REPORT 11

    2009.08.22 X JAPAN FILM GIG 〜鈴鹿の夜〜   鈴鹿サーキット  papa

朝(AM8:00〜)のグッズ販売の為、深夜から並んだつけが生じ、昼頃には疲れて眠くなったので一旦ホテルで休息を取り、再びGIGの会場に到着・着座(V1席P−2列8番)したのは夜の7時10分であった。レースカーが駆け抜ける正面スタンドの疾走コースを中心に考えれば、頑丈なコンクリート壁やフェンスで囲まれた疾走コースの両側に、向こう側とこちら側に側道部分があり、向こう側がピットインの道路、手前が通常の運搬・通行道路という感じ。ピットイン道路に面して、レースカーの出入りや整備の各ブースがある建物が連なり、ピットウオークやパドック入場は、ピットイン道路を回遊しながら、各チームのマシンやレーサー、レースクイーンなどお目当ての興味を満足する場所にもなる。その建物の2階3階は観戦用のシートが数段作られ、屋上には大きなスクリーンが3基設置されている。その建物の向こう側には、レース関連の大型トレーラーが隙間なく駐車して、レースの必需品を供給、各ブース毎にトレーラ後方を背あわせして止まっている。その建物を右手へ通り抜けると、端の広場にはヘリポートがある。疾走コースやピットイン道路・スクリーンを臨むように、手前の正面スタンドは、さながら野球の外野スタンドのような大きな急傾斜の観戦スタンドとなっていて、スタンドの入場は、最初のサーキット門を通り、グッズ売り場などの広場を抜けて、小さな階段を登り平面の入り口のV1・V2の入り口を入ると、進んだ所がスタンドの中央高の部分。下側へV1席、上側へV2席が作られている。V1V2席は、スタンド左から右端へ、アルファベットの順に区画され、最前の側道面から1列2列と上がってゆく。P-2列席は、最前から2列目にあった。
 シートについてごそごそしていると、7時15分、側道前面道路へ、10台ぐらいの大型トラックが入ってきた。ただのトラック通過ぐらいにしか意識がなかったが、その真ん中の5台目位に、Xのロゴ入りのトラックが挟まっていることから、すわミニライブの関連の機材運搬の車列とすぐに判断できた。Xロゴ入りのトラックは、10mぐらい行過ぎたところで止まり、車列は前方から後方へ、スタンド中心部分にXロゴ車を置いた形で止まったようだった。ロゴ車は後方の扉を開いて楽器の機材を出し始める。同じく他のトラックも、側面扉を開いて、機材や照明器具、スピーカー、アンプなどを準備し始める。4・6・8台目ぐらいに、MEDIA RUNNERと表示したパノラマビジョンの車が配置され(左向こうの方は前過ぎてわからないが、2台目もそうだろう)、スクリーンが1mほどせり上がり、開いた下の空間に隠し蓋をはめ込んで、見やすいスクリーンが出来た。ビジョンに続く後ろのトラックは、スピーカー・アンプなどを積み込んだトラックで、積んだままで音響セットとなるようであった。8時にはGIGが始まる訳で、半時間ぐらいで準備を終えるよう段取りが組まれて、即興の野外GIGセットがこれである。するとXロゴ入りトラックは、ミニライブステージとなり、そこにYOSHIKIが来るはず。さらに前日大阪難波でコンサートを開催したToshiが、近鉄線を利用すれば鈴鹿は特急で便利よく来れることからすれば、そこにToshiも来るんではないかと十分憶測できた。私の席は、ビジョン車(6台目)と音響トラック(7台目)の間に位置し、そこに簡単な照明器具が置かれた。イヤーちょっと離れている。仕方ない。音響車の前の道路に、打ち上げ発火装置の筒が4本、テープで立ち上げ固定されている。
 7時35分、Xのロゴ入りトラックの側面へライトが当てられる。側面の扉はまだ開いてない。照明テストらしい。1分ぐらいで、照明は消された。間違いなくミニライブのステージ。そのころには、ライブセットがはや完了したらしく、あわただしく各トラックを動いていた黒地にXを赤く染め抜いたTシャツスタッフは少なくなり、スタンドの階段通路が前面道路に突き当たるところには、白いTシャツの監視員が突っ立っている。44分、“XJAPAN  FILM GIG  〜鈴鹿の夜〜”のタイトルの大文字が、左前方、サーキットスタート電光塔に下から上へ登り始める。“XJAPAN FILM GIG”は黄色、“鈴鹿の夜”は白色で輝やき上がってくる。49分ビジョン車スクリーンに、“XJAPAN FILM GIG”の文字が点灯、GIGの下に小さい文字があるが、ボボけて読み取れない。後方、ピットイン建物の屋上のスクリーン(10m×5.5m)にもXの大文字が映し出される。夜空は、晴れ間をうっすらと雲がたなびいている。その雲めがけて、サーチライトの円状の光彩が2つ、後を追うように回転してゆく。54分、全ての準備がスタンバイの状況。トラック前の道路には、スタッフ・係員の往来もほとんどなくなり、静寂な感じ。スタート電光塔には、“XJAPAN FILM GIG 〜鈴鹿の夜〜”の表示が上がり続けている。
 59分、YOSHIKIのドラムが突然鳴り出す。画像は無く、Toshiの歌う新曲「Jade」が続いてゆく。8時05分まで新曲の演奏。はじめ、どこかで聞いた旋律という記憶しかなかったが、確か新曲であったと次第に記憶が呼び起こされていった。05分、東京ドームの解散ライブが映り、Toshiの呼びかけた「同じような痛みを持った、同じような孤独を持った・・・一つの音楽を通して出会いました」のくだり。さらに「Xという名は、YOSHIKIがつけました。Xは無限のしるしです。無限の可能性という意味です」。ToshiのもとへYOSHIKIが近づき、YOSHIKIがマイクを受け取り、述懐の場面。そしてラストソング。11分、2008・3・29の文字が現れ、東京ドームの復活映像。東京の夜空を映しながら、やがておびただしい光の中に焦点が定まるように、一つの半円の屋根を空撮から近接して中心映像へ拡大してゆく。そして復活ライブの「Rusty Nail」。15分、画面は2008・5・4のhideメモサミの「Rusty Nail」へ引き継がれ、1曲を完奏した。17分、2009・5・30の文字が現れ、台湾公演の映像が始まる。Toshiの台湾語によるかけ声、叫び上げ。そして「WEEK END」の演奏(〜21分まで)。終わるとピアノに座るYOSHIKIのそばに、スギゾーがヴァイオリンを持って現れ、「Silent Jealousy」のイントロをかなでる。24分から30分まで「Silent Jealousy」。31分、2009・1・16の香港ライブのピアノの「Tears 」、34分2008・12・31赤坂BLIZの「Tears」、2009・5・3東京ドームの「Tears」、2009・5・30Taipeiの「Tears」を40分まで継ぎ足しながら1曲を終える。
40分、93・12・31東京ドーム「紅」のイントロから本演奏、09・5・30のTaipeiでの「紅」へワーク、台湾会場を鼓舞する歌詞や熱狂の会場が映写されてゆく。47分、「歩きつかれた・・・」の「Without You」の歌詞が、Toshiのアカペラで始まる。途中から伴奏の楽曲がしのび入る。2番(2段落目)の歌詞から、YOSHIKIのピアノ伴奏とギター伴奏。3番(3段落目)の歌詞から08・5・3hideメモサミの映像、そしてかつての楽しかった追憶の映像やスナップ写真の映像、東京ドーム終演後のアリーナ席を、戯れるhideが天女のようにYOSHIKIの周りを舞い、笑いこらえる破顔のYOSHIKI等、ドーム公演終演後の様子が流れる。55分、東京ドームの万歳の映像。56分、Taipeiの「I.V.」の様子。58分から、怒涛の歌詞に突入(9時03分まで)。Taipei会場の映像が続行して、03分から、World Anthemの雄大なテーマ音楽、白いウェディングに装い変える楽屋のYOSHIKI。そしてToshiに手を引かれてステージに登場する二人、中央の花道を小走りに進むうち、てれくさYOSHIKIはウェディングのベールをかきむしり、客席に投げ込む。続いてドレスも脱ぎ捨て投げ入れる。ドレスは脱ぎやすいように工夫がされていて、ホックで簡単な仮止め状態に作られ、脱ぎ捨てる下からYOSHIKIの上半裸体が脱皮の生身となって現れた。すぐにドラムへ走りより、ペットボトルの水を頭からかぶり、残りもろとも客席に投げ入れる。会場には大きな図太いアナウンスでメンバー紹介のコールが繰り返される。06分、Taipeiでの「X」が始まる。始まってすぐの07分、サーキットの会場の側道を仕切るフェンスの向こう側(メインコースの領域)に白いワゴン車が横付けされる。ビジョン車(6台目)と音響車(7台目)の隙間から見えるワゴン車は、後ろ半分ぐらいしか見えず、窓にはカーテンが引かれているので、中の様子はうかがい知れない。ワゴン車の側面スライドドアの位置は、ちょうど隠れている。YOSHIKIは、車で来るとしてもこの車ではない。するとToshiが到着したということになると想像した。別段人が降りるという様子もなく、横付けのまま止まっている。11分「X」の第一波が終わり、Toshiの煽るTaipei 会場での「We are X!、We are X!・・・・・・・」の連呼へ入る。30回ぐらいは叫んだと思われる後、YOSHIKIが「We are X」、これも30回ぐらい連読コール。そしてまたToshiが13回コール、YOSHIKIがステージに上がってドラと格闘、引き倒して仕留めた。15分、hideの「飛べ!飛べ!飛べ!・・・・・」のコールが上昇的な発声で頂点にスパークすると、Xの第二波が炸裂、音響車前の発音筒(炎が出なかった)が大音響で爆発、ピットインコースの建物左端(ヘリポートとちょうど反対側辺り)の発射スペースから、細い直線的な花火がXの光跡を描いて飛び出し、闇の中へくづれるように消えていった。クライマックスのXジャンプが繰り広げられると、スタンドには微震の揺れが生じ(私の位置、メモで座っていたのでわかる)たが、今年4月のこけら落としの鈴鹿サーキット、振動を余裕を持って吸収しているような揺れだった。17分、Xロゴ車の側面トランク扉が開き始める。私の前を、右から突撃して左へ通り過ぎてゆく女性(1人)、手にはカメラを握り締めてるようだった。映像は、Taipei会場の「Taipei(or台湾)、・・」コールの場面となっている。
Taipeiライブ「Taipei−!」コールが、急に「鈴鹿ー!」に入れ替わる。Toshiが、ステージトラックと(5台目)とビジョン車(6台目)の間を通り抜けたらしい位置の、スタンド前道路へ現れる。ワゴン車には、Toshiが乗っていたということだろう。道路をゆっくり歩いて、ステージ前へ。シルバーグレイのスーツをライトに照り光らせながら、ステージに登壇。「鈴鹿ー!鈴鹿ー!」と反り返りの叫びを2回上げ、「まだ行けるかー!まだ行けるかー!」とオクターブを上げつつちぎれ声でアクションすると、「今日は、お前達の、エネルギーを感じたぜー。まだやるぞー。行くぞー!行くぞー!行くぞー!行くぞー!。もう一発、一緒にやろうぜー!」と始まったのが、19分、09・5・30のTaipeiライブ、YOSHIKIのピアノによる「ENDLESS RAIN」。この演奏中、一瞬、夜空の遠くのかなた、超新星爆発でも生じたのかという、一点きらめく星の輝きがスクリーンに映った。YOSHIKIの搭乗したヘリが、鈴鹿めがけて飛行中というアピールだったのだろう。すぐに上空を見回したが、それらしキラメキは見えない。エンドレスレインは、順調に曲譜を進めていったが、私の視線は上空右の空(西側方向)へキョロキョロ、左の空(東側方向)へキョロキョロ。23分、97・12・31ラストライブの「ENDLESS RAIN」に入った頃に、初めてヘリの前灯ライトを明るく輝かせながら、左手上空の視界に入ってきた。噂がホントに変わり、ほんまにヘリで来たやんかー!という実感に、わくわく上気。エンドレスレインは、09・5・2の東京ドームに引き継がれた25分、ヘリは正面斜め上空を通過、26分、ヘリポートへの着陸姿勢を取って、機首を反転、東向きに方向を変えて着地していった。着地の瞬間は、ピットの建物が地上の視界を被っているのでわからなかった。一定のスピードで進んできたヘリが、スピードを落とし、機首を変え、ぎこちなく不安定に着地してゆく姿は、気持ちのいいものではない。何事もなく着地してくれよ と祈りに近い気持ちになった。その瞬間、スクリーンの映像は、ヘリに切り替えられ、ドアのハッチが開くと、首に頑丈な白のコルセットに縛られたYOSHIKIが、シートにかしこまって座る映像が映った。悲鳴や歓声が上がったのはもちろんだったが、そこに据わっているというその状態に安堵した叫びもあったろう。私には、座っている姿こそ、手術後どうなっているのかという悪い憶測の全て打ち消してくれた、嬉しい瞬間であった。ヘリからの降り方はなめらかではなく、手術による影響が読み取れたが、悪い憶測を全て打ち消した状況からすれば微々たること、よくぞここまで回復!の感動。ヘリのそばに横付けされた小さなオープンカーにゆっくり乗り込んで、動き出し、カメラに軽く愛想の手を振り、こっちにやってくる映像が映し出されてゆく。道は、ピットウォークの時間アップの追い出し付近から、メインコースの道路に入り、そのまま進んで、Toshiが横付けされたフェンスの向こうへ到着するものとばかり思っていた。ところがレースのメインコースを下り(4〜5%ぐらいの坂道になってる)、さっきスタンド下からGIGのトラックの車列が出てきたところにある、フェンスの扉を開けてこちらの側道に入り込んできた。GIGのスタンドに間近い道を通ってくれるというのには、再び予想外に驚いたが、彼ならではのファンへの気持ちが熱く見えた。ゆっくりとオープンカーはこちらに進んできたが、ファンの叫び、合図に延びる手、自然と体も前のめりに手すりにつかまりぶら下がる状態。オープンカーの警備は少なく、最前の手すりは低く道路面への落差もさほどない。なだれ込むにはいとも容易という危険な状況にも見えたが、YOSHIKIの動じないゆったりとした笑顔、笑みの手を小刻みに振り、にこやかにふくよかに、オープンカーに一段高く座った(シートに座ったのではなく、シートには靴、背もたれの後ろへ腰下ろしていて、高く座っていた)姿勢を直立させて、こちらに進んできた。28分、すぐ前のところで車は止まり、降りたYOSHIKIはゆっくりステージへ歩いた。29分、ステージの階段を、首が前折れできずに足元が不如意な感じに登ってステージに登場。
ステージに立ったYOSHIKIは、振り向きざまにこりと笑い、「こんばんわ」と言って、左手上腕に吊り下げていた上着をピアノの椅子に置いた。「えーっと、来ちゃいました。えーロサンゼルスから。そうですね・・。首の手術したんですけど、その時、えー・・」と言葉が続かなくなり、こみ上げるものが押し寄せたようだった。感情をそらすようにはにかみ笑いや真顔や不安定な表情を作ったが、気を取り直し、勢いよく「Toshiも来てるんでしょ。1人でしゃべれない」というと、Toshiがステージ下から登壇。「俺、ロボットみたいでしょ、ロボット」とToshiに話しかける。「えっ、ロボット?」と言いながら、客席側に正面をむけたToshiがYOSHIKIに向き合うと、続きの話をし始めた。「そうですね、手術する前に、皆さんから頂いたメッセージを読んで、すごく心強かったと言うか、手術は怖くなかったんですけど、とても心強かった。次の日から、リハビリをさせられ、歩く練習からしたんですが、歩けないの。階段も歩けると思ったんですが・・・。リハビリを毎日やってて、別にロスから来たのはそんなに無謀なことじゃなくて、少し体を動かした方が回復が早いと言うので、あとみんなにも会いたかったので来ちゃいました。Toshiにも会いたかったし」。歓声があがり、YOSHIKIも笑顔になった。Toshiが取って「でもまあ、僕も何度か電話してね、みんなにも心配かけてるからと言うことで、ロスから今日来るのは、ちょっとやめた方がいいんじゃないかというふうに言ったんだけれども、いや、どうしても会いに行く」と言うと、茶々を入れるように「僕、そんな声、してた?」とToshiへテレの表情、「そんな声、してたよ」とあやすようにToshiにダメだしされる。Toshi「声が高くなったんじゃない」と言うと「俺、もともと高いんだよね」T「そうかな」Y「X、2人で組んだときに、俺ボーカルしてて、声高すぎたの。それでToshiが歌ったらうまかった。当時はキッスのハード・・・」T「キッスのピーターをまねてね、当時YOSHIKIは、天体望遠鏡もって、ピアノもって、ドラムを持って、すごかったんだけど、天体望遠鏡の前にマイクつけて・・・音痴なんだよなァ・・そういう音痴じゃない。今日はヘリコプターで揺れなかった?」Y「全然揺れなかった。まあよかった。まだしびれてるんですよ。電気が流れてるみたいで、感電するみたい」T「今日はこういう状態で、YOSHIKIもみんなの前に来て、俺も来る予定なかったんですが、ちょっと来て と言うことで来ました。YOSHIKIも満身創痍できました。いつもトラブルあって、ここまでやって来ました。最大のハードルが来たかな と言う感じですが、2人で、メンバーと、皆と乗り越えてきたんで、この危機を乗り越えてXJAPANをやってゆくのでよろしく」Y「ホントは、大阪も決まってたんだよねー。でもやらなくなっちゃった。名古屋ですって。なんだったら鈴鹿でやるか」T「あのさー言うばっかりじゃなく、ちゃんとやれるようにしなくっちゃ。今のところ、五分五分だ。ホント山あり谷ありだ。まあそういうことで、フランス公演も実は計画されてまして、でもまぁこういう状態なんで、僕としても周りのスタッフとしても、ほかのメンバーも、とにかく体を治して完璧にしてくれと。そして今日見てもらったライブ、すごいかっこいいライブをやることができて、これから世界ツアー、今も世界ツアー中なんですが、ほんとに完璧な状態で臨んでゆこうと、いつも完璧ってないんですけど」と軽快にしゃべって来たToshiの流れを折るようにY「つっこんでいい」T「突っ込んじゃダメ」とすぐ切り返されたのを無視して、Y「普通、ツアーってさぁ、何ヶ月で終わるじゃない、俺たち何年、やるつもりなんだ」T「20年ぐらい?。20年やってるぜー!」Y「体、いくつあってもたりない。そういうことでツアーも大阪決まってたんですけど・・。すごいでしょ。まあここまでたどり着いたんでいいでしょ。みんな、我慢強くて、どうもありがとう。頭の中では、お辞儀したいんだけど・・。でも決して活動止めてるんじゃなく、入院直前までレコーディングもして」T「この前レコーディングして新曲できました」Y「Toshiが日本にいて、俺がロサンゼルスから指示出して、すごい時代だよね。レコーディングやって、国際料金が高すぎたし、スタジオも高すぎた(笑)。もっと笑いたいが、振り向いちゃいけないんで、ロボットみたい」T「そういうことでレコーディングもやって、かっこいい曲もできたんで、その活動も表立ってっーか、コンサートもしばらくやれなくなる分もレコーディングをするって話しが」Y「そうですね。1日も早く、アルバムも出したいですし、1日も早くツアーも再開したいんで、これからリハビリ一生懸命頑張りますし、なんかみんなに夢を与えるバンドになりたいと思います。今日は、ほんとにありがとうございました。Toshiもありがとう」。客席に向かってT「どうもありがとう。また会おうぜー。バイバイ」。42分、会見は終了した。ゆっくりステージを降り、2台のオープンカーに乗り込んで、側道を戻っていった。「Say Anything」が流れ始め、43分、Say anythingがかかる中、大花火が左前方(南東かな)の空に打ちあがる。YOSHIKIはヘリの方向に帰っていった。大花火が上がり続け、スクリーンには会場の笑顔が映し出された。49分、Say Anythingが終わりかけ、50分、スクリーンの会場風景の上にXのロゴ映しだされ、会場風景が消え、ロゴのみになり、やがてそれも消え、音も止んだ(51分)。52分、終了アナウンスがあった。ヘリはまだ飛び立たない。(Xロゴのトラックには、ピアノが積み込まれ、ミニライブの準備がなされていたが、演奏されなかった)

8/23は、来る事は無いと思うが・・と考えながら、もしもの場合もあろうかと12:40分からのピットウォークを見ることにした。11時半ごろ、サーキット内に入り、ピットウォークの並ぶ位置に急いだ。すでに延々と列が出来ていて、熱い日射の中、待つことになった。列は12時20分ごろには動き出して、行っては止まりしながら、ヘリの横を通り、入場となった。相棒は、荷物を全部私に預けて、童夢のピットに走り去ったが、なかなか逆方向から来る人とつき合わして前へ進めない。やっとついた童夢のピットは人盛り。他のピットは静かなものだったが、童夢のピットだけ「Rusty Nail」の派手やかな音楽が流れ、さもライブ場の感覚。終われば、またはじめからと言う風に、繰り返し繰り返し流れた。10分ぐらいは後ろから覗き込んでいたが、見えないし様子もわからない。仕方なく後ろへ下がると長い列が出来ている。ハッと思いだした。4月の時もエナジードリンク配ってた。並ぼうと思って、50mぐらい延びた列に並んだ。途中まで来ると、童夢のピット辺りで歓声が湧き上がった。どこからともなく、YOSHIKIが来たという 話し声。12時56分であった。マイクで挨拶しているようだったが、聞き取れない。30秒ぐらいで終わった。もうちょっといれば良かった。姿は見えなくても、話の内容は聞こえたかもしれないのに。やけくそで列に張り付いて、エナジー1本もらった。またピットに行ってみる。少し人が空いたし、入れ替わりもありで、後ろから見ると、相棒の帽子が一番前で止まっていた。これも10分ぐらいのぞきこんだが、何もなく、再び後ろに下がると、まだドリンクの列が続いてる。再び並んだ。さらにもう1本。うちわももらった。うちはには、童夢の車体がかっこよく刷り込まれていて、これはなかなかいい記念品になった。
 SUPER GT 決勝レースは15時から始まった。121周する。終了は19時半ごろ。7時ごろに110周。夜の範疇に入る暗さとなったが、レースは昼間のままのスピードで疾走してゆく。ライトはともしているが、スピードの速さから、ライトは前方の危険を察知するには無力。夜のレースこそ、スピード感に恐怖感が加味され、迫力満点。ドライバーは、華やかではあるが、命がけでもある。童夢は、健闘し、敵失(トップを走っていた車が、コースで火を吹き、路肩で止まってしまった。火を吹き、燃え始める車からドライバーが必死で逃れようとするシーンには、早く!早く!と私もあせった)もあって4位になった。またピットイン中に、給油ミスで引火、ドライバーにも燃え移った瞬間があったが、車の消火作業が始まっていたので、すぐドライバーの引火は消し止められた。その車がGT 300部門で優勝した。終了後、表彰式があって、YOSHIKIがオープンカーで入ってきたメインコースへのフェンス扉が開けられ、客席から前方側道に下りてコースへ入ることができた。ピットの建物の右寄りの2階に表彰台があって、呼び込まれたドライバーが入って、トロフィーなどを受け取った。メインコースから表彰台を見上げる形で広い場所に中心円を描いた観衆の輪ができた。終わると大花火が打ち上げられた。その夜、今年のF1レースが鈴鹿で開催されるニュースが流れた。    

間違えた所もたくさん有ると思いますが、最後まで読んで頂いて有難うございますm(__)m