REPORT 13
2007・06・13 PATA,TAIJI HOLIDAY 新宿 papa
hideがオールナイトニッポンRで述べている(逍遥24)『当時は「東のX、西のカラー」っていうバンドがいまして、その大阪のほう行くと、たいてい、その「カラー」のトミちゃんたちとかがいて、わりと「東のヨシキ、西のトミ」みたいな感じ』のカラーの元メンバーマリーさんの5th
6.14memorial LIVE TOKYOという追悼イベントがホリデー新宿であった。YOSHIKIがDir an
Gryのプロデュースをしたり、最近もアメリカでのディア・アン・グレイのライブに行ったという話のつながりが、このトミーさんの事務所の所属アーティストがディア・アン・グレイであるというところから、容易に結びついてくる。まだ当時の友情が生き続けているということ。その追悼ライブは6/13東京、6/15大阪と命日を挟んで挙行されるということで、この東京ライブに、PATA、TAIJI、GEORGE、TETSUが出るというので参戦。
新宿歌舞伎町2丁目、ホリデー新宿は、まあ、ホストクラブに囲まれたビル群の中にあった。新宿ロフトやマーズは、通りに面しているのであまり目立たないが、ホリデー新宿は通りから中に入った位置で、ホストの写真入り看板が大きく掲げられた中にあった。男性が歓楽街でときめく心情が、ここでは女性が同じ心境に陥り、普通女性が抱く女性ポスターの無関心をここでは男性が味わうという場所柄。都の風俗取締りでやはり、この界隈も一変したんだろう。ちょっと華やかさが失われてる。
6時OPEN、START6時半なので、半時間前に会場に行った。4人ぐらいの女性グループがいるだけで誰もいない。通りからすぐに階下に降りる階段が2つあったが、一つはB1でシャッターが見え、もう一つもB1まで行くと行き止まり。変だなぁと戻ると、ビルを少し入ったところにまた階段。そこを降りるとB2のライブ会場につながっていた。6時前になると、「まもなく開場です」とスタッフが路上に出てきた。チケの番号順に、B2から張り紙の番号位置に並ぶよう指図。当方41,42はB1の踊り場辺りに並んだ、といってもまばらな人しかいなかったが。6時10分頃には、階下で入場の呼び声が5番単位で始まり出した。すぐに入場となった。チケと500円を出す。ホールに入った扉過ぎには、赤い幕が張られていて、すり抜けてホールへ。ホール後ろが仕切られ、イスが並べられている。その後ろが音響ブースで手前にドリンクバー。追悼ライブということで、関係者席が多く取られているようで、今入った入り口受付横に、「関係者受付」の机が別途設けられていた。ホールはステージや壁から1.5m離して手すりが張り巡らされ、これは常設のバリケードのようである。キャパ300ぐらいの容量。向こうの壁も赤く塗られ、スタッフ出入り口には赤カーテンがかけられ、ステージの幕は黒というコントラストが際立っている。天井高は2.5〜3.0の間で低い。ホールにはライブ音楽が抑え目に流れているが、カラーの曲かどうかは不明。ホールの照明がとても明るく、新聞だって読める程。薄暗いのが普通だが、妙に明るい。6時半になっても、場内変化なし。5割強の入りか。ステージ上手の方、3〜4列辺りの手すりに持たれて、スタートを待つ。タバコの煙や話し声が次第に充満して行く。50分頃には、人の方が空間を押しのけ、ほぼ満員状態。55分、スタッフが出てきてステージカーテンの中に入ってゆく。ギターの調音、ドラムの打音。ホールの音楽は同じ調子だが、いよいよ気運が満ちてきたという感じ。
7時01分、ホールに流れる音楽が一瞬、ボリューム増の大音量、途端に照明が落とされ、ステージカーテンが右から左へすごいスピードで開けられて、ステージ上でのバンド演奏が始った。ステージ後ろには、追悼の主役、マリーさんのマイク片手の肖像パネルが掲げられている。TAKEIRI
BANDという男性4人組。ドラムはサンプラザ中野風そり頭にサングラス。Baはダンディな衣装にサングラス。Guは黒皮パンに縦じまブレザー、その柄で作った小型ハットを頭に乗せている。Voもギターを抱えながら、『ようこそ』と挨拶、黒ブレザーから赤シャツを覗かせ、髪は白銀のボリュームヘアー。1曲目は演奏だけで、2曲目からボーカルが入った。2曲目終ってVo.MC『改めましてタケイリバンドです。今年の・・・。知ってる人も知らない人も1日楽しんでください。トップバッター、ロックンロールなんで、体をこう泳がして・・・』と言って、3曲目、こきざみに体を横揺れに震わしてリズムと調子を合わせて行く。4曲目が終わり、『サンキュー、もう1丁!』と声かけして5曲目へ。終ってMC『拍手の数が徐々に増えているような・・。私事ですが、奴と同じ年同じ月に生まれまして、俺は生きながらえてきまして、これからも精一杯いきてゆこうと・・』とつないで6曲目。終ってMC『けっこう、暑いんとちがう。うしろ関係者席、たくさん取ったので皆さんのとこが・・・。もうちょっと笑顔見せてください。ロックンロール行きましょう』で7曲目。終って『もっともっと体を揺すり、もっともっと笑顔をみせてちょうだい』で8曲目。『ほんま、今日は最後まで楽しんでください。お願いします』で9曲目。終ると『タケイリバンドでした』と下がっていった。ドラムが「G.D.FLICKERS」の名を染め抜いたタオルを横に広げながら下がっていった。「G.D.FLICKERS」はマリーさんが最後に所属していたバンド名(7時35分)。今日出演のバンドは、当時のカラーのバンド仲間達だろうし、当時からもまれながらバンド仲間の友好も維持しながら現役でやって来られた方々という面々だと考えると、普通なら最後の方に出る実力あるバンドばかりだと思う。タケイリバンドも初めて知るバンドだったが、演奏もうまいしVo.もうまい。非常に好感が持てるバンドだった。最初から暑く濃いバンド演奏が始り、ビルの階段に張り出されたライブ出演者名の10名、それぞれに内容の濃い熱いライブになりそうだとの予感がした。
7時51分、一瞬の大音量のスピーカー、消灯、幕が急行で引かれて THE
DEAD P☆P
STARS というバンドが登場。ここにD.T.Rのギター藤本泰司がもともと所属しているらしい。男性5人組みのバンド。1曲目からVo.のシャキッとした歌声、速い曲回し、Vo.のポーズを決めるジェスチャー、など勢いがある。肩を前へ押し込む動作や片手を左右にワイパーする振りなど最近の若いバンドの振りに似たところがあり、原形がこちらではとつい思ってしまった。継続して培われた乗りがバンドのパフォーマンスとすれば、このバンドの客を楽します振りがだんだん広まったという推定が働く訳で、そんな楽しい振りを考え出すような勢いがのこのバンドにはあるように見えた。
2曲目も勢い込む速い曲。終ってVo.MC『毎年、マリーノ追悼に参加しております ザ・デッド・ポップ・スターです。早や5周年です。そろそろみなさんアルツハイマーの・・・。ビジュアルとも言いますが、ホリディー一番の入りで元祖ビジュアル系です。・・(残念、メモが読めません)』。3曲目、かけ声と手をワイパーするだけの曲。終って『今年は東京と大阪の2ヶ所でやります。今年は大阪にもちょっと行ってきます。よかったら一緒に行きましょう。このメンバーですのでたぶん飲むでしょう。大阪の2日後、新宿マーズでライブやります。また遊びに来てください』『気合入れ!気合入れ!』で始った4曲目は、強いヘドハン、振り出す体、何か叫んでこぶし挙げ、ヘドハン、叫びが主なのか、・・・最後行くと叫んでドラムの極早に合わせてヘドハン。『また会う日まで』と言って終る(8時25分)。
幕が閉まり、場内明るくなってしばらくすると(5分ぐらいかな)、ビデオカメラを持ってスタッフ一人がステージ右手の通路に出てくる。ビデオの調子を合わしている様子。目を放した隙に、今度は向こうのステージ下で覗き調子を見ている.
8時38分、消灯。幕の中でVo.と音楽が鳴る。どこかで聞いた感じの曲。幕が開くと、男性メンバー4人、分厚いガウンや毛皮のコートを着ている。ギターはGEORGEとよくライブをするエバカンだ。この暑い梅雨時にガウンや毛皮コートとは暑苦しい。が、どうもこのバンドの衣装らしい。なぜかと言うと、エバカンがいつもどのライブでもこの暑苦しい毛皮にくるまって出て来る。彼の衣装は彼のバンドの衣装であったわけで、そうだったのかと納得。Vo.のガウンの下にはシースルー(黒)の薄いシャツ。そこまではいいが、その下には中年太りのでっぷりお腹がたわわに満ちている。ちょっと、衣装の選定を誤ってるのでは という感じだったが、そのMCの話し口調も粘っこい脂ぎった感じで、厚い衣装、たわわなお腹に粘っこい口調、これも年輪のなせる業かもしれない。3曲ぐらいやってVo.の面白いMCが始った。やった演奏曲のうち、予定外にやった曲があった。もう1曲は急遽入れられた。予定外と言うことを知らないのはVo.だけ。そういうはめられたようなことを面白くMCしたのであった。また、この中(お客)には、ゲスト待ってる人がいるかもしれない。仲間っていいという話をし、友達って何年経ってもいいなぁとか言いながら、この後のゲスト、盛り上げなあかん必要なんてない・・やめとくわ。呼んだからゆうて盛り上げなあかんことない とか みんなに悪いけどバラ忘れたわ とか言ってる内に、TAIJIが呼び込まれたのか紹介されたのかよく聞き取れない中で突如登場。こっちから向こうのステージは客の背中の障害もあって垣間見るしかなかったが、登場したTAIJIはマイクに一言二言、言ったようだったがよく聞き取れなかった。しかしその姿は、素顔(サングラスなし)の若々しい顔つきで、表情になまめかしい色気を漂わせ、ウォーと感嘆する艶やかなオーラがあった。X時代の色気を髣髴とさせる雰囲気があった。茶髪の髪は顔の輪郭をウエーブに際立たせて黒タンクにのどく色白の素肌とセクシィに融合している。なまめかしい艶やかな表情から、先だっての手術やその経過が順調に進んできたことが汲み取れた。2曲の演奏に加わったTAIJIの動きは、上半身の上の方しか垣間見れなかったが、その動きはスムーズで、X時代の華麗なベースの舞いが何箇所かあったように見えた。とても手術前に見れなかった動きがたくさんあった。情報に拠れば、左足のひざ上下には、サポートの黒バンドが数箇所留められていたらしいが、こっちから見る限り、その動きはスムーズに障害のないような動きに見えた。ともかく彼の手術は成功し、限りなく元の状態に急速に近づきつつあるというのが遠目ステージからの印象。手術後初めて見せる姿は順調な経過の中にあり、本当によかったと思うし、8/19のステージが非常に楽しみになった。TAIJIの登場は9時10分から16分までであった。
9時34分、次のバンドのステージが幕開いた。登場したのは、PATA、GEORGE、TETSU!。PATA&GEORGEは出演者として事前に認識していたが、TETSUさんはRa:INのTETSUさんじゃなく、他のバンドのTETSUさんと言う話だったので、意識していなかったが、登場したのはまさしくRa:INのTETSUさんであった。3人トリオで出演とは素晴らしい!。GEORGEとPATA&TETSUさんはそれぞれLADIESROOMとRa:IN別々のバンドに所属しているが、ロック仲間としては仲よさそうで、こういうイベントではタッグを組むこともあるのだろう。PATAがドラムへ振り向くとTETSUさんも覗き込むように顔を見合わせ、微笑みながらドラムのテンポを測るように目配せをしている。Ra:INのライブと同じような和気藹々の楽しさが伝わってくる。Vo.はベースのGEORGEが担当。ベースを弾きながらVo.を勤めるわけで、LADIESでは百というVo.がいるので歌いはしないが、自分の誕生日イベントなんかでは、けっこううまいヴォーカルを披露しているので、慣れたものである。GEORGEのブログによれば、KISSをやったと書いてあるのでKISSのナンバーから歌ったのだろう。やや金属音的ハスキーなボイスで、充分Vo.としても務まる歌唱力があるように思う。1曲目が終るとPATAの手を挙げるポーズがでた。2曲目の真ん中あたり、GEORGEがPATAの方を見て、「あれ?、ちがうじゃない?、あれ?」と言う表情。一瞬だったが、演奏間違いと言うニュアンスではなく、アドリブでなにかしてやられたという感じだった。すぐにVo.に戻ったが、まあ、Ra:INの2人のメンバー同士がちょっといたずらに、カーブをかけてGEORGEの気持ちよさそうなヴォーカルを揺すろうとしたのかもしれない。3人とも仲がよさそうである。3曲目が終って、GEORGEが『いやー、暑いねえ』とMCを始め、『ギター、ギターPATA!、ドラムTETSU!、ベースセックスGEORGE!』とメンバー紹介。『またセックスをつけることにしたんです。老いてますます盛ん』とか笑わせる。4曲目が終って、PATAがニコニコしながらステージを歩き、GEORGEも何やらゴソゴソしていたが、PATAが『マリーに俺のチューニング聞け』とGEORGEに向かってマイクを通した。するとGEORGEがPATAの方向いて『PATAさん、Xの再結成、あるんですか』と突然問いかけた。PATA『よくわかんない。知らないです』。GEORGE『何年ぐらい連絡取ってないんですか』PATA『2年(と聞こえたが)くらい、とってないかな』。客「エ―――ッ」。GEORGE『何も聞いてないのに、X再結成あるんですか』PATA『最近、世間のことにうといので』と言う会話があって、この話はここで終った。ごく最近GEORGEは、ロスでビジュアル系バンドのライブでYOSHIKIと会っているので、YOSHIKIと会話しているはずである。大島さんの司会で4人(YOSHIKI、GEORGE、SUGIZO、MIYABI)が映った写真をみると、俺が主役のような顔をしているが、YOSHIKIとはX創成期からの仲間として信頼しあっているので、GEORGEも知らない、PATAも知らないとなると実際の所、再結成の話はまだまだ水面下の立ち消えの段階にあるのかもしれない。このGEORHGE・PATAのやり取り部分を記者がスポーツ紙に上げたのだろう。そしてGEORGEは『ここから2曲はゲストを呼んである』と場を進め、ゲストとしてLADIESROOMのVo.百が登場したのである。百『参加させて頂き、俺が来たからには、氷のように冷たくしてやるからな』といつもの寒ーいステージを謳いあげるのであったが、客もその乗りに合わすわけで『寒いな!!、やらせていただきます』と神妙に事がつづいてゆく。GEORGEのブログに拠れば1曲目はBLACK
DOG、2曲目はROCK'N ROLL ALL
NIGHTであった。10時07分終る。最後、GEORGEはマリーさんの写真に紹介のように手をひらげ、愛惜の目を向けた。
Ra:IN&LADIESROOMのコラボライブが終ると、ざわめきが起こり、スタートと同時に「PATA!」と叫んで前に詰め掛けた人たちも後ろに下がり、また帰る人もいて、急に視界が開けた。コラボバンドの前のバンドで、激しくヘドハンをして俺の横っ面を尻毛で引っぱたいていた長身のお姉さん2人が、PATAで前進、全く視界に壁を作ってしまったが、それもなくなった。視界は晴れたが、私も今日の仕事はここまでと思っていたので、居残りはしたが心は半分お帰り状態であった。10時33分ステージが開き、曲が流れるがステージには誰も出てこない。自分のいるフェンスの横にエバカンが来て、乗り越え客席に入りだす。身をそらせて大きな体をやり過ごす。通過時には、仁丹のような鼻を抜ける匂いがした。後で相棒の話を聞くとシップの匂いだと言う。肩こり・筋肉痛のたぐいで張ってあるらしいと言う話で、hideの事故が思い起こされ、あんな大きな体力をして、抱えるギターも筋肉や肉の上で踊っているようなエバカンでも肩こりとは、ギタリストの職業病は深刻だなぁと思うと同時にhideの抱えた苦痛が自分の肩にも意識できた。そしてバンドが出て来た。ガウンバンドのボーカルがステージに出てきて、どういう意図で出てきたのかわからないMCをする。『XのベースはやっぱりTAIJIがいいんとちゃうか。TAIJIとしゃべったことあるけど、HEATHとしゃべったことないから。あんまり言ったら波風立つので言わんとくけど、XはTAIJIとPATAとHEATHはギターで、〇〇(聞き取れず)とケンちゃん(百ちゃん)がいいのと違うか、と裏で言ってんやから・・』とか茶化しに来たような感じであった。PATA以後、メモもどうでもよくなっているので記載もあいまいだが、時間も遅くなったのにまだ4バンド目。いつ終るのかわからなくなりそろそろ帰ろうと相棒に合図(体力限界の意味で両手Xで、もうあかんと知らせたのだが・・お構いなし)したが、動く気配なし。が、ペーパーに残っている5人が全員出てきたらしい。Vo.がダイナマイトトミーさん。不具合なニット帽を目深にかぶって、大阪の酒飲みのおっさんぐらいにしか見えない格好で、缶ビール片手に出て来た。『カラーです』と小声で自己紹介したが、これが「東のヨシキ、西のトミ」(hideの言う)の一世代を築いた西のカラーのトミーさんとは、往年を彷彿できるとは言い難いのであった。しかし今は実業家としてディア・アン・グレイを育て、今日のメンバー全員が出る映画撮影中の監督であり(秋頃公開予定という話)、何曲かのカラーのVo.の在りし日の責務をここでも取ったが、MCはややぐちっぽい口調で面白く語ったのであった。『社長やっているけど、しんどいねん。みんなの稼いだの欲しいわ』とか『みんな、東大意外は負け組みやねん。お前ら、人生幸せにならんよ。ロック好きやろ。でも世間の人、ロック嫌いやろ。少数のさらに半端もん。幸せになれんよ』とか、ぐちの笑いをMCにうまく入れてゆくのは大阪バンドのしょうゆ味みたいなもの。11時半頃になって次のバンドが出てくる。最後にマリーが亡くなる前に在籍したG.D.FLICKERS。5人組の男性バンド。Vo.がヘッドバンドを巻いたどこか世良公則風(知ってる人は年輪を重ねた訳で・・)で、MCもシャキッとした感じ、ただ目の輝きが年齢的なおぼろさがあった。ギターが、向こうの端のリードギターと目の前のギターの2人。ベースとVo.がその間の、後ろドラムの前にいる。テンポのいい曲をやって行く。目前のギターは長身で外人のような感じで、ふくろうの四角顔のようでくるくる目で男前。ベースは白銀ヘアーで半おったてのボリュームヘアーを揺らせ、一際目立つている。この2人がこのバンドの前にユニットをしていたと白状、名前が「すけこまし」(だったと思ったが、違ったらごめん)と言ったらしい。男前のフェロモンで客をとろけさすとでもイメージしたのか と、その言葉にくすっと笑いもしたが、2人の若い頃はきっぷうのいい男前同士、女心をワシづかみしただろうことは想像に難くなかった。12時を過ぎたころ命日の14日となり、会場全員で、マリーさんに黙祷を捧げた。12時半頃イベント終了。
マリーさんの追悼ライブであったが、自分達の若い世代の仲間同士のいい同窓会ライブのように思った。演奏は昔取った杵柄よろしくお手のもので、客にとっても楽しい演奏の連続。バンドそれぞれも旧交を温め、往年を懐かしみ、今を健闘しているエールの交換になり、リフレッシュな気持ちになっただろう。「東のヨシキ」だって、時間が許せば来たい筈である。ところどころでXを語ってくれるこんなイベント、PATAやTAIJIまで出演することになった追悼式は、エクスタシーサミットとも合体して、大きな昭和平成過渡期(1987から1997)のヘビメタサミットへ盛り上がってもいいように思う。元祖ビジュアル集団は健在であり続けてもらいたい。(完)
間違えた所もたくさん有ると思いますが、最後まで読んで頂いて有難うございますm(__)m