ウィンドウ No.7.1

2011･1･25　ToshI Feat YOSHIKI with 世界の三國スペシャルコンサート＆ディナー　　　papa

ディナーでのToshIの場面

　６時２０分会場への入場が始まった。２５分にはテーブルにに着席。今日は予定時間通りの進行らしい。司会者からビッグプレゼントの話もあって、７時２２分ToshIが、ホール後ろから登場。（向かって）左側のテーブルの間をぬいながら、差し出される手とタッチもしながら、ステージに。２３分三國シェフもステージに登場。
ToshI
「皆さんこんばんわ。ようこそいらっしゃい。今日は史上最大最高、皆さん最高額を払っております。ディナーもすぐに完売して、シェフとYOSHIKIが付いて・・・。３年前、三國さんと会って、こんなこと企画したいと言いましたところ、こころよく解してもらい、芸能界のことなどには、あまり作ってくれない人です。NHKでも、子供達に食育教育をして、本を読んで感動しました。技術もそうなんですが、ハートもあり、ToshIの再出発に協力してくれました。今、何ですか？、デザート？（スープと声）。僕も何度も試食しました。楽しんでください」
続いて三國シェフ
「芸能界の人は、あまり注文ないんですが、ToshIさんは何度もダメだしするんです。席は１０万にしたら、皆さんにするとしましたら、ToshIさんは４万ぐらいの話でした。ToshIさんの歌も天性のもので・・・」
ToshI
「三國さん、有難うございました。三國さんのレストラン、僕の隠れ家でもあるんですが・・・いいプレゼントしたいと思います。その前に乾杯したいと思います。乾杯！歌う前にいいですか（と言って、グラスに口をつける）。コンサートの前に抽選。僕はサングラスを集めているんですが、右P-253の人？、出て来れない人はいいですよ。右P-258、それから右の107番の人。じゃー、もう一つは、こないだアメリカツアーでTシャツがありまして、そこに三國さん、YOSHIKI、ぼくのサイン入れます。P-1。と言うことで、今日はピアノも用意してもらったので、１曲歌いたいと思います（収録用カメラ２台、アシスタント２人がスタンバイ）。XJAPANでレコード録りしてあって、ちょっと前に録音・・・映画の主題歌で、まだ未発表ですが、YOSHIKIには内緒です。一部しか聞かせませんが、プラチナですから、YOSHIKIの所から、ゴメンすって来ました。内緒です」。３２分歌い始める。黒い上下スーツにホワイトシャツ。ピンク系ネクタイ、白いショーマフラーを垂らし、靴は白の革靴。３５分まで歌。「このあとディナーがもう少しあります。そのあと、一応、ショーがあります。呑みすぎて寝ている人がいましたが、あまり呑まないように。ではあとで」。ステージを降り、今度は右側を通って後ろの出口へ帰って行った。３６分終わる。（食事は続いて、メインデッシュのヒレ肉の周りに添えられた５品の野菜のなかで、ジャガイモに似た小さな芋があった。これは青森産の有名なお芋らしく、三國シェフの出身でもある食材ということで、聞いたのでメモしときます。“アピオス”or“ほど芋”と言うらしい。８時ごろには食事も終わった。向こうの方では、まだのようでしたが、これよりショー会場への入場も可との司会者の話。ディナー会場を８時１５分に出て２５分ごろ、ショー会場に入る。

２日目の席は、左ブロックP-25。昨日より３列ステージに近くなり、最前から３列目。通路側へ５～６席近づいた（２台のピアノの中央側へ近づいた）。まるっきり感覚が変わり、ほんとステージに近くなった感じがした。

　８時４７分場内アナウンス「コンサート開演時間が過ぎています。すみやかにお席についてください」。何度もアナウンスで繰り返していた違反行為の注意が再び繰り返され、４８分場内のライトが落ちかける。席に就く人がまだまだ通路に連なっている。スタッフが案内に忙しい。５０分、再びアナウンス。席への速やかな着席のお願い。５１分開始のブザーが鳴る。拍手（弱い感じ）。ちょっと会場が静まる。人の頭がステージに向く。さらにライトがゆっくり下げられる。薄暗くなるもまだ見えると思ってる間に、ついに暗くなり大拍手が湧きあがる。

　ToshIのピアノ辺りにスポットライトがあてられ、ToshIが現れる。登壇してすぐその位置から右サイドへ礼、手を振りながら、正面、左へ、左サイドへ手を振り、向こう側からこっちへ戻ってToshIのピアノへ着席。衣装は昨日と同じ、ホワイト燕尾。ピアノ着席時、燕尾うしろ裾払いのパーフォーマンスはなかった。５４分ピアノへ座って、『エアポート』「メモリー・・」と歌いだす。「（歌詞は、聞き取れた分を適当にメモしてみた）今は、・・忘れない・・信じてたこと・・歌うことさえ　忘れたい

　だから人は旅に出る・・切ない・・メモリー・・目覚めた朝に・・　嘘ばかり・・歌うことさえも　失った　だから人は旅に出る

　メモリー・・・・」。スポットライトがピアノへあてられる。その光の中を、ステージ向こう側の下からの蒸気が薄いが勢いよく吹き上がる。５９分終わる。ToshI！のかけ声や悲鳴。ToshI「皆さんこんばんわ。（ピアノの中央を、向こうへ歩き、こっちへ歩き、）どっちを向いたらいいのか、わからない。いずれにせよCDを見てください。ようこそ史上最大最高のディナーショーへ。今日は決して、僕とYOSHIKIの結婚式ではありません（おめでとう！と声かかる）。あとでバージンロードもなくします。今日は三國さんと協力、三國さんの協力と皆さんの参加で、すばらしい夜を迎えました。この曲は、昨年２月２４日にさよならコンサートをしたのですが、今日もコンサートをしてるという、あれはあれで過去の決別としてのコンサートでして、その中の曲『春の息吹』と言う曲、聞いてください」。９時０２分、ピアノから離れ、オケの演奏に任せて歌い始める。右手を宙に泳がせ、歌のリズムを取りながら静かに歌ってゆく。オケのバイオリンが、激動のニュアンスをかもし出す。まさに過去の思いと“あなた”を思う心が芽生えた、「春のめばえ・・・光が差し込む・・・そして今　　僕はここに生きている」。断絶の世界から帰還した奇蹟を歌う。９時０５分終わる。再びToshI、ピアノへ腰をかけ、ペットボトルを開けた（客席からいろんな声がかかる）。T「あー、近くて、やりにくい」（ペット飲む）「では・・・今日はみんな、近くでよかったね（苦笑い）。この辺から聞こえるんだよねー。いいかげんにしろ！」とすごんで、そして和む。「サプライズと言うことで、みんなにCDのプレゼントしました。買ってもらおうと思ったのですが、YOSHIKIヒューチャリングのCDから『愛する人よ』。これはYOSHIKIが別の人に書いたものです」。９時０９分歌い始める「聞こえますか・・愛する人よ　　時を刻む命・・やさしく包み込んで・・」。ホール側面の壁には、ライトに照らし出されたシャンデリアのシルエットが回る。高音のボイスが突き刺さる。９時１１分終わる。ピアノから立って、ピアノの少し向こう側に置いてある楽譜を取りに行き、向こうから３枚貼りの楽譜をピアノ譜面台に置く。昨日、歌ってる最中に楽譜を拾わされた点を学習して、出し忘れを未然に防止する為か、いや昨日の続きで受けを狙ったものか、A4(orB5）大の楽譜を横列に３枚のり付けした楽譜を載せた。のり付けの後がシワシワとなって楽譜の縁を型どっている。T「先ほどの『武士JAPAN』に収録されてる曲『雨音』と言う曲」。９時１２分始まる。「静かに落ちる　雨音をきいて　そっと耳を澄ましました　　あれから私　　今ここに帰りました　　どうかお願いを　聞いてください　　私に本当の愛をください　　私に本当の愛をください」。聞き入るごとに泣けて来そうになる。「私に美しい　本音をください　　私に美しい心をください」。ピアノの独唱にバイオリンが入って、間奏が展開する。そして歌が始まる「冷たく落ちる　雨音をきいて　　やっと昔に戻りました　　あれから時は過ぎ去り　　私は全てをなくしました　　どうか思いを知ってください　　（泣けてくるねー。）　　あなたはいつでも　明るくしてください　　あなたはいつでもそばにいてください　（バイオリンが入って）あなたは私の　近くにいてください　　あなたは私の全てでいてください　　あなたは私に笑顔でいてください　　あなたは私の全てでいてください　　あなたはいつでも明るくいてください　あなたはわたしのーーー（のばし、次を力強く）全てでいてください」。

切実というか、しんみり、心の叫びのように、内なる自分をさらけ出し、心から願う気持ちがひしひしと響く。９時２１分終わる。弱い拍手だけが起こって、誰も名前をかけなかった。打ちのめされた心境に、そんな動的な動きがフリーズして、自分の感情を持ちこたえるので精一杯。かけ声一つかからない異常さは、ToshIの気持ちが充分伝わった証拠だろう。ToshIが立ち上がり、静かにピアノ右側から立ち去ってゆく。

　９時２２分、パーカッションの音。昨日の今日なので、登場する人物は織り込み済み。「シンヤ！」のかけ声と拍手。左手花道（通路）からにこやかに登場、壇上へ。ひときわパーカッションを打ち鳴らし、手を耳へ。客席からは「シンヤ！」。４～５回これを繰り返して「いいねぇ！」、そして手拍子を催促。その手拍子に乗ってのパーカッション。そこへベースのリズムが入って、heathが右通路より登場。２人とも黒の衣装。heathのベースのバンドは、金色で、Xの刻印の飾り。ToshI の声で「シンヤ！、ヒース！」のかけ声。T「今日はディナーショーだけど・・・」、かけ声を求めつつ「ハィ！・ハィ！・ハィ！・ハィ！・・・」、客もテンポにあわせてかけ声を挟んでゆく。客のハィ！ハィ！ハィ！ハィ！の中へToshIのハィ！ハィ！ハィ！ハィ！を入れ「やるときゃ、やれよー！」と叫んで「ワン、ツー、ワン、ツー、スリー、フォー」「サー、ハィ！・ハィ！・ハィ！・ハィ！・・・」のリズムの続く中へ、『武士ジャパン』の歌詞を注ぎ込む。ToshIの衣装は黒ズボン、黒シャツ、黒マフラーを垂らし、白の上着、胸ポケットには銀つぶが輝くやや透明なスカーフが躍り出ている。T「行くぞー！行くぞー！」と右へ左へ移動し「いいかー、基本は、腹から、声だせー！セ・！セ！・」「ハィ！・ハィ！・ハィ！・ハィ！」と客が繰り返す。ToshIが「イェー！・イェー！・」と別の囃子口調を入れる。T「ハィーィ、ヘィ！ヘィ！ヘィ！ー」長く伸ばしての変調も加味し、客をあおって行く。乗りはオルガスムの乗り。「くやしくても・・・」と歌いだし、笑顔を振りまいてゆく。片足を上げ「サムバディ、サムバディ・・」と繰り返し、歌い終わって客席へ視線を向けて「ありがとう！」。「シンヤーー！」と言って握手。「ヒース！」と言って肩を組む。も一度「ヒース！」。２人がToshI側ピアノから去ってゆく。９時３４分終わる。暗転。

　スポットライトがToshIにあてられ、「じゃぁ、ここで、次のゲストを呼ぼうかな」。（スタッフから指示があり）「のばして、のばして　っということなので、誰だかわかるかな？（ToshI大好き！とかけ声、苦笑いするToshI。どうしようか迷っている状況だったが、スタッフの指示）「“OK”と言うことなので、先生を呼びましょうか、YOSHIKI !ー」（会場は、悲鳴、叫び声、名前の絶叫）。左側の通路より頑丈なガードマンに守られて登場。ファイル入り楽譜をピアノへ置いて、ToshIと握手。ハンドマイクをもって、ポケットへ左手を突っ込み、ToshIと笑い、客席へ笑い、ToshIとマイク交換、ToshI「うるせえな！」と客を恫喝。YOSHIKI「ディナーショーって、行ったことないからわからないけど、ずいぶん盛り上がってるな！」。あまりの声援に苦笑い。振り切るようにYOSHIKIピアノへ座り、ToshIもピアノへ座る。T「それじゃ、YOSHIKIも来てくれたので」Y「何か、言った？」T「何も言ってない。YOSHIKIと僕は、幼稚園で出会ったんですが、おない年ですが、今は年齢不詳。初めて２人でピアノを弾くんですが、いきますか。『クリスタルピアノのキミ』」Y「誰から」（客「YOSHIKIから」）。

　９時４６分ピアノ始まり。ToshIもピアノを弾きながら、歌詞を歌いだす「（聞いたままメモし、字のわからない所は想像したので、実際の歌詞とは異なっているかも）キミのピアノ弾く肩に　そっと寄り添い　　　歌う僕はずっと涙止まらず　　　むせび泣いてしまった　　誰よりそばで弾いていたよ　　キミが肩で弾く愛のピアノ　　　これが最後かと心張り裂けそうだった

だけど神様はいたんだよ本当に本当に　　　今再び出会って始まる人生の姿　　喜びと同じステージ・・・～と同じ・・・」。

コメント的に書けば、ToshIの心情の吐露、YOSHIKIへの感謝、生きる決意などが読みとれる。「今日で終わりにしたいという言葉に　　　下を向いていた日々　　　あれから１０年過ぎ　　　僕は後悔して１人で生きて来ました　　　だけど神様はいたんだよ　　近くに目の前に　　　新たなるスタート　　あの時と同じフレーズ　　　あの時と同じメロディー　　・・・・

全て同じ何もかもが輝いてゆく　・・・」。ToshIの復活の賛歌。神の“キミ”のYOSHIKIへの限りない感謝。YOSHIKIのフィナーレのピアノが鳴り終わると、ToshI・YOSHIKI両者へのひときわ高い声援。Y「タメがむずかしいな。ついつい突っ込んでしまう」。YOSHIKIがToshIのピアノへ移り、くるっと周りを見て笑う。Y「こんなに盛り上がるの。みんな、ディナー食べた？俺も食べた。美味しかった」T「じゃぁ、やろうか、これ１枚で大丈夫？」Y「誰、（楽譜）２枚あるのを、１枚忘れて・・」T「熱唱してるのに、拾え、熱唱しながら拾った」とジェスチャーで演じる。T「・・と言うことで」Y「この曲、知ってないのでびっくり。前のロサンゼルスで主題歌頼まれたので・・・きのう言ったんだけど、最近、日本語わからない」T「きのう言ったんだけど、YOSHIKI、すごく耳がいいんですよ。YOSHIKI、耳がいいんですよ。こないだも録音してたら、「あくびみたいな」なによそれ！」。Y「おとついステージを変えたんだよね。近くなる様に。もっとでっかかったんですよ。もっと小さくして近づこうよ」。T「YOSHIKI、サボってないんですよ。ステージ切っちゃう　って言って、本当に切っちゃったんですよ」。（ここでYOSHIKI、ペットボトルの蓋を開け、飲み出すがぎこちない。ストロー持ってきて飲む。その時ディナーに出た、“クリスタルピアノのキミ”のチョコレートケーキの話になって、チョコレート事件の話へ）　Y「おばあちゃんが、ハワイでチョコレート買ってきて、俺の家に持ってきて、夜中に俺、チョコレートまみれで倒れてて、救急車で運ばれたんです。ToshIさ、昔千葉駅で、ホットドッグで、キャベツいっぱいあるじゃ、これはずせばおもしろい。千葉へ遊びに行って、キャベツがどっと詰めてある。ぺットボトル大のホットドッグにキャベツいっぱい詰めてある（笑）」。話しがそれたと見たToshIが耳の良い話へ戻そうとT「要はレコーディング、やってるんですよ。YOSHIKIは毎日やってる・・・おおっ！（チョコレートケーキが出てくる）。僕がクリスタルの・・・」Y「でんでん、クリスタルじゃない！」T「で、要は、本当にレコーディングやってる、やってると思う。YOSHIKIは毎日、音聞いてるの、そしたら本当に耳がよくなっちゃった。隣の部屋で、電話してても聞こえちゃう。耳が良いから、みんなに反応してしまう（ここで、ロバの耳　と声）」。Y「それでロスで、これToshIに仮歌、うたってもらった。この曲、デュエットとして作った。ToshIの場合、きのうも言ったけど、女性の声も出ちゃう。デュエットの曲だけど、ToshIの場合、１人でやれる」。

両性の声を持った、バイセクシュアルなボイス、思い出したがディナーでの三國さんの挨拶でも、ToshIの声を“神の声”とほめられていた（メモできなかったが・・）。１０：００『今を抱きしめて』が始まった。静かに歌い出した。『雨音』での感涙誘う域まで心奥を揺すられた敏感な心、琴線の糸が振動する。「（例によって歌詞は、メモどおり、不明字は想像ゆえ、間違い多し）道に迷って一人で泣いた夜に　　　数え切れない思い重ねた夢にぬれました　　　あのひとときにうずもれた　　すなおになれなくて　時に流された　　　人に・・・あなたしか・・・言葉にならない　　　遠くにいれば　　　あなたの愛を抱きしめて　　　泣いて旅立とう　　　今を抱きしめて」。０３分終わる（ToshI！のかけ声）。Y「チェンジ？」T「うん」Y「譜面、もういらない」。YOSHIKIが自分のピアノへ。Y「何？、今日、海外からの人、いるの？」。即座にT「いるよ！YOSHIKI ！」。（客席からYOSHIKIへ話しかける）Y「なに？」即座にT「話かけるな！」Y「あつい！、扇風機！」T(オケの方向いて）T「そこにある？扇風機」Y「冗談、冗談！。この前の日産、１日目、ピラミッドとか出てきて、暑かったよね。・・・知ってる？。（東京ドーム公演では一旦）東京ドームの外へ出て、車でぐるっと回って、裏口から入ってくる。みな、東京ドームの中にいる時、俺、外にいる。住宅の中にいる。東京ドーム、またやりたいね。俺たち１８回やってるの。（客席から声かかる）何？。全部行ったの、すごい！」すかさずToshI「俺も行ったよ！」。（客席から、札幌に来てー。呑みに来てー！）Y「コンサートに来てって、言うんじゃないの？」T「みな、やさしいYOSHIKIしか知らないけれど、恐ろしいんだから。みな、出入り禁止だからね」Y「今だったら、俺、死刑になる」T「じゃぁ、やってゆきますか」。YOSHIKIの「ワン、・・」で、１０：０７分『Forever Love』が始まる。YOSHIKIの方のピアノにスポットライト。ToshIが歌う。向こう側へ向いて歌う。「ああーこのまま・・・」からこっちへ向いて歌う。今日は、声の調子がいい。高音が伸びやかに出ている。あまりに深刻な歌詞が続いたので、この曲も決して明るいイメージの曲ではないが、心には平穏な歌のように聞こえる。歌のプラス感がよみがえった様だ。１０時１１分終わる。YOSHIKIが立ち上がり、ToshIと握手。そして静かに右側から、手を客席に上げ、ToshIに合図をして、退場した（１０：１３）。ToshI「じゃぁ、次で最後の曲になります。（客席から「えーー」）とりあえず。ピアニスト、来てもらってます。じゃ、最後は、僕の新しい新曲『星空のネプチューン』。暗転。場内に夜空の星空を模した模様。１０時１５分最後の歌は始まった。「（例によって、例による）今。この星に出会った　　こんなに短い命を共に生きている　　　夜空を見上げれば満天の星が　　　きらめいて　　こぼれ落ちる君のひとみ　　　もしか今が永遠に続くものならば　　　どんな時も離さないよ」。コメントすれば、星に願いを込めて未来への決意を述べてるようだ。１０時１９分終わる。静かにToshIが右から去ってゆく。暗転。一呼吸置いて、アンコールの手拍子が鳴り始める。　

アンコール

　１０時２１分ステージ右側にスポットライトが当たる。ToshI登場。T「ありがとう。ええっと、ここで（客席から、ToshI！のかけ声で、笑って）、ToshIが“ポチ”に聞こえる。ここでサプライズ。ディナーショーと言うか、・・・ぐちゃぐちゃになって分からないですが、サプライズの手伝いをしてくれる人、呼びましょう。シンヤ！」。シンヤ登場。

T「サプライズと言えば、シンヤ！」

S「サプライズと言えばシンヤ　って、初耳なんですが」

T「東京ドーム、やったの。なんでXJAPANにくれなかったの」

S「完全に、アウエーになってます」

T「サプライズと言えば、この人、heath！。（heath登場）ヒース、最近調子、どうですか。誕生日、別に祝ってもねぇ」

H「祝ってくださいよ」

T「おとついか、誕生日。（ディナーショーのリハの時、誘ったらしい）祝おうと誘ったら、断わられちゃった」

H「いつ、終わるか、わからない・・」

T「YOSHIKI、来てなかったから。ヒース、このごろ、言うねぇ。上げたねぇ。じゃぁ、プレゼント、今日も、先ほど歌った曲を　　

　CDに焼いて、帰りに持って帰ってもらいます。先ほど、YOSHIKIとやった『今を抱きしめて』６枚、今焼いてます。（ここ　

　でスタッフが右エリア・左エリアと表示した約30cm角の箱２つステージへ）サプライズと言えば、シンヤ、腕太い、ドラえも　

　ん」（くじ箱へ手を突っ込むのが、窮屈。「かわいい」とかいったのか不明）

S「僕から、かわいさ取ったら、何残る？」

T「じゃぁ、ヒーちゃんも」　　（ここでYOSHIKI、うちわをあおいで出てくる）

T「出てきた。なんで出てきた！」

Y「裏で、暇だった」（うちわをあおいで、受け答えしてゆく）

T「YOSHIKI、座ってぇ！できない！」（声援で、やかましく、できる状態じゃなくなった）

　「YOSHIKI、本当にあげていいの？今を抱きしめて」

Y「いいよ」

T「よ、よ、よ、（YOSHIKIを呼び）何か、サプライズ、何か？」

Y「あとで決める」

T「みな、バカにしてるけど、あとでのプレゼント、すごいよ。本当なら。むずかしい？・・はっきり言ってすごい！」

Y「やっぱり、司会うまいよ、ToshI」

T「ヒース、引いた？ヒータスって言った？。（会場へ探すように）誰か当たった？いるの？いた！。顔とかばらさない方がい　

　いよ。次！YOSHIKI、今やるの？」

Y「あとで。なにか、クリスマスパーティみたいだね、時期外れの。」

T「（くじ終わり）じゃぁ、おめでとう。いいのかな（スタッフにシンヤ・ヒースの退席確認）。ヒースありがとう。シンヤありがとう」

Y「こういうの、おもしろいね。東京ドームは、いつも、緊迫感があるからね」

T「YOSHIKIのね」

Y「あのね、お祭りあったんだ。よく太鼓、たたいたんだ。ToshI、今でも太鼓たたいた感じ。太鼓、切り返し　ってあるんだ

　よね。（客席に）わかんない？（話題変えて）シンヤ、おみこし好きだったんだって。」

T「おみこし、買ったよ」

Y「スギゾーがロスに来て、シンヤ、おみこし好きだって。なにか変だよ。家に飾ってあったんだって。ニューヨークでツアー行っ　

　て、シカゴやって、日産やって、北米やって、ディナーショー、誰も日程、読めないよねー。（ここで、東京ドームと声）東

　京ドーム、いいよね。向こうの壁が（左サイドの最奥の壁を見て）最前で、あれ？、もっと向こう？」

T「YOSHIKI、（ドラムの位置が）もっと後ろだから」

Y「北米ツアーで、（ToshIの）誕生日で、とにかくでかいの、してくれっと言ったら、大きくて、重たくて、持てないの。100パウ

　ンド、45キロか。ヒースくらいか。何だって、これケーキに見えるか　と言いたかった。（ピザの話になって。シカゴコダックシア

　タープロモで、ファンとかスタッフに）ピザ食べりゃ、いいんじゃ　と言って、俺のカード渡したの。俺の会計、いるでしょ。ピ　

　ザ、　なぜ食べたの　って。いろいろ事情有ったの。（ToshIが）ロスへ電話してきて、あす行くって電話してくるのね。あし

　た行くわ　って。そんな関係じゃ、ないんだけど。次、行くか」

　（YOSHIKI、ToshIのピアノへ移る）

Y「きのうも、ここで、グローブの曲、やったよね」

T「きのうは、グローブ。今日は別の」

Y「別に、やってもいいけど。これ、知らないと思う。サプライズ？これ、説明して」

T「全然、知らない。教えたら知ってる」

Y「じゃー、一応、やろうか」（１０時４２分、ピアノを弾きだす。歌詞「（例によって、例による）あー　寂しさにも慣れたと思っ

　ていたけど　　　時計の裏側に隠してた涙　　　強がってみても　　　でもあなたは受け止めてくれる　　きっと

　あー　気が付くことが・・・でも信じる　　明日もそばにいると　　　長い時のなかで　　　長い・・・・）」４５分終わる。

Y「この曲、北野井子さんに書いた曲『I Believe』。こういう場所でないとできない、こういう機会でないと出来ない曲を、

　やろうな　と急にしたんだよね」

T「次、何かあるの、変化球」

Y「あーなに、ToshI、俺に内緒で、何か歌ったの」

T「歌ってないよー」

Y「北米ツアー終わって、検査入院しようと思ったら、（会場が心配ムードになって）何か、百万人ぐらい、お母さんいるん

　だよね。それで休もうと思ったら、入院しようと思ったら、主題歌頼まれているの思い出して、１週間前に思い出して、　　

　ToshI、歌わない、ちょっと来てって。俺がロスにいて、ToshIが日本にいて本当に歌うんだよね。ちょっとずれるんだよね。

　時差？時差。それが（機械の調整で）合うんだよね。それやる？　」

T「YOSHIKI、実は（ディナーで）歌ったんだよね」

Y「どこまで歌ったの？」

T「最初から、ちょっと」

Y「やってない所、歌う？」

T「いやーちょっと。この年になって、その声だすとは思わなかった。」

Y「じゃ、ToshI、ここから行く、５６　って書いてあるとこ」

T「そこかー」　　　１０時５０分始まる。歌詞「（例、例）また　会えると信じて　　とわに奏でる　　今は瞳を閉じて　　心に

　映る翼に　　青いバラ散りばめて　　その時まで　　始まるまで（最後が最高の高音のところ）」

Y「ちょっと、苦しかったのぉ」

T「レコーディングでは、ちゃんと歌ってる。いつ公開なの？」

Y「５月２８日。俺は去年、したんだけど」

T「次、なにやるの。いっぱい持ってきたね」

Y「そういえばheathが加入した時、マザー牧場へ行ったね。加入をした時、俺の家に集まって、hideが牛を見に行こうと

　言うので行った。なんでXJAPAN、牛見に行くのかって、何か思い出作ろうって。（牧場で）これ牛ですか！。あとなんだ

　っけ。四国でhideが帽子がないって大騒ぎで、朝方、ドアを開けたら、hideが消火器をぶちまけてた、廊下で。何かあ

　ったのって聞いたら、俺の帽子がない。そのあと名古屋へ行って、手羽先食いに行ったの。スタッフに帽子持ってる？っ　

　と。hideが、俺の帽子なくなったらどうなるっかっ。hideが帽子の歌を歌ってた。hideが消火器ぶちまけて、TaijiとPATA　

　でどうしよう、帽子買ってきたらいいって。四国だもの、ないよ。日本ツアーやりたい。北米２週間で７本。」

T「エピソード。　　PATA、飛行機乗り遅れた。カナダからシカゴへ向かう時、PATAがぞうりはいて酒くさくて、俺の席ない　

　か、酒くさくて、ソバージュへアーって言うの、それにセッタなんだ。びみょうになんか、とにかく離れようと。YOSHIKIの隣に

　初めて座ったんだよ（いつもは、Yはずっと前）。PATA、来ないんだよね。とにかくシカゴへ行って、そのあとニュ-ヨークへ行

　ったんだよね。PATAだけ乗らなかった。機関車。俺、トラックで。」

Y「PATAの場合、夕方になると酔っ払ってくる。俺は、夕方来るや。俺が来ると、入りずらいと言ってスタジオ入ってこな

　い。俺がスタジオ入ってたの、皆んな（外で）宴会してるの。みんな、パート終ったの。頭に来ちゃって、変なギター入れた

　の。東京ドームで、hide驚かそうと、速くしたんだ。PATA、Taijiに、ここで速くするからとhideに内緒で速めた。シンバル

　が飛んできた。恐怖だよねー。ToshIだって突っ込んでくる。」

T「だってその時しか出来ない。ほんとツーバス、速いんだよな。かっこよくやってるの、YOSHIKIしかいない」

Y「かっこよく、頑張ります。」

T「話し、長かったね。」

Y「じゃぁ、この曲やります。いっぱい思い出あるToshIとの再会の曲です」

１１時０４分『Without You』が始まった。ToshIも好きだというイントロのピアノが音点の旋律を打って行く。、歌詞「歩き疲れた　夜にたたずむ　流れる涙を　記憶に重ねて　出会いの数だけ　別れはあるけど　限りない時が　続くと信じてた　傷つけ合った言葉さえ　今は抱きしめ　振り返るだけ　I feel　alone あー　How should I love you How could I feel you Without You 数え切れない思い出が時間を　埋め尽くす　同じ時代に生まれて出会った　それぞれの愛を　確かめるために　I still remember 答えのない明日に　夢を求めていた日々を　あーHow should I love you How could I feel you　Without you 終わりのない愛の詩を　今貴方に」。私もとてもいい旋律・歌詞と思っていて、YOSHIKI自伝の歌詞を少し記憶している。１１時１０分終わる。

Y「じーんと、来ちゃった」

T「何が好きって、このイントロ好きだよね。YOSHIKI、いい曲書くよねー」

Y「じーんと来ちゃったよね。いいよねー。たぶん、ミュージシャンって、感情的になっちゃ、いけないんだよね。けっこう笑って

　るよね。ほのぼのとしてるよね。・・・通訳いるよね。自分で自分の通訳してる。hideって、口をあまり開けないで、とがら

　すんだよねー。さんざん俺しゃべって１０分くらい後で、何しゃべっているかわかんないって、言うんだよ。東京ドームのステ

　ージでよく、ミーティングするよね。こんなコンサートでもするよね。次行きます。ここ門限、ないの？。延長っとか、ある

　の？。日産、前に病院あって時間あった。」

T「YOSHIKIの(家の)前にも産婦人科あって、ドラム練習するの。生まれたくないのに生まれるって」

Y「受験勉強のとき、泣き声聞こえる。下が呉服屋で、商談してる上でドラムやって、お母さん、頼むから止めてくれって。

　ToshIはトランペット、うるさいって。ToshIシンフォジウムしてた？」

T「行進やった。YOSHIKIのドラムの出だしは、その行進の曲。東京ドームでやるんです(ここで、そのリズムを、音声と動

　作で表現）。そのリズム、中学の時の行進の曲のリズム。」

Y「中学、結構優秀なブラバンで、お母さん、写真取りに来て、見て見てというので見たら、カエルの顔で、止めたんだよ。　

　次トランペット、吹いた。そしたら未知との遭遇で、本当におかしいの。」(写真、見たーいの声）

T「あれ、出さない方がいい、ほんと。YOSHIKI、そろそろ門限なんですけど」

　楽しい会話はお開きとなり、１１時１９分、始まったのが『Endless Rain』。スポットライトが２人を照らす。場内は暗

　転。途中からミラーボールが回転、大きな宇宙の星座の運行というか、黎明の瞬間というか、歌が始まってまた暗転。

　YOSHIKIの背にToshIがもたれかかる。ToshIがマイクを離すと、客の口ずさみが始まる。そして再び歌い出し、また客

　の反応を待つ。ミラーが回り、YOSHIKIもピアノを止めて、うなずき聞き入る。そしてYOSHIKIのピアノが入り、ToshIが

　歌い、客の自発性へ戻り、再び入ったYOSHIKIのピアノが深く強くなると、終わりのフィナーレ。ToshIの「エンドレスレイ

　ンー」の歌い上げで終わる。１１時２６分。

　　YOSHIKI、マイクを取り「本当に、どうも、ありがとうございます。これからも僕の友達のToshIを応援してください」と述べ、ステージを降りていった。ToshI「どうもありがとう。こうしてYOSHIKIと歌っていると、小さい頃に、一緒に遊んで、この様に時を過ごしていたんです。今もこうしてできること、幸せだと思います。人生紆余曲折、人生いろいろ、大切なものがあるということ、大切にするものがあることで、信頼できる人と一緒に歩めることできること感謝です。またどちらかでお目にかかりましょう。本当にありがとうございました。」と挨拶。「また会おうぜ、バイバイ！」と叫んでステージを後にした。１１時３０分終了。（完）

　本日の音響は、前日より良かったのか、良く聞き取れた。また本日は花束をステージへ届ける人がいなかった。スタッフが事前に制止していたのだろうか。高額なディナーショーだったが、ToshIとYOSHIKIの楽しい会話は、今までにない親近感をもたらしてくれ、本当に和むことが出来た。１人だけ、必死にメモを走らす人を見て、周りはキモイと感じたことだろう。自分にとっては、何ヶ月も経てば昨日今日のディナーショーの記憶は薄れてしまうが、レポを読めば記憶が呼び覚まされ、いつでも場面場面が再現できる。ディナーショーをいつまでも楽しむ事が出来る効果を狙って、頑張ってみた。２人の、たくさんの会話の内容が漏れていったし、ステージより下を向いてる時間の方が多かったので、ToshIのジェスチャーなどあまり見ることが出来ず、残念ではあるが、一挙両得は土台無理。２人の仲のいい姿を見れ、『Without You』が「再会の曲」とYOSHIKIの口から本日ネーミングされたこと、嬉しい限り。会場を退出して行く途中、花束の中に、新たに「すみれ組　名古屋支部」の名札の花束が追加されていた。ToshIのもとに昔の友人達も駆けつけている状況が見て取れ、これまた嬉しかった。明日から２月。健康に注意し、お仕事頑張ってライブ等で再会できる日を、楽しみにしています。

間違えた所もたくさん有ると思いますが、最後まで読んで頂いて有難うございますm(__)m