REPORT 10

   2009.05.30  X JAPAN 台湾公演 台湾の記事  えり

お世話になっております方のお嬢さんが、お忙しい中を日本語に訳をしてメールで送って下さいましたm(__)m
台湾の地元の新聞の内容が読めるのは凄く嬉しいです。
訳をして頂きまして、本当に有難うございますm(__)mm(__)mm(__)m


■台湾公演 台湾の記事-1
X JAPAN暴走演出3小時 2萬樂迷齊跳X JUMP超壯觀
X JAPAN 暴走演出3時間 2万人のファンがそろって跳ぶX JUMPは超壮観

6人のX JAPANに取って代わるもの無し!30日夜、台北県板橋体育場で行われた日本の伝奇的天団(伝説的バンド?)X JAPANは、14曲を演奏、全部で3時間を越える全力解放に、2万人超のファンは開演の最初の1秒から終演まで狂気し、長い間会場から立ち去ることができなかった。またリーダーYOSHIKIのドラムソロに多くの人が感動の涙を流しただけでなく、台湾ファンは最後に宿願であった狂気の大ジャンプ「X JUMP」を果たし、舞台上でも舞台下でも完全に爆走状態であった。

とうとう無事行われた台湾公演は、普段とは違って定刻通り夜7時に幕が切って落とされ、ファンらは長い間抑えてきた気持ちをとうに抑えきれず、力いっぱい「X JAPAN」の登場を叫び、一曲目の「Rusty Nail」から、会場には「X」に交差した蛍光棒や両手が満ちあふれていた。言葉は多くなかったものの、ボーカルのTOSHIは「元気だったか」「お前らに会いたかったぜ」「行くぞー」「台湾愛してるぜ」などの中国語を話し、また、亡くなったギタリストHIDEは映像によって会場全体を頻繁に行き来し、「Say Anything」では更に何度も彼の名前が叫ばれ、X JAPANは確実に6人で観衆の心を感動させた。

総制作費3億超台湾ドル、日本と台湾のスタッフ総動員数は約700人、台湾ファンが長年待ち望んできたX JAPANがついに自分たちの目の前で歌い始め、多くの名曲がひとつずつ再現された後、「X」が始まる前のリーダーYOSHIKIのウエディングドレス姿に現場のあちこちから甲高い叫び声があがり、遊び狂った?X JUMPはさらに10数分続き、「ENDLESS RAIN」の現場大合唱では再度たくさんのファンが歌いながら涙し、最後は「Art of Life」の連続攻撃と「Forever Love」の歌声の中、メンバー5人とHIDE人形が登場してカーテンコールをし、台湾ファンを感動させた今回の公演は完成し、さらに「伝説」的演出として十分に足るものであった。

X JAPANは公演終了後、すぐさま台北シェラトンホテルに移動して打ち上げパーティーを行い、31日にはメディアのインタビューを受けた後、夜の便で日本に戻る予定である。

■台湾の公演 台湾の記事-2
YOSHIKI:「台灣樂迷太酷!X JAPAN史上最讚演出之一」
YOSHIKI:「台湾ファンはすごい!X JAPAN史上最高の公演の一つだ」

来台して3日間ずっと遅刻しなかったX JAPANのリーダーYOSHIKIだったが、台湾を離れる前についにその業績は崩れた。31日午後、メディアが待たされたのは90分で、また、国際化を表現するため、彼はわざわざ英語で答えることにした。今回の台湾公演の感想についてYOSHIKIは「本当にすごかった。台湾ファンの情熱をしっかりと感じたよ!これは僕たちX史上最高の公演の一つだよ」と言った。

長時間遅刻し、ついに姿を現したYOSHIKIはまず初めにメディアに謝り、二度来台した彼はついに長年の願いであった「世界進出」を果たし、「亡くなったギタリストのHIDEも喜んでいるに違いないと信じている」と語った。めったにない屋外会場での公演にYOSHIKIは「ENDLESS RAINを弾いている時、心の中でひそかに、くれぐれも雨が降らないようにと祈っていたんだ。台湾ファンの反応は本当にすごくて、もしこれが屋内だったら音楽さえ聞こえなかったかもしれないね。」と語った。

久しく封印していたウエディングドレス姿の話になると彼は、「去年空港に来た時、ウエディングドレス姿のファンの大隊に盛大に迎えられて、着るべき時が来たんだと思ったんだ。舞台に上がる直前になってためらったんだけど、最後はやっぱりファンを驚かせたくて。」と語った。ある人がライブで求婚して成功したことを知らされると、YOSHIKIは笑って「そのカップルには舞台に上がってもらわないといけないね」と言った。また、X JAPANの次の一歩について、目下、世界ツアーの継続を予定していること、新曲の製作録音があること、ベストアルバムに4つ以上の新しい元素(新曲?)を入れることを希望していること、VIOLET UKは十年がかりで完成段階に近づいていることを語った。

台湾に対する印象がかなりよいYOSHIKIは、臭豆腐を思い出し、まだそこにあるかのように「あれは本当に臭いよね。でももしあれが体にいいとみんなが言うんだったら、もう一度挑戦してみるよ。」と言った。ここ数年続けてこられた原動力は何かと問われると、「もしファンの応援がなかったら、自分も他のメンバーも再出発することは無かった」とYOSHIKIは強調した。頚椎の怪我はますます悪くなっているが、ステージの上に立つと無意識に動いてしまうので、彼は自分を破滅の道に向かっていると形容した。YOSHIKIは6月1日に台湾を離れ、4泊5日台湾行きは終わる。



■台湾の公演 台湾の記事-3
X JAPANは日本から来たビジュアル系ロックバンドで、当初はドラム兼ピアノのYOSHIKIとボーカルのTOSHIで結成された。バンド結成時の歴史は70年代末から80年代初めにさかのぼる。長年X JAPANは、うっとりとさせる外見と純粋で本物のロック音楽によって無数のファンの心を揺さぶってきた。しかし、バンドが次々と成績を収め、次々と記録を打ち破っていた1997年、メンバー間の対立によりX JAPANは最後の東京公演の後、解散を宣言した。このことがX JAPANのファンを悲しませたことは疑いなかったが、悪い知らせはこれで終わらず、バンドの人気ギタリストHideがその数ヵ月後に家の中で自殺しているのが発見された。悲しみに暮れるYOSHIKIはその後日本を離れ、ロサンゼルスに引っ越した。その後数年間、YOSHIKIと会社は1977年の最後の公演の音源と映像を整理し、X JAPANの最も視聴価値の高い映像DVD「The Last Live」(中国語訳:最後の公演)を編集出版した。これほどまでにX JAPANは徹底して最後の使命を遂げたようである。

 その後の数年間YOSHIKIがアメリカから日本に時々戻ってくると、彼が創始したビジュアル系音楽のスタイルは日本で失われるどころか、反対に目覚しい発展と進歩を遂げており、依然として大量のファンがこの種のスタイルのバンドに対して大変な興味を持っていた。これはYOSHIKIに再びX JAPANを結成するという考えを芽生えさせ、すべてが2008年になって実現し、X JAPANは日本の東京ドームでバンドの再結成ライブを行った。大成功を収めた後、X JAPANはさらに今年1月に香港でライブを行い、そして台北でも2009年5月30日にこの偉大なバンドX JAPANを迎えた。

公演場所には台北の板橋体育場が選ばれ、当日の夜は、全部で2万人余りのX JAPANファンが現場に訪れた。公演は夜7時に定刻通り始まった。オープニングの編成と「The Last Live」の処理はほとんど区別が付かず、歓声の中、皆逐一X JAPANのメンバーひとりずつ、ボーカルTOSHI、ベースHEATH、ギターPATA、ギターSUGIZO、ギターHIDE(巨大スクリーンにHIDEの映像が映される)、ドラム兼ピアノYOSHIKIを歓迎した。続いて、X JAPANはバンドの代表作品である「Rusty Nail」を演奏し、今回の公演では去年の東京公演のLEDやギタリストのHIDEの演奏技術は採用していなかったが、ステージ両側の巨大スクリーンの映像の切り替え過程で、我々にはHIDEの姿が見えた。

 続いて、YOSHIKIとSUGIZOがピアノとバイオリンを合奏し、我々は「Silent Jealousy」を聞くことができた。ギターのPATAはこの後さらに疾風怒濤のギターソロを演奏した。TOSHIは公演の最中途切れることなく中国語で観客に話しかけたり挨拶したりしていた。「Say Anything」の演奏中、TOSHIは観客に一緒に歌うように要請した。YOSHIKIのピアノソロはいつも丁度いい頃に始まり、ファンの赤色の長いドレスを身にまとったYOSHIKIは手に真紅の薔薇を持ち、ステージの最も遠い3箇所に走っていき、観客たちに向かって手にした薔薇を撒き散らした。続いて、X JAPANのもう一つの名曲である「Tears」の演奏があり、「紅」の後、バンドの演奏は一区切りを告げた。

観客たちの歓声と叫び声の中、X JAPAN製作団体が連れてきた龍の舞とファッションショーで第2幕が開け、続いてYOSHIKIのドラムソロが演奏された。この間、我々も、YOSHIKIのドラムセットがステージ上から空中にせり上り、シンフォニーに合わせて演奏され、YOSHIKIの舞台がゆっくりと観客に向かって移動し、ステージそのものもぐるぐると回るのを見た。これは間違いなく観客の興奮点を再び1ランク上に押し上げた。次は「Without You」と新曲「I.V」で、ファンらはボーカルTOSHIの動員のもと、メンバーと一緒に「I.V」のサビの部分を高らかに歌った。これで公演の第2部は終結した。
 
さらに長い待ち時間と叫び声の後、我々はX JAPANの最も人気のある曲かもしれない「Endless Rain」を聞くことができ、会場中が再び大合唱となった。最後にメンバーは「Art of Life」をもって公演に完璧な終止符を打った。

視覚から感覚まですべて極限に達するこのような公演を鑑賞し終わったにもかかわらず、我々はその前に伝えられていたX JAPANの中国公演を期待し始めずにはいられなかった。聞くところによると、北京と上海はともにX JAPANの次の公演場所となるらしい。X JAPANの製作団体と交渉中で、我々はメンバーの要のYOSHIKIが今回の公演の2週間後の6月13、14日に北京と上海を訪問し、その時には再度国内のX JAPANファンの無限の甲高い叫び声を引き起こし、我々が皆期待している会見が成功のうちに行われ、さらにX JAPANの中国公演が一日も早く中国大陸で行われることを願う。




■台湾の公演 台湾の記事-4
日本搖滾天團X JAPAN抵台 台語、中文問候台灣歌迷
日本のカリスマロックバンドX JAPANが台湾に到着、台湾語と中国語で台湾ファンに挨拶

日本のロック界で天王の地位にある日本の有名バンドX JAPANが5月30日に台湾でライブを行うため、メンバーたちが28日午後台湾に到着しメディアと対面した時、わざわざ台湾語と中国語で台湾ファンに挨拶をし、態度は親切で、リーダーYOSHIKIはさらに、必ず命がけで全力で公演を行い、最高の公演を台湾ファンの前で披露すると強調した。

2度に渡って台湾ファンを待たせた後、日本のカリスマバンドX JAPANは5月30日ついに台湾公演を行う!メンバーたちは28日午後台湾に到着した時、すでに少なからぬファンが空港で出迎え、彼らを感動させた。記者会見でメディアに対し、リーダーのYOSHIKIは思いがけずなんと中国語で皆に挨拶し、ここ数日がちょうど端午節(台湾の祝日で粽を食べる習慣がある)であることも知っていて、皆に粽を食べたかどうか聞き、相当な誠意があり、YOSHIKIは「(中国語で)皆さんこんにちは!私はYOSHIKIです!お久しぶりです!私は皆さんを愛しています!粽は食べましたか?」と言った。ギターのPATAは台湾語で「こんにちは」と皆に挨拶し、皆の予想外であっただけでなく、PATAは「(中国語で)こんにちは。私はPATAです。よろしくお願いします」と言った。

X JAPANは20世紀末に日本に出現した5人の男子ロックバンドで、世界で最初の「ビジュアル系」バンドでもあり、音楽作品は2100万枚超を売りさばき、彼らの楽風はロックとクラッシックの真髄を融合したもので、曲風は千変万化、ステージ演出の魅力はさらに人々の記憶に深く残り、日本の元首相である小泉純一郎でさえも彼らのファンであり、日本の音楽界で彼らに取って代わるものはない。

X JAPANを結成してまもなく20年、度重なるメンバーの変更を経て、1997年に一度解散したが、人々には想像しがたかった。解散後のちょうど10年、彼らの人気は下がるどころかむしろ高まり、アジア史上最も伝奇的色彩カリスマロックバンドとなった。2007年彼らは復活を宣言し、2008年3月日本の東京で連続3日の復活公演を行い、その結果15万人超の人々が会場に応援に駆けつけ、500人余りの国内外の記者がインタビューに訪れ、その魅力は驚くべきものであった。

今年5月1日、X JAPANはさらに1名の新メンバーを加えた。彼はLUNASEAのギタリストSUGIZOで、ビビアンの元彼でもある。X JAPANへの加入について、SUGIZOは非常に光栄に感じるとともに、自分の加入によってX JAPANに異なる演出特色が出ることを期待していると語った。
リーダーYOSHIKIは今回の台湾公演は命がけで全力で演出することを保証し、皆をこんなにも長く待たせたのだから、絶対に失望させないと言った。



■台湾の公演 台湾の記事-5
X JAPAN台北演唱會全力以赴 樂迷接機情緒激動呼喊「WE ARE X!」

X JAPAN台北公演は全力で行う
ファンは空港で出迎え、感情が高ぶって「We are X!」と叫ぶ

「We are X!」、これは台湾ファンがついに日本のビジュアル系カリスマバンドX JAPANを迎えた感想だ!28日午後台湾に到着したYOSHIKI、PATA、HEATH、SUGIZOは空港で200名近いファンの熱烈な歓迎を受け、ボーカルのTOSHIは夜になって到着したが、4人は記者会見で異口同音に台湾ファンの忘れがたい記憶を口にし、リーダーYOSHIKIはさらに「30日は思いっきり暴れる!」と強調した。

飛行機を繰り上げて降り立ったX JAPANに、長時間待たされたファンは大暴走し、主催者が派遣した12名の警備とバイト20名を完全無視し、メンバーが出てきたその瞬間、まるで山を押しのけ海を覆す勢いで封鎖線を突き破り、しっかりと準備していた(端午節の)粽をHEATHに渡す者さえいた。他の3人のメンバーが急いで準備していた車に乗り込む際、リーダーのYOSHIKIは依然としてゆっくりと手を振って歩き、その5分間ほどは、現場はもう少しでパニックになるところだった。彼らの車列が離れた後、突然あるファンが「We are X!」と叫び、気分が急にHighになって爆発した。

飛行機を降りて直ちに記者会見場に駆けつけたX JAPANは、予定時刻からわずか10分遅れただけですぐに始まり、初めて来台したHEATH以外の他の3人は皆中国語で挨拶をし、台湾を愛する一人であるPATAは台湾語で「こんにちは」とまで話し、笑いをとるには(効果は)十分だった。30日の台北公演について、全力で行うということ以外に、YOSHIKIはまったくためらうことなく、X JAPANはこの公演が成功のうちに終わる前に、先々のことはまったく考えていないと語り、言葉の裏に隠された意味は台湾ファンはすごいということで?特別な内容があるかどうかということに至ると、彼は微笑んで「秘密」と言った。

日本と海外のライブで何か違うことはあるかという質問に対して、SUGIZOは「日本でのツアーだと、もし物を落としても探し出せるけど、海外だったらもうどうしようもないよね」と笑って言った。YOSHIKIは、ライブはファンと一緒になって創るという思い出があり、その他に「去年台湾に来た時、ウエディングドレスを着たたくさんのファンを見たので、冗談で日本から礼服を着て飛行機に乗ろうかと思ったけど、事務所に拒否された。でもライブの当日はどうしようかな。まだわからないや。」とユーモアを交えて語った。X JAPANの台北公演は30日夜7時に台北県板橋体育場にて行われ、すでにチケットは残り少なく、詳しくは・・・まで。