らないときは、ビートルズかのカバーだろうと勘違いしていた時もあって、hide作曲とわかって凄いなぁと思った。
TELL
MEでは左肩に手を持ってゆくシーンがあり、その前のカフェラサイエンスのお店の場面でもそんな場面があって、あの原因とされる肩こりが無意識な動作になってるのかとふと感じてしまった。ツアー各地のスナップ映像や代々木第一体育館のライブ前風景には、この7人の若者の明るい将来が連なっているように見えたが、GIG中hideが、明日からこの若者がそれぞれの「営業」「職場」「現場」に戻ってゆくが、また近いうちにこの7人で登場したいと約束したのに、最後の公演になってしまったこと、hideも含め、誰もが口惜しく残念な思いに駆られてるだろう。感傷的になれば、何処までも落ち込んでゆくような無念さがある。暗い思いを振り払うようにKERASE、LDOUBT、MOBLAAT、ND.O.D、ODICEと激しく突っ走って、後顧の憂いを絶ち、PGOOD
BYEにこそ、逆に明日への希望を見出したいという方向へ導かれて、感情は激しく揺さぶられて結局さまよってしまっている。閉館とかFINALとかそもそも尋常でない切羽詰った状況下、GIGの最後は大きな土台がさらわれて行くような異常な心理。最後のテロップも上の空の出来事のように過ぎてゆく、現実なんだろうかと。
8時前終了。ドリンクは最初に交換。スタンプは3日間、同じスタンプですでに昨日すんだ。帰ることにした。レモショは、今日は売りつくしたのか、もう閉まっている。そのせいか居残る人は少ないようだ。振り向けば、hideミューポールの旗が、勢い良く下げられている。スタッフも帰り支度に駆られているようだ。明日は最後のGIG。
2005・9・19 hide MUSEUM THE FINAL hide FILM GIG(3日目)
3日目はホテル11時チックアウトで、シコシコシコと書いていたレポも最後時間切れでへし折った(わかった?)。ホテルフロント前には東京湾最後の無人島「猿島」の1泊2日16000円のツアーポスターが立てられている。hideミューから垂涎を垂れて眺めてるが、無人島にしては立派な建物が見える。よく利用した安ホテルもこれが最後かも知れない。@フロントはいつ行っても必ず空いてるA駐車場があるBC−アウトが11時C朝食も付いてるなど近くに聳え立つホテルに負けまいとサービスは目一杯努力してるけなげさ。これで2人一泊1万円せず、こういうホテルが生活感ある自前尺度で考える安“高級”ホテルと強がりたい。ぽつんと1台、駐車場に残った車は、GIGのライブぐらい熱くなってる。服を脱ぎ捨てるように全てのドアを全開して、今日の横須賀最後のGIGの空気をそろそろ熱し始めるべく新しい空気を入れた。ダイエー前の通り(R16)は、昨日に比べ、交通量も少なく軽快に流れている。hideバスには遭遇できなかった。hideミューへ直行。前方門前にタクシーが1台止まってる以外、住宅展示場交差点の人の気配は閑散としている。GIGの最後の日、混むに決まってると言う予感は、以外にも的はずれかも。通りすがりの門の奥は、向こうが透けて見え、若干レモショ前に混むほどではない人垣があるようだった。うみかぜ公園Pもまだ空きが十分。始めから諦めてきた日の予想外は得した気分でうれしくなる、まして第一Pなら。
11時15分、hideミュー着。門前には4〜5人の人が写真など写していて、門奥にはレモショ前に30人ほどの2列縦隊。ミュージアムも並んでおらず、カフェラ前も少しの人だけ。ただウッドデッキカフェら側には、奥まで並べられた白いイスが大体埋っていた。「お客さんのいないうちに写真を」と先に行った相棒がカフェラに食事の予約を入れといてくれた。最後になるかもしれないカフェラでの食事、その順番待ちの人が白いイスで待っているらしい。前には10組ほどの先約があり、1時間はかかりそうなので、ミュージアムに行ったりしたかったが、呼ばれた時に声の届く範囲にいなければ最後尾にくっつく事になりますよの説明で、白い椅子で待つことに。誰か一人いればそれでいいことなので、相棒はスタンプなど席をはずした。ウッドデッキ海側手すりには、数人がいるだけの閑散とした状態だった。12時6分、カフェラ順番待ちの整列をするとのことで、先番からカフェラ入口側の椅子へ座りなおし。ちょうどまん中ぐらいの位置で、最後の方は椅子が切れてスタンディング。順に並ぶと、デッキにいた人はスカッと掃けて、デッキ岸壁手すりや板塀前には誰もいなくなった。最後の方の説明は、努力はするが時間内に入れないかもしれないこと、事前の承諾がなされていた。次の番(順番待ち先頭)のところでメニューが渡され、12時58分、案内が回ってきた。最後の午餐は景品狙いの少し豪華で行くことにした。十分なメニュー検討時間に決めた事は、「hideが大好きなドライカレーを再現 是非食べてみちゃって」のカフェラサイエンスオリジナル海軍カレー¥700円(私)。「Cafe
la PSYENCE懐かしのあのメニューが復活 オープン当初大人気のハニートーストが登場 中までバターが染み込んだあつあつパンに ハチミツをたっぷりかけてバニラアイスをのせました お食事としてデザートとしてどうぞ 至福のひとときをお過ごし下さい 横11.5cm×縦11.5cm 高さ5.5cm」のハニートースト¥700円(相棒)。「hideが好きなアイテム「目玉」 まるで見られているかのようなカクテル 目玉はお持ち帰りできます hideの世界の一部を是非お持ち帰り下さい お酒の飲めない方でも安心 ノンアルコールもご用意しております」のHIDE
YOUR FACE(目玉)¥1200円×2人。「KING名を冠した オリジナルカクテルが遂に登場 hideが初めてギターを手にしたこの地で 見た「夢」物語はいつまでも続いてゆく ORIGINAL
COCKTAIL KING 数量限定販売」のKING OF PSYBORG ROCK STAR コースター付き¥1200円×2人。hideチャンパフェ(チョコレート、ストロベリー、マッチャ ラストフラッグ付き〔全5色〕)¥700円×2人 を注文。1時3分に海軍カレー、1時15分迄には全て出てくる。丸テーブルに並ぶと“食べ過ぎ”の批判視線が向けられた。1時35分、食い尽くす。目玉カクテルは、うーん、言葉ではいえないうまさ。KINGは甘くて飲みやすく、表現できないうまさ。パフェは夢中で食べてしまううまさ。海軍カレーは、ちょい辛で、最初だったので味わう間もなく空腹へ。ハニートーストはおこぼれを頂戴したが、うまいものを食べ終えた後でもまだうまく感じるうまさ。要はすべてうまかったの感想(笑)。
残り少ない次の方が外で順番待ちされてるので、食べ終わるや外に出た。1時40分ごろには、辺りはまだまばらな人で、レモショ前に並んでいる人は20人前後、階段上hideミュー館外のスタンプも20人ぐらいと言う所。トイレも空いていて、GIG最終日の混雑を見事避けたと言う肩透かし状態。岸壁の釣人は、獲物も食いつかず静かに楽しんでいるようだし、海上遠くの大型船の往来や小型船の点在も少なく、どこか混雑にほど遠いと言う感じ。ウッドデッキの岸壁手すりやカフェら前の白板塀には誰も立っていず、昨日の賑わいが嘘のようである。これからどっと押し寄せるのだろうか。2時になった。カフェラ閉店である。カフェラ前の順番待ち椅子も撤去とのことで立ち退く。まだ店内に残っているお客さんも、急に手を動かして食べ急いでいるようであった。岸壁に下りてみると、右手側ずっと先へかけて釣人が連なっていて(カフェラ前だけ少なかった感じ)、カキ氷屋さんも台車で往来販売している。hideミュー2階テラスには、10人ぐらいの眺望者。イスを追われたものの、今日はうす曇で自由な場所が選定できるので困らなかった。カフェラ内では、店員さんがイスを入口海側角へ2列段積み、パイプイスも台車に1列段積みで寄せ付け。丸テーブルは中央に4つ、1列に横並べ。今日はうみかぜ公園に車があるので、1時間ほど休憩する事にして、一旦出る。3時半再度hideミューへ。岸壁側からカフェらに行き、ちょうど案内中の荷物預かりを、300円でクロークへ。この時間になると岸壁手すりやカフェラ前板塀には人が並んでいて、通行の人を含め、ライブ前の混雑が戻ってきたかのよう。昨日に比べコスプレの人が多いように見える。レモショ前にも30〜40人が並んで、列も入場の余裕で少しずつ動いているようだった。hideミュー2階スタンプも少し増えて40〜50人と言う所。入館もすんなり入れそう。カフェラ入口で荷物預かりを案内する人と、4時オープンから入場を案内する人は別人で、入場案内する人は3日目ともなると、4時前というのにカフェラ中入口辺りで、余裕のおしゃべり。それを見ている当方もどんな風に呼び込みが開始されるか知ってるので同じく余裕であった。4時3分呼び込み開始。今日はA-1、A-2と1番ずつの呼び込み。相棒はA-6、拙者A-19であったが、自分の前には12人が並んだ。昨日までとはちと違う。50番まで呼んだ後小休止、先頭の入場を入れつつ、次の呼び込み開始という段取りは昨日までと同じ。列はすぐに入場となり動いた。感バッジ、ドリンク券、パンフを頂き、今日は奥のトイレ入口後ろの壁際で観戦と決めた。入るとすぐにスクリーンには、昨日のロゴ類がhideの曲に乗って数分毎に種類を変え映し出されて行く。4時15分で中央の部分が埋り、30分、ステージ両端の部分を除いて大体の埋り具合。39分「あと1歩ずつ前にお進みください」のアナウンスがあって、ホントに1歩前進が実行され、少し空間が出来た。45分、ほぼ入り切った様で、押し寄せてくる感じがなくなるが、トイレへの通路になっているので、往来は静かに続いている。スクリーンのロゴの映像は昨日と確かに違う。日替わりで変える事なんてするんだろうか。Cafe
le PSYENCE やhide
museumの放射能マーク、レモン目玉のLEMONed、肉太LのLEMONed、ナイキマークに似たhideマーク、Hedwax、スプレビの三角hide、目玉hideのアラビア風文字・・・が数分おきにスクリーンに踊る。58分、人の顔がスクリーンを仰ぎ見るように止まってゆく。5時ちょうどの暗転を、スタートの号砲のように息を潜めて。
5時暗転。ウォーの驚嘆。投光機を揺らす二つの影、メンバーのピストル射撃、木組みの通路を動く手押しの台車、そして花道先端へ飛び出し登場。POSEの場内は躍動の波に揺れ動く。Everythin’POSEで全員がこぶしを振り上げ呼応してゆく。最初から全開モード。レモンが転がってBacteriaが始まる。hideのヒジ上げの歌い方がさらに熱い空気を突き刺してゆく。Bacteria
Bacteriaと客の右手が天井を突き上げ、スクリーンの観客に同化してゆく。画面がゆすられ、hideのマイクが揺さぶられ、大地震の錯覚の中にhideのパントマイムのジェスチャーが輝いて踊っている。一瞬の曲間にhideのウォー発声訓練。のどの沈炎剤をがぶり飲み。前後に泳ぎ、左右に揺れてDAMAGE、場内を根底からかき回す。レーザー光線、マイク揺らし、シコ踏み、ヒジ上げポーズ。会場は手あおりの波でお揺れ。終ると一瞬の暗転、ドラムの音、代々木マジで終わりだー。hideのMC「お客さん、今日で終わり。お客さん、そこそこ生きてますか。お客さん、今日で終ります。しかし、そこそこ生きておると言いましたが・・・お客さん写して頂戴・・・」。軽快なドラムが響いて、拍手のようなリズムに乗ってBeauty&Stupid。軽快に体も動いてゆく。終って「サンクス。下の姉ちゃん兄ちゃんもありがと・・・サイエンスGo
GOが始まった時は夏が終りかけていました・・・好きに勝手に好きなだけ泳いでちょうだい」。スクリーン周りには水玉模様が回りだして限界破裂。「このまま・・限界破裂、セラピー、セラピー」場内は手送りでお揺れ。看護婦?のからみショーが怪しい雰囲気をかもし出して、女性を吊り上げる犯人の正体は、冷酷な犯人のhide
?。雰囲気たっぷりのピアノのバックミュージック、カフェラサイエンスの店内、挨拶前の襟を正し、衣装を改め、ちょっと気取った支配人松本、マイク櫛でヘアーをなで、後ろ手かがみ姿勢で「いらっしゃいませ、いらっしゃいませ。今宵も数あるお店の中から、カフェラサイエンスをお選びいただきましてありがとうございます。ありがとうございます。2ヶ月間に渡って、順風満帆とは言えませんが、営業してまいりましたカフェラサイエンス、本日を持って閉店とさせていただきます。ありがとうございました、ありがとうございました。この悲しくも素晴らしいこの日、おあつ、おあつ、お集まり下さった皆様方、私、店長松本、従業員を代表しまして、皆様方におん礼をさせていただきます(各方面へ礼)。そして、今日のこの日まで素晴らしい、素晴らしい、皆様のお耳を保証したミュージシャン達、明日からはまたそれぞれの営業に出かけて行くでしょう。そうこの耳なじんだこのピアノの音色、そうあっ、またしばらくこの音色が聞けないと思うと、私松本あっ、名残惜しゅうございます。白鍵の上をすべるが如く白魚の指が駆け巡る、かのメロディ、ピアノのDIE、ああなんという、ああ、そしてこの、この、私を悲しみへといざなうこのブルース、このブルース、リズムはJEO。そして今月のカフェラサイエンス、一押しシンガー、今宵最後のご紹介、この東京砂漠で歌いますはカフェラサイエンスナンバーワンシンガー、チロリン。今宵最後に皆様のお耳を保証する曲は、東京ディズニー千葉にある、よろしく。(東京ディズニーランド、なぜ千葉にあるの。・・・東京ディズニーランド、なぜ千葉にあるの〜、教えて〜)数々の素晴らしい歌を生み出して参りましたが、今日を持ちまして閉店とさせていただきます。皆様にまた会える日を祈って乾杯。よい夜になる事を祈っております」。静かにFlameが始まり、一瞬の明るいステージ、すぐにライトが落とされhideの満足な顔が照明の中を歌いつづけて行く。「どうもありがとう」。チロリンの絞り出し声がジャングルに響く野生の鳴き声に聞き惑う中、Hi-Hoが始まる。〜つづく〜
間違えた所もたくさん有ると思いますが、最後まで読んで頂いて有難うございますm(__)m