REPORT 14
2007・07・27〜09・02 Summer of Love Tour 07 PATA(Ra:IN) 千葉LOOK papa
2007・07・27 千葉LOOK
いつもの通り大阪を深夜に出た。途中休憩ばかりしながら、寄り道の渋谷スペイン坂のXDVDの広告(28日までというので)とスペイン坂のスタジオをちょっと見て、LOOKには5時過ぎ着。リハの音が漏れている。LOOKの隣の敷地が100Pに変っていて、早速利用させてもらった。LOOKのある建物とこの100Pで道路に囲まれた敷地が出来ており、いずれLOOKの建物が取り壊されて全敷地で大きなビルが建ちそうな雰囲気。しばらくして最もLOOK寄りに止めたワゴン車がRa:INの運搬車らしく、ステージ衣装を出してLOOKに運んでいった。OP6:30ST7:00という設定、10分前にLOOKの入口に出向いた。大体の順番待ちの感じなので、6、7番目に入った。まだ並ぶ人も多くなく十数人というところか。28分、女性のスタッフがドアから顔を覗かせ、様子を探る。35分、男性スタッフが「開場を6時45分、予定しております」と道路に出て案内。43分、ちょっと年配の男性スタッフがドア前の、Ra:INの本日公演のたて看板を道端に置き直し、「開場です」となった。PATAの親友がLOOKをやってるとの話があるが、その人がもしかして当人なのかとひらめいたが、果たしてどうか。チケとジュース300円(お酒は500円)を出して、パンフとチケの半券をドリンク券として受け取り、中に入る。LOOKのステージは巾6m前後と広くなく、その前のフロアの客席巾も狭いが、順番が早かったので、PATA側右端が空いていたのでそこに決めた。相棒さんは真ん中。何回か来たLOOK、最前は初めて。左右の大きなスピーカーからは、静かなロック?が流れている。充分なスペースがあり、ゆったりとした待ち時間。スタンディングであるが、何もすることがなく、もたれて目をつむると眠くなっていく。
7時19分、うとうとしているところに突然のギターチューニング音。ギター斉藤さん、ベース、ドラムも最近専属のスタッフさんが調節。25分ぐらいまで入念に調節。私自身今日のスタートは8時頃と踏んでいる。45分の開場、それからRa:INのメンバーはお食事にお出かけ、約1時間食事して、帰ってきて休憩、ちょうど8時頃が開演時間という段取りかなと踏んでいた。調音が終ったスタッフのうち、ドラム担当がその横の機材に隠れるように待機。ベース担当も機材の後ろにいるようだ。斉藤さんはしばらくして中に入った。写真スタッフも私の横の空きスペースで待機。まだまだ時間があるのにと一人緊張感のない自分。7時34分、暗いステージに4つのブルーのライトが点灯、ステージ中央が照らされ明るくなる。シンセの奥深い音色に宇宙旅行のようなナレーションが入り、そこに右手よりDIE、Michiaki、TETSU
、PATAの順に前へ習えの状態で等間隔に入って来た。予想より早い!。気合が入っている?
持ち場について各自、機材の簡単な調整をしてスタンバイ。すぐに曲が始る。1曲目は『新曲』らしい。目の前、PATAの足元のセットリストに記してある通り、聞きなれない曲。聞き入っていた。終ってPATAの右手上げポーズ。2曲目は『Under
The
Technopolis』。Michiakiが、もうベースを抱えてステージ中央に飛び込んでくる。乗ってきたという感じ。終って暗いステージに鐘の音、休憩のような素振りであったがTATSUの3連音でPATAとMichiakiがステージ中央へ飛び込んできて軽快に弾いてゆく。『Horizon』と記してある。鐘の音は、確か・・と思いながら、リストに書いてあるから間違いない。終ってドラムの額にはきらきらの汗。すぐに4曲目に入る。『Bombay's
Boogie』。DIEが熱の入った演奏で、シンセの足に自分の足を絡ませ、力任せに押したら、前へ倒れかけ客席の手が支えている。マイクも客席の手が支えて動いている。向こうの端のDIEは視界にはなかなか入らなかったが、エキサイティングな大きなジェスチャーでいつものダイナミックな演奏風景は垣間見えた。ドラムの軽いリズムが続く中、DIEは右手シンセ左手横のパソコンに延ばして覗き込んで作業。軽業師の如く、両機材お手のもんの様に操っている感じ。終ってMichiaki、何か一言叫んでさらに『アオー、DVD、出来ました。すごい長い時間かかって、自信作です。買って下さい』。
簡単なMCであった。5曲目は『Free』。ゆったりと入り、PATAの細く走る様な弾き方があり、次第に早くなり、極点で大きくリズムを打つ。長めの曲なので、終ると休憩タイムに入った。汗を拭いたり、タバコに火をつけ、飲み物に口をつけた。1分ほどの自由時間を経て、MichiakiのMC『暑いです。この前レコーディング始めました。ツアー終了後、またレコーディングします。順調に進んでいます。皆、応援してちょ。新メンバーDIEちゃん』。DIE『6月より、新メンバーになりました、DIEちゃんです。いつも私が出て、Michiakiさん、PATAへと回って、スタジオへ入りますが、今日は・・・。今日はMichiakiさんがカルピスソーダー飲んでまして、俺も乳酸菌欲しいなぁということでカルピスソーダー。PATAは巨人が首位になっていいと思うんで、PATAさん』。PATA『てんで関係ない話・・飲み物でしょ』。DIE『いつもは味噌汁のカップ。ここで変な空気を一掃してくれるTETSUさん』。TETSU『TETSUです。Summer
Of Love始りました。いつも言ってる様に全通よろしく、貢ぎ物もよろしく。新しくDVD、
CDよろしく。新曲も盛りだくさん用意しておりますので期待してください』、で、すぐ曲へ入る。セットリスト6曲目は『DIE
新曲』と書いてある。速い曲。PATAの額からか、汗が髪で隠れた額辺りから、一つ、二つと滴り落ちる。次のリスト7曲目は『PATA新』と書いてある。DIEのシンセから入り、ベースのMoogのゆがめた音、そして演奏に入ったが、30秒ほどして急に演奏中止。ドラムのリズムが違っているらしい。PATAがTETSUの方向いて、口でパンパンパンとリズムを指導。TETSUがそれに合わせてスティックを空でたたく動作をしてPATAを見つめている。半口開けて、叱られてるような滑稽さがあった。TETSU『それじゃ』で始まり、PATAの意に叶ったリズムが最後まで続いたらしまった。終りがたTETSU、目玉を上向けて、照れ隠しの雰囲気。ステージが暗くなり、シンセの波状音が音程上下へ走る。そして振動音。8曲目は『Puzzle(新曲)』。DIEはパソコンの前に座り込んでいる。曲が始ると、ベースが中央客席すれすれに背を向き返し、演奏。持ち場に戻っては大きな動作で3〜4回中央へ飛び込んでくる。PATAは大層汗だくになっている。TETSUが曲の止めを打つ瞬間、PATAと顔を見合わせ、微笑んで終止。ステージが暑いのか、終わるとDIEが頭の上の壁掛けの扇風機をさわったが、回らないのかしばらくして諦め。それぞれにタバコを吹かして休憩。突然Michiaki『今日のDVDの画面、KVD(はっきり聞き取れず。渋谷にある大画面か、タワレコやHMVの広告画面のことか)の大画面で流れそうで』。で、PATAの2ネックギターが登場の次の曲は『Garden
of Life』。聞き入って終る。10曲目は『Indicator To The
Future』。ドドドン、ドドドン・・Michiakiが右手を上げてリズムの合図と客席の呼応を促している。客席も右手で同じくリズムを合わせて行く。DIEが『イヤー、イヤー』と節のところで叫ぶ。Michiakiが何度も中央へ、床に正座したり、お辞儀をしたりのパーフォーマンスで乗り乗り。終ってMichiaki『楽しみが・・9/7〜9/8にペキンのロックフェスに出演決まりました。5万人の前でやります。では話の師匠に』。
TETSU『えーと、さっきは間違えましてすいません。頭が真っ白になりました。たまにやるんです。そうなんです、リーダーが言った通り決まりました。日本からヤイズ(はっきり聞き取れず)が来るそうです。各国から有名どころが来るそうです。皆さん、来るんでしょ?。全通でしょ。今日間違ったのはPATAの新曲なんです。その前がDIEの新曲なんです。2つの曲で頭が一杯なんです。リーダー、どこへ行くんだった?。大阪、松江、岡山、京都・・皆さん来てね。暑いね、そろそろ梅雨明けです』。PATA『はぁ?』TETSU『ジャイアンツ勝って、キゲンいいだろう』PATA『ハイ、千葉の皆さん、石塚、帰って来ました』TETSU『オーイエー、オーイエー、新しく入ったDIEちゃんイエー・・サンキューDIEちゃん。ベースイエー、ベースイエー、ベースMichiakiイエー・・サンキューMichiaki。ギターイエー、ギターイエー、ギターPATAイエー・・サンキューPATAイエー。オーイエー、オーイエー、もう飽きてきたイエー、まいどまいど同じことイエー、自分で紹介するのもう、誰か止めてくれません、ドラムTETSUイエー』ですぐ曲。11曲目は『KAI』。横隣の人が、PATAがすぐ前に来た時、手を延したり引っ込めたりの動作。マイクの横に立ったPATAのギターのネックのネジが、マイクコードに引っ掛かってマイクが倒れそうになるたびに手が引っ込めたり出したりと判明。12曲目はシンセが鳴る。タイミングを測って一斉に演奏を始め、やや重い曲。12曲目『Happy(新曲)』。終ってMichiaki、両手を上げ、TETSUに向かってうなずいた。13曲目『Crying』。Michiakiのボーカルが入る。終ってMichiaki『サンキュー、ありがとう』。これで全員、入ってきた右手方向に戻ってゆく。最後にTETSUが、ステージ中央で向き変え、投げキッス。9時12分終る。すぐに細かい早ペースの手拍子が始る。大体その調子で続いて行く。18分、シンセの音が鳴り、ステージにライトが点灯、全員が出て来る。michiakiが上半身裸で出て来て、ステージでTシャツを着た。すぐに演奏『Revival(大スランピ)』。終ってPATA『ありがとう』Michiaki『アリガトネ』TETSU、向き変え、手の合図。DIE、手を上げて、そして下がる。1曲のみの演奏。25分。アンコールの同じ手拍子。28分出て来る。TETSU『アリガトネ、キーボードイエー、ベースイエー、ギターイエー、ほなありがとう』で演奏に入る。曲は『Signal』。終ってPATA『ありがとう、またね』で終わる。TETSUの濃い投げキッスで終る。34分。
いつもは業務連絡があって、終った後サイン会やりますとか話してくれるのだが、今回はその話がなく、サイン会ないのかなぁと思ったタイミングで、店の人が長机を持ち出し始めた。サイン会あるんですかと聞く人に「あります」とのこと。ステージを背に平行に2つの机4客のイスが置かれた。それまでの間、ドリンクの引き換えに並んだが、ドリンク横のカウンターで今日店頭発売のDVDが販売され、次ぐ次売れて行き、残り少なくなったので先に買ったが、なくなる寸前にどこからか追加が出て来た。夜店の「早く買わないと、なくなるよ」の心理を突かれたような感じ。サイン会は50分から、右からDIE、TETSU、PATA、Michiakiの順に並んで始った。けっこうの人がホールに待っていて、列が空いて来た頃合に、後尾に並んでサインをもらって行く。自分達も中ほどでサインの列に並んだ。4人の演奏者は生き生きした表情で応えてくれた。10時半前、千葉LOOKを出た。
2007.09.02 大阪・茨木 JACK LION
Ra:INのツアーも最終日となった。しかも、わが町おらが村に来てくれた感じの地元も地元、すごい近くであった。自分達には、ライブは1時間以上車に乗って行く異次元の世界のような特別な時間であった。異次元が現実の世界に飛び込んできた感じのツアー最終の会場。ツアーを追っかけてきた自分達には、嬉しいような、自分の恥ずかしい所を見せるような、なんか複雑な感情が交錯してくる。
西日本ツアーは8/9の大阪knaveから始まった。翌日は島根松江、翌々日岡山Desperado。ラインのメンバーも、車で移動という話だったが、自分達も車で走った影響か、非常に疲れた。暑い盛りの移動は、若い時のようには行かないが、そう意識して無理なくしてる積もりでもこたえてくる。私個人に関すれば、ツアーから帰ってすぐ盆、8/15・16は、日本の気温最高40.9が出た炎天下、ちょっと農作業が待っていて一日中屋外での作業。ツアーと盆と農作業ですっかり疲れてしまった。8/19はTAIJIのShibuya O-WEST、23はRa:IN横浜7th アベニュー。先ずは気力体力の回復が先決のような惨憺たる状況。8/30からは、名古屋・大阪・京都、そして地元と続く4連戦。31日大阪FUZZでは、大盛況のライブ。1日は午後和歌山レモネードで東海林のり子さんのトークショー、すぐに折り返して夜の京都都雅都雅に参戦、そして2日地元のライブでは、どうなるのか心配だったが、まさにツアーの有終の美を飾る熱演に地元の熱気が触発されたような思っても見ない素晴らしいライブとなった。お客の入りも大変よく、自分自身地元にこんなに熱い人が多くいるのかと新しい発見をしたように嬉しくなった。会場の箱もキャパ500ぐらいのまだ新しいライブ会場。えー、知らなかったという驚きも加わり、我田引水のような自慢話になって行くが、ホントに最高のライブに見えた。松江・岡山のツアーで疲れのつまずきが始ったが、きっちり地元ライブで気分を元気にしてくれたRa:INのメンバー、いやー役者じゃなぁーと喝采!。その影響が拙いレポをちょっとメモる衝動に生じる(本格回復は、秋の取入れが終る下旬ごろかなと思ってる)。
ライブ会場は、5時半まで整理券を出し、6時15分ごろに店頭に集合ということであった。整理券は15番。近く過ぎて、いろんな雑用を処理しているうちに遅れてしまうというのが皮肉。15分頃に行ったが、相当待ってからの入場だったので7時前の入場だったろう。7時半がスタートだったが、約半時間の間にお客さんもたくさん入って7時22分には消灯、いつものテーマソング、そしてステージへのメンバー登場。私には地元という特別な感情が作用するのか、熱いものがこみ上げる。それにお客さんも歓声や拍手を持って大入りの会場が迎えるというスチュエーションに、また自分が熱くなる。そういうのはメンバーさんに伝わるのだろう、最初の入りからやる気をみなぎらせて、大きなアクション、多彩な動きを見せてくれる。ちょっとなかったテンションを見せてくれている。あんなに髪を振り上げるPATAやメンバーの緊張感が伝わる光景は珍しい。3曲終って、ジャイアンツのタオルでひとしきり汗をぬぐう。ちょっとした間をおいてMichiaki のMC『どうも。今日でサマー・オブ・ラブ ツアー最後です。盛り上がってね。我々今年からDIEちゃん加入して4人になった。DIEちゃんに一言』。DIE『こんにちは?こんばんわ。今日はお客さんもたくさん入って嬉しいです。若い人もきれいなお姉さんも男前の人も多くいて嬉しいです・・』Michiaki『DIEちゃんが新曲作ってくれたプリカード、やります』と4曲目へ。ステージが引き締まってるというか、緊張感に満ちているというか、何かそんなニュアンスがある。7曲目を終えてmichiaki 『TETSUにメンバー紹介してもらいます』TETSU『オーイエー、お元気ですか。昨日はありがとうございました。こっちの方でご馳走になりました。皆さんもカウンターに行ってビールなど飲んで、売り上げ貢献!!』。ここでDIEとTETSUが何か打ち合わせ。PATA『しばし、ご歓談を』。Michiaki『あした帰って、PATAとDIEは仕事ありますが、1日オフで5日には北京に行って、ロックフェスに出ます。10/14ワンマン、新宿、来て下さいね』。TETSU『オーイエー、一番最後の曲になったが、またどこかで縁があったら会おうぜ!』で曲へ。メンバー紹介はどこかへ行ってしまった。終ってPATA『ありがとう』、Michiakiは大きく両手を挙げ、TETSUは缶ビールをかざし、DIEも両手を上げて下がる。8時26分。手拍子がすぐに起こる。今までにない力強い手拍子。どんどん大同団結して強くなり、そんままの状態で推移。32分4人出てくる。Michiakiは上半、裸。珍しくPATA『アンコール、ありがとうございます』で曲へ。2曲やる。43分終ってPATA『ありがとう』。Michiaki『ありがとうございました』。TETSUはニコニコして手を振って下がる。DIEも両手を振って下がる。再び大きな手拍子。その圧倒さに応えてステージ後ろのライトを、手拍子のリズムに合わせて音響さんが点滅をさせるサービス。もう会場は乗りのりの雰囲気。幕間も大盛り上がりでみんな楽しんでいる。かつてない大きな手拍子とかけ声、どう楽屋には聞こえたのだろう。48分、TETSU出てくる。DAIも後に続いて出かけたが、TETSUに一言制止されて引っ込む。TETSU『オー、アンコールサンキュー。2回もアンコールサンキュー。3回も4回もアンコールサンキュー、なんちゃってね。国内はこれで最後で、北京へ行きます。来てくださいね(笑)。僕らは招待だから、いらないんだよね。呼ばれちゃったものねー。DVD発売中で好評で思った以上に売れてます。買ってくれた方には・・・後でサインと握手会を・・・呼んでくれたらまた来るからね、ありがとう。メンバー呼び込みます。みんな、拍手と歓声で・・キーボードDIEちゃんイエー!、ギターPATAイエー!ベースMichiakiイエー!』Michiaki『友達に1曲歌ってもらいます』で、いつかknaveでも歌った歌手(名前?)が出てきて、高音声で歌う。そしてツアーアンコール2回目のお決まりの曲を演奏して終る。DIEは鍵盤を投げつけてしまった。Michiakiは天井やいろんなところにベースをこすってる。9時03分。
熱いライブであったし、最近にないのりのりのライブであった。全通をTETSUさんが呼びかけたわけでもないが、自分達の全通ツアー最後は、地元ライブで大盛り上がり、私にとっても感慨ひとしお、まさに有終の美を飾る光景であった。メンバーさんもいい気分で北京に参戦かと思う。私個人も、何の責任も義務もないが、お客さんの思いもよらない乗りと歓声、多さに、地元を見直したし、こんなに熱いお客さんがいることに、誇りを感じてしまった。地元は案外暖かかった。(嬉しくて簡単レポ、書いてしまいました)
間違えた所もたくさん有ると思いますが、最後まで読んで頂いて有難うございますm(__)m