REPORT 7
2004・12・27 Ra:IN(PATA)「Beyond the Border」 南掘江knave papa
暮れの27日ではあったが、knaveのある南堀江はひっそりとしていた。商店街と言うよりも住宅地という雰囲気に近く、御堂筋からビッグステップ、三角公園前を通って西進してくるいつもの道も、しばらく来ないとどこまで進めばよかったのか、迷い出してしまうほど、辺りはひっそりと目印もほとんどない。ただ、kave前には、Ra:INのメンバーがライブ前に腹ごしらえに行く青ネオンの居酒屋がある。その青のネオンが真向かいのライブ場の一番よくわかる目印になって来た。早く着いた時には、Kyoさん達のように、飲んでる横をknaveへ戻るRa:INに「もう帰るの?」と言うぐらいの余裕で、飲んでいたいものだと夢見ている。
この日も、暮れを心配して早く家を出たが、混雑もなく早く着き過ぎた。6時半open7時半startに余裕を加えた時間着を計算したが、無混雑に有り余る時間の余裕が出来てしまった。昨日の東京のTAIJIのライブから今朝帰ってきて、夕方のRa:INのライブに来たが、居酒屋に入る元気はやや薄れていて、とりあえずknaveのドリンクバーで休憩しようかとなった。5時半であった。バーのその奥は、エレベーターの乗降口につながっていて、Ra:INのメンバーは、道路より地下1階のライブ場へ入る時も、たった1階降りるだけのこのエレベーターをよく利用している。コーヒーを飲んでると、両手をコートに突っ込んで、その奥からPATAが入ってきた。今着いた格好だった。去年4月から、サイン会とかで顔見知りになってしまっていて、「どうも、こんにちわ」と挨拶。相棒が、久し振りだから握手してくださいと頼むと、快く握手に応じてくれた。「私も・・」(papa)と続きの手が出た分にも応じてくれた。あったかい手であった。すぐどこかに行かれたが、青ネオンの待合場所だったのかも知れない。
6時半、バー横のライブ場への入場が開始された。1、2番なので場所は自由自在。相棒は最前に、私は最後尾へ(knaveでの定位置に)。ステージ前に人垣が重なってゆき、思い思いのラフな姿勢でのおしゃべりが、バックミュージックに重なる。7時35分、一際大きな音量の曲が流れ出し、時間も頃合で客は総立ちに。ほぼ真っ暗なステージには薄青い照明が4基、神秘の闇を照らし出している。40分、フロアーをほの暗く保っていたライトが落とされ、青の照明が光沢を増し、黄色の照明が鈍く、やがて輝き出した。Michiaki、TETSUの順にステージに登場、そしてPATAが左手より現われる。44分、ドラムの重い2打音を皮切りに、ゆったりと走り出す重い曲、PATAが首をしゃくりながら、弦を走る指に気合を入れている。
2曲目、ドラムのリズミカルなきざみの中に、ギターの流れるような音が走ってゆく。急に展開、フェイントして、また走り出して行く。3曲目は、小刻みなドラムの切り込み、速打。もう1曲続けて、PATA、ステージ中央で『ありがとう』。客より「テツちゃん」とかけ声。『はーい』とTETSU。続けて『1年ぶり。こんばんわ。メリークリスマスとハッピーニューイヤーの間ですけど、今晩は忘年会で、とりあえず楽しんでって』。5曲目『サバイバル』か。PATAの弾きフレーズがあり、Michiakiとの合わせ弾き。6曲目はスピード感あり、まくれ来る流れのよう。終ってタバコタイム。やがてMichiakiが、ベースをひとり弾き出す。機材のレバーを操って、音の巾や繰り返しや振動など効果音を繰り出してくる。そして雄大な曲へ入っていった。8曲目は、大音量、音の洪水・・・聴いた曲なのに曲名が思い出せない。サバイバルか。じゃさっきのはなんだったか?。しばらく遠ざかってると聴いた曲だという感じだけで、曲名はもう着いてこない。終わりがけMichiakiが、ベースのネックで天井をつついている。終ってPATA『サンキュー』。ベース(Michiaki)もギター(PATA)もそれぞれ持ち替えてる。Michiaki『今年、最後です。最後まで楽しんでってください。俺、血液型A型と思ってたけど、AB型かも』。TETSU『最近、どうして分かったの、なんか病院とか、何々科とか・・』。(話、かみ合わずに)Michiaki『てっちゃん、クリスマス何してたの』。T『お店でお客来るの待ってた。閑古鳥』。P『本気で言ってんの』。M『クリスマス、何してたの』。P『クリスマスって、いつですか』・・・T『イニシャルDの音楽を、Ra:INがやることになります。Ra:INとスウェーデンのバンド(マーティン?聞き取れず)と沖縄のバンドで、3月ぐらいに出るらしいです』。(さて、次の楽曲へ進む雰囲気の中で、ベースもさげずにいるMichiakiへ)PATA『俺はいいけど、あんたはベース持ってないじゃないか。ハピーの年末、一緒に過ごしましょう。始まるわけじゃないような・・。マスター、フォローして』。T『金沢にアッシュと言うライブ兼飲み屋があって、ライブしたりするんですけど、そこのプレゼント、バースディプレゼントでくれた。いいだろう(Ra:INの文字が入ったグラス)』。P『金沢のアッシュに行ったら、もしかしたら販売してるかも。とりあえず行ってみたら』。M『そろそろやりますか』。Michiakiの機材からゆがんだ音が出てきた(8時35分)。9曲目はPATAの2連ギターを使っての演奏。大地を踏みしだくリズムを繰り返してゆく。終わりがけ、2回ほどかけ声が入った。P『ありがとう』。T『セカンドアルバム、ようやくして出来てきました。結構いい感じの8〜10曲ある・・・偶数だったような・・。来年3月ぐらいで、バラエティに富んだ曲は、かっこいいんですよ。楽しみにしててください』。P『皆様のご期待に応える様に早く事を進めるように』。Michiaki、突然ハーモニカ、ギターと合わせてゆく。ハーモニカ、ギターの掛け合い。そして10曲目『ボーダレス』。M『おーイェー。ラストナンバー』との事でラスト『ガーデンエスケイプ』。Mの効果音もあり、テンション高めての演奏。最後の〆(シメ)が、少々狂い状態。P『ありがとう』で9時07分、終る。
アンコールを手拍子で催促。10分TETSU出てくる(他の2人も)。『アンコール、サンキュー。ちなみに、1,2,3曲は新曲です』。M『ライブ初めにやったんですが、しかも1回しか練習してないです。それじゃ、TETSUにドラムソロ、やってもらおうか』。2分ぐらいのドラムソロ。最後は『382』。終るとMichiaki、ベースをステージ床につけて何かしているようだった。P『ありがとね、また会いましょう』。本来ここで終了してしまう所、この日はステージ前のおなじみのメンバーが「アンコール、アンコール」とさらに続けていた。29分、鳴り止まないのを鳴り止ます為に3人再び登場。メンバー紹介してなかったと、メンバー紹介を始めて、再び帰っていった。2回目のアンコールは、なかなか新しい趣向でおもしろかった。相棒「ああー面白かった。悪いファンやなー、再びひっぱり出してしまった」と帰って来た。「アンコール、あと1曲あったのに、飛ばしてしまったみたい」と言う。ワイン飲みながらのMichiakiのステージ、酔いが回ってきて本番最後も狂い状態に見えたが、やっぱりアンコール最後も演奏不可能になってきていたんだろう。Kyoさん、Snowさんも戻ってこられて、立ち話。そこに、関係者の方らしい女性が、挨拶を交わしながら出て来られていた。なんとなく、立川さんかなと思ったが、やっぱりそうで、相棒と初対面(メールは何回も交わしているみたいだが)ではあったがハグを交わしていた。今後ともよろしくとご挨拶。9時40分ぐらいに会場を後にした。
間違えた所もたくさん有ると思いますが、最後まで読んで頂いて有難うございますm(__)m