REPORT 8
2005年7月14日名古屋アポロシアター&7月15日大阪南堀江Knave
7/20のhideミュージアム記念日に参戦以来、少々お疲れ気味でレポ書こうと言う気力が出ない。20日の記念日から徹夜で帰阪してすぐ三重に行く。4日ほど続いた炎天下の農作業(大豆の作業)が疲れの原因だろう。そんな事で炎天下と自分のスケジュールの過熱でレポ意欲も灰燼に帰してしまった。が、盆も終わり、やや平穏な感じも出てきて、思い出でも書こうかなという雰囲気。気合は抜けてるが、まずは今後の為にも書き始めなければ次に続かない。一人言い訳をして自分を慰めながら、疲弊した意欲をなだめすかして立ち上げなければ、だんだん嫌になって書けなくなるような気分もあって、練習のつもりで想い出話。
7/16日の和歌山レモネードカフェの東海林さんトークショーの前2日7/14,7/15はRa:INの名古屋、大阪のライブ。久し振りの強烈な音源は体内の渇望を満たしてくれた感があった。東海林さんのレポの次に書こうとしている間に20日が来てしまいもう気力は疲れの中に紛れ消えた。14日の名古屋では、アンコールがなかった。メンバーの大阪に向かう新幹線の時刻があって、それに間に合わす為に最後が窮屈になっていたが、大阪に向かう仕儀となったのも愛知博でホテルがどこも満杯で取れなかったとの事。名古屋に来る新幹線も禁煙席しかなく、愛知博の盛況でいつものような段取りではスムーズに行かなかったのが原因らしい。TETSUさんは車掌さんに言って喫煙席に即交換してもらって、すぱすぱ状態で来たと笑っていた。我々もアポロシアター近くに5時ごろ着いたので、5時半ごろからいつもの喫茶店(オレンジ何とか・・の名前)で休憩。帰りの運転に支障が出るからあかんとわかってるのに“味噌カツ”を注文してしまった。食べながら外を見ていたが、たぶんRa:INのメンバーもこの時刻に腹ごしらえで外を歩いて東の方のなじみの店に向かうはずと期待していたからで、6時過ぎ3人が連れ立って歩いて行った。案の定。15日は大阪knave。いつもの定位置に陣取りライブを待っていたが、Ra:INの大阪ライブの時には大体来ておられるライブ場関係者と思しき人が、「どうも」と言って初めて声かけてくれる。自分もその人はよく見かけているが、話したこともないしはっきりとは知らない方で、「どうも」と急に声かけてくれるし視線がどうも自分の方だし、慌てて周りを見たが誰もいないしで、ちょっと間延びした「こんにちは」となったが、その人がライブ中ほどで倒れてしまった。さっき声かけてくれた人が急にそうなると1時間ほどしか経過してない人でも自分の心の中には他人ではなくなったその人の状態が心配になった。が、しばらく介抱を受けて外に出て行かれた。ライブはそのまま続行。たぶんMichiakiには事の顛末が見えていただろうが、何事もなかった様にライブは続いていった。ライブのお客さんもほとんど気付かなかっただろう。一番後ろで観戦の自分とその人の周りぐらい気が付いたぐらいか。神戸チキンジョージの関係者だと思っているのだが・・・、今度の時にでもお会いしたら話してみよう。ライブ終了後、サイン会があった。名古屋では終わりがタイムアップであったので、気を使ってくれたのかもしれない。ライブ中にTETSUさんのTシャツ、新しく入荷の話もあったので、これにサインをしてもらう事にした。Ra:INのサインが明日行く和歌山レモネードカフェに掲げられてありますよ、あす東海林さんのトークショーで和歌山にゆきますとかの話を3人のサイン中にした。
2005年9月4日大阪南堀江Knave
台風14号が九州南の海上を北上、午後から天気が崩れて雨が降りだした。とてもじゃないが今日のライブは稲刈り本番中で行けないと諦めていたのに、この恵みの雨で参戦可能となり、ものすごく得した気分。昼頃「えらいこっちゃ、雨が降ってきて稲刈りできへん」と携帯した相手さん、暗黙の了解のように「すぐ準備に取り掛かるわ」。内心人の困りごとを喜ぶ奴が身内にいるようだが、表裏どっちの目が出てもいいと自分でも諒解済み。腹を立てずにいられるのは非常にありがたい。
5時過ぎ家を出て、昨日行けなかったTAIJIの大阪ライブのチケットを西九条ブランニューへ。30番台のナンバー2枚をゲット。地図上ではそこからknaveまですぐの距離。橋があって通行できるはずの道が通っていればの話で、その橋がなく川に沿って左右へ振り分けられた時点で迷子になり、自分がどこ走っているのか見当もつかなくなくあてずっぽうになり、確認すると反対方向へ走っていた。東京で迷うならまだしも大阪で迷うとは、頭もいよいよ潮時が来てるのかも。
6時半過ぎ、knave着。6時オープンの会場には、入場済みのお客さんがフロアーに座って時間待ちしている。いつもの定位置もすでに占められてる。少しの空きに割り込ませて頂く。フロアの後ろ一角には、今日のバンドのCD、Tシャツなどのグッズ販売が行われている。夜店を覗くように見に行く。Ra:INの目新しいグッズは、9/9のhideミューの最終公演のポスターがかっこいい(¥2000円)。ライブ映像として5月のフランスライブの写真が用いられているとの事。分厚い肉厚のあるポスター。買って丸めようにもすんなりとは行かない厚みがあり、買ったものの置場所に困り、車まで置きに行くハメに。「サイン会があれば他のグッズも買うことにするわ」とお手伝いの岡山シンガーソングライターのスタッフに一応希望を言っておいた。
7時過ぎ、ステージではセットの楽器の調整が始まったかと思うと、すぐにライトが落とされ、BARAKA(バラカ)と言うバンド。男3人のバンドでベースがボーカルも務めていた。勢いのいい音楽を出していたが、次第に自分の体に疲れの睡魔が感覚をはぎとって行く。2年前だったか、確か東心斎橋からここ南堀江にknaveが移転した最初のRa:INのライブで、疲れのためあの強烈な音量の中で寝てしまった前歴があるので、並みのバンドではこの睡魔を止められない。40分ほどして終る。会場の音楽の掃けた違和感で目が覚めた。20分して8時過ぎ、次のバンドEXCITE3のライブが始まる。音楽だけの演奏で、ものすごい音量だが単調な曲調、すぐに睡魔が目覚めて自分は眠りに付いた。単調な曲調だけが遠くに聞こえていた。ちょっと熟睡の域に踏み込んだのだろう、40分ぐらいのライブが終った頃には頭も少しはっきりしたように思えた。Ra:INのセッティングが、スタッフ総出でなされている。会場にはRa:INのライブ前によくかかっている海外ロックバンドのシャウトなライブ音楽が流れている。30分ほどでライトが落とされ、テーマ音楽みたいなのに変った。PATAが左から「どうもどうも」のジェスチャーで入って、TETSU、Michiakiが続く。暗いステージに黒いシルエットがテーマソングの終了を待ってるが、さらにいつもの民謡の歌声が鳴り出し、手持ち無沙汰の時間が長く続いた。メンバーの入場のタイミングが少し早かったのかもしれない。9時10分ごろ、ライブが始まった。曲は知ってるがタイトルは分からない(たぶんAmbushかな)。やや押さえた音量で最初の出だしを滑り出す。3曲目ぐらいにPATAの2連ギターの曲、その後間断なくライブは過熱しながら進んで行く。6〜7曲目にSurvivalを演奏してTETSUの長いMCとなった。「オーイェー、オーイェー、元気?。僕たちRa:INです。3人で、昨日岡山で、その前が米子?、(あれ?)米子?、(PATAが入って)おなご、(またTETSU)まいご。すいません、きょうknaveに来ました。米子も大変で、台風で大変みたいです、以上。皆さんも気をつけてください。地方に来てるんで、楽しんでください。僕たちも楽しんでおります。以上。Ra:INは今月9日に、横須賀hideミュージアムでワンマンをやります。見に来て下さい、よろしくお願い致します。ポスターできました。かっこいいんです。どうですか?。Tシャツも出来ました。かっこいいんです。買っていただいた方には、私達の愛を込めたサインと握手をします。買っていただくと皆さん天使になります。買っていただくと幸せになりますので天使になります。メンバー紹介します。ギターやーい、ギターやーい、てな訳でよろしくお願い致します。ギターPATA!。オーイェー、オーイェー。自分で紹介するのもなんだけど、ドラムTETUS!。TETSUサンキュー。オーイェー、オーイェー、ベースイェー。ベースMichiaki!。(全く無視無言)」。紹介を受けたMichiakiは、専用の楽器(あれ、何というんかなぁ)操って、音を作り出してゆく。ブーという振動音の中に自分のひらめきベース音をあわせて行く。3〜4分の陶酔タイムがTETSUのドラムではじけてCloudscapeへ。ステージにはストロボがひらめいて重厚な曲調を引き立たせていた。22:08分「ありがとう」(PATA)で終る。
すぐにアンコールの拍手が自然発生。リズム感はなく、間延びの拍手の感じ。10分近くの拍手が、やや小刻みに変化し出した頃、knave店長拓也がステージに登場「お待たせしておりますが、アンコールセッションしておりますのでしばらくお待ち下さい。CMさせて頂きます。9/9hideミューの公演、行ける人は行って下さい。EXCITE3(エグサイトスリー)のCDもあります。よかったと思う方は拍手してください。拍手した方は買ってください。もうじきセッションのはずですのでしばらくお待ち下さい」。引っ込んですぐに出て来て「楽屋での話が聞こえたかもしれませんが、アンコールセッション呼び込みます・・向山テツ」。(TETSU)「オーイェー、大阪サンキュー。メンバー呼び出そうかな。ギター、PATA『おじゃまします』と出てくる。ベースMichiaki。スペシャルゲストMr.ホシハラ(ライブ中に私のすぐ斜め前にいて、Michiakiさんが・・・PATAさんが・・・と話しているので、一体誰かと思っていたが、ステージに出てきて、いつかも同じ場面に出てきた人だったと思い出した)。もう一人のギターのジュン(EXCITE3のギター)。この5人ではじめてやります。何をやるかわかりません」。10時15分アンコールセッションのステージ始まる。「(TETSU)オーイェー、グレイトだぜ俺達。何か新しいバンド作ろうか、この5人で。今日作って、打ち上げで解散ってどうかな。そろそろ次行こうか」。2曲ほどやった。ボーカルは、2曲目ボトルラッパのみのパフォーマンス。途中MichiakiがTETSUに合図をすると、ドラムをやめ、PATAとギタージュンの2人のセッション。PATAの暖かいまなざしで相手ギターを見つめる表情が印象に残った。ライブが終るとTETSU、ドラムセットを久し振りに壊し始めた。壊す時は前もってスタッフがマイクや必要なものを取り外して準備して行くが、今日は何の打ち合わせもなく、突然の行動だったらしい。引き上げ際にステックを客席に。1本は天井に当たりステージに落下、もう1本は最前の相棒の万歳の頭上を越えて後ろに。TETSUとPATAがかがんで拾っているらしかった。そのステックをTETSUから相棒がもらえたとの事。Ra:IN、TETSUと印刷で刷り込まれている。ライブの激闘が伺える傷がステックに残っていた。10時30分、終了。
時間も遅くなり、アンコール中より、ぽつぽつ帰る人もいて、アンコール終了時には少しまばらになっていた。ステージの片づけが急ピッチで進められ、ステージ前のフロアには、しまわれたギターやベース、ドラムのケースが並べられてゆく。20分ぐらいして、フロアの片付けの付近を避け、フロアの中ほど左壁ぎわに丸テーブル3つとイスが準備される。我々のいるすぐ前である。スタッフがサイン会の開始を告げ、それぞれの希望者が並んで行く。一番最後で行くことにして、マイチェアーで見ていた。手前からTETSU、Michiaki、PATAの順に腰掛、サイン希望者はTETSUよりサインを書いてもらう。名前、日付けなどを2人で書いて、PATAは空きスペースに自分のサインを入れるだけのようで、3人それぞれ握手を丁寧にしていた。自分達の番も11時過ぎに来た。ポスターとTシャツ(追加購入)にお願いした。Michiakiが「hideミュー、こられますか」と聞くので「切符は買ってあるのですが、今稲刈りで一番忙しく、どうなるかわかりません。何とか行けるよう頑張ります」と返事。相棒は、4/2日渋谷のFM放送の事をPATAが覚えていてくれて、その話をしたとの事。こういう瞬間が地方ライブの特典みたいで、親近距離がなんともいえない。気分良くknaveを後にして午前様にならず帰宅も叶い、もうけもんの1日は終った。PATAが渋谷の事覚えてくれていたのはうれしかった。半分レポ書いてそのままになってるが、残り半分を思い出して書いてみようかな。そんな気分にさせてくれた今日のライブだった。
間違えた所もたくさん有ると思いますが、最後まで読んで頂いて有難うございますm(__)m