REPORT 19

2011.10.28 XJAPANアジアツアー・ソウル Olympic Park Gymnastics Stadium   papaさん

 穏やかな晴天に恵まれたソウルは、風もなく寒くもなく、絶好の散歩日和であった。会場のオリンピック体育館があるオリンピック公園は、イベントや散歩を楽しむ人々が繰り出していた。地下鉄2号線から8号線へと乗り継いで、オリンピックパークに着いたのが3時ごろ。地下鉄では、すぐ横に乗ってきた4〜5人の高校生らしき集団、実はオリンピックパークへ向かう北海道の修学旅行生で、「まじ?」と言う発音を聞いた仲間が話しかけると、意気投合状態となり、異国での親密感がました上に、今日はここでXJAPANのライブがあると話すと驚いて、ホントですか と大いに興味を示してくれたのは嬉しかった。XJAPANを知ってるだけで好感が湧くのであった。体育館最寄の地下鉄駅は、「オリンピック公園」であったが、その最寄駅とは反対の公園入り口に近い地下鉄駅に降りたみたいだった。地図をひっくり返したりして現在地と体育館との位置関係を見ると、どうも反対側に体育館があるらしい。そこで、絶好の日和日の公園を散歩しながら、向こうへ行く事にした。すでに模擬店風のお店が、進む公園通り片側に連なって、大勢の人出に対応している。進むとイベントらしき進行をするマイクが聞こえたが、ハングル発音で意味はわからない中に、確かに「エックス」と言いう発音が聞こえる。簡易なステージに、パイプ椅子がたくさん客席を作っていたが、まばらな着席者が司会者の質問に、日本風で言うまるばつ(○×)で答えて壇上に進むようであったが、×がエックス、○がオーと話している事がわかって、敏感な言葉の感覚が落ち着いた。イチョウやケヤキ、もみじなど日本の公園樹木と同じ木々がたくさんあって、紅葉も進んでいて大変綺麗な公園である。11月中旬頃のやわらかい日差し、無風の中に色づいた葉っぱを静かにまとったたたずまいは、日本の公園風景と何ら変わらない。文字の看板や話し声が聞こえなければ、私の住まいの近くにある万博公園の散歩道と何一つ変わらない。水辺の風景を見ながら、「a Aptogato」と言うお店で休憩、「DeHOCOLATE COFFEE」を注文。大き目のコーヒーカップに茶・白のアイスクリームがフロート、チョコレート破片があしらってあった。大変美味しかった。ゆるやかな山なり下り坂の散歩道をゆっくり歩いて進むと向こうに二重の円筒を鉢巻きにした体育館が見えてきた。4時ごろの体育館近辺は、まだ人もほとんどおらず、3箇所ある体育館の入り口には、全面ガラス面にA4大のXと赤字印刷のチラシが一面に貼付され、入り口上部のひさし上には、2011XJAPANアジアツアーソウルのタイトル看板が掲げられている。最初に、本来の裏側の方向から近づいた体育館のその入り口は、無人の中に無造作にチラシが貼られたわびしい感じがしたが、ゆっくり体育館を左周りに進むと、さらにもう一つの入り口があり、そこを進むと大きな広場に面した体育館正面となる場所に出て、広場の中央には、大きな刀の歯がそれかえったモニュメント(約20m×15m)が置かれてあった。伊達正宗の冑の前立てついてる刃先のカーブとよく似ていた。刃先のモニュメントは、地下鉄中央公園駅から続く公園本通りの正面に置かれているようだった。その広場の体育館寄りに、3m角のテントが3つ。一つはグッズ売り場と他はXのフォトエキシビションと何(まだ何もなかった)かだった。そのテントから進んできた通路を挟んで向こう側(20〜30m先)の樹木帯のそばに同じテントが3つ。当日券用、チケット引き換え用、そしてプレス・関係者対応用のテントがあった。ようやくグッズのテントが人隠れする程の人がおり、早めにグッヅ購入してみたが、安いと言うか、日本の半額のような金額でTシャツを含む数点が買えた様だった。休憩をした後当方の入場券(B-749)の入り口がどこか確認に入ったが、各入り口(3箇所)には入場するアルファベットと100番単位のプラカードが立てられ、そこに1列に並ぶ形式で、グッズ売り場をさらに左回りに行った入り口がBの該当入り口であったが、0〜100、100〜200・・・500〜600までで、600以上のプラカードがない。入り口3箇所をもう1回めぐりをしながらそこにいる係員に尋ねると、向こう側と手を回すので、回ってゆくと結局元に戻ってしまった。元に戻って尋ねるうち女性係員が、B600の後ろへ並ぶように片言で言うのでそうしたが、一時は空売り懸念にさいなまれた。チケットもハングル文字で書かれているので自信がない分、疑心暗鬼が早い。
 リハは4時半頃から始まったようだった。ToshIの声がわずかに聞こえた。5時ごろにはエバラ、5時20分ごろは日没時刻であり、同時刻よりJadeのリハが28分ごろまで続いた。この時間帯、最初体育館に近づいた手前にあるトイレに行く為、並んでいる所から場所を移すにつれ音が勢いよく聞こえて来て、YOSHIKIのドラムの叩く姿がつぶさに想像できた。人は少しずつ増えてきた。5時半ごろからRusty Nail、リハは始まったり止まったりと続いていった。並ぶ中、若い韓国の人の言うには「死ぬまで1回見たかった」と。並んでいる列が、だんだん後ろへ後ずさりで引き下がる。だんだん人が詰め掛けてきて、光景は日本のXライブと変わらない。止んでいたリハが7時、ドラムで始まり出した。話をしたりで、リハの音に注意ばかり向けてなかったが、20分過ぎには止んだが、また30分始まる。6時半開場がすでに押すも、リハは続いているらしい。開場時刻がとうに過ぎてはいるが、誰も不満をもらさず、和気あいあいに韓国のファンは待ってくれているようだった。だんだん夕闇が濃くなり、寒くもなり(一肌寒さの感じでたいしたことはない)のところ、7時半またドラムが鳴り始めた。37分リハの音が止んだ。40分から、やっと、入場開始で、列がB 0〜100から動き始めた。拡声器の音もなく、静かな入場。8時過ぎ私の列(B600〜)が動く。開場入り口前で2回、チケット確認を懐中電灯で行なうスタッフ。入り口半券を破ってくれ、8時8分会場内、アリーナBブロックに入れた。後ろの方だったが、ステージ前のブロッアリーナBブロックが入場を終えると横のCブロックにすぐ人がなだれ込んできた。入る人毎に、スマホを取り出しステージや辺りを撮影。撮影への禁止などの放送やプラカード類の表示もない。ステージは、目測20m巾か、高さもそのぐらい。白銀パイプで組み立てた四角柱(約50cm角)の柱で、ステージ両脇を約3m間隔で後方へ4本の高い角柱が立ち上がり、左右の角柱の頂点を結ぶように天井部に同じ素材が橋渡しされ、大きな四角いステージが枠組みされている。その囲った空間の上部に、同じ材料の四角柱のX文字の交叉(10m大の交差か)が作られ、その左右にL字型の角柱、一段下がってL字型の下に、小型のXの交差(6m大か)が2つ吊り下げらレている。ステージ後方には大きなスクリーン(10m四方か)。ステージ中央には、2m高のYOSHIKIステージ、ドラムセットが中央、向かって右にクリスタルピアノ。ステージ枠を外に出た左右ステージ壁には、パイプ(柱ではない)だけで作られた平面に、縦5m横6mぐらいのスクリーンが空中に設置されている。ステージをかたどる四角柱や]交叉のモニュメントには照明ライトがこうもり状に取り付いている。X交差の前方の高いところにミラーボールがすでに回転をしていて、ホールの照明を反射してきらめいている。8時28分、ステージ両サイドのスクリーンに「No  CAMERA     No  RECORDING  DEVICES」の文字が始めて出たが、アリーナではお構いなしの撮影風景。続いてそのスクリーンには注意的な英文が映って消え、さらに男性のハングルアナウンスが2〜3分あった。30分、ステージに3人のスタッフが出て来てドラムのねじの締め具合、ピアノ・マイクの調整、ギターの試し弾きで音が出ると、会場から期待の歓声が立ち上がった。しばらくして再びギターの(PATA)試し弾きが音を発するとやはり歓声がこだました。新しいスタッフがステージに現れ、準備が進行。YOSHIKIのドラム右側太鼓の張り皮にライトが当てられ、XJAPANの文字が浮かぶ。35分、スモークがにわかにステージから立ち上がり、流れて会場に薄いモヤがかかりはじめた。後方のスタンドでは、「X !  X ! ・・・・」 のかけ声が起こり始め、それに合わせて「We are 」の挿入、そして会場あちこち点在のXが、会場全体の「We are 」「X ! 」のかけ声へ大同団結、いろいろなペンライトのX交叉がアリーナスタンドで掲げられ、かけ声・ライトの相乗効果で会場の雰囲気が熱気を帯び、ボルテージを上昇させてゆく。38分、会場内のスピーカーから、低いドラム音とギターのきしみ音が低ボリュームで流れ始める。スモークがステージからさらに立ち上がり、Xのかけ声が響き渡り、ペンライトがそこかしこに揺れ、スピーカーからドラムがランダムなリズムを強くし始めて、動的な視覚に見える映像と聴覚に押し寄せる音の波頭が期待値を押し上げる。心地よいスピーカのドラムの伴奏が、会場の期待の声援やかけ声・ペン揺れを時に鎮めたりするように、静の部分が訪れたりもしたが、スピーカーのドラムの音が大きくなると、波状的に再び会場全体のかけ声など大きくこだました(42分)。43分、スタッフがペットボトルをアンプの上に置いてゆく。ドラムに混じって、スピーカーからは別種のギター音色が流れる。かけ声・ペンライトが止んで、静の雰囲気が訪れる。静に耐えかねたように44分、Xの大歓声が立ち上がり、ペンライトの交叉や揺れが一斉に運動を始める。スピーカのドラム音が連続的となり、45分、急に止んだ。20秒程して、再びドラムとギターの音量を抑えた伴奏が始まり、ボーカルの音も入り始めた(ToshIではない、女性のような)。47分、斉藤さん(PATAのギタースタッフ)とスタッフがステージ中央に出てきて、何かを確認、両手でOKを意味する丸を頭上に作り、ステージ袖に引っ込んだ。ステージでは、スタッフの動きがなくなり、斉藤さんもステージ左袖前方に現れて、スピーカーの影にスタンバイ、少し前に出て会場を眺めている(49分)。再び後方でXのかけ声の小集団が興り始めたが伝播力はない。スピーカーからは、音調とリズムの変わった楽曲がボーカル入りで流れはじめた(52分)。場内は、再びかけ声・ペンライトのない、話し声の混じる雑多なざわめきが充満。リラックスタイムと盛り上がりが波状交互に時間を食んで行くのである。55分、ステージPATA位置後方のカメラマンがカメラ操作に動いて、撮影を始めた様でもある。57分、消灯が突然に起こり、大歓声とYOSHIKIのかけ声。アリーナBブロックの人が前に詰め寄って、私の前が大きく開いた。スピーカーから流れる重厚な合唱の声が高まると、ステージ上にはスポットライトの光線が、ランダムな方向へ、スモークの中に突き刺さり、後方スクリーンには、白抜きのXの大文字が輝き映し出される。ステージ上のX文字のモニュメントが青く彩られ、大合唱の音楽がボリュームを上げると、ドラムの椅子にはYOSHIKIが、白絹のガウンを羽織って立ち上がった。クで、ステージは見える。
両手を下に、やや左向き(向かって)の立ち姿、韓国ファンの視線を浴びながら、声援の機を見て両手を挙げ、Xの交叉を作った。何秒かのXポーズを会場と共有して、両手は下がりパンツ腰バンドに手先を当て静止、右手が動いて耳にやり、続いて両手が合掌ポーズをすると、XJAPANの連呼が呼応して沸きあがった。2〜3分のポーズソロが終わって9時02分、@『Jade』のドラム連打音の響きが、イエロー照明の中、強烈なリズム感を躍動させながら始まった。導入部のドラムの調子が変わると、ToshIの一声が入り、Jadeの波が会場を上下の波へと変えてゆく。ペンライトが縦波と前出しの動きをする中、ToshIのボーカルが入った。声量は大きく高音はよく出ている。後ろのスクリーンには、人間の体型をした蝶のいろんなパターンが早送り的に脱皮を繰り返してゆく。PATAのギターがJadeイントロリズムの間奏を奏でてる間、YOSHIKIはペットの水を飲み、会場へ投げ入れると、大歓声がペットの軌跡を追ったが、私より前の領域へ落下した。間奏のドラムの所では、4本の火炎がYOSHIKIステージ後方から立ち上る。ソロボーカル的にToshIの歌が入ると、YOSHIKIはドラムに立ち上がり、すぐにドラムプレイが始まると早業の如く、ドラムの殻を内から突き破る。最後、ドラムが打ちやめるとボーカルも止んだが、会場が歌を歌い継ぐように残唱を作り、余韻を引いて09分終わる。ToshIの叫びの一声が入り、かけ声がかかったが、ハングルか良く聞き取れない。「コリアー」の部分だけがわかった。会場かけ声が一斉に始まる。10分、A『Rusty Nail』のイントロが場内熱気の逃げないうちに始まった。ステージ両サイドから、はたび(爆音のみの花火)が発射され、空中に爆煙の白い雲がかき乱されるようにもがき散って、ダイナミックな本演奏に突入。会場は立ち揺れの地響きの振動を起こし、両手エールの前振り出しに頭上は腕の草原がなびいては戻るを繰り返す。ボーカルが入って、歌が届き始めると、会場合唱の渦となった。聞き入るのではなく、ボーカルを筆頭に自分達も生演奏でここで共演する歌唱の渦が、大合唱になっていった。日本ではここまで大合唱は生じないが、場内一体のRusty Nail。待ち焦がれたXライブのその現況の場にいる喜びが爆発している感じである。青い配色のステージ、ライトが霧の中を動き、点滅のステージ、客の反応は満潮最高潮。ToshI、PATAが肩組をするパーフォーマンス。歌が終わるとToshI、客席へこぶし突き出し合図。ソウル公演の、成功の感触を握りつかんだ瞬間だったのかもしれない。ToshI、ペットに口付け、客席へ投げ込む。9時16分ステージは暗闇になる。白系照明に変わり、YOSHIKIのピアノが流れ始め、そしてB『Silent Jealousy』のイントロへつながった。YOSHIKIのピアノ導入部が終わって、ToshIの歌詞一部の高唱が始まると、会場も同時に合唱の口ずさみ、「Silent Jealousy  Don't you leave me alone  悲しみに乱れて  戻れない愛を飾る 繰り返す孤独の中に」の歌詞部分が、時に客が勇み足、時にToshIが合唱に引きずられて前倒しのやり取り駆け引きみたいに終わると、大音量の伴奏が入った。会場は全員立ち踊りの様相。ステージ後方スクリーンには黒い液体の表面バルーンのはじけ消える画面。客の合唱が、怒涛の曲調に、上乗せ走って行く。全体が乗りまくって、瀑布の中に落ち込んで行く。ToshIの高音が、激闘の楽曲の中に、一閃の煌めきのように光続けるさまは、はやぶさの大気突入の崩れ落ちる光の中を、光の軌跡をゆるがさないカプセルの輝きにも似て、磨耗のない声質には、神がかりの怖れさえある。歌唱が終わると「オー」と感嘆のどよめきが上がった。間奏もフルスピードで突っ込んでゆく。YOSHIKIの振り乱す髪がたたく激しいドラムは、感動的な躍動であり、ToshIの切れ味鋭い音質の声がかぶさって、すばらしいサイレントジェラシーとなった。23分、スピード打ち止めのドラムが走って、終わる。大歓声。YOSHIKIが下がってゆく。ステージには、ToshI、heath、PATA が残って、C『DRAIN』の伴奏が入ってくる。
ToshIが「ドレイン!」と叫ぶと、ドレインの伴奏が大きくなって、ボーカルがその上に乗った。低音のボリューム感ある音が、しゃくり出される独特な伴奏、ちょっと変わったフエントを食ったような曲調に観衆の曲に乗る動作は一変した。縦揺れ、手振りがなくなり、体を泳がす程度である。ToshIはステージ中央で前かがみの姿勢で歌い、その後ろにheathのベース、PATAは左端でギター。28分終わる。ステージ暗くなり、繰り返しの音がなる中、スギが現れる。YOSHIKIステージへ登って、バイオリンを構え、つる(バイオリンの弾き棒)を上げ、音を出してはポーズを決めると大歓声。少し弾いてはポーズを決め、客の声援を呼び込んでいる。クリスタルピアノを背に、白衣装(裾がギザギザ切り込み)で白い霧の中、スポットライトが照射されて白く輝いている。ゆっくりバイオリンが流れてゆく。低い繰り返し音が同じ流れで続いている。音の切れ間につるを回して、次の音を出す。バイオリンに集中してる姿勢から伸び上がって、音色が引き伸ばされたり、高音に震えるように弾いて、ポーズを決めた時、YOSHIKIが赤ガウンで登壇してくる(35分)。YOSHIKI、ピアノの指ならし的な連符を奏で、一通りのウォーミングを終えると、D『紅』のイントロへ2人して入っていった。YOSHIKIのピアノの弾く右手が空中へ跳ね上げると、立ち上がりドラムへ急ぎ移動、38分、大音量の炸裂と共に銀テープがドーム上空に打ち上がり、ヒラヒラ背腹をひるがえし舞い降りるアリーナは、すでに躍動の大揺れを来たしている。ステージ後方スクリーンには、中心光源が激しく白色発光、光線を放出する映像。PATA、heath、スギがステージ中央に集まってセッション。間奏に入るとToshIがYOSHIKIの躍動ドラムの後ろに進み、寄りかかって、一部歌い、客席へマイクを突き上げる。再びの間奏、「YOSHIKI-!」と叫び、「紅に染まったこの俺を」までを自分が歌って客席へマイクを向けると、後を客席が引き取り歌い継ぐ。そのパターンを繰り返し、「紅に染まった・・・」と無伴奏のボーカルで、切っ先を切って最後の締めを客席に促すと、その続きを同じに引き継いだ。再び大音響の伴奏、ToshIがマイクを掲げて、ステージ右から左へ、客が歌詞を歌い、最後ToshIが締めて、フルスピード「紅」が大歓声とX交叉の中、終わる(44分)。ステージ暗くなり、ToshI一人残り「ソウル!・・・(ハングルか、よく聞き取れない)」と叫ぶ。「Are you?」と叫ぶと大観衆が答えてゆく。ハングル語でToshIがYOSHIKIを呼び、チマチョゴリ姿のYOSHIKIが、テレ笑いで出て来る。45分からYOSHIKIの韓国語挨拶、そして「We are」と叫んで、「X」と客が繰り返すこと数度。最後「I love you.Thank you Seoul」。その後英語で挨拶。「・・・long  long・・・」だけが聞き取れたに過ぎなかったが、スポーツ紙によれば、この瞬間を長い長い間待っていたこと、hide Taijiも一緒であること、が話されていた。46分ピアノに入る。ここで、チマチョゴリは、早着替えの要領で脱がれた。天井吊りXモニュメントが白く輝く。E『Born to be free』とToshIが叫んで、ペットを投げ入れる。誰もが立ち飛び、床が揺れる。後ろスクリーンには爆発的な模様の繰り返えし。ToshI、ペットを2回投げ入れる。YOSHIKIが少しよろめき、ピアノへ移動。そしてToshIのボントゥビーのゆっくり歌詞に、ピアノの伴奏、ピアノが音階を流すと、ドラムへ移動、爆音に変わって、会場全員立ち飛び、歌が終わってToshI客席へ指差し静止、曲が終わる。YOSHIKIのドラムが続いて、そしてドラムソロへ入ってゆく(54分)。白い照明が点滅して、ドラムを白銀に反射させる中、ソロ終わる(55分)。ピアノへ移り20〜30秒。思いっきり弾いて再びドラムへ。再び勢いよくドラムに挑んで、1分ほどでピアノへ。そして韓国の歌、「アリラン」を弾き始めると会場、合唱。57分、再びドラムへ飛び移り、激しくドラムをしばたいて、ピアノへ移り、ピアノの上に飛び乗り腰掛け。ペットを口に含んで、ピアノへ着座、曲を弾き始める(58分)。F『I.V.』のイントロが始まった。ToshI「ソウル!コリア!」と叫び、3〜4回続いて何かを叫んだ。YOSHIKIはドラム下の階段に腰掛、ペットに口を付けうるおす。イン・ザ・レイン、ファイン・ダ・ウェエーとToshIが歌詞指導する間に、YOSHIKIは左ステージへ走って、そして右ステージへ走って、「We are ・・(X)  We are (X)・・hide・・We are (X)・・・・・・・・」と10回ぐらいは繰り返して、会場の中へ入って行った。スタンド下を周回して(10時1分〜3分)、左からステージへ戻り、hideとか叫んで、ドラム横へ行くと、スタッフがイヤホンを取り付け、続いている歌詞指導の中、ドラム椅子に立ち上がり、ペットを2度頭からかぶって客席に投げ入れる。座ってシンバル振動を響かすと大音響の曲へ入って行った(04分)。ステージ後ろは何も映していない。PATAのどすの効いた間奏が入る。スクリーンにはここから大雲が湧き横流れする映像が赤白の彩色を帯びて映る。ステージ照明は、曲調の変化に応じて、点滅変色など効果的に変わって行く。ToshIのボーカルのみが入る間、YOSHIKIはドラムから横向き、うずくまったが、再び曲に入ると激しくドラムを叩きはじまた。最後、ToshIの「We are・・・We are・・・」にドラムが調子を打ってゆく。間髪を入れずG『X!』のToshIの叫びで、Xが始まる。
白い照明の点滅、6本の水蒸気柱が上がって歌詞が始まる。Xジャンプめがけて事は進んでゆく感じ。ペットを投げ込み、2番へ。会場はペンライトが激しく振り出され、大揺れ。Xジャンプ!。全員が一丸となって、飛び上がった。ステージのメンバーから見れば、ソウルも運命共同体の輪に入ったという事だろう。ToshIがYOSHIKIのドラムステージへ。ペットをYOSHIKIのぶっかけ、同じリズムで躍動する。メンバー紹介に入り、hide Taijiも紹介し、再度のXジャンプ。歌詞が終わると、ToshIスタンドへ指差し。YOSHIKIのドラムが打ち止まると、客席のX交叉のポーズが続く中、ToshIのWe are(X),We are(X), You are(X),You are(X)のコールに客席(X)と呼応してゆく。YOSHIKIが階段に座り、ToshIの終わるのを待って、We are(X)We are(X)・・・と雄たけびを上げると、ToshIがドラムの拍子を打った。続いてYOSHIKはどらを前倒しに引き倒して、We are(X) We are(X)・・・の連呼を続け、ToshIが相づちドラム。YOSHIKIドラムへ立ち上がって絶叫、ToshIが後を絶叫。YOSHIKIのドラムが間隔を広げて打ち止まると、「思いっきり行くぞー!」とToshI。再びXジャンプが繰り返され、後方スクリーンには6本の噴煙が上がって、ドラムがトーンを下げ、打ち止まってゆく。ToshIの叫び、X交叉の腕林の中、21分終わる。スギのペットが大きな弧を描いてはるか後方へ投げ入れられると、にわかに感嘆のどよめき。YOSHIKIも投げ入れするが前方落下。スギ2回目も後方へ。23分それぞれ幕間に隠れ、暗転。
 暗闇の中、青いXの照明が渋く輝き、アンコー、アンコー(アンコールの事)のかけ声と叫び、さらに間をおいて、X! X!・・・のかけ声。1分ぐらいして止み、再びX!X!・・・が起こると、黄色い照明が呼応して、返事をするかのように点滅。青いXの光の中へダークイエローが配色良くマッチ、かけ声が終わると光のままに静止した。ペンライトの交叉が振られたり止まったり、変化のないステージへ「YOSHIKIさーん」とかX!とかの叫び声がランダムに上がると照明の黄色が反応して点滅、それを機にかけ声が一斉にこだまする現象へ。両サイドサブスクリーンには、客席の様子が映し出されて行く。かけ声が止まると黄色照明は青の中に静止した。29分、会場からEndless Rain の歌声が発生して、やや大きくなり歌い続くと、サイドスクリーンには、会場の顔粒の敷き詰められた様子が映し出されて行った。時折アップ画面となり、おどけた人がさらに顔を激しく横振すると大歓声。hide人形が映ると、hide!hide !の大合唱。hide人形、Xの旗、サングラスhide、X寄せ書き旗、Xうちわ、刀ペンライトのX交叉、看護婦・・・スクリーンが会場の和みを映す。キティちゃん、heath名前ボード、YOSHIKI名前ボード、そしてスタンドではウエーブが起こり始めた(35分)。上海の旗、hide人形もったスケ黒ブラ女性、星型ペンライト3人組、間延びの会場にX!のかけ声が上がると、スクリーンが引き戻しに揺られて遊び心。38分メンバー登場。YOSHIKI、チマチョゴリのコリア衣装(ン?、さてすでにどこかでチマチョゴリ、書いたが、やっぱしあれは間違い。メモないし、メモに書き忘れたと思い、YOSHIKI登場のここだったかと思い、書いたが、あれは嘘(笑)。間違いなくここだったのだ!。修正は香港台湾から帰ってからだな。あと出発まで5時間もない!。レポ早く仕上げないと)で登場。上が白、下がピンクのスカートで、はにかみ階段上がり、X交叉に腕を上げる。ToshIの韓国語の叫びに会場喜ぶ。YOSHIKIにマイク、hideの話を英語で話して、声を詰まらせると会場も反応して静まる。YOSHIKI、しばらく(20〜30秒)声がでない。何か必死の訴えの挨拶。最後韓国語で締めて「We are ,We are」の叫びをあげて、場を払拭した。ToshIが再び韓国語の挨拶。白系ガウンに着替えたYOSHIKIのピアノがH『Endless Rain』を弾きはじめる(43分)。ToshIのボーカルに合わせて会場も大合唱。ToshIがYOSHIKIの後ろで歌う。ステージ、青のモニュメントから直下へ、黄色の太い照明が格子状に静止して照らす。歌詞の前半が終わると、天井のミラーボールにライトが当たり、薄い光の舞が粉雪の舞うように、天井に回転し出したが、影が薄く、満天の星空とはいかない。天井見ればわずかに粉雪が舞ってるという具合。ピアノ演奏に会場の合唱が入ると、ステージ照明は黄色4点光源ライトの照明がつく。ピアノが止み、会場の合唱がしばらく流れていたが、短時間(1分半ぐらい)でYOSHIKIのピアノが入って、ToshIのボーカルも入ったが、またピアノと合唱だけの部分となり、最後YOSHIKIのピアノが強く弾かれて、ToshI、エンドレスレイーンと歌って終わる。ピアノが止むと、ピアノに伏せこんでしまうYOSHIKI。メンバーが退場してしまうと、スギのバイオリンが、低音の音楽が響く中に、静かに流れ出し、さらに52分K『Art of life』のピアノ伴奏が流れ出してきた(会場の、スピーカーからの音声)。ステージは青の照明だけの暗さで止まっている。54分YOSHIKI登場。ピアノの横でしばらく立ち止まってうつむき静止。スピーカーピアノ伴奏の中へ、自分のピアノ連弾を重ねてゆく。スピーカー止んで、YOSHIKIステージ上の演奏がとって変わる。体を揺らしながら酔いながら、ピアノの旋律を作り出して行く。天井の照明が赤のX文字になる。せり上がり(立った姿勢での)弾き、ひじ弾き、椅子からなだれ落ちるように前に崩れても弾き、また着座して速い旋律。乱れた服を正し、ドレス裾を後ろへ流し、そして前後ひじ弾き。ドラムへ駆け上って、ドレス脱ぎ、3連打からステージ明るくなって、ToshIの歌声(11時02分)。黄色い照明の点滅、だんだんと重厚な所へ入ってゆく。会場も右手を前へ振り出し、ToshI、YOSHIKI、メンバーへの熱演にエールを送る。07分終わって、すぐにギターの伴奏が会場に流れて、メンバー退場。「Forever Love」が流れて、会場合唱してゆく。スギが会場をスマホで撮影。YOSHIKIがドレスを抱えて階段を降りてくる。ステージで腰折り、袖口を探す素振り。ステージ中央に皆を寄せ、客席を背にステージ最前に中腰すわりで記念撮影。終わると、X交叉でYOSHIKI客席側に向き返る。ここで、韓国国旗(30cm×50cmぐらい)が出て来て、YOSHIKI左手に持ち、ToshIとの間で振りはためかせ、10回目の手振り反動をつけて、メンバーが飛び上がった。メンバーペットを会場へ投げ入れ、YOSHIKIステージからアリーナ最前へ降りて、走る(方向不明)。YOSHIKI左ステージへ戻り上がり、マイク持って叫ぶも、電源が入ってないのか音声が聞こえないが、We are We areの口パクにタイミングを合わせて、会場もX!X!と呼応した。手を振り左へ下がってゆくYOSHIKI、左袖前で、一礼をして幕間に消えた。11時14分。Forevere Loveのアコースティックバージョンがボーカル付きでずっと流れている。会場後ろから人が動き出す。ToshIの歌が終わると、大歓声、拍手が起こり、一斉に退出の動きへ堰を切った。11時15分ソウル公演終了。
 広場に出て、公園メインストリートを外周道路まで歩いた。地下鉄は12時ごろまでとは聞いたが、すでにないようだった。仕方なくタクシーを拾うことになったが、たくさんの人が通りに面してタクシーを拾っている。そのうちパトカーが来て、ここで駐車はダメと、全部払い流して行く。対向の車線ならいいと思い、移動。ここでもまた拾うのが困難。猛スピードで走ってゆく。片側5車線道路で、スピードは日本ののろのろに比べ、及びつかないスピードで流している。目の前で客が降りるタクシーがあり、それにうまく乗れた。ホテルまでの20分、90〜100キロのスピードで飛ばす。他車も同じなので、これが日常か。こっちは冷や汗もの。入国からホテルまでのバス中で、気をつけるタクシー類、さらにホテルでタクシーの利用控えの注意で、非常にビビッていた乗車だったが、良心的にホテルへ送り届けてくれた。韓国への印象は、今回の事で良くなった。一般市民は、優しいし、ライブ参戦の若者たちは、親切で礼儀正しい。人には添うてみよ、国には行ってみよ という感想を抱いた。レポ仕上がってヤレヤレ。香港台湾へいざ出発。      完



間違えた所も有ると思いますが、最後まで読んで頂きまして有難うございますm(__)m