REPORT 2

YOSHIKI Symphonic Concert 2002 featuring VIOLET UK2002・12・3

 2002・12・3(火)コンサート1日目
1月GIG以来の東京フォーラムは、散りかけの欅の紅葉も映え、YOSHIKIの聖地の様にも思われた。東京には早く着いたので、3時発売開始のグッズ売り場へ顔を出し、4時半頃にはホテルを出て国フォホール正面に入っていた。ちょうど公開リハで、マスコミ関係者が会場内へ入って行くところであった。5時10分より整列が始まり、先頭部分に並ぶなんぞかつてないことであった。5時半開場の予告が、「場内最終調整のため」6時頃まで延びたが、ロビーまでの入場を条件に入場が開始され、ロビーでの休憩中に、いつの間にやら開場とされていて、席についた。 
7時20分公演開始。(1)『Say Anything』のバイオリンの音色が響き、ゆったりとした音色とホルンの壮大な響きに静かに聞き入った

(2)『Amethyst』]JAPAN公演オープニング曲で、どことなく哀愁を漂わせた感じの曲が、生オケだとさらに際立った感じがして引き込まれていった。終了の拍手の後、ホールの照明が落とされた。指揮者コンスタンチンが左袖に向かい、YOSHIKIらしき人物を伴ってステージへ戻るその時、「YOSHIKI !」の掛け声に、手をあげてすばやく応えてくれた。
場の雰囲気が、緊張からやわらかく変わったように思える一瞬であった。
YOSHIKIのピアノで(3)『The Last Song』が始まった。バックには、]のスナップ写真が映し出された

YOSHIKIのMC。『花?。どうもありがとうございます。(客席から花束が手渡される)どこに置いたらいいんだろう。
最近、僕がスピーチが苦手なことに気付きました。
なんか今回はクラッシックみたいな感じのコンサートで、]ファン慣れてない人もいると思いますが、好き勝手にやってください。次は Violet UK の曲なんですけど、アルバムに入れるかどうかわからない曲で、実は去年の9/11日ってあったじゃないですか。あの時僕はアメリカにいまして、その時にやっぱり落ち込んじゃいまして、いつも本当はスタジオに行ってたんですけど、なんか行けなくなっちゃって。
1曲書いてみたんです曲を。そしたら立ち直っちゃって。なんか自分が立ち直った曲なんですけど、VioletUKでもやろうかなと思ったりもしてるわけで、まだわからないんですけれど、その曲を今からやります。
Daughterさんが来てくれてますので、彼女にこの曲を歌ってもらいます。』と言って、Daughterさんが呼び込まれ、「こんにちわ」と挨拶

(4)『Violet UK の新曲』(題名なし)が始まる。Daughterの透き通る声が響き渡る。ピアノ伴奏は曲全部に行われ、頭上には青色の線模様の照明が照らし出されていた。静かな憂いを帯びた曲に聞こえた。
YOSHIKはI『あのまだ、いろいろ今日はメニューを用意してるんですけど、次は、Mr.コンスタンチンさんの指揮で]のForever Loveという曲をやってもらいます』

(5)『Forever Love』がバイオリン主体の演奏で始まり、正面スクリーンに唐草模様のような絵柄の照明、両脇には青色の照明が映し出された。(曲終了を以って一部終了。20分間休憩。8時半より第二部始まる)

二部最初は、(6)『Longing』が演奏される。終わると拍手の中、YOSHIKIが入場して指揮者の紹介をする。『Mr.コンスタンチンさんで、モスクワから今日の為に来てもらいました』

(7)『Amethyst』が、YOSHIKIのピアノとボーカルDaughterを入れたバージョンで始まる。ホール全体が青色の照明で映し出され、。終わるとYOSHIKIのMC『今の曲は、アメジストという、]JAPANのために作った曲ではないんですが、Hideが聴いて気に入って、]の東京ドームよくオープニングテーマに使ってたんですけど、VioletUKでもやってみようかなと思って、今回やってみました。
VioletUKというはパンクバンドなんです。
パンクバンドが基調で、ロックも、ダンスミュージックも、クラッシックもあるっていう、今日はクラッシックの方から入っちゃったんですけど、いろんなのが混ざっているんですけど次は指揮をします。グローブの新曲の『seize the light』という曲を出したんですけど、オーケストラバージョンに新たにアレンジしたのをやってみます』

(8)『seize the light』を指揮する。終わってYOSHIKIのMC『緊張したぁー。慣れない事はやるもんじゃない!。

次は、World Expo、万博ですね、僕が作曲したんですけど、今日は英語バージョンでやってみようと思うんですけど、ロサンゼルセから一人ゲストで来て頂いた、彼女もVioletUKの一員になるんかな?、ニコル(Nicole)さんが来てますんで、どうぞ』と紹介を受けて出てくる。「こんにちわ」と日本語で挨拶。

YOSHIKI『ちょっと準備』と言っている間に、突然ニコルさん歌い出す。YOSHIKI『ダメだ!。始まっちゃわないでょ。こっちの準備もあるんだから。』。そして再度やり直すもすぐ中止。3度目の正直で成功、

(9)『I'll be your love』が始まる。場内、淡明るい照明にすがすがしさを感じる。

YOSHIKIのMC『次の曲は、VioletUKの曲です。えっーとScreaming blueという、、けっこう暗い曲で、まあたぶんLast Songの時に、I see blue.I see red.と青と赤と言ってると思うんですけど、それは色の意味もあるし、英語でI see red.というと、怒りを示すんですね。あの時僕は、I see red.という意味は、解散の年とかいろいろあったと思うんですけど、僕は怒りを感じてるということをLast Songで語っててその中でScreaming blueというとっても孤独な曲だと思うんですけど、聞いてみてください。僕のXJAPAN解散以来の、気持があらわれていると思っています』。

(10)『Screaming blue』のピアノ演奏が始まり、場内ブルーの大柄な模様が全面に写し出される。YOSHIKIのピアノは、怒りをたたきつけるような迫力ある弾き方であった。

終わるとMC『次の曲が本編の最後というとアンコールあるみたいなあ?。今の曲は、自分の苦しんでた何年間を表現してみたくて書いた曲で、孤独の叫びみたいな感じですよね万博の曲あるんですけど、あの曲というのは、英語で書いたんですね。日本語にうまく書けなくて、日本語に訳してもらいまして、詩は自分で書いた詩じゃないんですね。英語は僕書いたんですけど、でも日本語の詩は訳詩されたんで、それをダリアというシンガーに歌っててもらってて、今その英語バージョンをやってるという最中です

質問(1)「(聞き取れず)」YOSHIKI『あーあったね。TOSHIが戻ってきたらやります』。

質問(2)「(聞き取れず)」YOSHIKI『えっ?わかんない。そうですねあの曲は、やっぱしTOSHIに歌ってもらいたいと思ってますもんで。』

質問(3)「(YOSHIKIネットに関するもの)」YOSHIKI『ねえ、なんかゴメンネ。俺も頭に来てるんだよほんとに。いろいろありまして』

質問(4)「(腱鞘炎の具合の質問)」YOSHIKI『痛いですとっても。腱鞘炎。治んないんじゃないかな。首も痛いし、これも慢性に痛いし、まあ破滅に向かってって昔あったし、このまま破滅に向かって行きます僕は。見れるとき、見といてください』

YOSHIKI『次の曲は、昔ちょっとCMでもやったことがあると思うんですけど、『bline dance』という曲を、今回用にちょっと変わったアレンジしてみまして、VioletUKでは、ソフトな曲の部類に入りまして、今日はオーケストラにとっても合うと思ったんで、演奏してみます。

今回オーケストラの、監督から何からやってもらっている藤原さんです。

(始めまして、藤原です)パンフレットにも書いたと思うんですけど、僕のおかげで、何週間か、ひどい目にあったという(二人ともほとんど寝ないで今日に臨んでいます)足がフラフラしてます(終わったらゆっくり寝ましょう)もうさっきのさっきまで、みんなが開場する直前までアレンジしてたんで、東京シティフィルの皆さんも、無茶苦茶なスケジュールでどうもありがとうございます 最後の曲です』

(11)『bline dance』が始まる。場内の照明が落とされ、わずかな間接照明が幻想感を誘う。ピアノにボーカルいろんな音源が織り成すファンタジーの世界という感じの曲であった、YOSHIKIの乱れ弾くピアノやギターの荒々しさが、音楽の乱舞を思わせた。ステージでは、悩殺的なダンスも舞っていた。20分を超える大曲であった。曲が終わるとYOSHIKIは静かに退場して行った。

(本編終了。次まで約5分ぐらいの間)
長い拍手が鳴り止まず、5分後白シャツに着替えたYOSHIKIがアンコールに顔を出す。『今のショーでちょっと興奮してしまって、出血しちゃいました、大丈夫です。
痛みは好きなんで、僕(笑)。・・好きなわけないじゃない!(笑)次の曲は、最後までやろうかと悩んでたんですけど、アニバーサリーという曲(大歓声!)をやってみます。』

アンコール1曲目(12)『Anniversery』が始まる。雄大な感じがしたり、時の穏やかな流れがしたり、感動的な音楽であった。場内は明るく華やかな照明であった。曲が終わると、皆スタンディングで大喝采の拍手を送った。
一旦袖に下がり、すぐ出てきてMC『そうですね。今、アンコールが来たら何やろうかと、ずっと考えていたんですけど・・(ここで声が詰まる。長い間。YOSHIKI!の掛け声。泣かないで!の声)・・(そして泣き声に変わった声で)僕の人生の大半を過ごした]という曲の『Endless Rain』を。みんなも、いっしょに歌ってください』

そして(13)『Endless Rain』のピアノが始まる。弾き始めると皆大きな拍手。静かに会場歌い出す。ときどき客席を涙目で見ながら、一生懸命肩を揺るがしながら弾いている姿は、なんと言うか、いたたまれない感じがした。オーケストラをバックに『Endless Rain』のピアノが進行する途中より、ミラーボールが場内に星空のような美しさを創りだし、合唱とピアノとオーケストラと星空の、もう言い尽くせぬ空間が広がった。

誰もが、『Last song』から始まったYOSHIKIのピアノとこのコンサートに満足を覚えたに違いない。ファンを逆なでしたと不平をもらしたが、それら全てを洗い流すに十分な満足と感動を呼び起こすにふさわしいフィナーレのステージであった。弾き終わり『どうもありがとう』と一言いってピアノから遠ざかって行くYOSHIKIにスタンディングオベーション、こちらこそありがとうの拍手がひときわ大きく鳴り止まなかった。(終了10時)
    

素敵なコンサートを開催して頂いたYOSHIKIさんに感謝して書いたレポートですが
未熟で間違っている所もたくさん有ると思いますが、最後まで読んで頂いて有難うm(__)m