REPORT  6

2004・8・28  Ra:IN(PATA) 心斎橋PARCO「クワトロ」         papa

(日も経ち、記憶もやや薄れてますがメモ頼りに)             
 SHOW WESUGI PRESENTS[Ja-palooza04]の2年目の開催が、今年は札幌と大阪で開催。その大阪心斎橋CLUB QUATTROでのライブに、Ra:INが出演すると言うので行った。
7時ぐらいの出演との事前情報なので、いつものRa:INにしては早く、今夜は悠々のライブ帰宅と安心して出かけたのであった。帰ってから子供らの夕食も準備すれば間に合うと余裕を持って出かけたのであったが、終ったのが11時30分頃。12時を過ぎていた帰宅に、普段でもライブの遅い帰宅に冷ややかな視線がさらに夕食もお預けに至っては凍えるほど冷たく、もう2度とRa:INのライブは、油断すまいと思った。気を使って避けている「子不幸者のそしり」をまた念押ししてしまった。
 6時半ごろ、PARCO1階に到着。エレベーター前で待つ間、2年前のPARCOクリスマスセールのYOSHIKIのコマーシャルが思い出された。このエレベーターフロアに置かれたポストのような円筒形の中のテレビに、YOSHIKIのドラムをたたく姿が流れていた。何回も繰り返される他のバージョンと共に見よう見たさに初めて来たPARCOであったが、壁に貼られていたポスターも今はいずこ。東京渋谷のPARCO本部まで交渉に行ったポスターはどこへ消えたか。ゲットのために健闘したが固い壁に阻まれて実現しなかったなぁとか思い出しながら、こんな所にまで足跡があろうとは我ながらおかしくなった。
 8階ライブハウス「QUATTRO」は、だだっ広いライブ場で、PARCOの8階フロアーが全部ライブ関連かと思われた。エレベーターを降り、4,5段の階段を上がった所がライブ会場の入口。中に入ると客席は、半6角形にステージを取り囲んだ3階段状の、前下がり段差で配されていて、満員状態であったが後方からでもステージはよく見えた。最前フロアは、ステージよりわずかに低い程度で、ステージと同じ目線かと思われた。天井にはコンクリートの梁が縦横に走っていて、一面に黒レーザーの被覆が施されている。入ってしばらくして京都の「かも川」と言うバンド。ユカタ姿の3人グループで登場。客をいじりながら、盛り上げてはうまく乗せて、ステージを引っぱってゆく。軽快な音楽と粋のいい歌声で元気はつらつステージ。左のギターひとりが、MC(しゃべりと言うべきか)と歌を矢継ぎ早に打ち出し、自分達の商品案内も、かもT(かも川のTシャツ)、かもステ(かも川のステッカー)とか巧みに案内していた。ライブで音楽を楽しませる其の楽します方をぐんと誇張したステージであった。
 7時25分、ライトが消され、民謡の歌声。PATA、TETSU、Michiakiの3人が登場。PATAとTETSUが少し打ち合わせするような言葉を交わし、ドラムが『Kai』の火蓋を切った、ゆったりとした曲調。Michiakiが軽く首でリズムを取りながら、すーとステージ中央に出ては、戻ってゆく。PATAは、首を回したりかしげたり、軽いリズムを泳いでるようだった。2曲目は『Cloudscape』。客は波打たず、聞きほれている。Michiakiのアクションが大きくなってくる。Michiakiステージからフロアに降り、背中を客席に押し付けている。PATAも手上げのポーズが多くなる。終るとMichiaki両手Vサイン。3曲目『Blind Guitar』(?)。PATA、Michiaki向かい合わせのセッション。PATA、両手上げのガッツ。親指立てて、呼応を催促するポーズ。ステージも乗ってきたようだ。今度は背あわせセッションに客席もうごめいていく。終る間際のこぶし上げ。終るとライトが落とされ、ここで間を取るような長い民謡の歌声。PATAのタバコタイム。Michiakiの低い音源が、やがて間断なく打ち出され、振動が伝わってくる。しばらく打ち続く振動の中、ドラムが強烈に割って入る。回転灯が回る。雄大な曲『16Beat』(?)のはずが、今日はそう聞こえない。ドラムの強烈なリズムが勝って、ギターの音が届いてこない。広いライブ場の為か。客席一様に音源を配分するのは、実は難しい事かも知れない。次は、PATAがコップ水を飲む中、鐘の音、幽霊音、低い振動、キューと言う音、Michiakiの独創音楽。PATAはコップ水を置いてタバコを吹かしていたが、ドラムのリズムが始まるとギターを抱えて前へ飛び出してきた。5曲目『On The Border』。終るとPATA『サンキュー』でライトが落とされる。PATAのMC『あたしらがRa:INです。さっきの曲で終ったと思っただろうけど甘い。けれど最後の曲だ』。勢い良くかけ声をかける曲『382』か。うーん、やっぱり音がはじけてしまって、個々の旋律や歌声が明瞭でないような感じ。終るとPATA『ありがとう』と引き上げていったが、Michiakiはステージに座り込んだり、ベースを上げたり、せわしなくパーフォマンス。やがて『ありがとう、また』で終る。8時6分。
 ここで終って帰るはずであったが、最後の上杉昇のアンコールに出てくるとのことで、これは見なければいけないとなった。良く考えてみれば、今日の主役上杉昇のどこかにRa:INが出て、Hideの曲をやるはずなら、時間が遅くなるわけで、ここを見落とした所に問題があった。8時28分からハンサム兄弟というバンド。柔道着を着たボーカルだが、このバンドもMCの方が受けるバンドで楽しかった。そのあと何時に上杉昇のショウが始まったかメモもないが、印象的だったのは、上杉が『ワンズもなくなり、バンドの仲間もいなくなったが、こうして未だに僕を忘れないで応援してくれるみんなのことは、忘れない』と言う意味のことを言ったときだった。ほとんどが上杉ファンと思える客席は、その一言に来た甲斐があったという雰囲気が感じられた。上杉昇のステージが終わり、11時過ぎだったのか、アンコールと共にRa:INが登場。Hideの曲を待つ我々にプレゼントしてくれたのは、いつもの『CELEBRATION』と2曲目は『DOUBT』ではなく『ERASE』であった。

間違えた所もたくさん有ると思いますが、最後まで読んで頂いて有難うございますm(__)m