REPORT 21

2011.11.06 XJAPANアジアツアー 台北 Nangang Exhibition Hall   papaさん

 
 香港から台湾への移動は、少しゆとりが出てきたので気分も観光気分。5日朝ホテルで「pay」の食事を済ませ、11:05発に乗るため、ホテルを8時頃出発。ホテルスタッフ案内で、目的地空港へ のタクシーなので、安心して乗れた。空港の手続きも、ちょっと慣れたので余裕。空港内の設備は広々と配置されていて、開放感があった。まだ搭乗手続きに時間が早い分、手続きに余裕もあったが、すでに列が出来ていて、2時間以上前の手続きにしては、混んでいた。並んでいる間にどんどん増えてきた。大きなカバンなど預けてしまえば、あとは身軽な手荷物。しばしの自由時間を楽しんだ。台北桃園空港には、12:40に着いた。YOSHIKI達も、少し後の別の便で桃園空港に到着とのこと。但し、第二ターミナルの方に到着で、そちらに移動しないといけないといい含められていた。パスポート手続きをする為並んでいると、4列ぐらい向こうのレーンで那托さんが手続きをされている。相棒と那托さんは、レーンこそ違うが同時に入国手続きをしたことになった。手荷物を受け取り、ロビーに出てくると、Xの看板や服装をした人が、ロビーの出口に人垣を作っている。何の事か、よくわからない。相棒が聞くと、YOSHIKI一行がもうじきここに出てくるとのこと。第二ターミナルと違って、ここから出て来ると言う。相棒と友人は、その人垣に加わり、当方は少し後ろの椅子に座って荷物番となった。考えてみれば、手荷物を受け取って、中のその辺りで待っていれば、もっとじかにYOSHIKI一行に出会えることになる。第二ターミナルへの移動が念頭にあったの出てしまった。そう気付いたが、那托さんはすでにその情報をつかんでいて、中で待とうとしたらしいが、出ろとの警備員の指示で出されてしまったとのこと。なかなか思い通りには行かない。待合ながら、彼ら一行の到着便デスプレイの写真に撮ったり、その辺の様子をながめて待った。出口の所にカウンターがあって、到着する人に看板で告知する40歳ぐらいの御婦人がいる。到着便の人が出てくると、その人向けの要件を書いて出している。その息子らしい10歳ぐらいの子供(男)が、私の前の椅子で、床に膝を折り、漢字の書き取り練習をしている。お母さんの手が混んでくると 、さっと要領よく看板を取り外したりの手伝いをした。ジャンパーを着た坊主頭で、土曜日で休みなのか、慣れ切った表情に、こういう一家の仕事もあるんだなと思った。相棒も台湾ファンの方と話しが合って、若い10代の2人とアドレスなど交換していた。1時間ぐらい待っただろうか、にわかに騒がしくなり、まずPATAが先頭きって出て来た。すばやく通り過ぎていったように見えた。続いて一行が出て来た。YOSHIKIの頭には、白い猫耳のカチューシャがあり、それが進むのが目印で追ったが、写真も取ろうと椅子の上に載ったものの、シャッタータイミングが少しある分、ポイントがずれ、まともな写真は取れなかった。耳カチューシャは、ファンにもまれながら、また上々気分でもみくちゃにされながら、人の渦を巻き込んで通り過ぎていった。後を追う事もしなかったので、見えなくなってからはよくわからない。相棒は、目の前を通り過ぎる一行に、写真を撮るのを忘れてたという。ToshIは一行には入ってなかった。懸案の一件が過ぎて、あとは空港から出てる市内と空港との周回バスに乗って、ホテル近くの停留所で降りればよい。が、そのバスの乗り場が分からない。尋ねて、9番乗り場がその方向とのこと。バスに乗って、台北市内へ行く道すがら、風景や建設現場や混雑する道路など、ものめずらしく眺めていた。バス停に着いて降りた。地図と照らし合わせ、この辺だ、あっちだと言いながら、どうも地図に合致しない。「太平洋そごう」の前まで来て、逆へ戻り、台北科技大学が目印で戻ってみたりと、ホテルが見つからない。その間、哀れな日本人に2人の人が親切に道案内の声をかけてくれた。結局、その人達や道行く人に尋ねて、ホテルがあった。道を挟んで、台北科技大学がある。何が迷いの原因かといえば、降りるバス停が間違いで、その前の空港で乗るバスを間違った為。9番の巡回バス亭は合っていたが、何社ものバス会社が入っていて、それぞれのバス停が違っている。「長栄バス」に乗り込むべきところ、他社バスに乗ったのが原因だった。やっとあったホテルの立派な入り口を入ったら、それはホテルではなくお店の入り口で、ホテルはその横のやや見劣りのする入り口であった。小さな受付みたいな所にいるおじいさんに要件を言う。カウンターは向こう。小さなホテルで、すぐ分かった。そのおじいさんは、日本語が堪能。戦前、日本の大阪にいて銀行員だったとのこと。日本語が分かる人がいて安心した。部屋で休憩、しばらくして食事となり、おじいさんの紹介で、安くてうまい店を紹介してもらい食べに行った。食べた後は、相棒と友人は、台湾のキティランドにYOSHIKIが来場する為、歩いて会場に行ったが、私はおじいさんと話しをしたくてホテルに戻った。キティランドは、本通りを入った細い通りに面していて、YOSHIKIを待ち受ける人で大混雑、車も通れなくなっていたとのこと。猫カチューシャは同じく付いていたらしい。その店での様子は聞いてないので分からない。相棒達は気分よく帰ってきた。2度もマジかに目当ての人が見れて、ライブ前日も濃い一日になった。
タクシーがキティランド手前で止まり降りると、黒山の人だかり。
キティランド側の歩道はもちろん、向かい側の歩道も人で、一般の方が通り抜けようるのが困難の為、途中で引き返す方も。
歩道前の道路1車線がファンで溢れて、1車線以上は外に出ないようにと警備されていました。
ふと上を見ると、キティランドの屋根の上に人がひとりいる。何処から上がったのか?!
そこに、パトカーに先導されたYOSHIKIさんが登場。
叫び声が上がると同時に、スタンディング並みの押しが。
キティランドのショーウインドウの人並みの隙間から、YOSHIKIさんが見えました。
中のスタッフの方と記念撮影をしたり、サインをしたりされていました。
それを見ていて、気が付いた。
そうだ、YOSHIKIさんが入った所から出てくるだろう。
ショーウインドウから平行移動。
勘が当たり、目の前をYOSHIKIさんがゆっくりと通っていく♪
空港に続き幸せな時間を過ごしました。
台湾公演のチケットは、ホテルに届けておく との旅行社の話であったが、チェックインの時に尋ねると、ちゃんと届けてくれていた。「節目/EVENT  X JAPAN 2011世界巡回台北演唱会  場地/PLACE  台北南港展覧館  日期/DATE  2011  11  06  19:30   座位/SEAT A4区34 (排)ROW34  (号)NO 77  (票買PRICE 〔娯楽税内含〕)NT$4000-」と主要部分は書いてあり、わかりよい。1$は約3円なので、¥12000円のチケット代金。シート指定であれば、早く行って並ぶ必要はない。ゆっくりして、ホテルを3時半頃出発。ホテルの横には地下鉄の入り口があり、南港博覧館は乗る線の終点となっていて、間違いようもない。地下鉄は、ホームが広く、ホームドアの設置があり、車体は日本より少し幅広に感じた。4時15分、南港博覧館駅から地上へ。XのTシャツやコスの人が歩いている。100mぐらい行くと行列。行列の入ってゆくところが博覧館の入り口になっている。地下鉄の地上出口が、すぐ博覧館となっているようであった。列はグッズ販売の列で、相棒達は最後尾に並ぶ為、列を追って行き、私はその辺で休憩とした。写真も撮っておこうと、撮りながらグッズ列を後ろへ行くと、グッズ入り口から70〜80m後方で、直角に折れ曲がり博覧館沿いに後方へ200mぐらい延々と続いている。ものすごい列に、相棒も写真等撮る必要もあり、並ぶのを入れ替わろうかと列の最後尾まで追って探したが、いない。元に戻ると、この列を見て、購入はあきらめたとのこと。折れ曲がってから延々と並ぶ人を見ると、気も萎える。道路の縁石や花壇縁に腰掛ているとリハの音が聞こえてきた(4時30分)。5時8分、外は通り雨の模様、館内ロビーに入る。西正門の表示の入り口から中のロビーへ。入り口左側では10mぐらいのブースを作ってグッズが売られている。その反対側の、警備か受付室の前で雨宿り兼時間待ちとした。入り口から中は、広いホールとなっていて、その奥へ広い通路が左右に延びている。30分、右前方の通路向こう側のイベントホール扉の前で拡声器のアナウンスが始まった。「A級、B級、C級・・・」と聞こえ、入り口の案内と誘導らしい。この広いホールは、Xコスの溜まり場でもあり、気に入ったコスとの記念写真をお願いしている人がたくさんいる。数人の学ラン姿のいかつい集団の背には「超強行突破」の金刺繍があったが、その中の一人の背には「がんばろう東北 七転八起」の金刺繍。東日本大震災に多額の義捐金を届けてくれた台湾の人の気持ちが、こんな会場にも現れているかと思うと、ツッパリとはいえ、Xへの応援に東北を忘れないアピール、その人の発想に頭が下がった。
6:00、BCDEは向かって左方向へ手を出し、Aは右方向を示して、入場口の振り分けの拡声器は続いている。しかしホールの人は、記念撮影やファン交流の千載一隅のチャンスに動く気配がない。外は、再び通り雨、傘さす人も見られ、雨模様である。会場に入ってくる人は、傘をもって入ってくる人はいないが、外の路面は濡れて光っている。なぜ差した傘をもって入ってこないのかミステリー。6:25私達は、Area Kから入場とのことで、前方通路を右へ進んで、Kの扉前に移動。辺りは床に座って待ってる人がたくさんいる。6:50Kの前で待っていても仕方ないので、会場に入る事に(入れというアナウンスもないので待ってる訳で、案外と放任的な入場形式)。スタッフに尋ねると、3階となる所へ上がって、そこが入場口とのこと。博覧館とのことで通常の1階高低差より高く思え、エスカレーターは1階を上がるのが長いように感じた。3階がライブホールの平面床となっている。Xジャンプが地上ではなく、空中で勃発する事になるが、大丈夫かなと頭をよぎる。3階エスカレーターの降り口辺りで、チケット確認と半券引きちぎりのみで、カメラ・録音器等のチェックはなし。一面、パイプ椅子が敷き詰められた大きなライブ会場に入る(8000ぐらいのキャパと聞いたが正確な所は不明)。敷き詰められたパイプ椅子一体とホール側壁との間には、かなりの空間があり、椅子さえ敷き詰めればまだまだ入場可能な空間が残っている。スタンド部分はなく、全部がアリーナ平面となってる。アリーナ中央に、記者カメラ席や撮影カメラ用ブースがある。そこを通り越して、向こうの方に席はありそうだった。通路を仕切る柵もなく、一面椅子平面の中に自席への通路の検討をつけるのは、迷路でないはずなのに、迷路のように通路が椅子で隠れてよく分からない。自席へ着くと、記者カメラブースより、位置的には前方に当たっていたので、全体ではステージから1/3ぐらいの位置になっているようだった。博覧館のイベントホールだったのだろう、会場はステージのある一辺が約100m、両側が後方へ約200mの大きなホール。上空は白ペンキ塗布の鉄製円形パイプの構造で屋根がある。前方のステージは、アリーナ平面から2.5m高で通常のステージ、そこから2m高でYOSHIKIステージ。XモニュメントはYOSHIKIステージ10m上空に、その左右にL字型構造物、L字型下奥左右に小さいXモニュメント。ステージ最前の上空にステージ巾(20mぐらいか)のボックス構造の梁が1列配され、こうもり型照明が14〜15基、ぶら下がっている。その上空にぼボックス構造体で作られた10×20mの大きな四角形があり、モニュメントやこうもり照明梁の1列を吊り下げている。その大きな四角の枠が、上空の天井大屋根の鉄組みから吊り下げられている。ステージ後方には、その四角いボックス構造とは別に、ボックス梁が2段階に吊るされ、大スクリーンを吊っている。大スクリーンの後方には、大きな黒幕が、背後の博覧館の白い壁面を隠して、ステージ空間の仕切りを作り、さらにステージ端の左右へステージ高で25m延び、後方側へ直角に折れ曲がって30m、ステージを中心とした、あら隠しの全体を作っている。ステージ左右4〜5m離れた所にスクリーン(5m×5m)が空中に設置されているのは、各会場と同じ。ミラーボールは、大モニュの前方で回転している。7:18約7割の入り。期せずしてXウエーブが4〜5回巻き起こった。ステージ左端からスモークが立ち上がり、右(ステージ中央部へ)へ流れながら上昇してゆく。7:20ギターの試し弾きが鳴って、大歓声。斉藤さんのPATAギターの試し弾きであった。ステージには、5〜6人取り付いて、YOSHIKIのドラムやピアノ、他のギターの調音に働いている。7:25、8〜9割が埋まった。台湾はオンタイムの開演かもしれない。27分、一人の「We are ー」が叫び上げると、会場「Xー!」の呼応で4〜5回応じ、さらにあちこち(前方、後方、横方向・・)、全体が「We areー」「Xー!」コールの大きなうねりがこだまし、ペンライトのX交叉が多く上がった。一輪の青いバラを持った人が、入場前やこの会場内でも大事そうに胸に畳んで持ち歩いていたが、このXコールで点灯する青いバラと分かり、急に物欲しくなる相棒であったが、グッズ売り場にはこの商品はなかった(聞く所によると、ファンの方が作って、会場のどこかで配っていたとのこと)。
大Xモニュに青いライトが間隔を置いて点灯。会場の右前方、中央辺りの通路を、小さな自作無敵Xの旗(約1m四方で紙製に見えた)が、駆け下ってゆく。会場は、熱気を帯び、興奮状態に。6〜7回のXコールが終わると、次の順番でXコールが叫び上がり、Xコールの声紋があちこちに存在誇示の波紋を作る。終われば拍手でコールを誉めて連帯感に浸る。7:30開演時間が過ぎた。95%の入り。会場の遠いところのXコールの出所発生元を見ようという人が椅子に立ち上がり、その一帯が立ち上がり、何事かとさらに周りが立ち上がり、という現象。Xコールは止むことを知らず、次々とあちこちにのろしを上げる。Xコールが、向こうのXコールの歓声に呑み込まれ、歓声が歓声を駆逐して、だんだん全体が盛り上がって、収拾のつかない状態が出てきた。さらに大きなコールがかかると、立ち上がってそっちを見る。赤と白のX文字の旗が振られると(40分)、一際大きな歓声。アリーナ会場中央の取材カメラブースは、2段構成でやぐらが作られ、下段は上下の段差があり、上に20台下に10台の取材カメラの脚付きカメラ、それに一台のテレビカメラ。そこから20m高に2台のテレビカメラがステージ方向に四角いフードを向けている。会場、We areー(X!)コールは留まること知らず、横、後方、前方、あちこちで打ちあがっている。会場には低音の音楽がバークミュージックで鳴ってはいるが、We are
(X!)コールが、完全に凌駕している。45分会場は100%の入り。ステージ上には、音楽スタッフが、再び立ち回っていて、ピアノ周り、PATAギターを調音する動作が見えるが、会場にはその音は聞こえない。Xコールで聞こえないのではなく、もともと音出しがないようだ。クリスタルピアノの後ろで、ストロボ光が2回光るが、それだけであった。バックミュージックが少し大きくなって、We are ーコールにも比肩、大きくさえ聞こえる。大きなざわめきが、会場全体に充満、ざわめきエンジンようにXコールは作用している。クリスタルピアノの右側、少し離れた袖側に、シンセのような機材、INAの作業ブースに人が動いているのは、INAか。何重ものXコールが起こるが、大きな騒音がすでに敷き詰められてる状態で、バックミュージックがさらに大きくなり、ロックの叫びが嗚咽のように歌っている。ステージ右から上がるスモークは、多量に上がって、ステージの暗い空間に薄い白濁を作ったように見えるが、多くは上昇となって天井の白に紛れ込んだ。8:00オレンジベストを着たスタッフが、アリーナ最前に5m間隔で並んでいる。そろそろ開演の時刻という所。一人がミーアキャットのように立つと、周りが立つ。8:01消灯。怒涛の大歓声。Xのペンライトが、頭上平面一面にひしめき、始まりの会場ミュージックの低音が流れ始め、ステージ空間では、白い発光照明が、方向まちまちに光線を交叉して動き、合唱がだんだん大きくなると、爆発寸前の限界へ熟して、大歓声は登場の瞬間へ阿鼻叫喚(あびきょうかん)。
8時5分、ドラムにYOSHIKIが白ガウンで登場。ステージ脇の両スクリーンに、大写しのYOSHIKI。ステージ上の小さいYOSHIKIより、スクリーンの度アップYOSHIKIに目が行く。首の黒コルセットを触り、Xの両手ポーズへ、口がゆるい動きでパクついている。ナレーションの女性Xコールが始まると、ガウンを脱ぎ、ドラムへすとんと落下、両耳を押さえ、@『Jade』の強烈なリズムが始まった。両スクリーンには、ドラムプレイの近接映像が、躍動そのままに大写し、カメラワークがすばらしく、強烈なリズムの震源がまさにここで、この動きで、発信している生の躍動、すばらしい映像が展開する。PATA、スギ、heathの大写し映像も挟まる。ToshIのボーカルが始まり、大写しのスクリーンにはToshIの顔面が精悍な表情でアリーナへ挑みかかってくる。YOSHIKIの黒皮両足の上下動、少し前かがみ湾曲の背に走る筋肉と肩甲骨の隆動、顔の表情を含む頭部の振り乱す躍動、それらのアップ動画の映像が、曲の迫力をさらに作り上げている。ステージは、自分の位置からは視界不良となって、もっぱらスクリーンがステージに展開する一部始終の情報源。PATAが大写しに、大声援が起こる。間奏では、YOSHIKIがドラムに立ち上がり、スクリーンはToshIの黒手袋が両手開かれ、黒皮ジャケットの膜が広がる。スタンドマイクを立ち上げ掲げて、「ワンモアタイム!」と会場へ呼びかけた。YOSHIKIのドラムの激動が、真後ろ、前から大写しで流れ、迫力感が迫ってくる。終わってToshIの一声、「台湾!」と2回叫び、さらに5〜6回叫んで終わった。時を移さず8時15分、A『Rusty Nail』が始まった。白い花火がステージ両サイドで炸裂。白い噴煙を残して炸裂音が消えた。会場は大合唱が始まる。白(透明な)と黄のステージ照明が、曲の輝きを作る。曲間にToshI、「台湾ー!」と叫び入れ、大歓声。2番はYOSHIKIのドラム前に進み、YOSHIKI向かって歌い始めた。そしてステージを降り、一部を歌い、会場の合唱へマイクを掲げ、スギ、heathのセッションにToshIが重なり、間奏で再び「台湾ー!」。ステージ青照明、「(素顔のままで・・・)輝く夢だけ 残して 朝を迎える(・・・終わらせて)」は大合唱が歌って、曲間は大拍手。スギのギターの間奏、ToshIがペットを投げ入れる。スギとToshIが反り合わさり、合唱始まり、ToshIが右手を掲げて、大合唱を引き取ってゆく。最後を歌うと、ToshI叫び上げ、YOSHIKIのドラムが終わると、T「台湾ー!」で終わる。21分。 
会場暗転。ひとしきりの曲間にざわめき。22分、YOSHIKIのピアノが早い旋律を奏でると、ステージ黄色い照明。そしてB『Silent Jealousy』のイントロが弾かれてゆく。スクリーンにピアノの指先が、大映しでうつって終わる。すぐさまToshIのボーカルが入って「サイ ジェラシー・・・悲しみにー 乱れーてーー」と長く引き伸ばし、消え入りそうになると、会場大歓声。沈黙の後かすかに吹き返し、声量が復活して「戻れない・・・」、スクリーンには、ToshIの背から見る会場の風景の映像が流れ、ToshIが見ている会場の視界には、X交叉の各種ペンライトが固唾を呑んで息殺ろし、ほとんど動かずにたたずんでいる。「・・・中にーー」。YOSHIKIの3連シンバルが切って落とされ、会場の叫びに、スクリーンにはYOSHIKIのドラムの疾走、続いてPATAのギターが大映しで映ると、その音色が会場に意識されるように聞こえてきた。ToshIのボーカルが入って、右手折りの状態で一節を歌って首を払い、左手へマイク持ち直し、右手水平に出して「もうー絶えきれーない 孤独のーセーレナーゼ 虚ー像のうーミニ流しーて・・・」。そしてアカペラ部に入ると、会場大合唱でなぞってゆく。左手を背へ広げて歌い続ける次に、YOSHIKIの大映し、スギの大映し、再びYOSHIKIの前かがみ、真横の映像、スギのギター弦さばき、PATAが続き、YOSHIKIのドラム熱演激闘が映ると、もはや感動的な気持ちがこみ上げて見入ってしまう視線には、必死の様相で振り乱す後ろ髪が、首の反動に揺さぶられ、逆の動きで投げ出されてゆく。大合唱が始まり、しばし曲の流れを於いて再びの大合唱、ToshI右手マイクを高々掲げて、左手に持ち直し、YOSHIKIはドラムを叩叩(こうこう)とたたき、首左右振り乱して、最後大きく打って終わると、YOSHIKIが倒れこんで、ドラムの中に沈没、スクリーンにはドラムの抜け殻が映っている(30分)。すぐC『DRAIN』の伴奏が始まる。スクリーンには、手拍子を催促するToshIの映像。低音のど太い音量が流れ、ToshI「ギター!PATA ! ベース!ヒース!」と紹介。ドレインはToshI、PATA、heath3人の演奏で進んでゆく。低音の腹をえぐるような伴奏が続くとToshIのボーカルが波形の曲線を上下しながら波ゆれの動揺を繰り返す。歌詞の間には、マイクからすばやく口をはずす。ToshIの背後から会場へのカメラ映像。PATAのギター大映し、heathのベース手さばき大映し。ToshIのボーカルが「・・want you・・」に来ると、大きく手を広げて歌っている。PATAのギターがピックこすりで終わるとスクリーンは無情に消えた。
暗い会場に、音量のおさえた低音の響きが聞こえてくる。規則的な強弱を繰り返す、いわばモーターが低いうねり音を繰り返しているようである。ステージには、黄色い照明の筋が、下から上へ6本、等間隔扇状に立ち上がった。スクリーンには、スギのシルエットが映し出され、バイオリンの高音・きしみ音が鳴って、クリスタルバイオリンのいななきをさんざめかせ、次の旋律へ。そこで止めて会場に視線を投げる。間合いを計って流れ出したのが、台湾では国民的愛唱歌とでもいう曲(『新木了情』という曲らしいが、曲の流れは聞いた覚えがない)のさわり。歓声が上がり、進む旋律に合わせて大合唱が湧き上がった(37分)。終わると低音のバック音が響いている上に、バイオリンの旋律が乗って行く。スクリーンの映像は、全身の弾き姿にバイオリンの楽器の揺れが重なる、合わせ映像から、バイオリンの弦を走る指の運びが映り、バック音が音量を増してきしみ音が割り込み、弓を止めて天を仰げば、大歓声。姿勢を改め腰かがめて、ひらつく三角裾の衣装が尾びれの揺らぎに跳ね、スモークの気流あらあらしい中終わると、40分、YOSHIKIのピアノが赤ガウンの映像で始まった。鍵盤上指の感触をなじませ、盤上右へ走り出す助走で空中に右手が舞い上がると、D『紅』のイントロへ着地、その旋律が始まった(41分)。会場は、どよめきがもれたが、流れてゆくピアノにスギのバイオリンの紅のイントロが乗るや、聞き入る会場に戻り、バイオリンが紅の主旋律を奏でるとピアノは背後の伴奏和音、彩色音へ変わった。やがてピアノが乱れ、ひじテツが盤上への逆上弾となって一撃を加え、すぐさま攻撃的体勢から身を翻らせて、ドラムへの一瞬の渡りを演じると大歓声。ガウン脱ぎ払い、イヤホン取り付けとそのフィット、ドラム座りごこち、ステック先の届く距離合わせ、というYOSHIKI一連の戦闘動作に40秒ほど費やす間、立ち姿からドラムへ座るYOSHIKIの肌色を追って会場はX交叉の爆発待ち、息呑む一瞬が、時が止まった場面に思える。YOSHIKIの引っ叩く三連金属盤の微震が会場ホールに共振すると、大スクリーンの、白熱熱線が中心光源を飛び出して来る迫力に呑み込まれ、会場は動乱激動。銀テが打ちあがったはずだが、私にはその飛び出し音も揺らぎ落ちる銀テープも記憶にない(左スクリーンしか見てなかったからか)。YOSHIKIの戦闘が繰り広げられ、PATAとToshIのくっつきの映像、スギPATAのダブル演奏、ToshIがYOSHIKIの背後へ、ドラム疾走にToshIの首振り合わせ、「台湾!」と叫び「行くぞー!」と吠えて「紅ーに染ーまった こーの俺をー 慰めーるヤーツーは もうーいないー」と歌い、会場へバトンを渡した。「YOSHIKIー!」のコールで、ドラム走へ突っ走るYOSHIKI。ToshIのボーカル「・・・俺がー見えないのかーすぐそーばにいるのにー」「行くぞー!」「紅ーに染ーまったー」から会場へ振って、「もう二度とー」から会場の声へ「紅ーに染ーまったーこーの俺をー慰めーる」からマイクを離して会場へ挑ませ、「閉ざされたー」でお前たちへ歌わせ、「さーけび続けるー」と、細切れ会場と歌詞を分かち合って、会場との掛け合い、ここ台湾版「紅」を演出した。再び大爆音が走って、YOSHIKIのドラムの映像、そして終わって行った。終わって「台湾!ー」、共闘を称えて暗転。
スポット照明がついて、ToshI「ヘィ!台湾!Are you・・」と言って「ヒュー!ヒュー!」と囃子口調。「台湾!・・・Do you want you to hear YOSHIKI vioce?」と会場へ向けると、すでに登場したYOSHIKIはピアノへ尻上がって、鍵盤側へ足を投げ出し笑っている。YOSHIKIにマイクが手渡されるとピアノを離れ、話し始めた(51分)。「How are you,Taiwan?.Thank you so mauch. ・・・happy・・・. コリア、上海、香港、now We are タイペイ」と言って、「We areー、We areー・・・」を6回ほど叫んでピアノへ戻り少し音だしして、再びピアノへ飛び乗った。ToshI「台湾!台湾!・・」4回ほど雄たけびの間に、YOSHIKIはドラムへ移動、立ち上がる。スギのギターがスクリーンに少し映り、ToshIE『Born to be free』のかけ声が発せられると、歌詞の「ボン トゥー ビー フリー・・」が始まり、会場は底を突き上げる轟雷に跳ね上がるように波打ち始めた。床が立動の着地のタイミングで揺れる。床抜けの揺れにも匹敵する、ちょっと遅めのリズム感の揺れが会場全体でタイミングヒットしている感じだ。かつて外国のディスコ床が崩れ落ちるニュースの悪夢が心の隅にあり、おののく一抹の恐怖心へ「ドン トォ (ビー) ユレー」とToshIがさらに煽っているようにも聞こえる。間奏では、PATAスギ2人がステージ中央でダブルプレイ。YOSHIKIのドラムが強烈に入って「おぅ!おぅ!おぅ!・・・」の会場のかけ声。さらにToshIの「アィ!アィ!アィ!・・」のかけ声。ToshI、会場指差し歌う。低音重量的な重厚音量。ドラムが間隔的なリズムで打音を響かせて、スギのギターがいななく。YOSHIKIがピアノへ。ナレーションが入ってくる。ToshIのボーカルがYOSHIKIのピアノに合わせ、聞かせる発声でゆっくりかみしめて歌うと、ピアノはその間を和音の音色で埋めてゆく。そして撹乱的に弾くと、とびはね、ドラムへ移り、「ボン トゥ ビー フリー」の大音量、会場立て揺れ「オッ! オッ! オッ!・・」の一途単音の叫び声を上げてゆく。大スクリーンには、飛翔する鳥の羽根、白く輝く羽根だけがスローな動作で羽ばたいて無限の空へ自由なイメージをかもして飛んでいる。PATAスギのギター演奏、ToshIの「YOSHIKIー!」の紹介で、ドラムソロが始まった(9:00)。ステージは点滅の白澄照明。ひとしきりたたいてピアノへ早移り。「エリーゼのために」を20秒ほど弾いて、ドラムへ早代わり、ペットを頭からぶっかっけ、会場へ投げ入れ、1分のドラム激叩、ピアノへ駆け戻り、台湾の国民愛唱歌(「高山青」と言う曲らしい)を弾き始めたが、弾き始め少し詰まって指運びを一瞬途切れさせたが、そこはYOSHIKIの愛嬌と微笑みパーフォーマンス、楽譜を覗き見、会場へ顔を向けては笑い口をあけ、すばやく鍵盤手元へ目を落とし、再び会場へ笑い流しの何事も無しの笑顔をふりまいて弾き続けると、会場は親近感溢れる歌声で、ピアノに合わせて合唱。口を開けて苦笑いの表情で弾き続けるYOSHIKIに、会場手拍子もうち添えて歌って行った。終わると、むしろYOSHIKIのハプニングを、千載一隅この会場でしかめぐり合えない機会にめぐり会えた万に一つと、国民愛唱万人が知り尽くしている歌の間違いようの無い弾きつまりの両極端なマッチングが、奇妙な好印象を残した。YOSHIKIが二度、会場へ向けた弾き詰まりの表情の動きは、私は鮮明に覚えているが、きっと会場に来た人達にもひとり微笑んでしまう強烈な好印象を残しただろう。弘法も筆の誤りは、弘法だからこその格言、名手YOSHIKIの誤り(誤りとまでは言えないのかも)はYOSHIKI的にいえば台湾ファンの“X伝説”になるんじゃなかろうか。1分間のハプニング愛唱歌はいっそうの親近感をふくらませ、再びドラムへ。激しく激しく攻め込んで、息絶え絶えピアノへ飛び乗り、すぐ降りて、ピアノ演奏、青照明がステージを照らし始め、和音の調べが響くとF『I.V.』の和音弾きが始まった。
会場「in the rain ー、find the wayー」の合唱。ToshI「台湾!」と叫び、続いて中国語(台湾語)で叫び続けると大歓声、もろ手を上げて会場賛意を示してゆく。YOSHIKIは、階段にあって、ペットに口をつけ、1本を会場へ投じ、ステージを歩きながら、さらに1本を会場に投げ入れた。YOSHIKI「台湾!、スクリーム!スクリーム!We areー、We areー・・・」(「スクリーム」とメモにあるが、何の事か意味不明と思い、調べて見ると、scream−キャーと叫ぶ、悲鳴をあげる とある。要するに絶叫でWe areーを叫ぼう という意味だろう)と4〜5回叫んで、ステージ下アリーナへ降りた。マイク片手に「We areーWe areー・・・」と5〜6回、ステージ・客席間の通路で叫び、ステージへ上がって「We areー、We areー・・・」と10回ほど叫んでいくと、ToshIがYOSHIKIにペット水かけ、さらに水かけして追った。ToshI「イー、チー・・・」と台湾語で2回ほど叫んで、歌詞指導へ。「in the rain〜find the way〜・・・」と3〜4回繰り返して「台湾!」と叫喚(きょうかん)、幕を切って落とすと、YOSHIKIのドラムが震え出し、青照明のステージ、大スクリーンには噴煙湧き逆巻く映像、歌詞が始まる(9:12)。前かがみ前傾姿勢から上体を起こし、会場は「in the rain〜find the way〜」の大合唱の伴奏唱、ToshIの気風(きっぷう)いい歌詞が伴奏唱の上にかぶさってゆく。PATAのギターが怒音脅(おど)しかかり、次の局面へ突入。ToshIが押さえ気味歌詞から次第にボルテージをふかして、高音への上昇を登って行き、頂上を飛び越えるように最高音を跨ぎ降りると、合唱が入って、YOSHIKIのねじりドラミングの熱闘がスクリーンに映し出される。一瞬の静寂。息切れ吐息のフェイント、ToshIの回転ボーカルステップ。再び静かなボーカルが始まると、合唱が自然と湧き、大音量が展開すると合唱と合わさり、ToshIの高音が走って、左手マイク横向き突き出し終わる。YOSHIKIのドラムもスピードダウン、ToshI「We are ーWe areー・・」4回叫び、台湾語2回、「We areー We areー」を3回、少し置いて5回叫んで、16分G『X!』と叫びいれると、ステージ照明は乱舞の万華鏡。ToshIがペットを浴びせ振って、花火爆発の大スクリーン、ここは私も参入。2番へ、YOSHIKIのドラムが大映しの迫力で迫る。ToshIが会場へペット浴びせたおし、YOSHIKIの表情にこにことして、ToshIがYOSHIKIに集い、同調リズムで笑顔満面。PATAスギギター共演、ToshIのメンバー紹介「ベースheathー!、ギターPATAー!、ギタースギー!、ギターhideー!、ベースTaijiー!、ドラムYOSHIKIー!」、再びジャンプ!。ToshIがYOSHIKIに対峙、向かいあって歌う。「てめえらのこころ ぶっ壊してやるー!」ジャンプ!。ToshIの笑顔、そしてYOSHIKIのドラムが必死の様相で打ち止って行くとToshI「We are ー!We areー!・・」3回「You areー! You areー!・・・」5回。ToshIがドラムに近づきYOSHIKIと交代。YOSHIKIが会場へ「We are ・・・You are・・・」を10回ほど叫び、ステージから一段下(アリーナまで下がってない、中ほどで)で「台湾!台湾!You are ー!You are ー!・・・We are ー!We areー!・・・」20回ほど叫んでステージに転がり、ドラムステージへ登って、ドラを叫びながら4〜5回打ち鳴らし、前へ引き倒した。下のステージへ降りて「We areー! We areー!・・・」を7〜8回。ToshIがYOSHIKIに水ぶっかけ。ToshI最後ゆっくり「タイ・・ペイ・・」「・・・」(台湾語)「We are ーWe areー・・」と叫んでる間、YOSHIKIドラムへ。最後ToshIが「We are Xー!」と叫んでYOSHIKIのドラム連打。YOSHIKI「飛べ!飛べ!飛べ!飛べー!」と叫んで、再びジャンプ。ステージ中央にPATA・heath・スギ3人トリプルセッション。YOSHIKIのドラムが背伸び打ちになり、小刻み連打から打ち止る寸前、ToshIの叫び、YOSHIKIがドラムへなだれ落ちる。よろめき立ち上がってステージへ降り、スティックを投げ入れ、スギもスティック投げ入れ、9時30分興奮は終演となった。
 熱した心と躍動した体の火照りを冷ます間が1分間ほどあって、アンコールの掛け声が三拍子リズムで発生して来る。そのかけ声は、We areー(X)へと変わって行った。Xジャンプの床ゆれは、自らのジャンプ参戦で感じなかった。案ずるより産むが易しか。ステージはほの暗く、大きなX文字には、青照明に黄照明が灯り、鮮やかな輝きを作っている。スモークが左から右側へたなびいて、ゆっくり上昇、やがて透明に消えて行く。前方ステージ近くで、Xの白旗(手製)が振られ、コールが大きくなった。興奮の余韻は、あちこちでコールを打ち上げている。40分から「ハピーバース ディ」の歌声、YOSHIKIへの「ハピーバース ディ トゥーユー・・」の親愛を込めた歌声が湧きあがった(42分まで)。再びXコール、別の所では歓声。44分からウエーブが起こり始める。前から後ろへ、後ろではね返って前へ、前ではね返って後ろへ、で戻ってこない。Xコールが2重多重、どこが節か分からず、どよめきに変わってしまった。45分YOSHIKIが赤い着物前を手で閉じ、着流し姿で登場。すぐ後ろをToshIが追いかけ出て来て、裾をめくり出し、ちょっかいに着物脱ぎ捨てたその下は、ナース衣装。照れ笑いしながらピアノへ。ToshIが「へ、へ・・」と笑ってYOSHIKIの元へ行くと、ToshIに3回聴診器あてて、、胸の辺りにもあて、病名「Xだ!」と診察。YOSHIKIの話しが始まった。「・・・(自分を)ドラマー、コスプレーヤー、バンパイヤー・・(と紹介)、ノースアメリカ、ヨーロッパツアー、南米ツアー、コリア、上海、香港、台湾・・・10年前他界したhideのことも・・Taijiのロスト、hide Taijiと共に演奏・・ノットギブアップ・・」涙声となり「あす、バンコクへ・・We areー We areー・・」5回叫んで、マイクをToshIへ。白衣を脱ぎ、ピアノへ。ToshIと相談して、55分始まったのがH『Forever Love』。ゆっくりピアノにToshIの高音が乗ってゆく。会場への歌い求めを身振り、合唱となった。58分終わって歓声。ToshI「シェイシェイ」。すぐにI『Endless Rain』のピアノ伴奏、ステージは赤照明となり(モニュは照明なし)、歌詞が始って行く。ドラムの会場音響が入って大音量、大合唱も始ってゆく。薄いミラーボールが周り、スギのギター伴奏が入って、ToshIがYOSHIKIのピアノ椅子へ背合せに座って歌ってゆく。「エーン レス レイン・・」とリピートへ入ると合唱も一際大きくなり、ToshIが「ウォーー!」と気合を入れる。階段に座ってるPATA、heath 、スギの所へ座って、会場の歌声を聞き入り、YOSHIKIもうなだれてピアノへうつぶせ、途中から両手ひらを組み、合掌して、再び会場の合唱に合わせてピアノ伴奏へ入り、大きく小さく音量を変化させつつ、会場へ柔和な顔を向け、視線をめぐらし弾き続けてゆく。スクリーンには、会場がステージ見つめる様子の映像。最後ToshIの「Endless Rainー」の押さえが入って、ピアノ伴奏も終わった。「シェイシェイ」とToshI。
YOSHIKIが手のひらを組んで、ピアノで祈っている。会場暗くなり、スギのバイオリンが鳴ってゆく。20秒ほどでバイオリンが終わると暗い会場にJ『Are of life』のピアノ演奏が、音響設備から流れてきた(8分)。ステージ、大Xモニュのみ、オレンジ照明が灯されている。ピアノに合わせて、手拍子が曲のリズムにあわせてゆく。10分YOSHIKIが現れて、ピアノ前でしばしうつむき静止して、そしてピアノへ座った。高音の上下を音階を弾いて、和音的な音階を上がってゆく。やがて会場音響が止んで、YOSHIKIが弾くピアノ演奏のみに取って代った。大スクリーンには、赤いバラの中心がゆっくり回転。再び音響音が入って、和音伴奏と表裏に交代、音響音の旋律に合わさり、立ち弾き、力強く弾いて、バイオリンバックが流れ出すとひじ弾き倒れこんで、上体建て直し、体の動揺激しく弾いて、伸び上がり、曲が旋律的に変わると、その旋律に和音を重ねて行く。バイオリンが長く引きのばされ、ピアノのひじ弾きから崩れると、その体勢はドラムへ向かった(17分)。3連打から、大音響へ。ステージはオレンジ配色照明。ToshIのボーカルが入って、ドラムが全速力で獅子奮迅。ボーカルの声が絞り出されるように合わさって静の部分に入るが、heathベース、PATAスギギターの全速力は続いてゆく。ゆっくり目のボーカルが重量的な伴奏に乗り、変調へ移って重厚的に続いてゆく。大スクリーンには光線の走り出す映像。21分ボーカルが終わり、会場には『Tears』が音響として流れ出した。YOSHIKIはドラム下へ崩れ、首を振り、正座してうつむいている。首を振り、顔を上げ、再びうつむき伏した。スギが会場をデジカメで撮り出す。YOSHIKIの姿も撮影している。ToshIが一眼レフか、大きなカメラで撮り出した。ToshIがステージ最前で、ペットを会場へ。その動作が終わると、ToshI、YOSHIKIが細長い旗を、両端もって振る。メンバー5人にhide、Taijiのイラスト絵が描かれた旗。その旗を、ドラムステージへの階段に羽織って、5人がステージ最前で振りこの反動からジャンプ。ToshIがペット水を会場へかぶせて投げ入れ。YOSHIKIがhide人形を受け取り(会場から)、持ってドラムに上がり、太鼓に飾る。スギのペットの遠投。YOSHIKIがステージの一段下へ、Xの旗(手製の旗が会場内で走っていたそれ)を会場から受け取り振り、その後を引き取りスギが大きく振った。YOSHIKIがステージを歩いて、マイクを取ってWe are ーWe areー5回ほど叫んで、ステージ中央で、大きく腰を折り、会場へ礼を20〜30秒。手を振って左へ移り、祈る両手合わせで礼をして、泣く顔くしゃーで手を振り、袖に隠れた。10時30分。大スクリーンには、白抜きの大きなXロゴが映る。31分エバラのアコースティックバージョンの歌声が流れ出し、ステージありったけの照明が白く輝いて、白抜きXロゴを包み込んでいる。両サイドスクリーンは消えていて、ステージのみが輝いている。会場、帰る動きが大きくなる(34分)。40分エバラの伴奏も終わり、ステージのライトも消えた。会場、帰る人のざわめきと足音が急に聞こえ出した。台湾公演、大成功の裡に終了。会場から地下鉄へはラッシュアワーの人波。ところどころXコールが上がっている。地下鉄に乗車、車内でもXコールが上がっていた。ありがとう台湾の気持ちがにじんだ。  (完)



間違えた所も有ると思いますが、最後まで読んで頂きまして有難うございますm(__)m