REPORT 18

 2007.09.20  YOSHIKI カタコンベ試写会 レッドカーペット&舞台挨拶  シネマメデアージュ   papa

アカデミーの受賞のようなレッドカーペットを通るYOSHIKIが誰でも見れる。早く会場に到達すれば、よりいい場所で見える。とにかく早く会場に着くしかない。しかし、このためにやり繰りしている仕事もこなさなければならず、前日の午後8時出発の予定が、仕事帰りが8時となってしまった。疲れ切った状態ではすぐの出発は不可能。10時の出発として、少し仮眠。その前に長く使ってないビデオのバッテリーを充電しとこうと、たぶん100%徒労になろうが、一応ビデオも、出来た2時間を利用してバッテリーだけでも充電しておこうとセットした。使い方もはっきりしないぐらい使ってないのにワザワザもって持って行ってもと思ったが・・・。
 会場には7時ごろには着きたいと考えていたが、仮眠を取ること2回、東名厚木辺りで会場に到着したという友達から、もう10人ぐらいの方が並んでるとのメール。朝6時半ごろであった。東名はこの時点で東京インター先頭に4キロ渋滞、首都高渋谷線も断続渋滞の情報。早く行けても8時ごろ、気持ちはあせる。レインボーブリッジは、湾岸線へ抜けるためによく通ってるが、右手に見えるフジテレビの球形の施設を持ったビルはいつも見るだけで通過していた。今日はその近くのアクアシティというビルのメディアージュという会場に行くのである。レインボーブリッジのお台場出口は、長いスロープを下ってお台場に下りてゆく。フジテレビ前まですぐに来るが、お目当ての建物はどれか、出発前に渡されたネット地図では混乱気味。地図と自分の現在地と方向がはっきりしない。キョロキョロの間にフジの球形も通過して、五里夢中の中に放り出される。適当な通路で角々を曲がって逆戻り、ディックスというビルを見たりして、ぐるぐる回ってるとアクアシティのパーキングの表示。偶然にほんまかなぁと半信半疑で入場。その入口手前には、報道関係の車が数台止まっているようでもあり、やや確信に近い半信半疑ではあった。4階以上がパーキング表示で全て空の状態。4階の駐車場も空きがほとんどでエレベータの近くの空きに止めた。早速並びに行く。マイチェアー(椅子)を2つ準備し、必要なものを紙袋に詰めて、この作業はいつものライブ姿と同じで手馴れている。1階の路上に出る。アクアシティの会場近くをうろつくが、並んでる人もいず単車の駐車が並んでる。2階へ上がる階段があり、人が待ち合わせや不案内の様子で上がり口に数人。階段を上がると会場のメディアージュの入口、そのひさしの下には、20人ぐらいの方が腰を下ろして待っておられる。順番には並んでいないようで、手招きを受けて入口横の壁際に場所を頂いた。8時半頃の到着だったかと思う。開場は10時半に行われる予定で、それまでここで待つことになる。マイチェアーに座って、2階から前のビルを見るとディックスの建物名が掲げられている。するとさっきこの前を向こうへ通過して、ぐるっと回ってこの角の交差点を直角に交差してこのビルを周回してここと反対側のビル駐車場に入れたと判明。来た時はどこか全くわからなかったが、着いてみるとそばを通ってるわけで、メディアージュ入口が1階なら、すぐに分かっていたのにと・・。みんな、入口が2階ってよくわかったなぁと、待ってる人に感心して行くのであった。自分だけ疎いのかも知れんが。待ってる人は三々五々に食料など交互に買いに行ったり、トイレに行ったりとしている。時間を追う事にガードマンや関係者の方が増えて行き、10時過ぎには2列に並ぶように関係者の方の説明、さらには開場後は私(関係者)について進行、走ったりしないよう指示があった。2列に並んだ列は、階段下へずっと延びている話が聞こえてきた。
 入口のガラスドアの前にも内側にもスーツ姿の関係者が増えて、その出入りにも神経が刺激されてゆく。誰もの関心ごとである、いい場所、にどう到達するかという内なる問題をどう解決するか、早く来て並んだ主目的をどう達成するかの意識が、刺激を煽る。10時半、扉の止め具がはずされて入場。2列縦隊の列はまるで皇居や京都御所の参拝拝観のような、先導されたゆっくりの行進で、厳かに進んでゆく。入口ガラスの向こうに見通せた通路を真っ直ぐ進むのかと思ったら、すぐに右折れ、大きな広いじゅうたんのフロアを進行すると、大きな吹き抜けのホールが広がり、左階下に降りるエスカレーターに乗せられた。階下のホール中央には、今日のステージや「カタコンベ」のポスターが、仕切りの手すりや2階ベランダ風手すりにすき間なく長い絵画のように張られている。ステージの床やその前の通路には、赤いカーペットが見え、ステージ背には、白地の壁一面にカタコンベの文字やロードショーの日付が見え、あそこに立つのが今日のゲストだろうと誰に目にも一目瞭然。すると自分の目指す位置はどこかという目安もエスカレーターのゆっくりとした下りスピード時間に算段してゆく。エスカレーターは、フロア真ん中辺りから乗ったが、建物斜めの斜滑降にホールの左壁際へ向けて降りるようになっていて、降りる瞬間事にステージやカメラステージが中央に見渡される。ステージはエスカレータの斜め方向に、ホールの向こうの曲線階段の降り口辺りに設営され、その前に赤いカーペット、客席らしき空間、その後ろにステージを見下ろすようなカメラ席のステージ、またその後ろに手すりが有って客席になってるように見える。そのこちらから見えるカメラステージの手すりや曲線階段の2階側の手すりにカタコンベのポスターが一面に張られている。エスカが降りると、テープの仕切りがつづら折れに通路をつくって、その先に当選者のハガキと交換に映画鑑賞席の抽選が行われる受付があった。偶然複数枚の当選があったので、代表でbearさんに全ての抽選をお願いして場所取りに走り出す。というのも抽選に並んだはずの人々が、すでにカメラ席の後ろに人盛りで並び始めた。が、どうも抽選をパス、並び始めた模様だった。関係者に尋ねると、当選者の優先席はステージ前の方にあるらしく、そこには映画の試写会入場券が必要とのことで、代表抽選のの彼女の到来を待つしかない。相棒が抽選場所に戻り、入場券の封筒を開けるなどの作業を手伝ったとの後での話も聞いたが、ともかく入場券が来て、カメラ席の前の優先席の入口の関係者に提示すると、テープの止め金をはずして入場させてくれた。目が血走って、どんな順序でやってきたのか気がつかなかったが、やっさもっさの到着は、なぜか最初の方らしく、ステージ中央の最前に場所が取れてしまったのである。えー、ほんまかいなぁと思ってしまった。
11時現在、レッドカーペット前の招待席には、20人ぐらい、カメラ台の後ろには30人ぐらいの人がいるようであった。4時半までの約6時間、ここで待つことになるが、自席の目印や敷物を置いて、それぞれの私用をこなす為空席になって行く。招待席から出るときは、映画入場券を入口係員に提示、入るときも提示すれば何回でも自由に出入りが出来た。自分はここに到達した事で一気に気がゆるんだ。後はただ待つだけ。と思っていたら、レポの依頼が来ているという話になって、ペンもノートも無いと言うと買ってくるという。お任せしてマイチェアーを出して休憩を始めた。そのうち眠り始め、突然体勢が揺らぎ、目が覚める。何度かこける寸前まで眠りこけたが、転倒まで行かずよかった。その辺に手持ち無沙汰に立っている警備員や関係者には、そのうち転倒するかと期待もしただろうが、そうはなかなか。何回目かの冷や汗の転倒寸前で、しっかり目覚め、暇に任せてYOSHIKIが背にするステージ後ろのボードを眺めた。3分割の構成で、真ん中部分は「カタコンベプレミア試写会」のタイトルの下に「カタコンベの文字とその下にCATACOMBSの文字、www.catacombs.jpのネットアドレス」のかたまりと「10月6日(土)より お台場シネマメディアージュ他、全国ロードショー」のかたまりとが交互に粗い模様を作っている。6列6段の計36の羅列であるが、その中に2ヶ所、別の文字。いちばん右下に配給会社のデジタルサイトの英語文字、2列目右から2つ目の段には、エクスタシーレコードのマーク(だったかな)とQQS、その下小さい文字5段に「EXTASY RECORDS INTERNATIONAL Soundtrack Arailable on EXTASY RECORDS INTERNATIONAL Marketed and Distributed by QQS DISTRIBUTION 「カタコンベ」オリジナルサウンドトラック  2007.10.3 on sale 」と書いてある。3分割左部分には、タイトル位置に「10月6日(土)より お台場シネマメディアージュ他 全国ロードショー」、その下は、カタコンベの映画パンフ表(おもて)の記載と同じ印刷、3分割右部分は、タイトル位置は同様「10月6日(土)・・・」の下に、パンフ裏面の印刷が拡大されて掲げられている。この構成で大きなお立ち台の背景を演出してある。長い待ち時間、この立ち居地だとYOSHIKIに花を渡せると花束を買ってきた人もいて、それを見た人がまた自分も買いに行くという連鎖もあっていろんな花束がたまっていく。その機会に車に忘れてきたビデオ、まあ不必要だと思うが取ってきてくれるように頼んで袋の中に投げ入れておいた。会場の鉄柵の角々には、撮影禁止のたて看板があり、会場内で携帯カメラの撮影と見るや、係員が飛んできて制止をしてゆくこともあって、不要物だがせっかく持ってきた、ただその気持ちの延長という流れであった。右奥の向こうには、30〜40インチのテレビがおいてあって、カタコンベ映画の予告を繰り返し流してる。怖い映画という触れ込みに恐怖のカットシーンが放映され、自分の中に恐怖の想像を可能な限り膨らませて想像したりした。そのテレビの天井に当たる2階のベランダ風手すりには、映画のポスターが張られていると書いたが、暇に任せて数えると23枚、ステージ前の手すり(自分が寄りかかってる)にも端から端まで(約15m)張られているが、自分達には白裏面が面していて、ステージにたつYOSHIKI側から見れば、荒隠しになっている。吹き抜けホールの右後方の断面には、「HERO」という映画のポスターが、大々的に釣り下がっているが、自分の主役はカタコンベにしかなく、誰?だか興味がなかった(笑)。ステージ(目測2×8m)左右の上がり口降り口には、小さな踏み台があり、巾が20cmぐらいでよそ見すれば、つまずく感じがした。その外、両側に小さなスピーカーが支柱に支えられて1.5m高に立っている。カタコンベポスターがその脇に一つ二つ3脚たて看板にして置かれてある。
 3時、全員立つように指示があり、敷物など片付け、立った形が整列のように並んだ。ステージボードの脇から女性が2人出て来て、関係者と挨拶をしている。後でわかったが、今日の司会を担当する人であった。3時30分前、僕らの手すりの前には1m巾のテープで仕切られた通路があって、そこに記者のカメラマンが入ってくる。記者からステージまで約3m、レッドカーペットがステージ巾で敷かれている。記者は、「press カタコンベプレミア試写会 スタッフ」の記章をつけ、関係者と名刺交換している人もいる。30分頃には後ろのビデオカメラ5台、記者のカメラマン13人、カメラマンはさらに4〜5人来た。3時56分、曲線階段踏み台とステージから右へ通じる通路の灰色カーペットがスタッフによってはがされ始めた。なるほどなるほど、今までステージとその前及び曲線階段の縦段部分はレッドが見えていたが、あとは灰色カーペットが被っていた。これを剥せばレッドカーペットが一面続くことになる。ステージの30cm高の部分は黒幕が張られており、黒と赤のコントラストがさらに際立つ。2階から曲線階段を降り、ステージに上がって終了後右方向に抜けてゆくという道順が鮮明となる。灰色カーペットをはずした後は、ゴミを拾う如く粘着テープか何かでペタペタとくっつけている。レッドカーペットが満開に広がり、華やかな舞台設営が整った。ただステージへ上がる踏み台の灰色カーペットは剥されない。赤一面に見えなくなるので、足元を区別したのだろう。4時12分、はだしのスタッフがマスコミ(記者カメラマン)向けに「進行説明」を始める。左端で言ってるが、私らの位置でさえよく聞こえず、右端の記者にはさらに聞こえなかったはず。記者は各自、進行表みたいな印刷物を取り出していたので、仕事的に慣れた進行、いちいちどうでもいいという感じ。15分ごろだっかか、場内アナウンスがかかる。「本日は、カタコンベレッドカーペットセレモニーにご参加くださいましてありがとうございます。まもなくレッドカーペットを催します。・・・プレゼントはAゲート行く時に、終了後場内へ移動の際に入口に受付場を設けておりますので、そちらに・・・それではレッドカーペットセレモニーをまもなく開催いたします」。スタッフがカメラマンに「降りて来るときは、座ったままで、カメラ撮影お願いします」と指示。よく気の効くスタッフ、よしよしと好感。さっきまで手すりに体をつけないようにと注意しに来ていたが、まあ許したる気持ち。17分、ステージに照明が当たる。照明テストでスタッフが登壇して、白紙を抱えて立っている。スタッフが「いいですか」ですぐ消える。19分、司会者が登壇して、自己紹介。映画パーソナリティのイトウサトミさん。「あちらの階段から登場する予定ですので、盛大な拍手で・・レッドカーペットを催します。本日は特別に、撮影可・・」!!!!、なにー!!!。メモどころではない。どこにビデオ押し込んだ!?。はやくバッテリーつけて・・・慌てた。その話、ありえない話を、急に、急に言うな!。どこや、どこや!!。会場の誰もが自分に大慌て。カメラの人も携帯の人もみんな大慌て・・の様子は、自分事で精一杯で見れなかったが、その慌て振り、こっけいだったに違いない。
準備に奔走の間は、司会の音声も何も聞こえず経過して行った。記憶も一切ない。何とか試運転で撮影スタンバイまで準備が出来た時、やれやれという思いで、外部の音声が自分に届き始めた感じであった。急に言うなとは思ったが、間に合えば、まだその段階で言ってくれてよかったと好感に思った。階段上に焦点を合わしたが、それから3〜4分は経過したのだろう。なかなか始らない。時間的には4時半の開始予定時間にちょうど辺り、司会者より「皆様、たいへんお待たせいたしました。本日は、カタコンベプレミア試写会にご来場頂きまして、有難うございます。改めまして、本日の映画パーソナリティを務めます、伊藤さとりです。どうぞ、よろしくお願い致します(会場より拍手)。有難うございます(大きく、お辞儀)。ちらっと、皆様、もしかして、もうお姿、見えましたか。もうすぐそこに、やって来ているんですけれども、10月6日です、カタコンベのレッドカーペット、これから開催したいと思います。ここでちょっと、映画のお話、皆様、よかったら聞いてくださいね。YOSHIKIさんが、今回は、メインテーマとして、すごいですよ、世界の、このカタコンベの上映の際にかかる曲、これを手掛けた訳なんです。そして、このカタコンベというものなんですけれども、パリですとかローマにある、地下の墓地のことを言うんですね。その地下の墓地で、繰り広げられる悪夢のような物語、一人の少女がお姉さんが留学しているパリにやってきます。そこでパーティに参加するんですが、どうやらカタコンベに迷い込んでしまうというお話なんです。さあ、本日は、なんと、このカタコンベのプロデューサー、監督、そしてこちらの楽曲提供している、皆様にとっては「SAW」シリーズのアマンダ役でも知られている女優さんと来場しますので、楽しみにしてください。そして、本日通訳をしてくださる松本ミカさんです。よろしくお願いします。
 さあ、それでは、さっそく、本日のゲストの皆様、こちらのフロアにご登場です。盛大な拍手でお迎えください。まずは、カタコンベプロデューサー、マーク・バーグさん、そしてカタコンベ監督、デヴィット・エリオットさんです、どうぞ!」。ここでカタコンベのメインテーマ音楽Blue Butterflyが一際大音量でかかる。2階階段の上から、(向かって)右にプロデューサー、左に監督が並列して、やや急ぎ足にレッドカーペットの階段を降りて来る。降り切った所で2〜3秒立ち止まり、軽く礼をして、ステージのフロアへ、プロデューサー・監督の順で登壇。プロデューサーは黒系スーツに開襟ワイシャツ、監督はサングラスに黒系スーツに濃いグレーのシャツ。ステージには、立ち位置の目印として、中央辺りを等間隔に4つの白テープで目印がなされていて、両外側の右がプロデューサー、左が監督。監督が行過ぎたので自分の位置に戻り直した。
「さあ、そして、お待たせいたしました。ご紹介しましょう。楽曲を提供しているショーニー・スミスさん、そしてバイオレットユーケーとして、メインテーマソング「ブルー・バタフライ」を作詞作曲されましたYOSHIKIさんです」。2階踊り場より、YOSHIKI左(向かって)、スミス右に並列して降りて来る。降り初めの頃、YOSHIKIは右手を顔横で開いて振り、会場のみんなに合図をする。ものすごい歓声と悲鳴と、後ろからの圧力で、鉄柵が前に30度ほど倒れ掛かる。手すり向こう側にはガードマンがあらかじめ、この事態を想定してかがみ腰で配置され、支えをしていたが、ガードマンに覆いかぶさるように前方に倒れ掛かる。我輩、必死で左手で引き戻し、体勢を持ちこたえながら右手でビデオを取り続けた。その状態は戻ることなく、そのままの状態でセレモニーは進んだ。階段を確認する為、うつむき加減のYOSHIKIは、左手をズボンポケットに入れ、右手は階段中ほどまで下ろしていたが、階段中ほどで髪をさっと払うしぐさ、続いて両手を後ろ組みのポーズに変り、その体勢からやや深めに腰をかがめて階段を確認、今度は左手で髪を払うしぐさ。やや歩調を緩めて階段を降りた模様。乗り出した人がかぶさって階段下の模様はビデオには映らなかった。登壇した所から姿をキャッチ、プロデューサーの内側横に位置に着くなり、ぐるっと左回りにこっち側へ一回転、回りながら右手で首筋を触り、正面を向くなりその右手を交差して左側の髪の毛を払うしぐさ、その右手を右顔横に戻して軽くVサインを突き出すように合図してくれた。顔はにこやかに笑ってる。すぐに右手はサングラスのツルに伸びたがまたすぐに降ろされた。黒のスーツに黒シャツ。横のプロデューサーと何か話したようであった。2階段踊り場にYOSHIKIの姿が登場してからVサインまで26秒、目が釘づけの瞬間の連続、堪能と至福の時間、約5m先のそこにYOSHIKIがいることが夢物語を見ているようであった
YOSHIKI達が、レッドカーペットの階段を降りて来る間は、テーマソングの歌詞入り部分の音楽が盛大に流れ、ステージ上でYOSHIKIが正面を向くまでは、司会者も沈黙していたが、4人が揃った所で、「はい、カタコンベレッドカーペット、お揃いになられましたので、ここでご紹介したいと思います。皆様から向かって右手が、カタコンベプロデューサー、マーク・バーグさん、そして監督のデヴィッド・エリオットさん、続いて女優の、カタコンベオリジナルサウンドトラックの音楽を提供されていますショウニー・スミスさん、そして皆様よくご存知の、バイオレットUKとしてメインテーマBlue Butterflyを作詞作曲されましたYOSHIKIさんです」。悲鳴と絶叫の中、YOSHIKIはにこっと笑って、右手を顔の位置まで上げ、指を開いた手のひらを振り向けて、来場者に合図。プロデューサー以下の紹介の間にも、暖かい視線をこちらに投げかけ、首に手を回したり、サングラスへ手を延ばしたり、体の中央でVサインを出してみたりと、いろんなポーズを間断なく振りまいてくれた。「それではここで、マスコミの方のフォト紹介分に移りたいと思いますので、皆様先ずはセンター、センターカメラをご覧下さい」。反応が無かったが、プロデューサーが通訳に促されて、ややYOSHIKI側に寄って正面を向くと、YOSHIKIや監督・女優もセンター方向に視線を移し、その範囲で視線を泳がせている様で、センターカメラに向き合うようでもなかった。YOSHIKIは、視線を正面の範囲である客席の方にも移動させながら、右手を首あたりに延ばしたり、微妙に動き続けている。「はい、センターカメラの方、いかがでしょうか。あと、お客様、危ないですから、あまり前に来ないように、気をつけてください。事故があると大変ですから、お気をつけ下さいね」。騒然としている状況に、司会者も危ない状況を手に取るように認識。この時点で、警備会社ないし関係者の鉄柵への応援がなされるべきだったが、追加の応援は無かった。YOSHIKIは開いた手のひらを揺らしてたり、微笑んでいる。「よろしいでしょうか。では続きまして、こちらレフトサイドでお願い致します」の司会者の声に、監督が左側(向かって右側)へ移動し始め、YOSHIKIの前を通り越した所で、YOSHIKIに声をかけられ、元の位置に戻って視線をレフトへ向ける。「スチールカメラの方々も、注意して下さいね」。ひっきりなしの騒然とした状況、YOSHIKIと叫ぶ絶叫・悲鳴に波打つ客席、怒涛が鉄柵を押し流し今にもカメラマンに襲いかかりそうな危ない状況、それでも警備や関係者は、支援の手を延べない。司会者も絶叫・悲鳴の間を探して司会を割り込ますタイミングに一苦労の状況。YOSHIKIは、横の女優と一言、何かじゃべっって正面を向き、開いた右手を小刻みに揺らして合図、キャーの悲鳴が一際舞い上がると、相好を崩して笑ってくれた。客の思いや声援をキャッチするタイミングやしぐさが生き生きと機敏に感応し、スーツのボタンのところに手を這わせたり、視線をくまなく揺らしたり、きびきびと声援の方向に対応している。「はい、よろしいでしょうか。続きましてライトサイド、あちらです」でYOSHIKIは右方向(向かって左)に体をよじり、やや澄まし顔で向き合い、背伸びのような軽い伸びをして、両手を後ろにソフトに組み、すぐに左手をポケットに入れて、少し唇を開く。そして右手をサングラスに持ってゆく。その手を離してVサインを出すというように、ポーズが一つ一つ流れてゆく。「よろしいでしょうか。じゃ、最後にもう一度、センターをご覧頂きます」の司会の声にも、4人の体はライトに向いたままであったが、通訳がプロデューサーに一言、プロデューサーが正面を向いた動きに習って、皆も正面を向く。そのタイミングでYOSHIKIはVサインを繰り出してくれるのである。「最後にテレビカメラ、あちらに目線、お願い致します」という声にも、客席にVサインを投げかけ、全然反応せずに(他のゲストも反応なし)、客席を見流すように視線を移して行く。私の耳元の声援もものすごいが、後ろの方の声援がさらに大きく、大きな山津波のようになだれ込んでくる。その山津波のあまりの巨大さに、プロデューサーがYOSHIKIの方へ、左手をお腹辺りで折って指さししている。「お客様、危ないですから、押さない様にお気をつけ下さい。よろしいですか、テレビカメラの方々」で、YOSHIKI急に腕組みのポーズ、をしかけて空振りのように、右手を首筋へ走らせる。そのまま手を首元に延ばしたままで左方向を向いて、大いに笑う。YOSHIKIと客席が生き生きと交歓しあっている。正面を向く瞬間、唇を開いた時に舌打ちをしたようで、また左方向へ向き、大いに笑ってる。「それじゃ、もう一度ライトカメラの方、ご覧下さい」でYOSHIKI左方向へ向き、やや右へ首をかしげ、右手を軽く上げてファンサービス、その手で髪を指で払い、左手はポケット、右手の流れは首筋を這い、さっと指を広げた手のひらで、も一度ファンサービス。「はい、それではこれをもちまして、レッドカーペット、終了になります。本日のゲストの皆様に、盛大な拍手をお願いします。どうぞ、こちらから」でゲスト4人は、右方向のステップからステージを降り始めた。YOSHIKIは降りたとたん、こちらの客席のほうに進んで、その際に渡そうと差し出される花束を受け取ろうと近づきかけたその瞬間、花束を受け取ってもらいたいファンの更なる前延びの圧力で鉄柵が支えきれずに決壊、最前が前倒しになった。YOSHIKIは花束一つを受け取ったようだったが、すぐに制止が入ってそれ以上は叶わず、笑顔で向きを返して退出へ進んだようだった。Xファンなら、このぐらいの前倒し、ライブの一環に戻ったようだったが、今日はライブじゃなく映画のプレミア、マスコミの方々に何かあってはせっかくの華やかなセレモニーが台無しになることを考えれば、警備の不手際は、司会の度重なる危険の注意やその状況を見れば明らかであった。YOSHIKIの突然の接近に、極限まで張れ膨らんだ観客の前のめりや感情のボルテージが破裂して、どっと雪崩を打って突進してしまった。やわな仕切り用鉄柵では、初めから決壊は予想できた。伊藤さんの警備会社なら、もっと適切に対処しただろう。X関係の警備は、実情を知り尽くした伊藤さんの会社に限る。興奮冷めやらぬ趣で、一瞬のハプニングに驚きもしたが、やはり花束を受け取りに近づいてくれるところがうれしい。長い待ち時間、それを待つ思いを花束に託して、それぞれに花束を買いに出向いて行った。そして戻っては自分の座る場所よりも花束を大事大事に介護し、その美しいままの原形で渡そうと周囲のファンは子を抱く親のように介抱していた。その思いを代表の一つではあったが受け取ってもらえたことは、全ての花束の思いが通じたように感じた。その心遣いがYOSHIKIとファンの深い交歓、思いが通じている証だろう。接近してファンの思いを交歓してくれたYOSHIKIに心から有難う。ケガ人が出ても不思議ではないハプニングに、司会も「危ないです。ケガはないですか」と心配声で気遣ってくれた。その状況は、YOSHIKIの控えに戻る耳元に聞こえたことだろう。たぶん、心配したことだろう。何事もなくすんでよかった。ガードマンや関係者が、ケガは無いですかと何人も尋ねまわっていたが、破れ散ったカタコンベのポスターのように、その前にやるべきことをしなかった無神経、破れた信頼は空虚な尋ねまわりに思えた。YOSHIKIが2階のレッドカーペットから登場して、大波の前倒しを揺らして下がっていった4分間、終止機嫌よくにこやかに視線を配ってくれ、いろんなポーズを若鮎がはねるが如くきびきびと提供してくれて、お言葉の機会は残念無かったが、現実に咲いた夢は、しっかり記憶にしまうことができた。非常によかった。
決壊の一瞬、たった今YOSHIKIが降りたステージ下の踏み台まで飛ばされた一人が、仰向けに転倒してゆくが見えた。鉄柵から3〜4m離れた所までいっきの決壊によって持っていかれたらしい。脚立をなおしているところを見るとカメラマンの人らしい。「大丈夫ですか」と不安トーンの司会者のマイク。YOSHIKIが接近した辺りはだいぶ混乱している。テーマソングのボリュームが上げられ、レッドカーペットの終了が演出されている。「はい、有難うございました。皆さん、危ないですから、大丈夫でしたか。ねぇ、特別にもらってくれたみたいなんですけれども、本当に危険ですから、ここでケガがあっては危ないですから、大丈夫ですか。マスコミの方々にもご迷惑をかけてしまいました。ごめんなさい。さぁ、皆さん、今回は特別にお写真も撮れたかと思うんですけれども、このあとが、本日、こちらのプレミア試写会にご参加される方、どれくらいいらっしゃいますか。(反応あり)あっ、じゃ、YOSHIKIさんたちにまた、声援を送って下さいね。プレゼントをお持ちのお客様に、もう一度、ご案内させていただきます。本日のプレゼントの受け渡しは、あちらのゲートを入ってすぐの所、ゲートを入ってすぐの所、そこで渡してください。スタッフが責任を持ってYOSHIKIさんにお渡ししたいと思います。まずはマスコミの方々の入場でございますので、お客様方は、今しばらく、その場でお待ちください。本日は、レッドカーペットということで、このようにですね、お客様にとってはサプライズでしたけれどね、YOSHIKIさんとか、出会いましたか。(反応あり)よかったです。実はですね、この映画カタコンベでは、なんとYOSHIKIさんがですね、楽曲を作っておりまして、それでそれがなんとメインテーマソングと言う事で、世界で流れることになっております。そういうことで本日は、監督、プロデューサー、そしてですね、「SAW」で皆様ご存知だと思います、「SAW」シリーズでアマンダという女性を演じた女優さんが、今回はアーティストとしてサウンドトラックで参加しています。このプレミア試写会、まもなく皆様の入場となりますので、今しばらく、そのままでお待ちください。今、マスコミの方々が入場されていますのでよろしくお願いします。あと、もう1点、お願いがあります。場内での写真撮影は、ごめんなさい、できなくなっております。ここでは特別サプライズということで、やることのOKをYOSHIKIさんが出してくださいました。OKということです・・・」。ステージ前の人もだいぶ掃けて、緊張がゆるんできた。そして司会者の話も、ここで一段落、間を取ってゆく風になる。しばらくして「今回、このカタコンベのサウンドトラックは、なんとYOSHIKIさんがセレクションしてる訳なんですね、YOSHIKIセレクトということで10月3日です。是非、チェックして頂きたいと思います。皆さん、お忘れ物無いよう、お身周り品お持ち頂いた状態で場内入場となります。危ないですから、走らないで下さいね。(間)はい、それではスタッフの指示にしたがって、これから入場いたします」。状況を見つつ、司会者は間を測って必要なことをマイクするだけになってきた。この時、遠くで「YOSHIKI!」とかけ声する声援が聞こえた。それがだんだん厚みを増し、大きな声援から悲鳴となって盛り上がった時、2階ベランダ風手すりの所から、YOSHIKIが顔を出し、微笑みながら顔横で開いた手を盛んに振ってくれた。一瞬止めて、小首を左にやや傾けて再び笑顔で振ってくれた。プレゼンの時のような大きな声援が再びこだました。すぐに視界から消えると、あちこちため息に変った。花束接近から、ちょうど5分後の出来事であった。
 そのあと場内へ入場となった。私の荷物が大きいのを見つけて、「場内、狭いですのでお預かりいたします」とアシスタントがわざわざお声がけしてくれる。番号札と引き換えた。4時44分ごろ入場。場内は300台のシート数らしいが、もっとあるように見えるぐらい広かった。大きなスクリーン(布のような幕ではなく、巨大なテレビ画面のようなスクリーン)の中央に、カタコンベCATACOMBSの文字が映し出されている。ステージ両側には、カタコンベのポスターが、脚をもって立て掛けられている。一足先に入った記者は、最前のシートにスタンバイ。当方はD-25・26で、前方に位置している。わずかに小さく、カタコンベのテーマソングが流れているが、ステージ下に、支柱つきで立てられている小型のスピーカーは、その音楽の音源ではなく、舞台挨拶用に準備されているらしかった。場内の緩やかな傾斜のシートの中央辺り、前後を分ける中央通路の後方すぐに、スギゾーが一般客のように座ろうとしていた。2階席には特別席もあるらしかったが、なぜかそこに座りかけた。一瞬、彼を確認しただけで視線はスクリーンの正面へ戻した。59分「まもなく開園します。場内での写真撮影等は禁止」という放送。5時3分、消灯、さっきの司会者、映画パーソナリティの伊藤さとりさんが登場。
司会者の話は、今回のプレミア試写会は舞台挨拶付きとなること。10/6公開、10/3にはサウンドトラック発売。お客様は、お写真は撮れないこと。立ち上がらないこと などを話して、4人の登場に盛大な拍手を と促した。スクリーン(向かって)左の奥、客席フロアから続いてる通路らしき所から、監督、YOSHIKI、女優、プロデューサーの順の登場、小さな階段を上って、ステージにさっきと同じ順で立った。司会者が一人一人に感想を求めると、マーク・バーグ「日本に来てファンの人を前にしたこと、本当に今日は来れて嬉しい。YOSHIKIには声援が大きいので驚いた」。デビッド・エリオット「日本に来たのは初めて。すごくすてきで、皆さんに会えて嬉しく思います」。そしてバイオレットUKのYOSHIKIさんと紹介されて、YOSHIKI『どうも』というと、客席から「お帰り」の声、すかさず『ただいま』と即答。『何言っていいか、わからないあなぁ』とテレ臭そうに、また『ただいま』。司会者「いかがでしょうか、映画の舞台挨拶・・・」『日本を離れていたので、とても嬉しいです。こんなに暖かく迎えられてうれしいです』。ショウニー・スミス「皆様こんにちは。このメンバーの一員として来れて嬉しい。皆さんに暖かく迎えられてうれしい、YOSHIKIさんの才能を、日本とアメリカで分かち合えてうれしいです」。司会者が「地下の墓地の映画をつくろうとしたきっかけ」をプロデューサーの尋ねると「場所はパリの地下の集団墓地。とにかくすごい怖いところなので、映画を見て楽しんでください」。司会者「YOSHIKさんと関わって、どんな印象」と尋ねると「LAにいる知り合いが、YOSHIKIとその音楽を僕に紹介してくれたんですが、この映画にぴったりで嬉しく思います」。監督にインタビューが向けられると「もともと、脚本家なので、初めての監督、主人公一人で難しかった。ただ同時に、おもしろいチャレンジだったので、注目してください」。次にYOSHIKIにインタビューが向けられ、司会者「カタコンベの印象」を尋ねると『怖かった』(司)「ホラー映画は」『ダメです。基本的に怖いのはダメです』(この辺で、YOSHIKIの話を通訳がプロデューサーに逐一訳していたが、YOSHIKIの怖いのはダメという話辺りで、俺は何のためにここにいるんだというジェッスチャーで両手を裏返しのあきれポーズ。YOSHIKIの方へ向いてアピールする姿に、YOSHIKIも苦笑いでコメントを続けたが、おもしろいユーモアであった)『とてもこの映画はファッショナブルで、クラブシーンとかあっておもしろい。ロックとダンスを融合して欲しいということで、やってみようと』。(司)「世界中で聞ける事は」『やっぱりうれしいです。もともと日本のテーマ曲として頼まれて、聞いてくれて、全体に入ることになって嬉しいです』。(司)「YOSHIKIさんが映画で、演技しているところ、見たい人」と客席に問いかけると、全員が挙手なり肯いて同意。すかさずプロデューサー「ネックスムービー」と掛け合い、次回作に出演となった。『けっこう恥ずかしがりやなので、その時になって、考えます』とYOSHIKIは応じた。(司)「どういう音楽を目指しましたか」『そうですね。最先端の音楽みたいな音楽を頼まれましたので、自分の考えている最先端とロックとダンスの融合を考えました』。次にショウニー・スミスさんにインタビューが移り、女優曰く「今回の映画スタッフは、他でも仲良くやっているメンバーで、いろんなアーティストが協力し合って、インスピレーションし合っている。自分も音楽やっていて、同時に音楽活動と同時にやっている。本当に音楽大好きなので、出産で休んでいたが、今回のことでやることが出来て嬉しい」。司会者が4人に「最後に一言」を求めて、プロデューサー「今回は主人公シャニン・ソサモンが、一人、置き去りにされた時の恐怖を見てもらいたい」。監督は「先ずは、怖がって欲しい。そして楽しんで欲しい。自分の親友であり友であるトム・コーカーが書いたんですが、地下墓地が実在するのが魅力。もちろん怖い映画で、暴力的なもの、人間的メッセージもあり、人間とは命があり、寿命があるということを考えて見て下さい」。女優「私達は怖いのは嫌いですが、皆さんは怖がってください」「ポーリス・ヒンクス(?、メモではそう読めるが・・??)の音楽を応援してください。また日本に来ます」。ここでプロデューサーが「女優が体の中に入っている歌手」と彼女をコメント、監督も「僕はロックスターであり、監督になって・・・」(の後はメモできず)。次にYOSHIKI『そうですね、今回この話を頂いて、音楽を気に入っていただいたこと、その前にこの人達と知り合いになれたこと、嬉しく思います。訳してください』と通訳の方に振る。『音楽を通して彼らと結びついたこと、嬉しく思っています。映画のことは、見る前で、あまり、言いたくない。マークから新しい映画の音楽の話も頂いて・・』でプロデューサーから「次に製作する映画があるんですけれど、その次回作はロックオペラ、ホラーオペラですが、サウンドトラックとテーマソングをYOSHIKIさんが手掛けられる。それはタイトルは“リポ”という映画。“SAW”の2・3・4(作)を手掛けた、イギリス歌手のサラブです(この辺、聞き違いかメモ間違いでしょう)。パリスヒルトンが出演で、YOSHIKIがプロデュースします。YOSHIKIさんが音楽を手掛け、プロデュースされます。(来年の)5〜6月にはお目にかけられる。とりあえず、カタコンベ楽しんでください。配給会社(デジタルサイト)に感謝します」。監督「私の方からも、配給会社、東宝さんに感謝します」。ここで、ステージ両脇に立てかけられていたカタコンベポスターのいずれかがステージ中央に準備され、サインをすることになった。監督、プロデューサーが呼ばれ、サインする。続いてショウニーさんとYOSHIKIが呼ばれサインするが、YOSHIKIがあまりの速さ、一瞬の一筆書きみたいにサインを終えたので、プロデューサーが「もうしたの??」と一瞬、あっけに取られている。YOSHIKIも、そうだ という反応でやり合っている。続いてカメラマンの写真撮影に移り、サインをしたポスターを中心に向かって左から監督・女優・ポスター・YOSHIKI・プロデューサー順に、ポスターを取り囲み撮影。左右のカメラマンへのポーズや目線の指示を司会者が指図し、最終、カメラマンの要求がないと見るや、客席から続けられておる小さくYOSHIKI!とかけ声する声と客席に、「歓声、上げてもらってよろしいです」と開放してくれた。場内は思いっきりのYOSHIKIコール。YOSHIKIは手を振りながら、ステージを降り、出て来た通路へ消えた。5時32分終了。そしてマスコミ陣が退場後、映画は95分間で、10/6公開ロードショーの案内が館内放送で告げられ、同時にステージ上のポスターなどが片付けられ、36分から映画は始った。(映画のあらすじぐらいのメモは取ったが、俺もYOSHIKIに習って、“映画のことは、見る前で、あまり言いたくない”精神を遵守しよう(笑))ただ、冗談が得てして、こういう悲劇につながる場合も有るという最後のどんでん返しのような展開、法律で言う心裡留保のような、冗談を本気で怒ってしまった展開、ここに監督の言う“人間的メッセージ”をいちばん感じた。映画本体は7時04分終了。キャストや関係者の一覧がスクリーンを上昇、最終7時08分終った。
 映画館から出て行くと、YOSHIKI達が立ったレッドカーペットセレモニーのステージでは、ファンの記念撮影が思い思いに行われている。自分達も一枚(念のため2枚)、記念に取った、というより取ってもらったが、ぶれていたようである。足元の4人が並んだステージの白テープには、それぞれ名前が書かれていたが、YOSHIKIの分だけテープがなくなっていた(残念)。2階に上がり、YOSHIKIが降りてきた曲線階段のレッドカーペットを、シーンを思い出しながら降りてみた。レッドカーペットは、セレモニーの状態でまだ敷かれている。2階の階段からべランダ手すり方向は、VIPの関係者の控え室等の施設になっていて、セレモニー前は扉が閉まっていて通行できなくなっていたらしいが、僕達が上がったときは開放されていたが、中に入るにはちょっと抵抗がある雰囲気がまだあった。で、入れなかったが、入ってもよかったのかなぁ。YOSHIKI達は、カメラマンが見ていた進行表の様な印刷物を垣間見た友人の報に寄れば、メリディアンというホテルでパーティに出席してるらしい。じゃ、行って見ようかとなって、3階のフロアから建物の通路が続いてるモノレール向こうのホテルに行ってみた。高級なホテルの様相。誰もいそうになく戻ることに。長い、カタコンベのプレミア試写会は、やっと終った。(完)





間違えた所もたくさん有ると思いますが、最後まで読んで頂いて有難うございますm(__)m